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作品にインパクトを持たせるには (No: 1)

スレ主 カイト 投稿日時:

こんにちは、カイトと申します。

先日某企画に参加したのですが、いただいた感想は比較的好感触だったにも関わらず、点数や順位が伸びませんでした。
おそらく感想に多かった「手堅い」「そつなくまとまっている」「オーソドックス」という内容が(ポジティブな意味で書いてくださってはいたのですが)、私の欠点なんだなぁと痛感した次第です。

上記の感想は欠点の一方長所であることも自覚していて、「地に足のついた物語」は私自身が意識していることでもあります。ただやっぱり、ここは一皮剥けるチャンスでは⁈ という気持ちも大きく、皆さんのお知恵を拝借したいなぁと思っています。

というわけで
・登場人物や設定にインパクトを持たせたいとき、どのようなことに気を付けていますか?
・「これって自分の持ち味とは違うよなぁ」というキャラクターを動かすときに意識している点は?
について、ご意見をいただけるとありがたいです。

なお、件の作品をノベル道場に供養のつもりで上げています。
もしよろしければご笑覧ください。一万字弱の掌編です。

カテゴリー: ストーリー

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作品にインパクトを持たせるにはの返信 (No: 2)

投稿者 元々島の人 : 2 No: 1の返信

投稿日時:

インパクト。とても難しいです。個性的と変人は紙一重でギャグなら変人でも良いですが。変人でない真面目主人公でかつインパクトあるのはバランス調整が難しいです。変人にならないように、目立ちすぎないように、シリアスであるほどインパクト難しいです。鬼滅の刃炭治郎はあまりインパクトないです。ねずこは口輪がトレードマークだし、伊の助は猪顔だし、胡蝶しのぶは蝶の羽織ものインパクトあります。みつりは出てる胸と鞭みたいな刀。でも炭治郎は他の人と比べてあまり特徴がありません。ルフィみたいに麦わら帽子かぶってるとか。口調も普通です。でもだから彼の一途な真面目さ、信念の強さが際立って見えるのかも知れません。信念強いキャラの中でも一際際立ちます。信念が誰よりも強くしかも曲げない。
どうしても主人公にインパクトが持たせられなかったら他のキャラを派手にして主人公普通にすると対比で際立つかもしれません。ただその場合中身を強くすべきですが。

作品にインパクトを持たせるにはの返信の返信 (No: 10)

スレ主 カイト : 0 No: 2の返信

投稿日時:

元々島の人さん、こんにちは。コメントありがとうございます。

インパクト、難しいですよね。個性的と変人が紙一重というのは本当に同意で、「印象は強いけど作者の独りよがりにならないキャラクター造形」というのに悩みます。

炭治郎は確かに、「愚直と言えるほどまっすぐ」が特徴で、インパクト強いとは言えないですね。ですが普段の穏やかさがあるからこそ、激昂したときの凄まじさが際立つのだなぁと改めて思いました。良い例えをありがとうございます。
キャラ単体でインパクトの強さを押し出すより、周りとの兼ね合いでそれを強調するというのは、目から鱗でした。

作品にインパクトを持たせるにはの返信 (No: 3)

投稿者 サタン : 2 No: 1の返信

投稿日時:

読ませていただきました。
感想のほうは後日ノベル道場のほうに書きますが、差し当たってお悩みのほうに答えると、
確かに、良くも悪くも 手堅い まとまってる オーソドックス といった印象でした。
こうやって小さく綺麗にまとめる能力も必要な場面では輝くから向いてるジャンルやテーマを書けばハマるとは思う。
例えばほのぼのした日常系とかまったりした静かな話とか。
というのも、そういった話はキャラなり設定なりどれこか一つに特殊な要素を入れて、それを 売り にして物語をはじめ他のものは 特殊な要素 を引き立てるだけで邪魔をしないようにしたほうが見栄えが良いので、「手堅くまとめる」という能力はそういうとこで輝くと思う。

>・登場人物や設定にインパクトを持たせたいとき、どのようなことに気を付けていますか?
インパクトが問題ではない気がするけども、
インパクト、つまり強い印象を残すためには、まあ、計算通りにはいかないけども、落差をつけることじゃないかなと思う。
落差というからには何に対して落差があるのかって話になるけど、それは読者の想像に対する落差。
例えば優しいお姉さんが猟奇殺人鬼でしたとか、仲の良い幼馴染が友達と思ってたのは自分だけだったとか。
キャラクター性の場合は、それこそ手堅く作った上で、一か所だけ極端にズラす。
オズの魔法使いのキャラクターが良い例で、勇気のないライオンとか脳みそが欲しいカカシとか心が欲しいブリキ人形とか。
または、キャラクター相関というかキャラの関係性においてもこういった落差で強い印象を与えることはできるから、キャラ自体は手堅く、関係性を特殊にしてズラすってのもいいと思う。
例えば見習い退魔師と最強の吸血鬼のコンビとか。

展開で言うと、やっぱ予想外のものを持ってくるのが一番強く印象を残せると思うかな。
予想外ってことは既に予想してるものがあるわけで、たぶんスレ主さんは勘違いしないだろうけど一応書いておくと、このときの「予想」ってのは作者の予想ではなく読者の予想だから、「作者が考える予想外の展開」ってのは奇天烈な出来になりやすい。
「読者が予想するもの」をちゃんと書いて用意しといて、それを裏切るのが「予想外の展開」というもの。
やっぱりこれも読者の予想に対する落差が強い印象になると思うかな。

>・「これって自分の持ち味とは違うよなぁ」というキャラクターを動かすときに意識している点は?
難しいな。
自分以外が作ったプロットの場合、機械的に論理的に、こういう指定があるからこう書いておこうみたいな。
そこであまり頑張って 私の味 を出しちゃってもしょうがないし、それは雑味どころか毒になるから。
自分が作ったプロットの場合、そもそもそういうキャラは出てこないかな…
書きたいものを書いてるのに持ち味ではないキャラが出てくるってこと、無い。
どうしても書かなきゃいけない場合は、「このキャラは物語上こういう役目をはたしてくれればいいだけだから」って考えで書いちゃうと思う。

作品にインパクトを持たせるにはの返信の返信 (No: 11)

スレ主 カイト : 1 No: 3の返信

投稿日時:

サタンさん、こんにちは。いつもコメントありがとうございます。

読んでいただきありがとうございます。
「手堅くまとまっている、オーソドックス」というのは、確かに自分の強みなのだとは思っています。それを活かしつつ、それ以外の強みも欲しいなぁと少し欲張ってみました。

印象を強く残すために落差をつける、というのはわかりやすいです。今回の作品では「明らかに人間とは違う異形の者が丁寧な振る舞いをする」ところに落差をつけたつもりでしたが、それが弱かったのだと思います。小説は漫画のように見た目を強く訴えられない分、外見と内面のギャップというのは落差の付け方としては、それこそインパクトが弱かったのかもしれません。(外見が共通認識されているならともかく)
予想外の展開も、やっぱりどんでん返しって印象に残りますもんね。どんでん返しとまでいかなくても、前回お話にあがった映画の『ミスト』とか、かなりインパクトありました。読者の予想をいい意味で裏切る展開を色々模索したいと思います。

「持ち味以外のキャラクターは難しい」というのは、個人的には嬉しいコメントでした。やっぱりみんなそうなんだな、と(笑
いわゆる「クセが強い」キャラクターが個人的には苦手で、「こんな奴現実にはいないって」が先に来てしまいます。そうすると、いい言い方をすれば「地に足がついた」、悪い言い方をすれば「ありきたりでつまらない」キャラクターばかりの物語になってしまって。
身も蓋もなく言えば、キャラクターの引き出しが少ないのも課題です。
その上で、「物語上のキャラクターの役割を考える」というのは、その通りだなと納得しました。

作品にインパクトを持たせるにはの返信の返信の返信 (No: 16)

投稿者 サタン : 1 No: 11の返信

投稿日時:

>今回の作品では「明らかに人間とは違う異形の者が丁寧な振る舞いをする」ところに落差をつけたつもりでしたが、それが弱かったのだと思います。
確かに外見に対する落差は小説では表現しにくいからというのはあるけど、スレ主さんの意図は少しは感じていた。だからこれではインパクトが弱かったのかもというのもその通りだろうと思う。
けど、それは外見を扱ったからではなくて、その「異形」を押し出せてなかったからだと思うよ。
「異形」は外見であることは確かだけど、「異形っぽさ」は演出だから、でもスレ主さんの作品の中で「異形が活きてる場面」はすごく少なかったしほとんど利用されてなかった。
だからそもそも「異形の者」という前提が読者の印象には薄くて、「丁寧な振る舞いをする」という要素のほうが強く、読者の印象には強いほうが残ったって感じじゃないかな。
落差って、あくまで 読者のイメージ に対する落差を作るわけで、とすると前提になる、今回で言うと「異形の者」ってイメージをまず読者に植え付けないといけない。
けど、ジャコウは丁寧なしゃべり口だからセリフで「っぽさ」は表現できず、「腕が4本ある」と作者が言ってるだけで前提が作れてなかった。
だからこの「異形の者が丁寧な振る舞いをする」にインパクトすなわち強い印象を与えられなかった。前提の「異形」が表現できてなけりゃジャコウは「丁寧な振る舞いをする者」でしかないから、そりゃ印象が弱いのは当然って理屈ね。

>「クセが強い」キャラクターが個人的には苦手で、「こんな奴現実にはいないって」が先に来てしまいます
何か、強制的なルールを作ってみたら?
キャラ設定には一つ必ず正反対の要素を入れる、とか。
作品内で表現するかどうかは別として、裏設定としてキャラには必ず壊れてる部分を作る、とか。
完璧な人間はいないので、私の場合は 変な部分 は必ず作るようにしてるよ。

作品にインパクトを持たせるにはの返信の返信の返信の返信 (No: 21)

スレ主 カイト : 1 No: 16の返信

投稿日時:

サタンさん、再度コメントありがとうございます。

「作品の中で「異形が活きてる場面」はすごく少なかったしほとんど利用されてなかった。」
うっっ……、これは言われてみれば確かに。自分の中でははっきり確立されていた映像が、文章上にはまるで現れていなかったということですね……。
ご指摘の通り、ジャコウの異形っぽさというのはプロットの段階では色々考えていたのですが(怪力とか足が浮いて移動するとか目を開けて寝るとか水しか飲まないとか)、掌編という都合上省いてしまったのでした。
ギャップを出すには設定だけではなくしっかりその描写をしなくては、ということですね。

「変な部分」ですか。たとえば、「才色兼備なお嬢様が時々小声ですごく汚い罵り言葉を吐くけど、それは実はプロレス好きだから」みたいな感じかな。
なるほど、それをルールにしたらキャラクターを作りやすそうです。
重ねてありがとうございます。

作品にインパクトを持たせるにはの返信の返信の返信 (No: 30)

投稿者 BB : 1 No: 11の返信

投稿日時:

>今回の作品では「明らかに人間とは違う異形の者が丁寧な振る舞いをする」ところに落差をつけたつもりでしたが、それが弱かったのだと思います。

 いやいや、いきなり四本腕の異形の者が、恩返しに来るというのは、かなりインパクトがありましたよ。
 どんな感想があったのか分からないので、何とも言えませんが「主人公が異形の者をすんなり受け入れることに、違和感がある」と思った人もいたのかもしれません。
 また「四本腕の必然性がない」「メインストーリーに絡んでこない」「出オチじゃん」と感じる人も一定数いるのではないでしょうか。

 私自身はシュールな展開が嫌いではないので、すぐに受け入れたことは、むしろ良かったです。
 また「ジャコウといえば猫しか思い浮かばんけど、手足が6本てことは、昆虫なのかな。どんな昆虫なんだろう」と思いながら読んでいたので、ラストでジャコウアゲハという蝶がいることを知り、そして就職が決まった主人公を、見送るという締めに、ストンと腑に落ちました。

 評価が低かったのは、インパクトがある冒頭に対し、ストーリーに起伏がなかったことではないでしょうか。

「出オチじゃん」と思われていても、それを上回るパワーがあれば、気になりません。
 インパクトがなかったのは、設定ではなく、展開の方ではないでしょうか。

作品にインパクトを持たせるにはの返信 (No: 4)

投稿者 読むせん : 1 No: 1の返信

投稿日時:

BL読んでる気になった。

BLジャンルで、作中の「奇妙な同居人」が同性なら、ブロマンスと会った事もない『父親』という概念生物との奇妙な関係構築。
 それに伴(ともな)う社会への帰属願望や葛藤を経ての成長、いつか自分も『父という異形』に変化していこうとするアダルトチルドレンの、ホラー寸前だけど優しい成長譚

として見れた。妙齢の男女間だとマイルドすぎるかな~

作品にインパクトを持たせるにはの返信の返信 (No: 12)

スレ主 カイト : 0 No: 4の返信

投稿日時:

読むせんさん、こんにちは。いつもコメントありがとうございます。

BLですかー。まったく意識はしてなかったので、ちょっとびっくりな感想ですが、面白いですね。
今回の作品で、父親の不在について言及されるとは思っていませんでした。まったく表に出てこないナルミの父親ですが、いないわけではなく、育てにくい息子に愛情を抱けず育児は妻に任せきり、妻が亡くなってからはほぼ絶縁状態、という設定がありました。なんだかそれが日の目を見た気持ちで嬉しいです。

妙齢の男女間だとマイルドすぎる、というのは今回の悩みの原因を端的に表している気がします。それこそ「インパクトが弱い」というやつ。同じ内容でもキャラクターの設定を変えれば、また違う印象を与えられたかも。そしてそれが「インパクト強い」となったのかもなぁと感じました。

作品にインパクトを持たせるにはの返信の返信の返信 (No: 22)

投稿者 読むせん : 2 No: 12の返信

投稿日時:

ワタシの極論やけど男女間の短編ホラーはセックスに集結してしまうので、「またセックス落ちかー」みたいなマンネリ感があります。
そういう意味ではナルミが異形の美女であるジャコウさんに性的に手を出さないのが、まず不自然だなってなりました。

あんなに自暴自棄に振る舞って怒鳴り散らすみたいな『歪んだ甘え方』しておいてジャコウさんに対しマウント目的の性愛や暴力に出ないのって、よほど精神が強く忍耐の有る、かなり健全で良いメンタルを育んできた人間の精神性です。
あと変則的な面で言うと【自分がどんな滓(かす)ムーヴしても、お母さんだけは俺を見捨てない】みたいな試し行為みたいな加害も出そうに感じます。本人が思っているよりずっとまともで、むしろ過剰に自分を責める自罰傾向のある人間だったりするのか?とかのブレを感じました。
ーーーーーーーーーーーーーー
勝手に類似作として『火の鳥~鳳凰編~』の我王と茜丸の「我王」を連想しました。
読んだこと無いかもなんでウロ覚えやけど雑に改変しつつネタバレしちゃいます。
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時は奈良時代。世の為政者は平等院鳳凰堂を作ろうとしていた。その際、鳳凰堂の厄除けのために魔よけ雷よけの彫刻類を瓦や柱などに施(ほどこ)させる事にした。

 その際に為政者の配下であり、ライバル関係にある右大臣と左大臣の2人は、それぞれ贔屓(ひいき)にしている仏師を連れてきて言いました。
「こいつは、私が知り得る限り、最も優れた技量の持ち主です。この者にこそ彫刻を任せましょう」

右大臣が連れてきたのが仏師『茜丸』仏師修行の旅に出ていた折に野盗に利き腕を切りつけられ、その怪我のせいで何も作れなくなり、自死すら考えるほど絶望した事もあったが、利き腕でない側の腕で彫刻を始め、そして長期間によるリハビリの果てに仏を掘り出す力を見出した、非業の運命にあらがい成長した天才仏師である。

左大臣が連れてきたのが在野の怪僧にして、村一つを襲った伝染病を、自身が捏ね上げた粘土像だけで調伏(ちょうぶく)せしめたという通力を持つ狂気の仏師『我王』 

茜丸は我王の顔を見て絶句する。我王こそが自分の利き腕を切った野盗その人だったからだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『我王』は左腕と右目の欠損した子として忌(い)まわしいがられて捨てられて以降、ひたすら世界を憎み復讐心と妬(ねた)みの心を燻(くすぶ)らせていた。

「俺はこんなに恵まれていなくて「可哀想」なのに、みんなズルイ。ズルをしている全員が悪い」
「俺が悪いんじゃ無くて、俺をこんな風にした世界こそが悪いんだ」

母子連れが居たら「守ってくれる親がいるのがズルイ」し「俺は捨てられたのに、捨てずに育てている事が妬(ねた)ましい」から子を真っ先に殺す。食い物を持っている物がいたら「俺は食い物を持っていないのに持っているからズルイ」家族がいたら「俺には誰もいないのにズルイ」ズルイ、「そもそも健常者な時点でズルイ」ズルイ、ズルイ!!

そして、凍える夜に旅の仏師を目指す若者に出会い、その若者が「旅の道で出会った縁だから」と、我王に焚火の一番温かい位置を譲ってくれて、残り少ないらしい手もち食料を分けてくれて、自分が仏師である事と「いつか、この世の果てにいるという『火の鳥』を、この腕で彫り起こしてみたいのです」と希望と夢を語った時

ズルイ、ズルイ、ズルイ、ズルイ、ズルイ!!!
俺みたいな汚い醜い風体の男に親切にできる余裕がズルイ!残り少ない食料を惜しみなく分け与える善性がズルイ!!夢も希望も目標も無く生きる『可哀想な』俺の前で、希望を持って前に進もうとしている事を見せつけてくる、憧れに輝く二つ揃った目に『悪気の無い行為』に、俺は傷ついた!!ものすごく傷ついた!!

俺と違って幸福すぎる人生を送って来た、若さと才能のある、両手も両目もある、善性のまま生きてこれたようなズルイ「お前」は【もっと不幸になるべき】だ!!そうじゃないと、『可哀想』な俺の気が済まない!!!善性も夢も希望も未来も若さも幸福も全部全部全部ぜんぶぜんぶゼンブ全部ぜんぶゼンブぜーんぶ失って、【俺以下の畜生】になってみじめに死ぬまで生きるべきだ!!!

そうじゃないと『ズルい』!!!

我王は自分に親切にしてくれた名も知らぬ仏師の若者――—【茜丸】の利き腕の腱を切り、たしか服とか金も、残り少ない食料も全部奪って言う

「俺がこうするのは、俺の前で夢とか希望や目標なんて語ったからだ。もうお前は二度と仏師に戻れないし『火の鳥』だって彫れない」「『ザマァ』みろ」

こうして嫉妬心フルスロットルになった我王は、より復讐心がエスカレートし悪行に手を染めていく。より弱いものを狙って虐(しいた)げ、村々を焼き払い、似たような悪党と徒党を組み、かなり「大規模な盗賊団の首領」として成り上がっていった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そんな折に、1人の可憐な乙女が我王に近づいてくる。
彼女の名前は『速魚(はやめ)』かつて我王が傷つけてやった仏師の若者の姉なのだという。

「なぜ、弟に、あんなひどい事をしたのですか!?」
「あなたは私には、そんな酷いひとだとは思えないのです!」

ぶん殴ってレイプして以降、そういう事を言わなくなったものの、速魚はずっと我王に付いて回り続け、我王が盗賊団の首領になる頃には「我王の内縁の妻」みたいなものとして盗賊団員からも、無自覚ながらも我王自身も認知していた。

そんな首領生活を送るある日、我王の鼻に、できものができてしまう。
痛かったり痒かったりで、まともに夜寝る事も盗賊家業中に痒みで動けなくなるような悪性腫瘍レベルのできものだ。
 腫瘍の疼痛に苦しむ我王に、速魚はシジミの貝殻に詰めた【おくすり】を塗ってくれるようになる。
【おくすり】を塗ってもらうと、すーっと痛みや痒みがマシになるのだ。

我王は鼻が痛むたびに、速魚の白く儚(はかな)い指先で【おくすり】をやさしく塗ってもらう日々を送るようになっていた。

だが鼻の腫瘍はどんどん肥大化し速魚の【おくすり】の量も増えていく。【おくすり】は揃えるのが大変な、貴重な薬草を材料に使っているらしく、速魚は薬草摘みのために、と我王の側にいない時間がどんどん増えていく。
そんな日々を盗賊団の部下に愚痴っていたら部下にこう言われてしまう

「おかしら、あんた速魚に騙されて毒を塗られてんじゃあ、ないですか?」

思い当たる事しか無かった。
我王は醜く、身体障碍者であり、凶賊であり、速魚の弟の人生を狂わせた『かたき』なのだ。
そして速魚は若く、美しく、醜い我王に思慕するはずが無かったのだ。

怒り狂った我王は走って家に戻ると、速魚を一息に切ってしまう。
いきなり切られて息も絶え絶えになった速魚は、我王に尋ねる「なぜ?」
我王は速魚が自分に毒を塗っていた事を追求し、吠える。その叫びは泣きじゃくるような悲壮さがあった。
 我王はいつの間にか速魚を愛し、信頼していたのだ。それこそ毒を【おくすり】と偽られ彼女の手ずから塗られてしまうほどに。

速魚は死に体(てい)で告白する。

「嘘をついていました」
「嘘をついていました、私は仏師の姉ではありません。ああ言えばあなたの側にいる口実になると思ったのです」

あなたは覚えていらっしゃらないでしょうけれど、私があなたに命を救っていただいた事があります。そのご恩返しをしたくて、誰も見もせず死に果てようとしていた私を救ってくれた、心優しいあなたを好きになってしまった。ずっと一緒にいたくて、側にいる理由欲しさに、あの仏師の姉だと嘘をつきました。

「薬は、薬草の蜜と花粉を清流の水で練ったものです。ちょっぴりしか無いから、たくさんの薬草から頑張ってあつめていたものです」

「ごめんなさい、あなたを愛していました」

こと切れたらしい、速魚の姿は幻のように搔き消え、その代わりに、一匹のテントウムシの死骸が、刀で切り潰されたかのように転がっていた。

我王には、そのテントウムシに覚えがあった。不快な記憶だ。
 我王が水を飲んでいた時に、飲み水の中に飛びこそなったテントウムシがポチャッと飛び込んで来たので、虫ごと飲むのが気持ち悪くて嫌だった我王が、テントウムシを掬(すく)って出して、そこらの草むらに放り捨てたことがあったのだ。

我王は悪党だった。何もかもを憎み、復讐と称して傷つけて不幸にしてきた。そんな悪党の何気ない行動で一匹のテントウムシだった速魚は救われて、勝手に我王に感謝して、ずっとずっと我王の側にい続けてくれたのだった。

速魚は我王の容姿に頓着(とんちゃく)しなかった。それはそうだ、元がテントウムシだった彼女にとって人間なんて虫と同じくらい見分けがつかなかっただろう。なんなら我王が極端に醜く欠損がある体だから、彼女にも見分ける事ができたのだろう。ちいさいテントウムシの体で薬草の花々にもぐりこんでは蜜やら花粉を必死に掻き集めてくれていたのだ。【おくすり】が小さなシジミ貝に入っていたが、シジミ貝いっぱいの花蜜と花粉を集めるのは、さぞ苦労した事だろう。

速魚は、そこまで我王をただただ、裏切ることなく愛していただけだった。
だがもう彼女はいない。他ならぬ我王が速魚を切り殺したからだ。

我王は悪党だった。何もかもを憎み、復讐と称して傷つけて不幸にしてきた。人だって獣だって何だって殺してきた。親子が要れば子をなぶり殺し、夫婦が要れば妻をなぶり殺した。
 人が大切にしている物を、時に自分の命よりも守りたいであろう物を、愛されなかった妬(ねた)みから、大切にしてもらえなかった八つ当たりで、踏みにじって踏みにじって、ここまで生きてきたのだ。

テントウムシ一匹殺したところで、どうという事は無いのだ、それが我王にとっての速魚だったとしても。
いままでなぶり殺してきた子が妻が、仏師の腕の腱が、我王にとっての速魚であり、そんな彼女を理不尽に切り殺され奪われるという事が、これほどまでに絶望を齎(もたら)すのだと、守りたい物を何ひとつ持っている自覚の無かった我王は、知らなかったのだ。

我王は泣き狂った。死ぬほど泣いた。でも無上の愛を注ぎ続けてくれていた速魚を失ったとしても我王の命は続くのだ。
ーーーーーーー
ってな感じ

作品にインパクトを持たせるにはの返信の返信の返信の返信 (No: 23)

投稿者 読むせん : 1 No: 22の返信

投稿日時:

この話のワタシ的、すごい大事ポイントって、「我王の人生」じゃなくて【二人の仏師】ってことなんですよ。
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二人の仏師の関係は【被害者と加害者】である。かつての被害者と加害者が同じ立場に立ち、栄誉ある平等院鳳凰堂の彫刻の一切合切を任される権利を巡って彫刻勝負をする。

彼らはまだ知らないけれど、平等院鳳凰堂は令和の今でも現存している歴史の指標じみたものとして、2千年くらい存在し続けている、彼らの人生から見て永遠に残り続ける【功績】なんよ。

そんな『永遠の栄光』を対等に奪い合う事になった彼らに、どうしようもない因縁があった。
ーーーーーーーー
こういう因縁って男女じゃ駄目だと思うの、どうあっても和合しない、同性同士、雌雄を決する英雄の戦でありシグルイじみた決闘と葛藤を求めてしまうねん。

作品にインパクトを持たせるにはの返信の返信の返信の返信の返信 (No: 24)

投稿者 読むせん : 1 No: 23の返信

投稿日時:

・・・・鳳凰編で「鳳凰」って覚えとったけど、対決のステージ、平等院鳳凰堂じゃなかったかも(;´∀`)うろ覚えー!!あと平等院のwiki見た感じ、できたの永承7年(1052年)みたいやから二千じゃなくて約千年ですね!!あっちこっち間違えてますのんで、話半分でお願いします。

作品にインパクトを持たせるにはの返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 25)

スレ主 カイト : 0 No: 24の返信

投稿日時:

読むせんさん、ありがとうございます。

『火の鳥鳳凰編』、読んだことありますよ。「火の鳥」シリーズの中では一番印象に残ってるかも。
確かにあれも、「昆虫の恩返し」でしたね。あれもっていうか、比べものにはならないんですけど。速魚との出会いは、追っ手から逃げる最中の草むらで、踏み潰しかけたのを助けたんだったかな? 腕を傷つけられても前向きに持ち直した茜丸が、権力を得てだんだん嫌な奴に変わっていくのが寂しかったのを覚えてます。
読むせんさんやっぱり、話をまとめて伝えるのすごく上手いですよね。改めて読み直した気分でした。
それもあってですが、あらすじだけでも十分インパクトある話ですよね。「二人の仏師」の対比がね……。見た目、性格、正統と邪道、周囲からの評価、進んでしまった道と、すべてが正反対の我王と茜丸。すっごく壮大な話でしたが、ページ数は意外と少ないんですよね。やっぱ手塚治虫は偉大だなぁ。父の本棚にあった気がするし、今度漁ってみようかな。

そうそう、そもそもは拙作の話でした。
「ナルミが異形の美女であるジャコウさんに性的に手を出さないのが、まず不自然だなって」
この一言にすごくドキッとさせられました。実は企画に出した初稿では、「ナルミがジャコウを押し倒し、瞳の異常さに怖気付いてやめる」というシーンがあったんですよ。ただそれについて「こういうタイプの作品において、主人公がヒロインを性的に襲うのは好感度的にどうか」という意見をいただき、「それもそうかなー」と削除した経緯があるのです。
意見をくださった方が間違っているとか読むせんさんが正しいとかいうことではなく(すみません)、他の方の意見に左右されて納得していない改変をしても、それは逆効果になるだけだなぁと実感しました。
日和ったらダメですねー、やっぱり。こういう質問しといてなんなんですが、私が書くのはあくまで趣味なので、趣味らしく好きなように描けばいいんだと再認識させていただきました。
ありがとうございます。

作品にインパクトを持たせるにはの返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 26)

投稿者 読むせん : 2 No: 25の返信

投稿日時:

ああいった物語の、茜丸サイドのみ、我王サイドのみを見せられたような印象を感じでした。悪くはないけど、敷き写すものが少ないわりにコメディー要素も薄めなので、文芸なのかキャラ小説なのかが淡くなってしまったのかな?ってなります。あと特濃の手塚治虫をサラッと摂取済みなので薄く感じちゃう(笑)

ついでに、最近は駄目になりつつあるけどBLって文学的葛藤に近い物を手軽に吸えるコンテンツだったので、読者側に適性がある感じです。
あー・・・「緑土なす」は確か カイトさん読んでいらっしゃいましたよね?あれゴリッゴリのインセストものでしたし。あれを姉弟、兄妹でやっても同様の葛藤には至らなかったと思います。ジャコウさん達のやり取りに、そういうブレを感じました。
===============
>>。ただそれについて「こういうタイプの作品において、主人公がヒロインを性的に襲うのは好感度的にどうか」という意見をいただき、「それもそうかなー」と削除した経緯があるのです。

・・・・本歌取りになってしまうんですけど、個人的に大好きなシチュエーションのネタありますわ。
ワタシが未だに持っている漫画に「宇宙家族カールビンソン」ってやつがあります。
その作中に「チカ」というキャラがいるんです「カールビンソン チカ」でビジュアルだけなら見れます。自称「チカちゃんでーす!!」しか叫ばない彼女・・・・彼女??は、全身タイツとプロテクターをつけた美少女っぽい蠅です。

作中エピソードの話(改変)します。

①ある日、チカちゃんが溺れて息が止まってしまい、蘇生のためにマウス・トゥー・マウスで息を吹き込まなければ!と仲間達が叫び、美少女とチューができる(*´з`)と、作中の一般通行野郎共が、わらわら~と詰めかけます。

②6~8人の野郎どもはチュー(*´з`)できるのは1人だけだと思い喧嘩を始めようとしますが、止められてしまいます。「むしろ人数的に、ちょうどいいくらいだよ!」そして倒れているチカちゃんの側面に並ばせる

③チカちゃんは蘇生措置のために、着ていた全身タイツなどを全部脱がせてしまっているらしく、タオル一枚をかけて隠している状態。タオル一枚しかない状態で、意識ももどらない全裸の美女と、そんな彼女を囲むように位置取りをさせられ混乱する野郎ども。「え??」「なんで??顔ここじゃないよ??」

④仲間は説明する
「チカの口ってか【呼吸孔】は頭部についていない。腹部ーー人間でいう脇腹の所に6つくらいあるんだ」
「そこに皆で息を吹き込んでくれ」

⑤おもむろに引き剥がされるタオル。そして読者にはタオルのせいで見えないチカちゃんの裸。それを見てしまった野郎たちは悲鳴も上げられず絶句。

⑥「おら待て。ちゃんと人工呼吸しろ」「ふっざけんな!!!」「なにあれなにあれなにあれなれなにあれ」
発狂してしまった野郎どもと、自分は絶対人工呼吸をしたくない仲間の攻防が始まるのだった。
一方、チカちゃんは勝手に蘇生していた。

というやつです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ならお前が慰めてくれよ」
これが暴力でしかないと分かっていた。それでも俺はジャコウさんを布団に押し倒し、ワンピースを乱雑にめくりあげ

「・・・・・・・」

可能な限り迅速に丁寧にワンピースを元の状態に戻し、ジャコウさんを絶対に踏まないように避け、部屋の隅っこで膝を抱えて震える事にした。震えが止まらない、今見た記憶を消したい、腰が抜けたって「こういう」状態なのか、初めて知った。知りとうなかった。

「あー・・・・すいません頭部や末端は、うまく整えることができたんですけれど胴はちょっと」
「ヤメテ!!おねがい思い出させないで!!」
「あらら・・・」

ジャコウさんが困惑しているのが声だけで分かる。うん、俺が悪かった、全面的に悪かった。ってかジャコウさんが人間じゃないのは分かってたんだよ、ちょっと人外じみた綺麗さだし、手足6本だし。
でも、思うじゃん?服の下も、人間の女の人みたいになっているとばかり思うじゃん?????????

「あ、あと私の体液って毒があるので、たぶんそういう意味でも良くないと思いますよ?」
「毒!?」

その日、俺は人間に怯える子猫のようにジャコウさんから距離をとって過ごしたし、ジャコウさんは子猫に怯えられている人間のように困った顔をして落ち着くまで待ってくれていた。あと俺達における上下関係が決まってしまった。

「ごはんできましたよ」
「お前みたいな化物の作った飯なんか食えるか」
「・・・・・」
「止めて止めて、スカートたくし上げないで!!食べます!!ってか、見せられたら食欲なくなるんで勘弁してください!!」

言う事をきかせるためにワンピースたくし上げないで!見せようとしないで!思い出させないで!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
みたいなのにすると、襲えない理由ができます。
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あと、もっと身もふたもない部分として、ジャコウさんのことずっと「ゴキブリの雌」じゃないの?と予想して読んでいたのでビックリしました。

作品にインパクトを持たせるにはの返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 27)

スレ主 カイト : 0 No: 26の返信

投稿日時:

ジャコウのワンピースは翅が変化したものなので、皮膚と癒着していて脱がせないという設定でした。
削除したシーンは、「苛立ちのまま押し倒す→服を無理やり脱がそうとしてできない(くっついてる)ことに「人外」を感じて怖気付く→複眼にビビって完全に萎える」という流れ。
読むせんさんのストーリーは確かに面白いんですけど(チカちゃんの話も)、このシーンはシリアス寄りにしたかったんですよ。自分勝手に他人を傷つけておいて、都合が悪くなるとすぐ逃げる。そんなナルミの嫌な部分に、彼自身にもゲンナリして欲しかったというか。ナルミはどうしようもない奴ですが、そんな自分からなんとか這い出したいともがく主人公のつもりでした。

「コメディ要素が薄い」というのはごもっともな指摘で、自分でもコミカルにいくのかシリアス路線なのか、よくわからないまま書き進めてしまったなという反省があります。
前半は、掴みも兼ねてコメディっぽくした自覚がありますが、ナルミのガチなダメさ加減を表現するのにコミカル入れたら伝わらないかなーとの思いから、後半はシリアス寄りに。
コメディ苦手なので、「これ笑えるのか?」と思い悩みながら書き続けるのがしんどいというのもあります。切ってしまいましたが、最終奥義さんの「黄金律を作る」は一理ある話でした。

ジャコウ=ゴキブリにしちゃったら、コメディにしないと絶対収拾つかないんで無理。Gの作ったご飯に舌鼓打ってる過去の自分を抹殺しに行かなきゃいけないから、話変わっちゃう笑
基本シリアスな中に、時々クスッと笑えるくらいの塩梅が私にはちょうどいいのかもしれません。

作品にインパクトを持たせるにはの返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 28)

投稿者 読むせん : 1 No: 27の返信

投稿日時:

シリアスの難点として黄泉竈食(よもつへぐい)が出る部分があります。怪物が準備して調理してくれた食事って、たぶん日本人なら食べられない。

ホラー系で見ていて、思わず笑ったのが黄泉竈食を思い切ってするのは「女」が多い事です。もちろん例外はあるんですけど、食わず嫌いとか見た目が嫌だから死んでも食わない、残すってタイプはワタシ的には「男」が多いんですよね。

食事面で思いましたけど、ジャコウさんに何一つ『害意がない』とナルミが思いこめるのも個人的には不思議になります。

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引き合いに出しますけれど。
だいぶ前に【マンスリー・セレブ】っていう現代版の『お菓子の家』、あるいは『注文の多い料理店』に誘い込まれた人々が、とんでもない目に合う系ブラックコメディーじみたホラー描こうとしていた人がいたんです。その作中に出てくる主人公キャラが絶妙にクズで、聞いてみたら、どうも「リアル知り合いを行動モデルにしている」と言っていました。

【マンスリー・セレブ】に出てくる主人公は、とにかく考えなしで自分に甘く、すぐ泣きギレて、このままでは魔女に煮て食われるって状態でも、アワアワするだけで自己解決を図らない、自分の可哀想アピールに余念がない、自分の悪い部分やズルイ行動、失敗は、ほぼ全部誤魔化す。

 他人には厳しいし相手への要求も高いのですが、自分に甘く、自身はなにも頑張る気がないので、ご都合主義的な展開にな~んの警戒心を抱かない。害意を抱かれていると知っている美女(魔女)の用意してくれた睡眠剤入りの食事を、何も考えず『当然』のようにバクバク食ってピンチに陥(おちい)るシーンがあったように思います。

すごくB級ホラー映画並みの、ご都合主義的な展開メジロ押しなのに、自分に甘すぎる主人公だけが、その異常性を甘受する事しか考えていないので、どんどんドツボにはまっていく。主人公のクズさ、身勝手さや醜いまでの愚かさが「あー・・・・こういうやつ、いるいる」って解析度が高く、ワタシ的に高評価ポイントでした。

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ナルミは過去の自分の行動を悔いるくらいの分別はあるのに、衝動的でもなく、そのくせ上手くいかず、苦しんでいる。
ジャコウさんに暴力も振るわないのに突発的な欲望に対するこらえ性が無いらしい。でも異形の女性であるジャコウさんに、けっこう優しいっていうのがバラバラで、うーん?っとなった面もあります。

 断言はできませんが、ナルミは「自分自身は○○で××な人間に違いない」と思い込む事でブレが出ている人物なのかもしれません。なんというか、ナルミという人間は、毒親のインプットとか、性格が悪い友人の洗脳とかで、自罰的になりすぎている実直系の人間である印象を持ちました。

小銭のくだりはクスッとなりました。本当にクズなら、その小銭を「少ない」と毒づきながらパチスロで溶かして八つ当たりするまで行く(笑)それかヤニ買う。奪っても許してくれるであろうジャコウさんから『奪わない』自制がある人間なんですよ。少なくとも「今のナルミ」は。まるで呪われているみたい。

ジャコウさんとの邂逅(かいこう)で、もうすこし呪いが解けて、ナルミがナルミに成れるシーン入れても良かったと思います。
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1人暮らしの汚い男所帯にわざわざ現れる美女って、漫画系では6割ゴキブリの擬人化キャラやと思うねん・・・・ご都合主義の現実サイドと言うか。

子猫を怖がるシーンとかに「正直、ゴキブリとか蜘蛛も怖いです」って入れてくれたら「あ、ジャコウさん、ゴキブリじゃ無かったんだ」ってなったと思います(笑)

作品にインパクトを持たせるにはの返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 29)

スレ主 カイト : 0 No: 28の返信

投稿日時:

「怪物が準備して調理してくれた食事って、たぶん日本人なら食べられない。」
これってホントその通りで、もっと言えば家に四本腕のバケモノがやって来て「恩返しです」とか普通信じないし即警察にGoな案件です。真面目にリアルに考えると。
それだと話が終わっちゃうので、納得できるような色々を考えなくてはならないのだけど、でもここらへんは難癖つけようと思えばいくらでもつけられる部分でもありますよね。言い訳ではありますが、物語のお約束に納得できないなら読むのをやめるというのも、心の安寧には効果的だと思います。

設定の後出しばかりでズルい気もしますが、ナルミはいわゆる大人の発達障害です。衝動性、易怒性、集中力や継続力の欠如、壊滅的なコミュ障。
言葉でひとくくりに語れるものではないですが、私の思う「発達障害」のイメージは、「理想の自己像があるけどそれに近づけないことに苦しんでいる人」です。読むせんさんの言う、「自分自身は○○で××な人間に違いない」と思い込む事でブレが出ている人物」であることに間違いはありません。アンパンマン的な正義を信じてそれに反する人を糾弾するけど、自分は安楽な方向にすぐ流される。自分なりの努力はしているけどそれを過信し、上手くいかなければ周囲のせい。
「発達障害」ってはっきり書くと、配慮とか仕方ないとか、あとは過剰な偏見みたいな感想を持たれるのが嫌だったので伏せていました。
ナルミが暴力を振るわないのは、それだけは絶対にしてはいけないと母親に繰り返し繰り返し言われてきたからです。その代わり、物損と自傷に走ります。ただ、彼の思う暴力は「殴る蹴る」という幼稚園レベルのものなので、レイプは暴力に含まれません。

「正直、ゴキブリとか蜘蛛も怖いです」
これはいいですね。じゃあお前なんなんだよ?という興味も引けるかも。蝶だから、蜘蛛は絶対怖いと思うし。

作品にインパクトを持たせるにはの返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 32)

投稿者 読むせん : 1 No: 29の返信

投稿日時:

>、物語のお約束に納得できないなら読むのをやめるというのも、心の安寧には効果的だと思います。
コメディー路線なら気にせず食べられるってだけです。楽しく読ませていただきました。

 タイトル忘れましたけど、前に見たファンタジー作品だと、人を喰いそうな容姿の魔物の屋敷に人間が滞在する事になった折、「子豚の丸焼き」「七面鳥の丸焼き」みたいな『加工した人肉を食わされるんじゃないか?』って不安を抱かせない、配慮した食事を用意していましたし、人間側も「あ、配慮されたわ」って察して、魔物側に信頼ポイントを積み上げていました。

 読んでいて、ジャコウさんと暮らす、何気ない日常って本編的に大事っぽいく感じたので、最初はパックの冷ややっこくらいしか用意できなかったのがー・・・とか、純粋に調理する姿を監視してみて「あ、大丈夫そう」と安心してしまう・・・・とかの相互理解の工程があるのも一手だったかも、と思った次第です。

いちおうワタシ『作品は作者の物』派。
何なら【自身は、この作品の、どこが気に入らなかったのか?なにが琴線に触れたのか?】とかを自問自答して悶々(もんもん)とするのも読書の醍醐味(だいごみ)やと思っています(*´ω`)
=================
>>配慮とか仕方ないとか、あとは過剰な偏見みたいな感想を持たれるのが嫌だったので伏せていました。

個人的にはナルミの言動には【カサンドラ症候群】の兆候(ちょうこう)を感じました。
文字数の省略したいので、発達障害という言葉を単にアスペと書きます。

・・・・・・・・・・・・・・・
個人的にアスペあるあるは、小銭発言のくだり「全部よこせ」では無く
①「よこせ」
②「は!?💢よこせっていってるだろ!?💢💢💢」
③「俺を馬鹿にしてんのかー!!(ブチ切れて殴る)」

になります。
・・・・・・・・・・・・・・
翻訳すると
①【あなたの所有する金銭を、全部、私に渡してください】
②【この金額は、あきらかに少額です。あなたはもっと大金を持っているに違いない、と私は考えています。あなたは私に全てを差し出すべきです】
③【あなたが持っているであろう大金を、私に渡そうとしない行動は、私に対する反意だと受け取ります。
私は要求を無視されて傷つきました。
私が傷つけられた悲しみを清算させるため、そしてあなたに私の要求を呑ませるために、私は暴力を振るう権利があります】

って感じかな?
こういうアスペの言葉足らずな圧縮言動を、カサンドラは察し間違えては、察せなかった事にブチ切れられ【罰】を与えられるという学習経験を重ねまくります。

そういう理不尽に麻痺したり過剰反応するようになったり、すぐ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」って連発するようになったり、唐突に叫び散らかしたり、べしょべしょに泣きだしたり、病的な行動するようになればカサンドラ症候群の完成です。

【分かってくれない相手が悪い】んじゃなくて【どうせ、察せなかった私が悪いと非難されるに決まっている】って感じかな。理解されない悲しみや憤(いきどお)りで手が出る、というより自暴自棄。

怒鳴るとかはあるけど、暴力は出ない傾向が高い気がします。殴られても何も改善しない事は自分が一番知っていますから。

作品にインパクトを持たせるにはの返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 34)

スレ主 カイト : 0 No: 32の返信

投稿日時:

相互理解の工程は、確かにあってもよかったですね。ただ今回の話では、ジャコウの料理に母親を想起したから食べたということにしたので、最初からパック豆腐だと逆に食べないかな。

私は「作品は読んだら読者のもの」派なので、どのような感想を抱いていただいてもどうぞご自由に、という感じです。
ただ、作者の思惑とはまったく違う感想を持たれる方ももちろんいるので、それに対しては責任取れないよなぁというのが本音です。もちろん誤解を生まないよう書き方には注意しているつもりですが、そのせいで無難、当たり障りのない表現になってしまうこともしばしば。ここら辺、今回の質問に通ずるところもあるのでしょうね。
読むせんさんがどうとかではないんですけど、中には「この文脈でそう取る?」という感想をくれる方もいて、返信では殊勝な態度を取りながら、内心その読解力を疑ったりしています。
すみません、なんの話してるんだか。

読むせんさんとのやりとりは楽しいのですが、反面嫌でも自己覚知を促されるので少々しんどいときもあります。もちろん、私が勝手にそう思ってるってことで、読むせんさんにそのつもりがあるかどうかというのはわかんないんですけど。
今後もお付き合いいただきたいですが、今回に関してはそろそろお開きにしたいところです。
わがままですみません。
いやまだ話し足りねーぜ、お前キャラの深掘りできてなさすぎだろ。ってときはガンガンコメントくれてもちろんいいですけど、色々考えさせられるので、郵便将棋並みの返信速度になります笑

作品にインパクトを持たせるにはの返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 35)

投稿者 読むせん : 0 No: 34の返信

投稿日時:

色んな派閥があるんですね~
ワタシは同じ作品を2回読んだ時、まるで違う話を読んだみたいに印象変わってたことあります。

変わったのはワタシ側で
①当時、週休一日で14時間労働していた
②体壊して療養後に8時間労働に切り替えた
この差異が、我ながら大きかったっす。よく考えたら地味に幼少期とか類似経験ありましたけど、作品ではなく読者側の余裕や心情、立場やコンディションが変わってしまい、同じ自分のまま受け取れなくなってしまう事態を一回ではなく体験してました。

子どものころ泣くほど嫌いだったピーマンや鳥皮とかを、大人になったら逆に好んで食べるようになるのに近いですね。
なので、作品はピーマンみたいなものとして、ピーマンのままで在ってくれていい。トマトやポテチになろうとしないでくれて良いよ派。

本気で気に食わないなら、自分で自己満足1000%の作品を執筆すればいいんですよ。
ワタシは自分で自分の思い通りの世界を書くよりも、他者の作ってくれた作品を、いろいろ読みたいし、自分とは違う感性に触れたい。誰かに話を聞いて欲しいんじゃなくて、誰かの話を聞きたいんです。

ただしアスペの妄想圧縮話は聞くのも読むのもヤダー!!!(´谷`)
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もともとインパクトがないから【順位が】振るわなかったのかな?に対して「【順位稼ぎ】なら、こうとか?」くらいのノリでしかないし、ワタシと カイトさんは別の価値観を持つ生き物なんやから、カイトさん本人が納得して、そこそこ楽しく新作を書いてくれたらワタシは別にええなー。

仮に、カイトさんの新作が「今日のワタシ」に合わなくても、「明日のワタシ」にはドストライク!って事もあり得ますから。
『順位を気にするなら、自己知覚とウケ狙いはあって損はない』と思います、くらい。

作品にインパクトを持たせるにはの返信 (No: 5)

投稿者 ふ じ た に : 2 No: 1の返信

投稿日時:

同じ王道(テンプレ)でも他の作品と差をつける場合は、キャラと独自性のある展開でしょうか。

あと、投稿サイトでランキングにのるのと同じ考えもあるかな?とふと感じました。
企画参加者さんたちは、どういう作品に高得点をつけていたんでしょうか?

例えばですけど、男子主人公が可愛い女の子ときゅんきゅんする恋愛話がウケているなら、御作のバケモノ萌え要素のない人情系への興味はかなり低そうかなって予想できます。

例えばですけど、憎たらしい悪人が登場するざまぁ系がウケているなら、主人公の魅力や好感は必須ですしストーリーラインの変化も激しいので、御作とは作品の傾向が違うためそもそもウケづらいかな?と思いました。

自分の持ち味とは違うキャラはあまり描いたことがないので、参考にならないかもしれませんが、キャラの特徴や行動パターンを決めておけば、書きやすいですし、読み手も特徴を掴みやすいかもしれませんね。

あくまで個人の意見ですので、何か参考になれば幸いですし、合わなければ流してくださいね。
ではでは、失礼しました。

作品にインパクトを持たせるにはの返信の返信 (No: 13)

スレ主 カイト : 0 No: 5の返信

投稿日時:

ふじたにさん、こんにちは。いつもコメントありがとうございます。

作品がカテエラだったら、そもそも評価自体をされないよね、というのはもっともですね。
参加したのはミチル企画というやつなのですが、ジャンルの流行り廃りによって評価が左右されるということはないように思います。ただ、誰の書いた作品かというのは影響していたかも。匿名での参加ですが、誰が書いた作品かというのはなんとなくわかるものですし。

みなさん結構、持ち味でないキャラは描かないものなのですね。ホッとする反面、自分の引き出しの少なさにガックリきております。
パターンを決めておくというのは、キャラクター理解のためにもいいですね。実践したいと思います。

作品にインパクトを持たせるにはの返信 (No: 6)

投稿者 奥 義 得 人 素人 : 1 No: 1の返信

投稿日時:

・登場人物や設定にインパクトを持たせたいとき、どのようなことに気を付けていますか?
構築はなかなか難しいですが
自分の自信を持てる黄金パターンをもっているとやりやすくなります
例えばギャグなら自分中の面白いギャグの定義制作法落ちまでの流れなどの自分の自信を持てる黄金パターン製作のためのノウハウがあれば後は欲しい時にぶち込めばいいのです
それに黄金パターンがあれば短い間にそれをつめみこみインパクトを出しやすくなります
黄金パターンという自分中の答えがないなら如何に小難しく考え言ってもみじかいまにつめこめやしません
自分中の答えがあるから短い間に詰め込めるデス
短い間に面白さを展開する瞬発力あるねたふりと落ちは分かりやすく作品にインパクトを持たせられますよ
ちなみに私はギャグ感動武術の黄金パターンを構築しています
いわゆる奥義と自分では思っています
ギャグはボーボボワールド魚雷ガールネタも本家に近いネタの再現も可能です
・「これって自分の持ち味とは違うよなぁ」というキャラクターを動かすときに意識している点は?
その作品の面白さに巻き込んで違和感ないようにすればいいのです
要は面白さに貢献さえすればギャグ作品で場違いなキャラがいてもギャグ作品として成立するのと同じです

作品にインパクトを持たせるにはの返信の返信 (No: 8)

投稿者 奥 義 得 人 素人 : 1 No: 6の返信

投稿日時:

流石に信じない人いそうなのでボーボボワールド再現の証拠
まあけされたら仕方ない
まあパクるやつはいないだろうけどバクらないでね
仮にそんなことしても次が出せやしないだろうけど

ボ「ボーボホワールド!」

毛「なんだここは!?」

ボ「ここはおふざけを超越した世界! お前は耐えられるかな?」

キ「久しぶりのお客じゃ! 歓迎するぜ! これが歓迎会じゃ!」

空に手を広げるキング鼻毛
シーン

バーン!

キ「バチカーン!?」【吐血】

静寂から大爆発するキング鼻毛

毛「いきなり爆破して飛ばされただと!? だがこの程度」

ボ「アッパーカット!」

毛「グボア!?」【吐血】 

毛「あっ!?」

便器にドボン

ド「ながそながそ」

レバーくい

毛「やめて!? 流れちゃう!? 流れちゃうからあれ~!?」

こぼぼ 
便器に流される毛狩隊

毛「なんだここは? 便器の中に広大な水がん? 何かちかよってくる」

ところ「私は人魚~私は人魚~自殺ボンバー」

毛ところ「ぐばば!?」【吐血】

人魚のところてんの助が電気ドライヤースイッチオンで二人とも感電 

毛「なんだこれはいきなり地上だと!?」

ボ「スイッチオン」

ボタンを押すボーボボ

毛「何も起き――」

ド「ミックスピザ一丁!」

毛「グバア!?」【吐血】

ピザの配達バイクにはねられる毛狩隊

毛「グバ!? なんださっきからこれは!? 攻撃なのか」

ド「ドンパッチ落とした!」

ボ「うおーーーーーーーーー!」

ハンマーを振りかぶるボーボホ

ところ「ブキン!?」【吐血】

ところてんの助をハンマーでぶん殴るボーボホ

キ「いまだ隙あり俺事やれ」

毛「しっしまった!?」

毛狩隊を羽交い絞めにするキング鼻毛

ボ「うおーーーーーーーーー!」

ハンマーを振りかぶるボーボホ

ボ「クッバイ!?」【吐血】

顔面にハンマーをぶち当てるボーボボ

ボところドキ「友情っ! 合体っ!」

棒立ちで並んでそういう四人

ボところドキ「おーマイフレンド達!」【号泣】

互いに抱き着こうする四人

ボところドキ「と見せかけっ! オラアっ!!」【吐血】

抱き着くに見せかけお互いに殴り合う四人

毛「一体何が起きてグハ!?」【吐血】

バタン
倒れる毛狩隊

ボ「魂を解放できず死んだか」

作品にインパクトを持たせるにはの返信の返信の返信 (No: 14)

スレ主 カイト : 0 No: 8の返信

投稿日時:

奥義得人素人さん、こんにちは。コメントありがとうございます。

残念ながら、ボーボボの面白さが昔も今もわからないので、出していただいたシナリオにもイマイチピンとこなかったのですが、自分の中の黄金律を確立させるというのは確かになぁと思いました。
ただ一方で、その黄金率が独りよがりになっていないか(自分だけが面白いと思っているのではないか)、という点には常に注意を払う必要があるとも感じました。
面白い視点をありがとうございます。

作品にインパクトを持たせるにはの返信の返信の返信の返信 (No: 17)

投稿者 奥 義 得 人 素人 : 1 No: 14の返信

投稿日時:

まあそれならいいですが独りよがりになるくらいのとがりがないとインパクトにはならないこともあるので注意してね
それに自分が独りよがりになっていない気でも気づかないなんてよくあることです
特に作家の勉強なんて実際ほとんど学んでいないのに沢山やったから読んだから学んだなんて思い込むの勉強に対する独りよがり
勉強で何かを得て初めで勉強と成立し沢山書いた沢山読んだ沢山完結したから学べているなんて幻想です
どのような勉強にせよ作家の勉強はそこがないと数やることに意味を見出し数やっているだけでほとんど学んでいないのに俺は私はあれだけしたのに成果が見えないと筆を折り俺には私には才能が時間が数が足りなかったという根幹から失敗する作家志望は世の中たぶんたくさんいます
さらに困ったことにこれは一部の者にとっては嘘ではないので沢山書いて沢山読んで沢山完結させて感覚などで成果を得られる人もそれなりにいます
勉強のたび何かを得ることは誰しも確実に学ぶための技の一つです
まあ沢山やる系の適性があるなら別にいいかしれませんがこちらの方が多くの人にとって有益と断言できます
巷の作家志望の大半がはまるわなの一つです
私はあえて自分の中の黄金律を守っています
独りよがりに見えてどっちつかずの皆に向けた作品よりどちら一方にばちんと来た方が個性的ですしね
そこに技が乗ればいいわけです
私が持っている技はボーボボのギャグだげでないですし夏目友人帳の感動の技鬼滅の刃の密度の技ありますので
全ての人が面白いと感じる作品はまずありえません
だからこそ作品には多くのジャンルがある
ジャンルに応じた黄金律そこに技を加えるだからインパクトが出る
そこにはある程度の自分の黄金律に対する信念という独りよがりは時には必要ですよ
まあ黄金律がひどい間違いがあるとか質が著しく低くく技がないなら独りよがりの作品ほどつまらないのはありませんがね

作品にインパクトを持たせるにはの返信の返信の返信の返信の返信 (No: 18)

投稿者 奥 義 得 人 素人 : 0 No: 17の返信

投稿日時:

突っ込まれる前に一応のため言っておきますが
注意!これはプロアマ問わず一部の者にとって知りたくもない聞きたくもない意見かもしれません
沢山書く沢山読む沢山完結させることが万人の正解として疑う気さえない人は読まないほうがいいかもしれません

そもそも沢山読むにしろ
作家志望が小説一冊から学んだ量はほぼ全ての人は受験生が一冊の参考書から学ぶことの量とは比べのにならないはずです
しかし公的に発売された小説一冊は出だしから読み終わるまでセリフ運び展開描写含め細かく言えばそれを成り立たせるための参考書と同程度か以上の公式定義法則などの技が膨大に詰め込まれています
それをたくさん読むそれがどれだけの技を見て触れることか言うまでありません
流石に全ては無理でもそのほんの僅かな一握りでさえ相当な量と質は確実です
そのほんの僅かでも沢山読むことに足せばただ沢山読むより確実な成果が手に入り成果の量も桁違いになる
一回の勉強で読んでノートほとんど真っ白の中にたった数行で学んだことを入れ続ける
それだけで沢山読む成果は段違い
自分でよくわからない感覚や無意識的な学びあれば二度おいしく最悪それがなくても一回の勉強で読んで数行学んだことが確実に成果として手に入る
つまり確実に勉強から学ぶことができるわけです
勉強と学んだという確かな何かを得るはセット
それがないと勉強で確実な学びは手に入りません
沢山やるにしても自分で何学んだかわからないなら自分でよくわからない感覚や無意識的さえないならまさに勉強していないも同然
あれば別にいいかもしれないしかし自分でよくわからない感覚や無意識的学びの多くは本人には良くわかない
どんな成果を得ているかわからないけどひたすら沢山行うマラソンそりゃほんの一部の人しかまともな成果は得られない
プロや向上を目指すマラソンでもそんなことはしない
だからこそ確実に学び成長するためには勉強のたび学んだという確かな何かを獲るはセット
作家志望の多くおそらくまともな勉強として成立させていないのに勉強ということを成立させていないのに成立したと独りよがりに思い込み沢山書いて沢山読んで沢山完結させて学んだと称す
もしかしたらプロ作家や文章にかかわるプロでさえ自分は効いたから他の人やプロ言っているからと一部の人向きで成果のつかめない人も多いこれが万人の正解として独りよがりになっている人もそれなりにいるのか知れない
私のようにそういう一部から外れた者は基本的に彼らの方法ではろくな成果はつかめない
彼らの意見も正解の一つ私たちのようにそれに外れた者の意見も正解の一つ
大事なのは自分に合った正解を選ぶこと
人それそれ違うのだから正解ある程度違って当然作家の勉強も同じ
私がその一つとして提示しているのが学びとして正解
勉強するたびに何か確実に学ぶこと
それはおそらくどの道の勉強も同じ成立させれば確実に成果を得られるメソッドの一つ沢山やる系は無意識的か感覚で成立させているから勉強として成立し成果を得られる
そのため意図的に学びとして正解勉強のたび学んだという確かな何かを得るはセットを守ることは才能の有無能力の大小か変わらず有益なことといえる
普通に考えて受験生と作家志望の勉強の違いは異常すぎる
沢山読む沢山書けば沢山完結すれば上手くなる程度なんて受験生なら確実に落ちる
同じ時間受験生が勉強すれば受かる受からないは受けるところ次第としても少しではなく学力は相当上がることは簡単に予想できる
いくら畑違いとしてもこれはないわ
巷の作家の勉強は効率が悪すぎるから私のように始めた時点の実力と経験が著しく低いとそれだけで無理ゲーと化す
私か今回描いたのはその効率化の一つの技勉強するたびに確実に学び成長するための技の一つ
信じる信じないはご自由に当然効果を保証するものではありませんが効果と恩恵を意図的に得られる可能性は確実に高めてくれるはずですよ
私は確実に成長したいのでこの道しか行きまませんがね

作品にインパクトを持たせるにはの返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 19)

投稿者 奥 義 得 人 素人 : 0 No: 18の返信

投稿日時:

みている皆さん
お分かりの通りこんなもん掲示板に晒そうものなら大大物議が巻き起こり何として否定したい人が大荒れすること間違いなしなのでこの一連の内容はここだけの話にしてください
皆さんだって変な恨みは買いたくないはずです
即興の内容だったので出してはいけないものが出ました
真実は時に人を傷つけますね
反省しています
なのでお互いのためにここ以外に晒したり広めないでください
これは多くの作家志望は知らないほうが幸せなのかもしれません
仮にさらされると二度とこの場では情報提供ができなくなりますので

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。

作品にインパクトを持たせるにはの返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 20)

スレ主 カイト : 4 No: 19の返信

投稿日時:

最終奥義素人さん、たくさんコメントありがとうございます。

しかし申し訳ありません。浅学な私では、あなたのおっしゃることが半分も理解できませんでした。
せっかくの金言を活かせないのは勿体無いので、以降のコメントはお断りさせていただきたく思います。素人さんの貴重な時間を私如きが奪うのは申し訳なくて仕方がありません。
今後のご活躍を(私の知らないところでバリバリ活躍されているのでしょうが)、お祈りいたします。

作品にインパクトを持たせるにはの返信 (No: 7)

投稿者 暇人A : 1 No: 1の返信

投稿日時:

インパク!難しいですね、、、
例えば主人公がバリバリの陽キャだった時、その主人公にインパクトを付けさせるには「主人公は今陽キャだが昔は空気のような陰キャだった」という設定をすれば少しギャップもあるし、これからの話しもより考えやすくなると思います。もう一つ例を上げます。「主人公はあまり人と話さない陰キャ、、主人公のクラスメイトはみんな変人」という例だと、あまり主人公が目立ちません。そういうときは、「主人公は陰キャだが裏では超有名のバンドマン。」というインパクトをもたせれば割と話が面白くなります。なので登場人物にインパクトを持たせたいのならば表の性格と裏の性格を結構真反対に設定すればギャップもあり、面白い話になると思います。
次は、『これって自分の持ち味とは違うよなぁ」というキャラクターを動かすときに意識している点は?』というところで、持ち味が違うキャラクターが主人公など登場人物の時、よくありますね。私はいつも、自分の持ち味と違うよなっと思ったときは周りの人を参考にします。例えば、私は学生でクラスの人をよく観察してその人などを参考にしてキャラ作りをしています。なので、同じクラスの人または近くの友人などの人でこの性格って、、あの人に似てるな!と思ったら絶対にその人を観察して、参考にすればより話が作りやすくなります。
以上です。参考にしてくれると嬉しいです。

作品にインパクトを持たせるにはの返信の返信 (No: 15)

スレ主 カイト : 0 No: 7の返信

投稿日時:

暇人Aさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

やっぱりギャップは大きなインパクトになりますね。表の顔と裏の顔、意外な一面、正反対の関係性など、色々考えてみようと思います。

周りの人を参考にする、というのはちょっと目から鱗でした。人間観察というやつですね。明日からでも実践できる方法で参考になります。ありがとうございます。

作品にインパクトを持たせるにはの返信 (No: 9)

スレ主 カイト : 0 No: 1の返信

投稿日時:

みなさんたくさんのコメントありがとうございます。
お返事に少し時間をいただきたいので、とりあえずお礼のみで失礼します。

それにしても少し意外だったのが、「キャラクターの個性を強くしろ」という方が一人もいなかったことですね。てっきりそういう意見があるものだと思っていたのですが……
私はキャラ文芸のような、キャラクターの個性の強さで勝負できないタチなので、これはありがたかったです。

まとめてのお礼で失礼します。個別のお返事にはもう少し時間をいただきたいと思います。

作品にインパクトを持たせるにはの返信 (No: 31)

投稿者 BB : 2 No: 1の返信

投稿日時:

「地に足の着いた物語」「地味な展開」は、私自身の作風でもあり、その悩みはとても共感しますね。
 まあ、自分が手堅いと思っているだけで、読む人からすれば単に地味なお話なのかもしれませんが。

 インパクトを持たせる方法としては、「大きな嘘を、ひとつ吐く」かな、と思ってます。
 自分の作風ではやらないような設定やキャラを出して、あとはそれがもっともらしくなるよう、堅実に固めていく。これが、自分好みの作風を維持しつつ、インパクトのある作品にする方法ではないかと、思っています。
 まあ、その大嘘が、中々思いつかなかったりするんですけどね。

>「これって自分の持ち味とは違うよなぁ」というキャラクター

 これの意味がよく判らないのですが、自分の中にないキャラ、ということでしょうか。
 なんだかんだ言って、作品に登場するキャラは、全て自分自身で作り上げたキャラです。なので、知らずしらずの内に、行動原理が似てしまうということがあります。真逆の設定にしているにもかかわらずに、です。
 そういう場合は、キャラ設定を構築する過程で、実在の人物をモデルにするといいです。自分の中にない思考、行動をしてくれます。
 その際、必要なのは人間観察。「何でこんなことをするのだろう」「どうして怒ったんだろう」と考察することで、幅が広がります。

作品にインパクトを持たせるにはの返信 (No: 33)

スレ主 カイト : 0 No: 1の返信

投稿日時:

BBさん、コメントありがとうございます。

わかります。手堅いと地味は紙一重ですよね……。あんまり手堅い手堅い言われると、嫌味かとつい邪推してしまうくらいに笑

ジャコウはインパクトありましたか。嬉しい感想です。
「出オチじゃん」というのは、たしかに。四本腕、活かせてなかったですよね。
ストーリーに起伏がないというのも頷けます。今回は字数制限もあり、あれこれ入れ込むのは厳しい面もありましたが、この辺はプロット作成の巧拙が試されるところですね。

「これって持ち味と違うよなぁ」は「自分の作風ではやらないような設定やキャラを出して」ということと同じですね。私は破天荒系のキャラを考えるのが苦手なので、どうしても「地に足のついた=地味な」キャラクターが多くなり、インパクトに欠けることになってしまいます。
実在の人物をモデルにするのはいい案ですね。たとえば私は元YouTuber議員みたいな人が大嫌いなのですが、そういう「自分の嫌いなタイプ」を書くのは物語の幅を広げる意味では有効かもしれません。

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タイトル:作品にインパクトを持たせるには 投稿者: カイト

こんにちは、カイトと申します。

先日某企画に参加したのですが、いただいた感想は比較的好感触だったにも関わらず、点数や順位が伸びませんでした。
おそらく感想に多かった「手堅い」「そつなくまとまっている」「オーソドックス」という内容が(ポジティブな意味で書いてくださってはいたのですが)、私の欠点なんだなぁと痛感した次第です。

上記の感想は欠点の一方長所であることも自覚していて、「地に足のついた物語」は私自身が意識していることでもあります。ただやっぱり、ここは一皮剥けるチャンスでは⁈ という気持ちも大きく、皆さんのお知恵を拝借したいなぁと思っています。

というわけで
・登場人物や設定にインパクトを持たせたいとき、どのようなことに気を付けていますか?
・「これって自分の持ち味とは違うよなぁ」というキャラクターを動かすときに意識している点は?
について、ご意見をいただけるとありがたいです。

なお、件の作品をノベル道場に供養のつもりで上げています。
もしよろしければご笑覧ください。一万字弱の掌編です。

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