小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

手塚満さんの返信一覧。最新の投稿順28ページ目

元記事:思うような展開にならない

こんばんわ。
今構想中のストーリーの第1章なのですが、

1 冒険者初心者のヒロインと主人公が出会い、PTを組んで冒険する
2 主人公は活躍するのに条件が必要な職業で本人はその条件を満たしているが、ヒロインは初心者故にそれをわかっていない
3 ヒロインは他のお手軽テンプレPTに誘われ、そのままそちらに移ってしまう
4 捨てられた主人公は高レベルPTに誘われ、最前線で戦う
6 ヒロインPTが強敵に出会ってピンチの時に主人公PTが駆けつけ、倒してしまう
7 ヒロインは主人公を見直し、また仲間になる。ヒロインは主人公のPTへ仮入隊。報酬は主人公の分け前を折半するという形に。
8 強力なモンスターを狩る事になったが、モンスターの予想外の行動と強さによって仲間がピンチに陥る
9 ヒロインの活躍で仲間を助け、モンスターも倒す
10 ヒロインの活躍を認めたPTメンバー達がヒロインの分け前を寄越してend

というものなのですが、これではヒロインが主人公の力目当てにくっついてきたようで釈然としません。
主人公とヒロインの関係を「強いけど血の気の多いのが欠点の主人公と、それを諫める実力的にも精神的にも成長していくヒロイン」という形にしたいのですが、今のままではヒロインが主人公にくっついてるだけの金魚の糞みたいになってしまいそうです。
できれば3までの展開はそのままにヒロインの精神的な強さを見せられるような展開に変えたいのですが何かいい案はないでしょうか?

上記の回答(思うような展開にならないの返信)

投稿者 手塚満 : 0 投稿日時:

お示しの書き方から受ける印象は「ヒロイン」が主人公で、「主人公」がヒロイン主人公に対する彼氏キャラの感じです。

1からして、ヒロインが詳述され、「初心者」ということでイメージがはっきりしている。対して主人公は2で紹介されるものの、条件を満たす程度しか分からず、イメージがあいまいです。

その後も、ヒロインをメインに流れが示されている。ラスト(9~10)もヒロインの成長と、仲間から認められるという、ヒロインのハッピーエンドですね。

ご構想と異なるとは思いますが、ヒロインが視点主人公、主人公が能力の高い彼氏キャラ=行動上の主人公と考えてみることにします(「慎重勇者」がそういうスタイルですし、古くはシャーロック・ホームズがワトスンの語りなのも同様)。

そういうイメージで考えてみますが、、あくまでもスレ主さんのご構想をどうするかでなく、やりようの説明用サンプルですので、ご了解をお願いします。

1.主人公・ヒロインの内面を考慮してみる

主人公とヒロインが互いにどう感じているか(内面、気持ち)を考えてみます。記号として<、>を使い、「ヒロイン>|<主人公」なら互いに好意・接近、逆に「<ヒロイン|主人公>」なら互いに反発ということにしておきます。

あくまでも例えばですが、以下のようなヒロイン・主人公の関係性の変遷が考えられます。

――――――――――――
> 1 冒険者初心者のヒロインと主人公が出会い、PTを組んで冒険する
 ヒロイン>|<主人公
(互いに興味を持った、ヒロインは主人公の強さをなんとなく感じたから?)

> 2 主人公は活躍するのに条件が必要な職業で本人はその条件を満たしているが、ヒロインは初心者故にそれをわかっていない
 ヒロイン>|主人公>
(主人公はヒロインがパートナーには力不足と感じた)

> 3 ヒロインは他のお手軽テンプレPTに誘われ、そのままそちらに移ってしまう
 <ヒロイン|<主人公
(2で主人公に嫌われたと感じたヒロインと、いざ離れてみると喪失感を感じてしまう主人公、とか)

> 4 捨てられた主人公は高レベルPTに誘われ、最前線で戦う
 <ヒロイン|<主人公
(主人公は高レベルPTにいてもヒロインが気がかり→6の準備、伏線)

> 6 ヒロインPTが強敵に出会ってピンチの時に主人公PTが駆けつけ、倒してしまう
 <ヒロイン|<主人公
(ヒロインの動静をそれとなく気を付けていた主人公だからピンチを予測できた)

> 7 ヒロインは主人公を見直し、また仲間になる。ヒロインは主人公のPTへ仮入隊。報酬は主人公の分け前を折半するという形に。
 ヒロイン>|<主人公
(ヒロインは主人公の出現を偶然と思っているが、強さは目の当たりにして頼る気になる)

> 8 強力なモンスターを狩る事になったが、モンスターの予想外の行動と強さによって仲間がピンチに陥る
 ヒロイン>|<主人公
(もし「仲間」が主人公ならクライマックスに適する)

> 9 ヒロインの活躍で仲間を助け、モンスターも倒す
 ヒロイン>|<主人公
(ヒロインの力量の高さを主人公が認識する)

> 10 ヒロインの活躍を認めたPTメンバー達がヒロインの分け前を寄越してend
 ヒロイン>|<主人公
(エピローグ的で、周囲がヒロイン&主人公を名コンビと認める運びがオチとしてよくある;第2章につなげるにしても、締めくくり感を出すのは大事)
――――――――――――

2.さらに内面と行動を対比させてみる

これに行動として、ヒロインと主人公が互いにどうするか(外面)も加味してみます。矢印→、←を使い、例えば「ヒロイン→>|<主人公→」ならヒロインは主人公に気持ちも行動も向かうが、主人公はヒロインに惹かれながらも離れる、ということにしておきます。

――――――――――――
> 1 冒険者初心者のヒロインと主人公が出会い、PTを組んで冒険する
 ヒロイン→>|<←主人公
(双方が興味を持ち、とりあえずPT結成)

> 2 主人公は活躍するのに条件が必要な職業で本人はその条件を満たしているが、ヒロインは初心者故にそれをわかっていない
 ←ヒロイン>|主人公→>
(ヒロインはまだ主人公を頼りたいが、別PTに誘われ、主人公は身も心も離れる)

> 3 ヒロインは他のお手軽テンプレPTに誘われ、そのままそちらに移ってしまう
 <←ヒロイン|<主人公→
(主人公はヒロインと離れたことを後悔するも、もう後に引けない)

> 4 捨てられた主人公は高レベルPTに誘われ、最前線で戦う
 <←ヒロイン|<←主人公
(しかし主人公はやはりヒロインが気にかかり、内緒で行動をチェックし始める)

> 6 ヒロインPTが強敵に出会ってピンチの時に主人公PTが駆けつけ、倒してしまう
 <ヒロイン→|<←主人公
(ヒロインのピンチを主人公が庇い、強敵を退ける。ヒロインは支援攻撃くらいの活躍が通例か)

> 7 ヒロインは主人公を見直し、また仲間になる。ヒロインは主人公のPTへ仮入隊。報酬は主人公の分け前を折半するという形に。
 ヒロイン→>|<←主人公
(1周回って1の再現だけど、実は偽の平和。主人公はまだヒロインの力量を侮っており、守られるだけの「弱き」存在と思っており、ヒロインもまだバトルに恐怖感を残している、とか。)

> 8 強力なモンスターを狩る事になったが、モンスターの予想外の行動と強さによって仲間がピンチに陥る
 ←ヒロイン>|<主人公→
(主人公は「弱き」ヒロインを逃がそうと、しんがりとなって戦うも、敵モンスターが圧倒。主人公的にはヒロインすら守れそうになく絶望し、ヒロインも絶体絶命。)

> 9 ヒロインの活躍で仲間を助け、モンスターも倒す
 ヒロイン→>|<←主人公
(ヒロインは主人公の危機を見て覚醒、真の実力を発揮する。主人公はようやくヒロインを自分と対等な(または格上の)「強き」パートナーと認識する)

> 10 ヒロインの活躍を認めたPTメンバー達がヒロインの分け前を寄越してend
 ヒロイン→>|<←主人公
(2人を周囲も是認して大団円。この流れだとヒロインと主人公がPTのリーダー格となるか、PTを卒業するか、みたいな流れになりそう)
――――――――――――

もちろん、話の流れを変えてみることも可能ですが、現在のままでもヒロインと主人公の関係をもう少し具体化するだけでも、いろいろやれるんではないかと思います。

3.メインキャラを1人増やしてみる

今はヒロインと主人公がどうなるかで考えているわけですが、サブヒロインを加えると、変化のさせかたはいろいろになってきます。

例えば、サブヒロインを強力PTに属する紅一点だとしておきます(他にも女性キャラがいるとちょっとややこしくなりがち)。強力PTにいるくらですから、ヒロインより戦闘的には格上。かつ、大人の魅力もそうだとしてみます。

3~4で、主人公とヒロインは別PTに分かれるものの、女性同士ということでヒロインとサブヒロインが接点を持ち、次第に交流を深めていくとします。主人公もそのことに気が付いている。

6でヒロインはサブヒロインの戦闘力の高さをはっきり認識、自分では到底追いつけそうにないとも思う。勢い、ヒロインは主人公とサブヒロインはお似合いだとも思うようになる。

8~9をちょっと変えまして、ピンチの「仲間」をサブヒロインとし、主人公は必死になってサブヒロインを助けようとしている。ヒロインは主人公がそうまでするならと思い切り(ここでヒロインの覚醒が発生)、主人公を援護して見事逆転勝利。

サブヒロインが(ある種の期待を込めて)主人公に自分を助けてくれた理由を聞くと、主人公は「だってサブヒロインに何かあると、ヒロインが泣くだろ」(ヒロインのためにサブヒロインを助けた、の意)と答える。サブヒロインもPTメンバーもがっくりしながらも、2人の絆を認めて大団円。

以上、この場での思い付きですが、2人の関係性で行き詰ったら、1人加えてみるのも手です。2人の関係性は1つしかないですが(A-B)、3人になると7通りに増えます(A-B, B-C, C-A, A-(B, C), B-(A, C), C-(A, B), A-B-C)。

新キャラ1名で、主人公とヒロインの関係性の作り方、描き方が一気に増え、バリエーションも思い付きやすくなります。しかし、2人から1人増えただけでこうですから、さらに1人加えて4人にしたたら、やりようが多すぎて制御が難しくなる点は要注意かと思います(上記で「紅一点」としたのも、その辺りを考慮しました)。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 思うような展開にならない

この書き込みに返信する >>

元記事:新人賞応募の際の序盤の展開について

私はファンタジー長編小説を書こうと思っているのですが、序盤の展開がイマイチ気に食いませんので、質問させていただきます。
尚、今回執筆予定のファンタジー小説は新人賞(電撃大賞)に応募予定なのでよしなに。
で、質問に答えやすくするためにも、現時点でのプロローグを書かせてください、プロット相談掲示板に行けよ、とか、プロローグ改善相談所に行けよ、とか思われるかも知れませんが、質問の内容的にそれらに投稿するのはちょっと違うかなっと思ったので。
因みに題材は海賊で、無駄に重たくしない為にも、軽めのギャグを入れようと思います。

プロローグ
主人公(幼少期)は右手の指が六本あると言う奇形児で、貴族出身にも関わらず奇形児なので、父親や兄弟から疎まれていた。
そんな主人公の唯一の理解者は母親であり、主人公は母親のことを好いていた。とある日、船で主人公と母親が航行していると、突然海賊の襲撃に遭い、母親は主人公を庇い殺されてしまう。主人公は目の前で理解者である、母親を殺され、ショックで喋れなくなってしまう。主人公は応援に来た船に助けられ生還する。生還しても尚、喋れない状態が続いた(吃音症的な)
数年後、青年となった主人公は母親の命を奪った海賊たちに復讐するため、勉強や鍛錬を積み、幼少期とは比べ物にならないほど強くなって船を率い、海賊たちの根城である街に突撃するが、上陸する間もなく、主人公たちは海賊に包囲され、船員は奴隷にされた。
主人公は奴隷となり、海賊の中にいた一人の少女(ヒロイン)の所有物となる。そして、主人公はその少女こそが、自分の母親を殺した張本人だと気がつく。しかし、主人公は吃音症であり、尚且つ、喋れないので、少女は自分が主人公の親の仇だとは知らず、主人公の剣の腕を買い、部下として扱うことになり……

と言った感じです。このあと、主人公は少女と修羅場を共にすることで、友情、恋愛感情が芽生えたり、基本的に多くの海賊は人を殺さないとか、実は母親を殺したのは少女では無かった、などの事実が明かされます(不明瞭な点が有ればご指摘ください)
さて、本題の質問ですが、主人公の親が死ぬ展開は昔からあり(Ζガンダム、アナ雪など)テンプレとなっています。新人賞ではオリジナリティーが必要不可欠と知りましたので、終盤の王道展開はともかく、序盤から手垢のついたテンプレを使うのはどうかと思いました。
質問は三つあります。

一つ目、新人賞で序盤からテンプレを使って良いのか?(個人的にはダメだと思ってる)

二つ目、このプロローグの完成度はどの程度か?(情報量が少ないですので、面白いか否か、ニュアンスで結構です)

三つ目、親が序盤に死ぬ以外の他のショッキング展開を知りたい!(できればこのプロットに合致するような内容)

一度に三つも質問するのは不躾かと思いますが、スレを乱立させるよりかはマシだと思いました、気に障りましたらすみません。しかし、新人賞応募にあたってを他にも知識を賜りたいことがあるので、また、こう言ったスレを立てると思います。迷惑でしたら、コメ欄に書いてください。
割と切実なので、答えていただけると感謝感激です。その他、気になったことが有れば、ドンドンご指摘ください。

上記の回答(新人賞応募の際の序盤の展開についての返信)

投稿者 手塚満 : 1 投稿日時:

どうもご質問の3つのポイントにダイレクトに回答するのが難しく、お示しの構想についてこう思ったということを申し上げてみます。勝手に推測した部分も多く、もし「いや、そういう話ではない」ということでしたら、お聞き流してくださると幸いです。

1.冒頭での母親の死は重みを与えにくい

冒頭のツカミとしては、主人公の唯一の理解者である母親の死を持ってくるというのは悪くありません。確かに誰にもショッキングと分かる出来事です。ですが、長編の冒頭で常に考えないといけないのは、読者の感情移入の程度です。主人公の母親はもちろんのこと、主人公ですら読者にとっては赤の他人です。

しかも、母親は死んでしまうということは、動くキャラとしては物語から退場です。もう母親自身がドラマを動かしたりすることはない。読者としては考えなくていいキャラとなります。主人公の記憶にある母親のみとなります。重みを持たせるのがなかなか難しそうに思えます。繰り返しますが、たとえ死でも赤の他人の死だからです。

2.母親が序盤で死ぬ有名作事例

つい先日亡くなられた漫画家のジョージ秋山さんの有名作、といっても70年代のものですが「銭ゲバ」という作品があります。主人公は生まれ落ちたときに既に誰の目にもあまりにも醜い子だったため、差別意識丸出し(でも当時はそれが通例だったらしい)の人々、父親までもが疎んじ虐げた。唯一、母親だけは優しく接し、愛してくれた。その母親が金がなかったばかりに死んでしまう。以降、主人公は金に執着し、あくどく歪んでいく。

「銭ゲバ」では母親の死までに、相当量の主人公への迫害が描かれます。その間、母親だけが唯一の希望となっています(母親を通じて主人公への感情移入も起こる)。そうしておいて、その母親を(わずかばかりの金が不足しただけで)退場させる。そうしたからこそ、主人公のその後の無道ぶりが際立つとともに、読者も納得できるわけです。

ただ、読むのは辛いものとなります。ジョージ秋山さんは同時期に「アシュラ」という問題作も描いてまして(室町時代の設定)、こちらは第1話から飢えた母親が我が子を食う、なんてシーンがあります。どちらも作者としてはかなりの冒険ですが、ジョージ秋山さんの知名度、人気、出版社の支持・支援などで連載が続けられたようです。

3.序盤ではキャラは読者には赤の他人で軽い

スレ主さんの構想でも、主人公の大事な母親の死でインパクトを与えようというわけですね。ですが、主人公が(長期計画の)かたき討ちを志すのを読者が納得するだけの重みを与えようとすれば、事前に母親をきちんと描写しておく必要が生じます。すると「銭ゲバ」のように重い話を冒頭から続ける必要性が出てしまう。ツカミになるほどのものを作ろうとすればするほど、嫌悪感漂う描写が続いてしまうわけです。

その先が面白くなると確信できないと、なかなか読み続けられない展開となります。作者が誰かを評価基準にしない公募や、たとえネット公開だとしても我々無名の者としては不利な戦略です。掌編ならそれでも読んでくれるかもしれませんが、かなりの読書時間を費やす長編では途中で読むのをやめられてしまう危険性が高そうです。

繰り返すようで恐縮ですが、我々無名の作家志望者が冒頭で示すキャラは、主人公含めて、読者には赤の他人です。どんな設定を付そうが、最初は読者の興味がゼロだということは覚悟する必要があります。

4.読者にはまだ重みがないキャラの扱い

しかし、設定や話の運びを少し変えれば、リスクを下げることは可能です。例えば、母親が死ぬのではなく、拉致されてしまうとしたらどうでしょうか。主人公に海賊を追わせやすくなります。母親の印象を非常に強める必要性も下がります。
(例えばですが、主人公がようやく母親にたどり着いたら、既に死んでいた、というのは中盤辺りならアリの展開。そこから主人公は殺害犯をヒロインと疑い、いやそうではなさそうとしておいて、やっぱりヒロインが犯人だが事情があって、と二転三転させていったりする。)

あるいは、物語開始時点を「主人公は奴隷となり、海賊の中にいた一人の少女(ヒロイン)の所有物となる」の後か、「主人公は少女と修羅場を共にする」ところから始める。主人公は奴隷としてヒロインに従いつつも、ちらちら反抗的な態度を示しますよね。主人公の態度の理由を徐々に明かすなら、母親の死からかたき討ちの決意までを重みを持たせて語ることも可能です。

何度も繰り返して恐縮ですが、我々無名作家志望者は読者からしたら赤の他人です。その我々が語る主人公などのキャラも読者には赤の他人です。赤の他人が語り始めた赤の他人の物語に耳を傾けてくれるよう工夫しなければなりません。しかも、文字通りの絵空事です。目を引くだけでは不足で、気持ちも惹きつける必要があります。不快描写でそれを為すのは相当の高等テクニックか、作者の知名度が必要と割り切るべきかと思います。

それに対し、燃える/萌えるものがあるとか、好奇心を刺激するとか、読者も欲しいと思うようなものを主人公が追い求めるとかなら、冒頭のツカミを作りやすいように思います。

5.冒頭のテンプレの是非

テンプレは多用されてきたからこそテンプレと呼ばれるわけです。なぜ多用されるかといえば、受けやすいから。それが発展するとジャンルにもなっていき、長く使われるならセオリーと呼ばれるようにもなります。ジャンルも長く保てば王道ともなります。

テンプレは単独でも読者のツボを突きやすい性質、構造をしていると考えてよいと思いますが、それ以外にも受けやすい理由があります。多用されているからこそのテンプレであるわけですが、言い換えれば、そのテンプレを使った人気作が多数あるということでもある。

例えば「剣と魔法の世界で、主人公が邪悪な魔法使いや狂暴なドラゴンと戦う」と要約できる作品は多々あるはずです。読者(や視聴者、観客)が、そのパターンだと認識すれば、過去の鑑賞経験による刺激が出てきます。

つまり、読者としてもいろいろな作品でそのテンプレで感動したことがあるわけですよね。そういう経験が積み重なると、そのテンプレが出た途端、過去の感動が甦るという効用が出てきます。つまり、作者側のメリットとしては、テンプレを使えば過去の名作の力を借りることができるわけです。テンプレが持っているものは描かなくていい。これは読者の読む手間を省いて負担を減らすことにもなります。つまり読み進めやすい。

6.主人公の動機はテンプレに頼るべきではない

ただし、テンプレ臭などの批判としてもよく言われます。これは使い方が悪い以外のなにものでもありません。スレ主さんの構想で言えば「優しかった母親が殺害された→かたき討ち」の部分が、そうなってしまう危険性が高い。

「優しかった母親が殺されたら恨んで当然だろ」というテンプレになるわけですが、主人公の動機付けにテンプレは使うべきではありません。主人公(だけではなくメインキャラ全員が)はオリジナルでないと、読者を惹きつけにくいのです。

冒頭~序盤における主人公の行動、言動を発生させる動機はきちんと描かれていないと感情移入をしにくいのです。しかしスレ主さんの構想では、その主人公の動機をきちんと印象付けるには、冒頭が不愉快な展開が続くしかなさそうで、不利であるわけです。ですので、失った悲しみ→怒り、よりは、奪われた→追う、とか、物語の開始時点をずらせるとかしたほうがいいかもと申し上げてみました。

7.多指症・吃音等、現実を設定に採用するのはハイリスク

指が1本多いというのは、他の方かも注意喚起がありますが、現実にある症状です。他に、例えば腕が極端に短いという症例もあります。吃音も現実にある症状です。会話に支障となる症状に、場面緘黙もあります。現実にある疾病、症状、特徴などをフィクション作品に登場させるのは、かなりの注意を要します。

よほどに詳しくないと描写が現実から乖離し、多少知っている人からも激しく非難されることは容易に予想できます。公募であれば、そんなリスキーな作品は選外とされやすくなるでしょう。
(字数制限により続く)

カテゴリー : ストーリー スレッド: 新人賞応募の際の序盤の展開について

この書き込みに返信する >>

元記事:新人賞応募の際の序盤の展開についての返信

どうもご質問の3つのポイントにダイレクトに回答するのが難しく、お示しの構想についてこう思ったということを申し上げてみます。勝手に推測した部分も多く、もし「いや、そういう話ではない」ということでしたら、お聞き流してくださると幸いです。

1.冒頭での母親の死は重みを与えにくい

冒頭のツカミとしては、主人公の唯一の理解者である母親の死を持ってくるというのは悪くありません。確かに誰にもショッキングと分かる出来事です。ですが、長編の冒頭で常に考えないといけないのは、読者の感情移入の程度です。主人公の母親はもちろんのこと、主人公ですら読者にとっては赤の他人です。

しかも、母親は死んでしまうということは、動くキャラとしては物語から退場です。もう母親自身がドラマを動かしたりすることはない。読者としては考えなくていいキャラとなります。主人公の記憶にある母親のみとなります。重みを持たせるのがなかなか難しそうに思えます。繰り返しますが、たとえ死でも赤の他人の死だからです。

2.母親が序盤で死ぬ有名作事例

つい先日亡くなられた漫画家のジョージ秋山さんの有名作、といっても70年代のものですが「銭ゲバ」という作品があります。主人公は生まれ落ちたときに既に誰の目にもあまりにも醜い子だったため、差別意識丸出し(でも当時はそれが通例だったらしい)の人々、父親までもが疎んじ虐げた。唯一、母親だけは優しく接し、愛してくれた。その母親が金がなかったばかりに死んでしまう。以降、主人公は金に執着し、あくどく歪んでいく。

「銭ゲバ」では母親の死までに、相当量の主人公への迫害が描かれます。その間、母親だけが唯一の希望となっています(母親を通じて主人公への感情移入も起こる)。そうしておいて、その母親を(わずかばかりの金が不足しただけで)退場させる。そうしたからこそ、主人公のその後の無道ぶりが際立つとともに、読者も納得できるわけです。

ただ、読むのは辛いものとなります。ジョージ秋山さんは同時期に「アシュラ」という問題作も描いてまして(室町時代の設定)、こちらは第1話から飢えた母親が我が子を食う、なんてシーンがあります。どちらも作者としてはかなりの冒険ですが、ジョージ秋山さんの知名度、人気、出版社の支持・支援などで連載が続けられたようです。

3.序盤ではキャラは読者には赤の他人で軽い

スレ主さんの構想でも、主人公の大事な母親の死でインパクトを与えようというわけですね。ですが、主人公が(長期計画の)かたき討ちを志すのを読者が納得するだけの重みを与えようとすれば、事前に母親をきちんと描写しておく必要が生じます。すると「銭ゲバ」のように重い話を冒頭から続ける必要性が出てしまう。ツカミになるほどのものを作ろうとすればするほど、嫌悪感漂う描写が続いてしまうわけです。

その先が面白くなると確信できないと、なかなか読み続けられない展開となります。作者が誰かを評価基準にしない公募や、たとえネット公開だとしても我々無名の者としては不利な戦略です。掌編ならそれでも読んでくれるかもしれませんが、かなりの読書時間を費やす長編では途中で読むのをやめられてしまう危険性が高そうです。

繰り返すようで恐縮ですが、我々無名の作家志望者が冒頭で示すキャラは、主人公含めて、読者には赤の他人です。どんな設定を付そうが、最初は読者の興味がゼロだということは覚悟する必要があります。

4.読者にはまだ重みがないキャラの扱い

しかし、設定や話の運びを少し変えれば、リスクを下げることは可能です。例えば、母親が死ぬのではなく、拉致されてしまうとしたらどうでしょうか。主人公に海賊を追わせやすくなります。母親の印象を非常に強める必要性も下がります。
(例えばですが、主人公がようやく母親にたどり着いたら、既に死んでいた、というのは中盤辺りならアリの展開。そこから主人公は殺害犯をヒロインと疑い、いやそうではなさそうとしておいて、やっぱりヒロインが犯人だが事情があって、と二転三転させていったりする。)

あるいは、物語開始時点を「主人公は奴隷となり、海賊の中にいた一人の少女(ヒロイン)の所有物となる」の後か、「主人公は少女と修羅場を共にする」ところから始める。主人公は奴隷としてヒロインに従いつつも、ちらちら反抗的な態度を示しますよね。主人公の態度の理由を徐々に明かすなら、母親の死からかたき討ちの決意までを重みを持たせて語ることも可能です。

何度も繰り返して恐縮ですが、我々無名作家志望者は読者からしたら赤の他人です。その我々が語る主人公などのキャラも読者には赤の他人です。赤の他人が語り始めた赤の他人の物語に耳を傾けてくれるよう工夫しなければなりません。しかも、文字通りの絵空事です。目を引くだけでは不足で、気持ちも惹きつける必要があります。不快描写でそれを為すのは相当の高等テクニックか、作者の知名度が必要と割り切るべきかと思います。

それに対し、燃える/萌えるものがあるとか、好奇心を刺激するとか、読者も欲しいと思うようなものを主人公が追い求めるとかなら、冒頭のツカミを作りやすいように思います。

5.冒頭のテンプレの是非

テンプレは多用されてきたからこそテンプレと呼ばれるわけです。なぜ多用されるかといえば、受けやすいから。それが発展するとジャンルにもなっていき、長く使われるならセオリーと呼ばれるようにもなります。ジャンルも長く保てば王道ともなります。

テンプレは単独でも読者のツボを突きやすい性質、構造をしていると考えてよいと思いますが、それ以外にも受けやすい理由があります。多用されているからこそのテンプレであるわけですが、言い換えれば、そのテンプレを使った人気作が多数あるということでもある。

例えば「剣と魔法の世界で、主人公が邪悪な魔法使いや狂暴なドラゴンと戦う」と要約できる作品は多々あるはずです。読者(や視聴者、観客)が、そのパターンだと認識すれば、過去の鑑賞経験による刺激が出てきます。

つまり、読者としてもいろいろな作品でそのテンプレで感動したことがあるわけですよね。そういう経験が積み重なると、そのテンプレが出た途端、過去の感動が甦るという効用が出てきます。つまり、作者側のメリットとしては、テンプレを使えば過去の名作の力を借りることができるわけです。テンプレが持っているものは描かなくていい。これは読者の読む手間を省いて負担を減らすことにもなります。つまり読み進めやすい。

6.主人公の動機はテンプレに頼るべきではない

ただし、テンプレ臭などの批判としてもよく言われます。これは使い方が悪い以外のなにものでもありません。スレ主さんの構想で言えば「優しかった母親が殺害された→かたき討ち」の部分が、そうなってしまう危険性が高い。

「優しかった母親が殺されたら恨んで当然だろ」というテンプレになるわけですが、主人公の動機付けにテンプレは使うべきではありません。主人公(だけではなくメインキャラ全員が)はオリジナルでないと、読者を惹きつけにくいのです。

冒頭~序盤における主人公の行動、言動を発生させる動機はきちんと描かれていないと感情移入をしにくいのです。しかしスレ主さんの構想では、その主人公の動機をきちんと印象付けるには、冒頭が不愉快な展開が続くしかなさそうで、不利であるわけです。ですので、失った悲しみ→怒り、よりは、奪われた→追う、とか、物語の開始時点をずらせるとかしたほうがいいかもと申し上げてみました。

7.多指症・吃音等、現実を設定に採用するのはハイリスク

指が1本多いというのは、他の方かも注意喚起がありますが、現実にある症状です。他に、例えば腕が極端に短いという症例もあります。吃音も現実にある症状です。会話に支障となる症状に、場面緘黙もあります。現実にある疾病、症状、特徴などをフィクション作品に登場させるのは、かなりの注意を要します。

よほどに詳しくないと描写が現実から乖離し、多少知っている人からも激しく非難されることは容易に予想できます。公募であれば、そんなリスキーな作品は選外とされやすくなるでしょう。
(字数制限により続く)

上記の回答(新人賞応募の際の序盤の展開についての返信の返信)

投稿者 手塚満 : 1 投稿日時:

(No: 13の続き)

8.フィクションでは仮想のものに置き換えることが多い

ですから、フィクション作品では架空の症状、疾病などを登場させます。漫画「からくりサーカス」(藤田和日郎著)では「ゾナハ病」という設定があります。初期症状としては、他人を笑わせないと苦痛が生じるという奇妙なものです。現実のどんな疾病、症状とも似ていません。不特定多数に供する作品として、読者の誰も自分に似たような症状があると思って不快にならないよう、計算してあるわけです。

かつ「ゾナハ病」は話が進むにつれて謎と解明が深まり、ラストに深く結びつく設定でもあります。単にキャラを動かすためだけのツール的な設定ではない。つまり「チェーホフの銃」(観客/読者に銃を見せたら、その銃は使われなければならない)の使い方をされているわけです。

多指症や吃音を主人公に与えたのなら、もしそれで大多数に嫌われるという便利設定(←あえてこう申しておきます)にしてしまうならリスキーです。その特徴はドラマの解決のために使われる必要があります。しかしその特徴の扱いは難しい。

ですので、フィクションでよく使われる、仮想のものに置き換える手法を使ったほうが無難だろうと思います。例えば「指が1本多い」を「見えない指が1本ある」にしておくとか。主人公が小さい頃、主人公の手の近くにあるものを見えない指で動かして遊んだりしますと、周囲は不気味に思うはずです。それで迫害される。が、その見えない指を駆使して危機を脱するシーンを作る、とする手も考えらえます。

吃音も主人公に対する仮の障害として、例えばヒロインと心から和解したら吃音がなくなった、なんてやらかすと、おそらく非難する向きも出てくると思われます。吃音に限らず、障がいを何かの罰とか、呪いとか、不幸の象徴等々に使うのは、当事者としては不本意でしょうし、そういう当事者の知人、友人も受け入れがたいでしょう。

何より安易であることが問題です。こういう状況なら困るだろう、それを脱したら幸せだろう、というものですから。吃音なら吃音のままで主人公が目的達成すべきですし、主人公はそういう自分を誇りに思うようでないと、長丁場を読んできた読者としても共感はできません。

これが敵役/悪役が「主人公を殺すまでもないとは思うが、自分たちに敵対したり、不利な証言をされるのを防ぐため、呪術的に喋れなくした」のなら、例えばヒロインとの和解が呪いを説く条件だった、みたいな展開でも不快に思われるリスクは下がります。作中の悪役の作為で、現実にはないものなら描写の自由度が高いのは、過去の人気作でも証明されています。

9.作者として辛い方向のほうが実はやりやすい

「実は母親を殺したのは少女では無かった」についてなんですが、お示しの構想でこれが特に気になりまして。これをもし、主人公とヒロインの葛藤のドラマ解決にストレートに使うと、まずそうです。母親を殺してなかったと分かったのでヒロインに対する恨みもたちまち解消、だとしたら、たぶんがっかりする展開です。ドラマの解決ではなく解消になってしまいますから。

たぶんですが、お示しの構想を私が書いてみようとすると、たぶん自分もヒロインが殺してなかった、としたくなるだろうと思います。主人公と深く結びつく予定のヒロインだと、あまり傷を作りたくないという自然な人情です。

ですが、作者が気持ちいいのは読者には無関係です。むしろ、作者が書いていて楽しいとか、避けたいと思うことは、読者には正反対の感情を呼び起こしがちです。作者として安易だからです。作者として好きなキャラへのえこひいきと言い換えてもいいでしょう。作品世界の神がフェアでなかったら、読者に見抜かれます。

やはり、ヒロインが母親を殺害したとしておくのが無難かと思います。いったんヒロインが真犯人と明らかになり、主人公が憎む展開のほうがやりやすいでしょう。そして殺害後のヒロインが密かに悔いていたとか、事情があったとかでひっくり返す。例えば、確かにヒロインが母親を剣で刺し殺したけれど、実は母親が背後に隠した主人公を他の海賊に見つけられないためだった、とか。

もしヒロインが真犯人でないとする展開なら、母親を殺そうとした仲間の海賊を止めようとしたんだけど、主人公にはヒロインが促したように見えた、とかでしょうか。その後、ヒロインは密かに悔いていて、主人公がヒロインの奴隷となったとき、知らない奴だと振舞ったけれど、実際には「あのときの男の子だ」と認識していた、とか(この場合、ヒロインが表面上は主人公につらく当たるも、危機に陥れば救うという展開が入れやすかったりする)。

10.余談的に「少女」の数年前の母親殺害について

細かいことですがちょっと奇妙に感じたもので最後に少しだけ。主人公がかたき討ちに来るのが数年後で、その時点でも少女としまして、ヒロインはまだ10代、例えば17歳だとします。高校生くらいですね。その数年前だと中学生、どうかすると小学生くらい。

それで母親を殺害することができるのはちょっと不自然な感じがします。主人公が「かたきはこいつだ」と思うようなことをやらかしたはずですよね。その主人公がかたき討ち時に青年とすると、ヒロインより年長でしょうか。

もしそうならですが、主人公は海賊襲撃~母親殺害時に何をしてたんだ、年下の女の子に母親を目の前で殺されたとしたら、ちょっと情けなくないか、とも思えます。主人公は数年で船を率いるまでの力を持つわけですよね。だとすると、海賊襲撃時でもそれなりに力があるはず。

これは詳細をお伺いしてませんので、もしかしたら整合性ある描写になるのかもしれませんが、粗い設定案としては気になりましたので、申し上げてみることにしました。

(終

カテゴリー : ストーリー スレッド: 新人賞応募の際の序盤の展開について

この書き込みに返信する >>

元記事:ラブコメ主人公の外見描写について

現在私は、新人賞に投稿するためにラブコメを執筆しているのですが、ふとあることが気になりました
それは何かというと「ラブコメの主人公って、ほとんど外見について触れられないな」ということです

たとえば主人公を
「身長175センチで中肉中背。髪は黒くてくせっ毛気味で、眉毛は濃いめ。顔は大きく丸顔。鼻は団子っ鼻で、目は奥二重でタレ目がち。鼻の横にシミが有り、歯は若干黄ばんでいる。顔立ちはお世辞にもカッコいいとは言えない」
という設定にしたとします。(ちなみにこの主人公のモデルは自分です)
しかし、ここまで細かく外見を描写しているラブコメ作品を、私は今まで一度も読んだことがありません。(もちろん、ヒロインでもここまで事細かに書くことはないと思いますが)
大抵の作品では
「俺の名前は山田太郎。身長175センチで中肉中背。どこにでもいる冴えない顔した男子高校生だ」
という具合に片付けられて、後は外見について触れられないことが多々あります。

もちろん、ラブコメは一人称視点であることが多いため、主人公の外見は描写が難しいことはわかります。
それに市場に出回っているラノベには挿絵というものがあって、そこまで詳しく語る必要はないということなんでしょう。
ですが、当然ながら新人賞に投稿する作品には挿絵なんて存在しませんよね?
なのに主人公の外見についてサラッと流してしまえば、下読みの方にどういう人物かまったく伝わらないと思うんです。

そこで質問なのですが
新人賞に投稿する作品の主人公は、どこまで小説内で外見を書くべきなのでしょうか?
市場に出回っている作品のように必要最低限でいいのか
あるいはある程度詳しく描写したほうがいいのか、教えて下さい。よろしくおねがいします。

上記の回答(ラブコメ主人公の外見描写についての返信)

投稿者 手塚満 : 2 投稿日時:

結論から申せば、文章は絵を描くのが不得手だからです。その一方、文章は目に見えない思考や感情などを表すには適しています。

ですので、文章では、その得意な面を活かしつつ、絵はかなりの部分を読者の想像に委ねるほうが、作者も読者も楽なのです。

その点が小説の文章と、例えば学校での作文、入試の小論文等々と違うところです。学校の作文であれば、筆者が考えたことを正確に伝えることが求めれられるのが通例です。

小説は違います。読者が楽しめたらいいのです。それ以外には何もない。作者が何を考えていようが関係ありません。

以下、そのことを多少説明してみます。

1.簡単な絵ですら言葉では伝わらない

絵を言葉で伝えられるかですが、例えば「モナ・リザ」を見たことがない画家に、言葉の説明だけで(電話で伝えると考えてください)「モナ・リザ」の複製画が描けるか。どうも無理そうなのは想像に難くないかと思います。

もっと簡単な図柄を言葉の説明だけで描く実験があります。丸、三角、四角を1つずつ、ランダムにA4用紙に描いたものを用意し、被験者Aに渡します。被験者Aは(仕切りの向こう側にいる)被験者Bに言葉だけで図柄を説明し、被験者Aが見ている図柄を描いてもらいます。全く違う図柄が描かれることがほとんどです。

Bの描いた絵を見た被験者Aは「自分の言った通りに描いてない」とBに言うことが多い。Bは「いや言った通りに描いた、説明が悪い」と反論する。しかし、立場を入れ替えてBがAに説明して描いてもらっても同じことが起こります。

丸、三角、四角がたった1つだけの図柄でもそうなる以上、もっと複雑なものは伝わらないと心得るべきであるわけです。

2.言葉で描写するほどぼやけてしまう

もう1つ、関連しそうな実験があります。2グループの被験者にある男の写真を見て覚えてもらうものです。このとき、被験者Aグループには「言葉で特徴をとらえて覚えてください」と言いますAグループは「長髪で、眉が太く、鉤鼻で、短めの口ひげ、(略)」と特徴を言葉で描写し、もちろん写真イメージ自体も覚えようとする。一方、被験者Bグループには「何も考えず、ただ写真をイメージとして記憶してください」と言います。Bグループは言葉を排してイメージだけ記憶しようと努める。

そうしておいて、元の男の写真含めた、似た顔の写真を何枚も見せ、どれが元の男の写真か当ててもらいます。結果は、言葉も頼りにしたAグループのほうが、Bグループより間違いが有意に多くなります。この現象は「言語隠蔽効果」と呼ばれ、人間の顔で特に起こりやすいようです。要は、言葉で描写すればするほど、特徴がぼやけるわけです。

3.分かるのではなく、分かった気がすればいい

これらから言えそうなのは、文章では絵が伝わりにくいことと、それならと詳しく描写すればかえって没個性になるということです。だから大雑把に特徴を述べるにとどめ、後は読者の想像に任せることが多いわけです。

それでも「絵が目に見えるような描写」は必要です。竹内薫さんの言だったと思いますが、言葉での説明では絵が見えたときに伝わる、のだそうです。だけど絵は伝わってないはずなのは上記実験などでも分かっています。

では読者が「絵が見えた」→「あ、分かった!」となったときに何が起こっているのか。それは読者なりに想像し、それが作者が伝えたいイメージだという「気」がしたときです。絵が見えるのではなく、見えた気がすればいいわけです。

4.特徴1つに絞って描写するのもコツの1つ

そのためのテクニックの1例が、例えばこんなもの(ツイッターで見かけたものです)。

https://twitter.com/kakuniha/status/745269615048044544
> ストーリーの書き方 @kakuniha
> 「変身」には例のグレゴール・ザムザの甲虫がでてくるが、よくよく読んでみればわかるように、そこには怪異な虫の全体についての記述がまったくない。
> そのかわり毛むくじゃらの一本の脚については克明な描写がある。読者はそれで充分なのである。出典:

これはちょっと誇張があって、「変身」では「甲虫」の他の部分も簡単にですが描写がありますし、1本の脚についてのみの克明な描写といえるほどのものでもありません。ただ、主人公がなってしまった虫が何かするとき、脚だけが描写されていることが多いのも確かです。ですが、なんとなく巨大な甲虫全体が想像できた気がしてきます。とても薄気味悪いことも実感できてくる。

正確なところを分かってもらう必要はありません。分かったような気がすれば充分です。分かったような気がしたとき、読者なりのイメージもきちんとできています。作者がイメージしたのと大きく異なるかもしれませんが、物語の中で齟齬をきたさない限り、大丈夫です。

5.読者の手間はできるだけ省くべき

お示しの描写2例を考えてみます。
(なお、両者が似たものになるよう、若干改変します。特にAは顔を上から下へカメラ視点が動くような描写順序にしています。いずれも、すみません。)

A:「俺の名前は山田太郎。身長175センチで中肉中背、やや長めの髪は黒くてくせっ毛気味、顔は大きめの丸顔で、眉毛は濃いめ、目は奥二重でタレ目がち、鼻は団子っ鼻、その鼻の横にシミが有り、歯は若干黄ばんでいる。お世辞にもカッコいいとは言えない男子高校生だ。」

B:「俺の名前は山田太郎。中肉中背で、どこにでもいる冴えない顔した男子高校生だ。」

Aを一読して、特徴を全部覚えられるでしょうか。難しいと思います。描写量・数が多いだけではありません。覚えたくなるようなものではないなら、覚えられないというよくあることです。特に魅力がないことを伝える前提ですから。

でも作者は、書いたから覚えてね、と思いがちです。あるいは、書いたけど大事じゃないから読み流してね、と思って書くこともある。どちらも読者には分かりません。書いてある以上、意味があるんだという前提で読むことが多いです。読者は、あからさまにどうでもいいと伝わるように書いてなければ、覚えるべき情報だと思って覚えようと努めます。

6.読者が読んだ手間に報いるべき

ですので、書いたら使わなければなりません。書いてあるけど使わない設定だと読者が思ったら、作者の裏切りとかからかわれたと感じることも多い。このことは、「チェーホフの銃」(観客/読者に銃を見せたら、その銃は使われなければならない)として知られていることの一端でもあります。

読者は作者が描いた作品を言葉から想像する、つまり言葉という記号から映像化し、音声も付ける人です。演出などもかなり読者に任されていると思って差し支えありません。ですが、そうすることが読者の目的ではありません。作者の考えたことを正確に再現したいとは思っていない。シンプルにただ「楽しみたい」と思っています。

楽しめる要素以外はできるだけ排するべきです。映像・音声化能力も持っていますから、読者ができることは読者に譲ったらいい。作者は、そういう読者が楽しむことを手助けする立場にあるということです。

楽しむには、労力が少ないほうがいい。読者が楽にできることを邪魔してはいけない。読者がやりにくいことだけ手助けするべきであるわけですが、見た目などは文章は不得手なのは、既に申し上げた通りです。動きも同様です。克明に描写しようとすれば、読者の負担になるだけですから、どう読者に任せられるかを作者は工夫する必要があります。

その手法の1つが上記「虫」の論評引用で申し上げたような、1点だけを細部まで、といったことだったりします。顔なら顔全体ではなく、例えばそのキャラの特徴であり、あだ名が付けられそうな、作中ではそのキャラ独自の特徴を描写しておけばいいわけです。

7.客観描写は特徴しか伝えず、特長は伝わらない

その特徴が魅力だとしたいときでも、「美しく大きな(中略)青く澄んだ瞳」と作者が美しいと思う点を並べ立ててもいけません。それらは特徴でしかない。イメージを思い浮かべて書く作者にしか美しさは分かりません。言葉からイメージを再生する読者からすれば、単なる特徴でしかない。

上記では唯一「美しい」だけが美しさを語っています。もちろんキャラ特徴としては不足ですよね。その瞳を持つのが視点キャラでないなら、視点キャラから見た印象、特に感情を書く手があります。例えば「引き込まれそう」「胸が高鳴る」「じっと見つめていたい」等々です。

そういう工夫をしませんと、「美しく大きな(中略)青く澄んだ瞳」は簡単に印象が変わってしまいます。「美しく大きな(中略)青く澄んだ瞳『に虫唾が走る』」みたいに、読者がふと『』内のイメージを思い浮かべたら、その瞬間にイメージは崩れ去ります。逆に欠点らしき特徴を延々と並べても、最後に例えば「でも好きだ」と書けば一瞬で魅力的にもなります。ですので、客観的な描写は中立的で、特徴でしかないわけです。

視点キャラの魅力を出すのは、間接的になります。視点キャラの周囲の反応で描写するしかありません。通常、視点キャラ以外の内面は描写しないですから、「引き込まれそう」と思った人が取りそうな態度を描写することになります。

8.詳細描写を避けるのは文章の特性を生かすため

とても面倒臭いですが、文章で表そうと志した以上、文章の特性を理解し、使うしかありません。そのコツの1つが、詳細な描写はしない、です。なにも、いずれイラストが付くから省いておこう、というわけではありません。必然的なわけです。そう割り切れば作者も楽です。無駄なものは書かなくていいんですから。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: ラブコメ主人公の外見描写について

この書き込みに返信する >>

元記事:ラブコメにドラマ性は必要なのか

小説投稿サイトでオリジナルのラブコメ を執筆している者です。
つい先日、こんな感想を読者様から頂きました。

ストーリーの最序盤から主人公の全てを全肯定する高感度マックスの彼女がいるのは如何なものか」

「ヒロインが主人公を好んだ理由が”一目惚れ“だけではドラマ性が薄い」

「主人公がヒロイン達とイチャイチャしてるだけの甘ったるいストーリーではドラマ性がちっともない」

そこでタイトルにもある通りの質問をさせていただきます。
ラブコメにドラマ性は必要なのでしょうか?
露骨にシリアスな展開を挟むと、ストレスに耐性のない読者様が離れてしまいそうな気がして……やはり主人公とヒロインが好きあっている甘々展開だけではダメなのでしょうか?

上記の回答(ラブコメにドラマ性は必要なのかの返信)

投稿者 手塚満 : 2 投稿日時:

書いてみたら多少長くなりまして、結論を先に申せば「読者の感想には無暗に反発せず、むしろ活かしましょう」ということになります。

1.大枠過ぎる疑問と細かすぎる選択肢

ラブコメにドラマ性は必要なのでしょうか?」については、あまりにも大枠な問いで、「作者が決めること」であり「作品の作り方や狙い次第」と申し上げるしかありません。

かつ、そのような大枠な問いを立てておきながら、

A> 露骨にシリアスな展開を挟むと、ストレスに耐性のない読者様が離れてしまいそうな気がして
Z> やはり主人公とヒロインが好きあっている甘々展開だけではダメなのでしょうか?

と極端な2例の選択肢を作るのも不適切です。こんなの、物語を作っていて重大な分岐点に差し掛かって悩むような問題です。

2.しかし作者にはよくあること

しかし、ご質問文にお書きということは、自然とそういう発想が出たということではあるんでしょう。実はよくあるケースだったりします。それは「読者の感想に反発したくなる」という、作者ならたいていはある経験だからです。

もちろん誤読しておいて断定するとか、理不尽な感想ならそう思っても可です(程度問題で、「では誤読させない書き方はあったか?」とか考えてみるのも悪くなかったりする)。

が、どうもそういうケースではなさそうな印象をご質問文からは感じます。例えば、うまく否定することができないんだけど、受け入れたくないといった気持ち。ですが、作品も知らない他人に、それがどういうことは分かりません。

ただ、感想がなんとなく気に入らないときは、否定してしまうと損なことがよくあります。該当する作品を知らないですから、勝手ば想定で考えてみます。以下、具体化が恣意的ですから、大ハズレになるのは当然ですが、考え方の参考とお受け取りくださると幸いです。

3.「ストーリーの最序盤から主人公の全てを全肯定する高感度マックスの彼女がいるのは如何なものか」

これは「『彼女』はなぜ主人公全肯定&好感度マックスなのか?」という興味が読者に生じたということでしょう。「彼女」が主人公に強い好意がある、という点で目を引くのに成功している傍証となります。

そういうとき、読者は「なぜそこまで好きなんだ?」は気になることが多いし、可能性をいくつか考えてみたくなるものだし、いずれ作者に明かして欲しいと思うのもほぼ必然です。

読者の期待の表れはあったわけです。しかし一向に首ったけな理由や、なれそめとかが明かされないので、期待は不満として表明されます。

繰り返しですが、ストーリーに欠けたものに読者が気づいたということがあるわけです。しかもそこに面白さの可能性を感じてくれた。これはチャンスだったということになります。興味を持たれたら、その興味を活かした話作りができるわけですから。

4.「ヒロインが主人公を好んだ理由が”一目惚れ“だけではドラマ性が薄い」

リアルでもよくある一目惚れはたいてい理由がない直感らしいです。ただし、一目惚れでゴールインしたカップルの離婚率が有意に低いなど、割と正確に相性を察知できている面もあるそうで。

つまり、一目惚れするのは、既に自分の理想であり、相性のいいタイプが(無意識に)確立しているらしい、ということですね。その脳内イメージと、リアルの相手がマッチングすると一目惚れが発生する。

リアルですと、理由なしでOKです。アプローチするのに、条件を確認するなんて不要です。ですがフィクションです。偶然を必然のようにしないと、逆に不自然な感じがします。あるいは無雑作な話に感じる。

となると、一目惚れする前に何があったかは描写しておいたほうがよさそうです。それ以外に、一目惚れで交際スタートとして、直感との落差はどうなったのかも、読者の目を引き付けます。

これらはリアルでも、有名人の交際や結婚でのゴシップでネタにされることから、フィクションでも有効に使えそうです。

上記感想も、読者がその辺りを感じ取って期待した可能性があるわけです。上記を言い換えるなら、「一目惚れだけで済ますにはもったいない、こういうカップルのなれそめとか、面白そうなのに」となります。

5.「主人公がヒロイン達とイチャイチャしてるだけの甘ったるいストーリーではドラマ性がちっともない」

これについては「イチャイチャ」「甘ったるい」は現象論的なものに過ぎない可能性は低くありません。ときどきイチャイチャしない、ときどき甘ったるくないシーンがあればいいのか。たぶんそうではない。

これは、変化がないことが問題なのかもしれません。例えば、付き合いが深まる、逆に浅くなる、近づく、離れるといった揺らしが足りないとかの可能性があります。

同じテンションで話が続くと、読者としてはテンションが下がっていく感じがするのが普通です。しかしテンションを上げ続けるのは難しい。ですので、テンション1つにしても、緩めたり張ったりします。

あるいは性質を変化させる。「イチャイチャ」だとして、仲良いだけでもありません。痴話げんかも周囲からみたら「イチャイチャ」の印象を受けることはよくあります。あるいは、。ちょっと悲しくてたくさん嬉しいみたいに、ちょっとスパイスを利かせる。

6.のろけ話としての「賢者の贈り物」

例えば、行き違いなのに感動するのが、古典「賢者の贈り物」だったりします。夫は妻のために父の形見の懐中時計を売って、高価な櫛を買う。妻は長く美しい髪をしていたから。しかし妻はそれを知らずに自分の髪を売って、プラチナの鎖を買う。夫の大事な懐中時計に鎖がついてなかったから。どちらのプレゼントも表面的には無駄になってしまった。

プレゼントの本質を語る物語でもありますが、これも「イチャイチャ」の一種です。無駄でも妻も夫も喜ぶのは、結末を書かれずとも分かりますよね。ちょっぴり悲しいからこそ、幸せが際立っているとも言えます。

繰り返しですが、以上、スレ主さんのお悩みの具体的事例とは異なるとは思いつつ、例えばこんな受け取り方もあるということで、ご了承をお願いします。

7.読者の指摘・不満は作品分析ではない

読者の不満を別の面でも考えてみますと、例えば、読者の感想は直接的に作者に役立つものではないということがあります。読者が不満に思ったことは、仮にそれが欠点だとして、直接的に欠点を表すとは限りません。

例えば、あるシーンのある台詞が不自然だったとして、その台詞自体が悪いとは限りません。台詞を発生させる段取りが悪いということはよくあることです。

もちろん、読者の指摘が正しいとは限りません。これは読者が間違うということより、作品ターゲットではない読者の反応であることのほうが多いでしょう。その場合も、一応は「なぜターゲットでない読者を呼び込み、しかも最後まで読ませてしまったか」を考えるのは、作者的な収穫が期待できます。

感情的には反発したくなったものほど、収穫が期待できると考えたほうがよいと思われます。褒めてくれ、作者的にも「そうだよ、そういうことを書いたんだ」と思える感想は、筆力向上には寄与しないのが普通ですが、自信を与えてはくれます。

どちらも大切です。好意的な感想は苦も無く自分にしみこんで来ますから、反発したくなる感想は努めて身の肥やしにしてはどうかと思います。人気作家でもない限り、感想を貰えるなんてなかなかないわけですので。

カテゴリー : ストーリー スレッド: ラブコメにドラマ性は必要なのか

この書き込みに返信する >>

現在までに合計311件の投稿があります。 5件づつ表示中。現在全63ページ中の28ページ目。

ランダムにスレッドを表示

謝罪と今後

投稿者 パクトボー 回答数 : 5

投稿日時:

まず、不適切な発言をお詫びします。 不特定多数の方が読む掲示板で酷く差別的な言葉を書いてしまい、読んだ方を不愉快にさせてしまったと... 続きを読む >>

日本欲望樂園俱樂部東京・大阪 出張デリヘルLINE:699jp

投稿者 日本欲望樂園俱樂部 回答数 : 0

投稿日時:

日本欲望樂園俱樂部東京・大阪 出張デリヘルLINE:699jp| Telegram:@tyo52ig | Discord:@jp52... 続きを読む >>

凛子水月閣|東京・大阪デリヘル|本人写真保証・ホテル・自宅派遣対応

投稿者 凜子水月閣 回答数 : 0

投稿日時:

東京・大阪出張デリヘル|即日OK・安心の紹介制《凜子水月閣》 「今夜、ちょっと誰かと過ごしたいな…」 そんな夜、ホテルまで来... 続きを読む >>

ランダムに回答を表示

元記事:創作クラスタのための心理学の参考書

心理学を用いてキャラクターを作りたいと思っています。心理学に完全に従うのではありませんが、虚構を作るのには現実をある程度知っている必要性もあると考えています。
その一環として、心理学を知ろうと思うのですが、何から手をつけたらいいか分かりません。
キャラクターの性格を作るのに最適な心理学書はありますでしょうか。
出典となる統計や論文が十分に記載されたものでお願いします。

上記の回答(創作クラスタのための心理学の参考書の返信)

投稿者 かにさん : 0

「心理学大図鑑」は、心理学の歴史が網羅されているので、全体図をざっと頭に入れることができるのでおすすめです。後は個別に興味を抱いたものを学べばよいかと。

個人的には、キャラクターのメンタリティをリアルに描きたいのなら、以下の概念が重要だと思います。(「コンフォートゾーンの作り方/苫米地英人氏」にまとめられています)
・認知的不協和
・ホメオスタシス
・ゲシュタルト
・ブリーフシステム
・コンフォートゾーン

自我は信念の集まりであり、「~すべきだ」という個々の信念は過去の情動体験によって作られ、日々の習慣(ハビット、アティチュード)に表れる。自我は恒常性によって維持されるため、信念と反する出来事と出会うと認知的不協和が起き、現状の信念と矛盾のないゲシュタルトを構築しようとする。(例えば、自分のことを「女性だ」と思っている男性が、「お前男だろ」と指摘されるとモヤっとして、身体を本当に女性に変えようとするモチベーションが生まれる=「自分は女性だ」というゲシュタルトを維持しようとする)

というのが、人間の行動の中枢メカニズムであると考えると、人間らしいキャラが作れると思います。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 創作クラスタのための心理学の参考書

この書き込みに返信する >>

投稿日時:

元記事:好みの展開の話しよ―ぜ!

 大野です。今書いてる作品の推敲が思うように進まないので、バカ話死に来ました! イェイ!

 で、まあ議題。
 好みの展開について。です。それぞれ、思いの丈を語ってもらえると嬉しいです。
 最終決戦の会話回しでも、プロローグの構図でも良いし、自分が読んで好きな奴でも書きたい奴でも良いです。
 以上。

 じゃあ、俺の好みを聞けぇ!
 
『最終決戦前・中に一時的に戦線離脱したり、気絶した主人公がモノローグでテンション上げたり、もやってたものを自分の中で答えを見出して立ち上がる展開』が書きたい。 です!

 主にバトルもののイメージで言ってます、ラブコメとかで酷い目にあうヒロインを尻目に気絶してしまったりして、その中で答えを見つけた主人公がヒロインを(精神的に)助ける展開でも可。
 何が好きって、勢いに飲まれたり状況に惑わされたりする主人公が、一瞬現実から離れる事で覚悟を決める・解決策を導き出すっていうのが好きです。
 
 皆さんも、それぞれに『好みの展開』について語ってもらえると幸いです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 こっからちょっと真面目な話。
 先日。
『これって人に読ませようと思って用意したものですよね?
であれば、ルビも()ではなくしっかり振るべきですし、読みやすくなるよう段落と段落の間をこまめに空けるとかそういう気遣いはしていただけると嬉しいですし、あとルビ振らないと読めないであろう漢字に()の読み仮名すら振られていないのは何故でしょうか。
あと、たまに段落の一番上に一文字分の空白が入れられていないところがありますね。それも何故でしょう。
ストーリーについて批評してくれよ、ということでしたら申し訳ありません。そこに入る以前の問題だと私は感じたので上述のようにコメントをしているだけですので。』
 
 という意見を貰いました。
 正直言って、ガチで俺の怠慢なので返す言葉もないんですが……。

 それはそれとして、お恥ずかしながら『ルビってどうやって振るの?』。具体的に言うとカクヨムなんですが、俺ルビの振り方が分かんないんですよ。かれこれ四年は作家志望やってるんですけどね。
 誰か親切な方、教えて下さい。

上記の回答(好みの展開の話しよ―ぜ!の返信)

投稿者 ごたんだ : 0

うん! 豚然狂会かな??
あの青臭い強者理論には、胸妬けがスッーとするわ!!

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 好みの展開の話しよ―ぜ!

この書き込みに返信する >>

投稿日時:

元記事:主人公の過去描写のタイミング

主人公の過去を描写するタイミングについて質問があります。
主人公の目的や考え方に関わってくるので必須なのですが、物語の途中で入れることが難しそうです。
このような場合、最初に主人公の回想を入れるのはアリですか。
ご教示いただければ幸いです。
また、最初に入れるとしたら、何ページくらいに抑えるべきですか?

上記の回答(プロの寿命について)

投稿者 ごたんだ : 1

上に頭が白くなった相談がありますが、大体頭が白くなり始めたあたりで突然、過去話を語りたくなります。
それはレイディオでも同じ話しです。
24時間話せますか?

編集のついた漫画家脂肪はまず、超編をいくつか描かされます。
編集が気にいった、もしくは会食にかけられ、一つないし多い時は二つ三つ選ばれます。
漫画家脂肪はこの時点では、気付いていません。…自分が、過去編を描かされていることに!
決まった作品の一冊にまとめられるくらいのネームを描かされます。
二つあると、デウスエクスミラーで融合させます。
芳文社作品で過去編が一つ以上あるのはそのせいです。

プロット通りにストーリーを進めるには、かみにいさま涙のフラグ管理能力が作者側に求められます。
これがないと、ゲームどころか、作品として破綻する
これを利用して、作品内試験では邪魔が入ります。
リアリティが出るんですね。内政にも持っていけます。
作者が病気や長期休みを欲すると過去編に入ります。
ラスト前、転のあたりで過去編が入る、もしくは真ラブホテルフラグが入るのは作者が健康である証だと思って構わないと思います。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 主人公の過去描写のタイミング

この書き込みに返信する >>

投稿日時:

トップページへ

▼書き込みの検索

▼投稿者の検索

質問、相談をする!
コメントは4500文字以内。
返信通知設定(必要なければ外してください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

ページの先頭へ

小説の書き方Q&A:創作相談掲示板の使い方・利用規約(必ずお読みください)。お問い合わせ