はじめましてとなります。
早速ですが、質問を二、三よろしいでしょうか。
前のスレにて、ライトノベル的な読みやすい文体を意識することが重要とありました。
ですが、私が現在、書いているものは戦国時代が舞台であるため、必然的に会話文は固いものになってしまいます。
その状態で、地の文だけ柔らかくもできないので、最初から最後まで固い文語調の文章となっています。
舞台が舞台であれば許容されると考えるべきか、そもそも題材として向いてないと方針転換を図るべきでしょうか?
他に、登場人物にも少し気になる点があります。
それは、獣耳の狐娘や狸娘が出る他は男だらけという点です。
また、主人公が小規模勢力の重臣という立場であるため、家族親族、自身の家臣、主家、主家の他の重臣、敵方、その他として名前だけですが近隣小領主に北と南の大勢力も登場し、人物名が多い(30人弱)という点も気になっています。
文化・風習は基本的に現実の時代準拠ですが、人名・地名はすべて架空ですので、歴史に詳しい人でも理解しようとすると手間です。
など、色々と気になる点を抱えています。
これらのなかで、変えた方がいいと思えるものがあれば、アドバイスをいただけると助かります。
お忙しいとは思いますが、よろしくお願いします。
もちろん、作品ジャンルや物語の傾向によって文章表現は変わるものですし、変えるべきではあります。
しかし、その固い文語調がラノベを好む中高生がすらりと読み解けないような難解なものであるとすれば問題です。
> 舞台が舞台であれば許容されると考えるべきか、そもそも題材として向いてないと方針転換を図るべきでしょうか?
そもそも時代物は、ラノベの応募題材としては非常に難しいジャンルです。SFに科学考証という壁があるのと同様、時代考証という厚い壁があるためです。これは歴史的に架空だから考慮の必要がない、というものではありません。
架空性を押し出すのであれば、物語の時代設定(戦国時代風の世界なのか江戸時代風の世界なのかで架空世界の有り様も変わってきますので)を緻密に設定し、さらにそれを読者に押しつけないよう伝えるための工夫をしなければなりません。
まとめるなら、ラノベは読者に想像しやすいもの、というのがひとつの指針です。時代物は中高生読者になじみのない「時代」という大きな専門知識を想像させなければならないため、ハードルが高いのです(逆にラノベ読者は普通の人だと想像しにくい「異能力」などの題材にはなじみが深いですので、特にくどくど説明する必要はないわけですね)。
> 他に、登場人物にも少し気になる点があります。
> それは、獣耳の狐娘や狸娘が出る他は男だらけという点です。
> また、主人公が小規模勢力の重臣という立場であるため、家族親族、自身の家臣、主家、主家の他の重臣、敵方、その他として名前だけですが近隣小領主に北と南の大勢力も登場し、人物名が多い(30人弱)という点も気になっています。
主要キャラにきちんとスポットライトを当てられているなら、総人数自体はそれほど気にしなくてよいかと思います。
ただ、5人以上のキャラにそれぞれ見せ場とドラマがある場合はおそらく主人公はおざなりになっているでしょうし、物語の主軸も圧迫され、細々と削られているのではないかと思います。
ラノベの応募規定枚数を考えれば、主人公とヒロインに加えてあと1キャラ程度の主要人数で物語を組み立てるのが無難です。
> 文化・風習は基本的に現実の時代準拠ですが、人名・地名はすべて架空ですので、歴史に詳しい人でも理解しようとすると手間です。
時代設定に関しては前述のとおりですが、すでにご自身が作品を読み解くのが「手間」であると認識されていることが答になっているかと思います。
物語の内容がわかりませんのでここを変えろとは言えないのですが、今見せていただいた内容だけでマイナス点を挙げるなら、
1.読者対象層を意識できているかが疑問
2.世界設定を含め、作者の自己満足度が高く感じられる
3.登場人物が最適数かも疑問
になります。
話を破棄せず使えるところを使っていくのであれば、ラノベとの親和性が高いファンタジーにしてヒロインを最低ひとり置くか、舞台を現代に変え、クラス、サークル、地域といった集合体が争うような世界観を作り、コメディ色を交えていくか、等がよいかもしれません。
少なくとも、このままの形で結果を出すのはかなり難しいように思われます。
再度質問失礼します。
応募についての質問なのですが、題名と作者名の書かれた表紙を付けた場合は減点対象となりますか?
どこかのサイトで表紙は付けろと書いてあったので気になっています。
また、まったく違うジャンルの作品を三作品ほど同じ時期の同賞に送ることは悪評になったりしませんか?
たとえば、SF、現代FT、霊能ものです。SFと霊能なんて対極のように感じます。書きたいものが定まってないなどと思われたりしませんか?
> 応募についての質問なのですが、題名と作者名の書かれた表紙を付けた場合は減点対象となりますか?
ついていない場合も多いですし、必要でもないのですが(応募作の最初に編集部がつけてくれるエントリーシートに作者名や題名が記載されているからです)、ついていても特に減点対象になったりはしません。
> また、まったく違うジャンルの作品を三作品ほど同じ時期の同賞に送ることは悪評になったりしませんか?
その3作品すべてが現在みきさんに書きうる最高のクオリティで仕上げられているなら問題ありません。
重要なのは数ではなく、作品ひとつひとつのおもしろさです。
はじめまして、かもねぎと申します。
現在、応募用作品の準備を進めております。
そこで質問なのですが、作中には恋人未満の主人公とヒロインの他、同じように恋人未満のカップルが三組登場します。
主人公は他のカップルの男性達と相談しあったり、手を組んだりしてお互いの恋愛を成就させようと奮闘します。
当然、主人公の恋愛をメインに進行しますが、他のカップルの恋愛成就も読者ニーズとなりますでしょうか?
また、その恋愛未満カップルの中には実の兄妹(作中テーマに関わる必要な設定)もいます。
会話やスキンシップ、その他実の兄妹を取り扱う上で注意すべき点を教えてください。
> 当然、主人公の恋愛をメインに進行しますが、他のカップルの恋愛成就も読者ニーズとなりますでしょうか?
それこそこの部分はキャラの魅力しだいかと思います。
個人的には重要キャラが主人公とヒロインを入れて8人になるというのはおすすめしがたいですが。
なにせ応募作には「2巻」がありません。ゆえに次の巻へ持ち越せる伏線は一切張れないからです。
それを抜きにしても、応募作中で活躍させきれない重要人物は読む側に強烈な蛇足感を感じさせ、大きなマイナス印象を抱かせます。
また、
> また、その恋愛未満カップルの中には実の兄妹(作中テーマに関わる必要な設定)もいます。
おそらくこの設定は強くなりすぎて主人公カップルを食ってしまうので、主人公とヒロインになんらかの形で吸収させるか変更するほうがいいでしょう。
> 会話やスキンシップ、その他実の兄妹を取り扱う上で注意すべき点を教えてください。
基本的には「兄妹の一線を越えない(恋人にさせない)」のがモラルということになるかと思います。
お久しぶりです。サイラスです。
では、さっそく2点ほどいいですかね。
1・応募者の再応募率について
再応募というのは、以前は落選したものの、また、同じ賞に、再度応募した作家志望者のした人を指します。
やはり、同じ賞に何回も挑戦する方が多いと思いますが、実態は、どうなんでしょうか?
2・スマホ系の小説について
ご挨拶のところでも、書かれましたが、どのようなものなのでしょうか?
やはり、携帯小説と同じと考えていいのですか?それとも、電子書籍のように、ある程度、アニメーションやカットインや音楽が入って、それ含めて、作家が作成するタイプなのでしょうか?
また、多いジャンル等、その他、諸々教えていただけると幸いです。
> 1・応募者の再応募率について
締め切りのタイミングや書き上げた応募作品の傾向などもからむ問題ですのではっきりとは言えませんが、規模の大きな賞なら30パーセントほど、小さな賞なら10パーセントほどではないでしょうか。私は編集者ではないので全体的なデータを持っていません。ゆえにこれは私の担当分からのデータになります。
普通の応募者の方は、書き上げた応募作の傾向や締め切りタイミングでどこに送るかを考えますので、毎年ちがう賞で出逢うことも希ではありません。
ちなみにひとつのレーベルにこだわり、名物のようになっている応募者の方というのは各賞に数名いらっしゃいます。全体の1パーセント未満ということになるでしょうか。
そしてそのような方は、大抵が二次か三次止まり、という感じです(受賞や拾い上げに至らないからこそ名物になってしまうわけですので)。
審査側は公正・公平でなければなりませんので、年度によっては評価シートすら渡せないときもありますが、やはり心情的に応援したくなるものです。
> 2・スマホ系の小説について
ケータイ小説の進化形といって差し支えないかと思います。
特徴としては、スマホの一画面をひとつの空間として、文字配置をデザイン化して読者に見せるものであること、そしてE★エブリスタのような投稿サイトにおいて「連載」という形で物語を綴ることが挙げられます。
また、このようなサイトはコミュニケーションツールとしての一面も持っており、人付き合いのうまい人は人気投票に強い、という傾向もあります。
このメディアで元気があるのはやはり女子向け恋愛ものですね。スマホで数ページ分更新していくだけで反応が返ってきますし、集英社ピンキー文庫を始め、複数の専用レーベルからかなりの本数が書籍化されていて、書き手のモチベーションも高いです。
こんにちは。少し気になったことがあるので質問させてください。
賞や時期にもよると思いますが、下読みの方は何人ぐらいいらっしゃるのでしょうか?
また、ひとり何作ぐらい通過させるなど上から指示をされているのでしょうか?
それと人それぞれ好みがあると思います。完成度高いが個人的に興味のないジャンル、キャラがいる作品と、凡作ながらヒロインがすごく好みの作品があったとします。
この場合どちらを通しますか?
> 賞や時期にもよると思いますが、下読みの方は何人ぐらいいらっしゃるのでしょうか?
下読みは編集部からの元請けだけでなく、下請けの編集プロダクションからさらに下請けしている下読みがいますので、最終的には数十人というくらいでしょう(ごく小さな賞だと数人ということもありますが)。
とはいえ、私自身そのようなことを気にしたことがありませんし、当然数など数えたこともありません。ついでに言えば編集者との打ち合わせで「今回の下読み総数は○人です!」などとアナウンスされることもありませんので(当たり前のことですが)、明確にはお答えできません。
> また、ひとり何作ぐらい通過させるなど上から指示をされているのでしょうか?
一次審査なら担当分の1割が基準、二次からは賞の規模や編集部の方針によって変わります。
> この場合どちらを通しますか?
好みによらず「おもしろいもの」を上げます。