答えのはっきりしない質問かもしれませんが。
最近ってマンガっぽい要素を含んだ一般エンタメ小説が結構人気ですよね。
ビブリアとか謎ディナーとか。
それでうかがってみたいんですけど、一般エンタメ小説の新人賞でマンガ的ラノベ的要素ってどれぐらい受け入れるんでしょうか。
また、ああいう過度のファンタジー要素は含んでないけどマンガ的な作風は今のラノベ新人賞だとどうなんでしょう。
一般用の作品をラノベの新人賞に、という場合電撃、スニーカー辺りは狙えそうですが、他は厳しくなるかもしれません。
ラノベ用の作品を一般の新人賞に、ということですとメフィスト賞やこのミスは狙えるかもしれません。
結局はその新人賞がどのような作品を受け入れるかによるので一概には言えませんが、漫画的な作品が受け入れられにくい新人賞というのも一般小説の新人賞には数多く存在します。
ラノベは元々漫画的な作風を受け入れているので漫画的で構いませんが、ビブリアやディナーのような話のままではラノベでは厳しいと思います。
読める文章についてお聞きしたいことがあります。
私がデスクに戻ってくると同時に、色めき立ったSがウキウキした表情で尋ねてくる。
「C君、どうだった? どうも会った時からMのこと気に入ってるっぽかったから、これはって思ったのよねえ~」
「――置いてきた」
「ええっ!」
目を丸くするSを無視して、私は荒々しく椅子に腰を下ろす。
厳しい表情のまま荷物をもって、もう一度立ち上がった私に何かを感じたのか、Sはそれ以上聞いてこなかった。
これはとある携帯小説を一部真似て(そのままだと著作権とか引っかかるかと思って)書き換えた文章です。
携帯小説と小説は別物だと理解していますが、携帯小説の文章が新人賞の選考でいくと、どれくらいのレベルか気になったので、質問させていただきました。
一次落ちで当然だと思いますが、上記のような文章力でも一次通過することってありますか?
また執筆のときに、映画や漫画や他の小説を参考にすることはあると思いますが、携帯小説を参考(設定・文章体裁ではなくて文章の言い回しの一部)にすると小説の質が落ちると思いますか? やっぱり参考にする文章は他の小説か同志の作品の方が好ましいですか?
文章はうつるといいますが、携帯小説を読むことは、執筆に悪影響になると思いますか?
長文で申し訳ないですが、よろしくお願いします。
文章がおかしいと言った時に大まかに考えられる原因は
1・そもそも日本語がおかしい。
2・視点がブレている。
3・視点人物と地の文が乖離している。
の3つです。
確かに①のような作品が送られてくることもありますが、全体数からいえばそこまで多いわけではありません。
しかし、2や3が出来ていない作品は結構な数にのぼります。
例に書いて頂いた文章くらいであれば大丈夫です。
携帯小説には詳しくありませんが、恐らく携帯小説を書く方達がラノベを書く層に比べて文章力が著しく落ちる、ということはないでしょう。
しかし文章の見本にするのはお勧め出来ません。
編集や校正を通していない作品は文章のどこかしらに問題がある場合が殆どです。
良い文章がどのようなものであるかはしっかりと知っていなければなりませんし、それを学べるのはプロの書いた文章です。
文章はプロの作家から学ぶことを強くお勧めします。
携帯小説を読むこと自体が悪影響になるということはないでしょう。
面白いと思える部分はしっかりと盗みましょう。
回答ありがとうございます。
ビブリアや謎ディナーのような゛話¨はラノベでは難しいと書かれてますが、設定自体はまだラノベでも通用する余地があると考えてよいのでしょうか。
というのも、オリジナリティのためとはいえ設定をこねくり回しすぎたようなのや、セオリーの裏をかいたようなのが増えてきているように思えまして。
オタク的なのにしろ、もっとシンプルな設定の作品が入り込む余地はないかとよく考えるんですよね。
ビブリアのような形式は最近の流行でもありますし、設定は十分使えると思います。
設定が単純でもドラマがきちんと描けていれば評価されるのは新人賞においても変わりません。
ただ、面白そうな設定というのはそれだけで評価されることも珍しくありませんので、そこは知っておく必要があります。
僕の質問に対する回答、ありがとうございました!
その上で横入りになってしまうのですが(文句を付ける意図はありません、念のため)、僕の質問にもちょっと踏み込む疑問なので追加で質問させて頂きます。
女性主人公に関する質問に対して下読み経験者さんは難しいと言われておりますが、そこまで難しい物なのでしょうか?
確かに「平凡な男子高校生」と同じノリで「平凡な女子高生」じゃ感情移入が難しいとは思うのですが、そもそも最初から感情移入を想定していない憧憬型主人公なら別に対象読者と同じ性別である必要性はないのではと思うのです。
例えば「千年以上生きた美貌の吸血鬼剣士」とかだったらもはや男だろうが女だろうが余り関係なく、むしろ美男より美女の方がより集客率高くなるんじゃないかとまで思うのですが、そこら辺はどうなんでしょう?
小説において主人公はそのまま視点人物になります。
女性を視点人物とした場合、感情移入の問題だけではなく、心理描写や周りの人物描写なども女性を視点としたものに合わせていかなければなりません。
主人公の相手役、他のヒロインの描写など難しくなる部分は多いと思います。
女性を視点人物として書きたい、そっちの方が上手く書ける、という自信があるのであれば、女性を主人公にするのも有りだとは思います。
一度目の質問に答えて頂きありがとうございます。遅くなってすみません。
・主人公についてです。「成長」もしくは「心境に変化」は絶対にさせないといけませんか? 片方だけでもいいんですか? 両方ですか?
私の作品の場合、主人公にそういうものはないと思いました。ですが、ヒロインの心境が変化します(主人公がとある種族だからという理由で嫌悪感を抱いていたが、それがなくなる)これだけだとまずいのでしょうか……?
必要なのは成長と呼ぶに相応しい変化です。
心境が変化することでそれが成長と呼べるものなのであれば、それで大丈夫です。
「主人公がとある種族だからという理由で嫌悪感を抱いていたが、それがなくなる」というのも成長といっていいでしょう。
主人公が物語りを通して何も変わっていないのは不味いです。
主人公の成長は入れたほうが良いというものではなく、必須の部類です。
何かしら成長させられる要素がないか考えてみてください。
ご丁寧な回答ありがとうございます。
図々しくも話を続けさせていただきます。
私が書いているのはファンタジーと現代の話です。
ライトノベルというのは、ファンタジーというジャンルだと勝手に思い込んでしまい、女性主人公の三人称で書いています。
現代の話は女性一人称で書いております。
元々、文学の研究をしており、恥かしい話ですが、ライトノベルという言葉すら少し前まで知りませんでした。
(今はもう研究はしていません。)
小説を書こうと思ったときに、パソコンで自分の書きたいもの(女性が主人公とか。できれば若い人向けの作品とか)を検索したら、ライトノベルというジャンルが出てきましたので、このジャンルにしようと決めました。
未だにライトノベルについて勉強中ですので、女性向けのレーベルについても、調べれば調べるほど、少し違うのではないかという気持ちになってきています。
一般小説に関しては、私にとっては敷居が高いというのと、知り合いに会いたくないという気持ちが正直あります。
研究をしていたときの、恩師、知人などがそちらのほうで仕事をしているからです。
研究者ではない立場では、顔を会わせにくいと、私が勝手に思っています。(みなさん、とても良い人です。ですが、私が気後れしております。)
1.頑張って、男性が主人公の話を書いて、少年向けレーベルを目指す。
2.少女向けレーベルで合っていそうなところを目指す。
3.知り合いが選考に関わっていないことを願いつつ、一般小説を目指す。
この3つのうちのどれかにしたほうがいいんでしょうか。
ファンタジーですと、一般小説とラノベでは扱っている部分が多少変わってきます。
どのようなファンタジーを書きたいのか、というのはまずどちらでいくかの基準になると思います。
次に主人公の性別ですが、ライトノベルの新人賞を狙うのならば男性の主人公で書く方が受賞出来る可能性が高くなる傾向にあります。
本気で狙っていくということでしたら、やはり男性で書いていくことをお勧めします。
ただし女性の主人公で受賞が無理なわけではありませんので、現在書いている作品はそのまま仕上げ、応募出来そうな新人賞を探していくのが良いと思います。
何処かしらは狙っていけるので、その点について心配はいりません。
変に可能性を残しておくことはマイナスになりますので、まず2をきちんと調べる必要があります。
そちらを狙えそうならば女性主人公でも問題ないということになりますし、逆に無理そうなら早々に切ってしまいましょう。