一般小説とライトノベル、両方の質問をさせてもらいます。
選考の際、構成(話運び、話の組立)とアイディア(意外性、真新しさ)、どちらを優先させているのか?
あと意味(世界観や人物の個性など)が無いように見られる、旧漢字や機種依存文字の多用はマイナス要素なのか?
それと選考結果に関係ないと思うけど、高白色紙の原稿が続いたら目つらくない?
選考が終わる頃になると、指紋がつるつるになったりしない?
なんか変な質問だけと、よければ回答おねがいします。
一般小説はまず文章力に一定のハードルがあります。
また、メインで扱うジャンルが異なります。
違いは大体それくらいかと思います。
ミステリーを書かれる方は一般の新人賞もチェックしてみるとデビュー出来る可能性が上がるかもしれません。
旧漢字や機種依存文字の多用は、それにより読み難くなっていなければ問題ありません。
原稿を読んでいて目がつらいと感じたことはそんなにありませんでした。
ページを捲るのにサックを使っているので指紋も気になったことはないですね。
厳しい選考を勝ち抜いたはずの受賞作が、いざ出版されてみると評価がいまいちなことって珍しくないですけど。
これってつまりは人の評価なんて絶対じゃないということでいいでんでょうか。
それともベストではなくベターで選んでたりもするのでしょうか。
評価が絶対じゃないというのは当然ありますが、見ている点が違うというのもあるでしょう。
面白さだけではなく総合評価が高いものが受賞します。
新たな流行を生み出すために新人賞をやっているとはいいますが。
実際問題、現在の流行を把握し、作品に反映してやったほうが受賞の確率は上がるのでしょうか。
それとも、これまでラノベになかったものを追求し続けたほうがいいんですかね。
求めているものは新しいものですが、そう簡単にはそんな作品は書けないというのが現実問題でしょうし、実際にその ような作品は滅多に送られてきません。
そうなると最終的には新しさ以外の部分で選考することが多くなります。
その時に流行りに乗った作品というのは強い傾向にあるので、受賞確立は上がるといっていいと思います。
投稿するレーベルについて迷っています。
女性を書くほうが得意なのですが、少女向けレーベルかというと、少し違う気がするのです。
そうかといって、少年向けのレーベルも違うような気がするのです。
女性一人称の文章で、ライトノベルというのは難しいでしょうか。
一般小説のほうがいいんでしょうか。
そうですね、正直なところ厳しくなるというのが現実です。
一般小説の場合は新人賞ごとにジャンルが決まっていることが多いので、それにあてはまるのでしたら一般の新人賞を狙うのは勿論アリです。
ちなみにどのようなジャンルの作品を書いていますか?
少女向けレーベルは詳しくないので申し訳ないですが、狙えそうでしたら応募するのもありでしょう。
回答をありがとうございます。
読んでいて恐ろしくなりました。
ひょっとして私の作品を読んで批評して下さった方なのでは? と思えるほどです。
「描写でなく説明になっている」
まさしくこれです。
ある批評でも指摘されていましたし、わたしも気になっている部分でした。
地の文で、「人物史」で設定した過去を、かなりの量を割いて綴っていました。すでに改稿で修正済みですが、それでも思い当たる部分がありますので、そこを記述していきたいと思います。
よろしくお願いします。
ちなみに、この作品は主人公の一人称視点で書かれています。
「あなたの長所を教えて下さい」という質問は面接でもお馴染みの質問です。
多くの学生が「私は粘り強く物事に取り組む性格です」「私は物事を客観視できます」という答えを返してきます。
これがいわゆる説明です。
学生側はこれで自分の長所を伝えられたと思いがちですが、これだけでは何も分かりません。
次の質問として、どうしてそう思うのか尋ねると「実は部活動で中々上達しなかったのですが…」「アルバイトでトラブルが起きた時に…」など具体的なエピソードが出てきます。
これがいわゆる描写だと思って下さい。
何があり、何を思い、何をしたのか、そこまで知ることにより、はじめてその人の人物像がなんとなく見えてきます。
小説でもその人物を知る方法は同じと言えます。
知りたいのは優しい、友達想い、という説明ではなく、何があったのか、または現在の出来事に対して何をするのか、です。それを書かずしてそのキャラクターの長所も短所も描くことは出来ません。
ここをきちんと掘り下げることによりそのキャラクターがどのようなキャラであるのかが分かり、同時に魅力も出てくるはずです。
しかし、長々と書いたものの人物史を地の文で綴っているということですので、風月さんはここの部分は出来ているのだと思います。
ただ、何があり、何を思い、何をしたのか、のどこかしらが抜けている可能性もあります。
特に何を思ったかの部分が抜けていないかチェックしてみてください。
また伝え方という点も重要です。
例えば、猫が川で溺れているのを見て女の子は助けようとして川に飛び込んだ、というエピソードで女の子の優しさを描こうとする場合を考えてみます。
それを女の子が自分で「川で溺れてた猫を助けたんだよ!」などと言ってきたらどうでしょう。
白ける人も多いはずです。
しかし第3者に語らせたり、当時に時間軸を移して描写することにより効果的に女の子の優しさを伝えられる場合があります。
その点から考えると、本人から語らせていることが多いようですので、そこを見直してみる価値はあるかもしれません。
次に「成長」についてです。
これについては物語の前後で何が変わったのかを描きましょう。
ちょっとした意識の変化でも十分ですので、何かしらの要素は絶対に必要になってきます。
成長はライトノベルだけではなく、物語を書く上で重要な要素です。
思い当たるところを書いてみましたが、原因はそこじゃなくてここじゃないかな、というところがあれば教えて下さい。
しかし作品そのものに関するやり取りも楽しいものですね。
他の方と質問的に重なる部分があるかも知れませんが、疑問や不安に思うことがあり、質問させてもらいます。
1、自分はテンプレやありきたりな展開が好きではなく、そうした内容にならないように書いております。奇をてらった作品は評価され難いでしょうか?
2、また、奇をてらった内容なため、キャラが倫理的に外れた行為、全てをたすけようとするのではなく、わずかな味方を助けるため多くの他人を不幸にするなど、アンチヒーロー的な行動も評価のマイナス要因となるでしょうか?
3、タイトルのセンスとして、昨今によく見られる、内容がそれとなくわかる、長いものの方が評価されるでしょうか?僕は友達が少ない、みたいな。あるいは、緋弾のアリア、みたいな方が良いでしょうか?自分は作品タイトルに、ダク・ホリ、マジ・ハイみたいな感じにするのですが、こういう縮めたやつは良くないでしょうか?
1、王道から外れた作品はむしろ歓迎です。
ただし押さえる部分はきっちりと押さえ、ラノベに求められているものから外れていないか常に意識しましょう。
2、アンチヒーローものは倫理的な問題にも触れなければならなくなるため、書くのが難しくなります。
そして応募作の殆どはその部分で失敗しています。
逆に言えばここをしっかりと描けるのであれば良い評価がつきますし、受賞も出来ます。
倫理的な部分についてはしっかりと考察した上で書きましょう。
3、タイトルに正解はないので、自分で一番良いと思ったものをつけてください。
「このタイトルはセンスがない」といわれているのを良く見かけるかと思いますが、多くの場合受賞後にタイトルが変わります。
また、タイトルのつけかたが悪いから減点、ということも殆どありません。