小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

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元記事:描写の特殊なテクニック

小説を読んで地の文の描写や、イメージ描写でちょっと気になるものがあったので質問します。
ちょっと自分でもどう説明すればいいのか分からないのですが、「限られた地の文を用いて、読者がそこから背景や状況をイメージさせる」ものでした。
どういったものかと言うと例をあげるとすると、

①主人公は好きだった同じ会社に勤めている先輩女性に振られる。

②そのせいで主人公は何杯もビールを飲む。向かいの席で他人事のように笑っている同期の親友。

ここの②の部分ですが、主人公が直接居酒屋に行ったという表現は書かれていません。ただ、書いてあった表現、地の文は、
●もう何杯ビールを飲んだかわからない。
●向かいの席で話を聞いた同期が笑っている。
●失恋したことを知った主人公は同期に電話して呼び出した。
●愚痴を吐いている主人公を見て、隣の席で飲んでいるOLが笑っている。

……これくらいですが、自分はこれですぐに主人公は振られたから友達誘って居酒屋でやけ酒しているということが分かりました。
しかし、さっきも言った通り、居酒屋という単語、または居酒屋の類義語は一切使われておりませんでした。なのに、確実に主人公が居酒屋で飲んでいるということは理解出来る。

他の作品でも、学校や教室という表現も使われていないのに、主人公と親友達が学校の教室で会話していることがイメージできる、というものも見ました。

限られた地の文から状況や場所を把握する。
こういうテクニックはどう使えばいいのでしょう?
自分は、主人公がやけ酒している。向かいの席で話を聞いた同期が笑っている……の辺りで、すぐにその場所が居酒屋と分かったので、読者の先入観を利用しているということでしょうか?

上記の回答(描写の特殊なテクニックの返信)

投稿者 手塚満 : 2 投稿日時:

言葉で描写するとイメージ(映像、音声等)がどうなるかという心理学実験があります。例えば、人の顔を覚えるとして、ある人Aの写真を見た後、(一定時間を置いて)似たような人の写真多数とある人Aの写真を混ぜて見せて、Aがどれか当てるという実験。

1.無念無想で写真を見て覚える。
2.写真を見て特徴を言語化して覚える。

という2グループで行うと、1のグループの成績が2より明らかに良いのです。2は写真を見ながら「男、髪は短い縮れ毛、眉毛は太く、あご髭があって、目は(略)」と考えながら覚えます。普通に行いそうな記憶法ですよね。

だけど、例えば「あご髭」のある「男」が複数いると、どれか判別できなくなりがちなんです。理由は未解明のもの含めていろいろあるんでしょうけど、「あご髭」という名詞で記号化、抽象化したため、具体的なイメージがどうだったかが記憶に残らないようです。しかも、抽象化した記号イメージが複数あって全体を構成してしまっている(記憶→想起で混乱を起こしがち)。

これと同じことが、小説などの文章描写でも起こるようです。キャラだと仕方ない面があります。ヒロインは設定を言語化して、黒髪、長髪、切れ長でぱっちりした目等々とするしかありません。それでも、一気に全部描写するとわけが分からなくなります。覚えられないし、言葉からイメージ再構成するのも手間取ります。前に聞いたコツでは、「人物の外見特徴は1つか2つ出せばいい。くどくど描写するな」というのがありました。たぶん、上記の心理学実験のようなことが、経験的に分かったんじゃないかと思います。

居酒屋ですと、だいたいの人は一般的な特徴を知ってますよね(知識であり、先入観でもある)。前を通り過ぎるだけなら、「居酒屋の前を通り過ぎた」とでも書いておくしかありません。居酒屋と言わないようにするとしたら、「○○酒処の暖簾」としておくくらいでしょうか。ただ、あまり意味はありません。むしろ、居酒屋は居酒屋でも作品内で何らかの特別な意味があるのか、みたいな誤解を招きかねません。

しかし、シーンの場所が居酒屋だと違ってきます。シーンの雰囲気を作るためにも、中の様子を描写することになります。通しをつまんでいると店員がビールを持ってくる、鶏の唐揚げを追加注文する、ビールを飲む、連れと話をする、周囲にいろんな客がいる、等々ですね。居酒屋では当たり前の風景です。

そうなると、「ここは居酒屋だ」みたいなことを言う必要があるかどうか迷います。居酒屋っぽい描写をしたら、居酒屋だと思う読者が大半のはずです(主人公がどういう人となりでストーリーはどう進んでて等々の文脈的なことも影響するけど割愛)。

じゃあ、居酒屋と言わなきゃいいんです。言わないでも分かることを、わざわざ書くとくどくなります。それだけではありません。上記の心理学実験で申したように、「居酒屋」と明示的に書くと、イメージがぼやけるのです。「居酒屋」にイメージが集約されてしまい、どういうシーンでどんな雰囲気だったかを読んでも覚えなくなる恐れがあるわけです。

そういう描写の作り方としては、全部書いてから削るというのも1つの手です。例に挙げられたものに少し足してみます。

1. 主人公は同期に電話して、居酒屋に誘う。
2. 歓楽街にいくつもある居酒屋のうち、地味そうな店を選ぶ(実は愚痴りたいので客の少なそうと思った)。
3. 店に入ると、店員が「らっしゃい! 2名様ですね、こちらへどうぞ」と言う。
4. 席につき、お品書き眺めながら、とりあえずビールとつまみをいくつか注文する。
5. 同期と飲みながら他愛のない話をする
6. 次第に酔いが回って、雑談が愚痴に変わって来る。
7. もう何杯ビールを飲んだかわからない。
8. 向かいの席で話を聞いた同期が笑っている。
9. 同期に、失恋したこと、それが誘った理由でもあると同期に打ち明ける。
10. 愚痴を吐いている主人公を見て、隣の席で飲んでいるOLが笑っている。

こういう段取りを描いてある事例は少なくないと思います(自戒でもある)。大事なのは9の「酔った勢いで失恋の悩みを打ち明けたかった」ですよね。

飲むのは自宅でもいいでしょうし、バーでもいい。居酒屋をシーンに選んだのは、特に理由はない(はず)。飲んでいる状況も示してリアリティを出したかったに過ぎない。居酒屋に行く段取りだって、9に対してはどうでもいい。

じゃあ、どうでもいいものはできるだけ削りましょう、となってきます。1~5がなくても6以降は分かるから、削っていい。10で居酒屋らしいと分かるし、絶対に居酒屋をイメージしてもらわなければシーンが成立しないわけでもない。だから、居酒屋と明示する必要はない。名詞を出したゆえにイメージがぼやけるリスクを増す必要もない。できるだけ、読者に覚えて欲しいことに絞りたい。といった感じです。

長くなりました。簡潔にまとめますと、

・どうでもいいものは一般名詞で済ませておく(イメージをあいまいにして印象を残さない≒読者の負担を低減)。
・大事なシーンでは逆一般名詞を避け、特徴を少なく出しておく(一読して覚えられる程度に印象付けし、後は読者の引き出しで)。

ということになると思います。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 描写の特殊なテクニック

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元記事:学園物の主人公を平凡、凡人にしたくない

学園物や現代物の男主人公は顔はイケメンではない普通、勉強も運動も特別得意ではないということが多いです。

凡人が泥臭く頑張るのも一つの魅力かもしへませんが、そういう主人公は馬鹿だったり、嫌な奴に喧嘩に負けてヒロインに助けられ、取り柄はいざというときの機転と発想「だけ」で私は好きではありません。
学園物での主人公が凡人なのは必須条件なのでしょうか。
どなたかご意見をお願いします。

上記の回答(学園物の主人公を平凡、凡人にしたくないの返信)

投稿者 手塚満 : 0 投稿日時:

結論を先に申し上げておきますと、凡人主人公は必須条件でも何らかのルールでもなく、単なるコツの1つでしかありません。超人主人公が冒頭から大暴れするのを、分かるように書ける工夫が立てば、やってしまえばいいのです。以下、説明を試みてみます。

半人前主人公が成長する物語ですと、最初は平凡なのはむしろ必須ですね。しかし、そういうタイプの物語ではなく、優れた主人公の活躍をポイントとして描く物語を書きたいとき、どうするかというお悩みだということでしょうか(外してましたら、以下は無視してください)。

冒頭から、優れた主人公が既に存在しているとします。その主人公の一人称小説だとします。すると、優れた人の価値観、思考方法に則って描写する必要が出ます。物語の説明役たる語り手が優れた主人公なんですから、優れた人なりの語りにしないと不自然になります。これが、少なくとも私レベルでは難しいです。私は凡庸で、優れた人の胸中や思考方法が分かりませんから。

天才を描こうとすると、特に難しさがはっきりします。天才は何かを見だだけで、すっと真実が分かる。自分のような凡人の思考過程をすっ飛ばして、さっと結論に気が付いて、問題を解決し、凡人が不思議がるので仕方なく平易な説明を考える(どうも、凡人に分かる説明を考えるほうが難しい人もいる……らしい)。そんな主人公が語り手だと、何を言っているのかさっぱり分からなくなる危険性大です。

そこで天才を主人公ではなく、サブキャラにする。主人公には凡人を据える。すると書きやすくなります(古典では、既出ですが、ホームズに対するワトソン)。天才にくっついていって、自分でもあれこれ考えるけど分からない。すると、天才サブキャラがスパッと解決してから、必要な説明をしてくれる段取りにできます。凡人がどうするかなら、分かりますよね。

書きやすいと申しましたが、読みやすいとほぼ同義になります。リアルでの、物凄く頭のいい人の説明を聞いた数多の経験では、説明がさっぱり分かりませんorz。そういう天才的な人は、自分で何かをやっているときには、もっと省略した思考らしい。先に申しましたが、凡人に分かる説明を思いつくほうが苦になるようです。

読者って、8割が凡人です。いきなり天才の思考、胸中をダイレクトに描かれたって分からない。凡人視点の説明が要るんです。だから、一人称であれば凡人主人公のほうが分かるんです。凡人に分かることしか言いませんから。

頭脳以外でも、子どもの頃から極端にバトルが強いとか、生まれついての超能力者とか、心中を推し量りがたいキャラになりがちです。

もちろん、回避方法はいくつもあります。

(0.傍観者的、あるいは振り回され型の凡人主人公は省略)

1.三人称にする
地の文の語り手も小説のキャラの一人です。三人称なら、語り手を凡人レベルにしておけば、大丈夫です。

2.凡人に能力が突然付与される
異世界転生・転移だと、異世界に行くときに能力を付与される小説は数多ありますね。チートなどとも呼ばれ、異世界では無敵になったりもする。
しかし、元は凡人ですから、凡人のメンタルを持っているわけで、描きやすく、分かりやすくできます。

3.成長物語
最初に「これじゃない」みたいなことを言いましたが、成長過程も描かれると、読者もついて行きやすくなります。いきなりスーパー主人公だから分からないわけで、ゆっくりと超人にしていけば、理解も追いつきます。
ただ、面倒くさいですよね。テーマは超人の活躍なのに、修行とか描いているともたもたしてしまう(作者的にも読者的にも)。もたもたを省いたのが2だと考えることもできます。

4.ジャンルのテンプレ
中世ヨーロッパ風ファンタジーですと、読者にも小説を読んだり、アニメや映画を観たりした経験があります。だから典型的な登場人物なら、だいたい分かる。
たとえ現代劇でも、冒頭で「俺は炎の魔法使いだ」と主人公が言えば、だいたい想像がつく。よく知られたテンプレなら、使ってしまえばいいわけです。

たぶん、まだあると思いますが、これくらいで。

しかし、コミック、アニメ、実写などですと、見たこともない世界で、いきなり見慣れない超人が暴れまわったりすることもあるように思います。なんでそれを文章作品でやっちゃいけないのか、あるいはなんで難しいのか。

これは、仮説レベルの私見ですが、コミック含む映像作品だと、モロに活躍を見せられることがあるように思います。同時に、キャラの内面は描かなくても成り立つ。8割くらいが、目に見える、耳に聞こえるもので構成されているからですね。だから、問答無用でイベントを見せつけて進めてしまえる。

それでもおおよそ分かってしまいます。そこを文章作品と比べてみると、視聴者(ないしはコミック読者)が、文章作品における傍観者型の主人公(ないしは地の文の語りて)の役割を果たしているようなんです。絵で見せてるんだから、絵は想像しなくていい。何を見ているかははっきりしているけど、それが何かを考えるのは視聴者になっているわけです。

理解の流れとして、絵→思考→言葉(=読者≒一人称主人公・地の文の語り手)ですね。一方、文章作品では、言葉→思考→絵と逆です。ですので、「冒頭から、見たこともない世界で、超人が大活躍するシーン」を描くのは、コミックを含む映像作品で可能でも、文章作品では難しいのです。

だけど、もし文章作品でもできるんなら、気にすることはありません。平凡主人公パターンは、そうしないといけないというルールではなく、単に書きやすく分かりやすいためのコツでしかありません。つまり、私のような凡人志望者へのアドバイスであるだけなんです。できる人が縛られる必要はありません。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 学園物の主人公を平凡、凡人にしたくない

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元記事:「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要?

「アンチ異世界チートもの」を掲げた作品の構想を練っています。主人公は陰鬱とした展開を経て、奴隷から成り上がっていく粗筋なのですが、序章を途中まで書いて「華がねえ……」という事に気付きました。
例えるなら承太郎がスタンドではなくただの鉄拳で戦うようなものでしょうか。

自己満足で書くならともかく、あわよくばそのテの人の目に留まりたいと思って書いています。その場合にこの華の無さが「斬新な設定」と思われるか、「要件未達成」として流されるか、気の早い話ですが、気になってしまいます。
そのような観点では、やはり目を引く必殺技などは必要でしょうか?

上記の回答(「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要?の返信)

投稿者 手塚満 : 1 投稿日時:

有名な作品を例に出されたのは重々承知ですが、あえて野暮なことを申してみます。

承太郎が冒頭からスタンドを使えるのは、ジョジョがシリーズを重ねて世界観が読者に周知されているからですよね。人気シリーズゆえの、主人公の特権みたいなものです。第3部「スターダストクルセイダース」からジョジョが始まってたら、相当に面食らうでしょうし、飛ばし過ぎになっていたんではないかと思います(それでも個人的には、「スタンド」に馴染むのは少々時間がかかった)。

第1部の「ファントムブラッド」では、かなり話が進んでから、ディオが「石仮面」を被り、超人化(吸血鬼)しています。それに対して、主人公ジョナサンが「波紋」を伝授されて対抗していく。主人公の能力獲得が後です。これは(作劇的に)そうなるべくしてそうなるものでして、悪がいなかったら正義の出番はないからです。単に正義の超人が出現しても、平和な世間では活躍のしようもない。

一言に「華」といっても、相対的なものです。文脈とは無関係に「こういう能力で、こういう活躍をしたら華」とできるようなものはないんじゃないかと思います。ジョジョ第1部のディオは「華」がありますが、単に復活して第3部で元の能力のまま登場したら、見劣りしてしまうでしょう。なので、ディオにも第3部最強クラスのスタンドを持たせて、新生Dioでラスボスとして君臨させたわけですね。

なにせ第2部では、ディオの力の源たる「石仮面」を作った、医師仮面装着者より格上の「柱の男」たちがラスボスですから。だけど、第1部にはそういう強力な敵は、最初からいるわけではない。だからディオでも充分に強くて怖い「華」足り得た。

ですので、「作品世界で(冒頭なら冒頭での)平均より群を抜いていれば華になり得る」と考えていいと思います。鉄拳でも華になり得ます。正確に申せば、華になるように他のキャラ、舞台を設定するということです。

しかし、冒頭から主人公を華とするのは難しい面があります。いろいろ理由がありますが、例えば先に申したように、正義の味方だと、強さが釣り合うだけの悪がいないと活躍させようがない。

雑魚を蹴散らしたって華にはならない。むしろ、主人公も雑魚化するリスクが生じる。強さの証明にはならないからですね。せいぜい、主人公の能力の紹介程度でしょうか。異能とか魔術を使っても同じです。派手に演出しても、強さの基準が分からないと凄さ、華を感じるのは困難です。

どうしても、敵を克服して証明する必要があります(敵ではなく、天災などでも可)。主人公が強いのかどうか、敵が弱いと分かりにくいんですね。かといって、そこいらを破壊して回るわけにもいかない。そういうのは悪役(ないしは災厄)の役割ですから。

となると、まず強い悪役に目を見張る暴れ方をさせればいいわけです。したい放題のキャラであり、読者に好かれたり感情移入してもらう必要もありません。好きなだけ暴れさせられるわけですから、どの程度強いかも描写は可能です。

まず悪役を登場させ、暴れさせる。例えば、頑丈な扉を蹴破って城に侵入させる。強さを感じやすいやられ役を悪役に立ち向かわせてもいいでしょう。例えば「戦争で圧倒的な強さを見せた戦士」5人が悪役にかかって行ったが、返り討ちにされる。そうしておいて、強い悪役が読者に理解されたころ、主人公が立ち向かえばいいわけです。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要?

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元記事:学園物の主人公を平凡、凡人にしたくないの返信の返信

返信ありがとうございます。
優れた主人公が自分の思考や悩みを分かりやすく説明できるようにしたいです。
とあるミステリーでは主人公かつ語り部が推理役ですが、最後の方まで気づいたことを隠していたり、地の文で読者が謎の答えがわからないようにしていました。
これを活用すれば優れた主人公ですが、読者に納得してもらえるのではと思います。

上記の回答(学園物の主人公を平凡、凡人にしたくないの返信の返信の返信)

投稿者 手塚満 : 1 投稿日時:

文章推理作品で、一人称主人公が推理役でありながら、推理内容を気づかせないテクニックを用いたものがあるんですか。おそらく、読んで納得できるものなんでしょうね。お恥ずかしいことに、知りませんでした。

コミックや映像作品ですと、そういうことは可能なんです。さりげなく絵を描いておくとか、場面中に重要アイテムを無雑作に置いておくといったことができますから。バトルに頭脳要素が多いジョジョなんかもそうですね。

ジョジョのつい先日放映分ですと、洋上でのバトルで「ヨットの船番号が1のはずなのに2になっている」「血痕が途中で途絶えている」といったことが、敵の正体を暴く鍵となる作りになっていました。

映像には確かにそういうことが描いてある。だけど気が付かないんですね。そんなことが重要だと思って見てないから。だけど後で種明かしされて、念のため見直してみると、確かにそういう鍵となるものがはっきり映像に出ている。これは納得するしかないです。登場キャラも同じ材料から推理したわけですし。

これを文章作品でやろうとすると、自分だと悩んでしまいまいます。文章作品では、名詞を読むたびに、物がはっきり意識されてしまうんです。「船の番号が1」と書いたら、そのことがくっきり浮かんでしまう。「血痕が途絶えている」と書いたら、それもはっきり意識してしまう。

コミックや映像でさりげなく描くように、言葉でさりげなく書く、ということがどうしても難しい。自分的には限りなく不可能に近いです。だけど、書くと目立つからといって伏せておくと、読者からは卑怯に見えてしまう。

参考になさった文章推理作品を知らないので、どのようなテクニックかは分かりませんが、同じような効果を出せそうなら、あるいは別の手立てを思いつかれたのなら、チャレンジする価値はあると思います。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 学園物の主人公を平凡、凡人にしたくない

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元記事:学園物の主人公を平凡、凡人にしたくないの返信の返信の返信の返信

返信ありがとうございます。
絵のある漫画では伏線を隠しやすいですし、主人公の心情も隠しやすいですよね。それを文章で表現するのはかなりのテクニックになりますね。
ちなみに私の言った推理役も語り部も同一人物な作品は米澤穂信さんの「氷菓」です。

上記の回答(学園物の主人公を平凡、凡人にしたくないの返信の返信の返信の返信の返信)

投稿者 手塚満 : 0 投稿日時:

なるほど「氷菓」でしたか。アニメ(「氷菓」以外の古典部シリーズも含まれてましたね)では観たものの、原作は読まずじまいになってしまっていましたが、推理役一人称ということになると、興味が湧いてきました。

あくまでもアニメでの印象なんですが、「名探偵」を3人に分割することにより、推理役一人称を可能にしているように思います。

奉太郎:知能に秀でた推理役のコアながら、物事への関心が薄く、知識も充分ではない。
える:好奇心が強いため、隠れた謎や新事実を探し出す。ただし、えるには自分の見つけたものが何かは理解不足の傾向。
里志:興味本位の偏りはあるものの、自称データベースの通り、知っていることが多い。だたし、思考にまで結びついていない。

シャーロック・ホームズですと、上記の特長を全部兼ね備えています。だから、ホームズの内面を語ってしまうと(一人称、三人称一視点)、手品でいえば、種や仕掛けをあからさまに見せながら演じてしまうようなことになってしまいがちです。

ですが、奉太郎ですと、まず解くべき問題はもとより、その問題の特徴などをインプットしてもらわないと動かない。それが、えるの役割ですね。好奇心旺盛ですから、何かを聞きこんで来るのは自然な流れです。

とっかかりとなる情報を得た奉太郎が推理しても、当然ですが、いくつもの可能性が出てしまう。そこで、里志が関連する知識を出すことにより、選択肢を絞り込んでいく。正解候補を三択か二択くらいにしておいて、可能性の高い選択肢から検証にかかる。

こういう感じでぐるぐる回していけそうですね(える→奉太郎→里志→奉太郎→える→…)。簡潔にまとめてみますと、一人称推理役は資質的に欠けた部分があるので、その欠けた部分でトリックの種を隠せている、ということになりそうです。

と考えてはみましたが、やはり自分だと上手くできないタイプの作劇だと感じます(おそらく、とてもわざとらしくなる)。しかし、実際にやれている名作がある以上、できる方、できそうと思った方はどんどんトライすべきだろうと思います。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 学園物の主人公を平凡、凡人にしたくない

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元記事:本文執筆で行き詰まらないようなプロット・キャラ設定の書き方

 度々お世話になっております。三文山而です。
 新作を応募する前にこれまで落選した作品二作を来年の三月ぐらいまでに一度書き直してみたいと思っているのですが先に直して批評を貰いたいと考えてる一作のやり直しも終わらないどころか途中で行き詰まってしまいました。

 アクションが物足りないと言われたので「途中のバトルシーンを増やそう」とプロットを修正し、どんな相手とどういった順番で戦うのか、戦った後どのように展開するのかまでは決めて本文を書いてみたのですが、最初の相手と激突するところで執筆速度が停滞してしまいました。
 後から思いついた小ネタが長引いていたり文章の緩急がぼやけているような感じもあり、事前のプロットの作り込みや登場人物の言動を理解するためのキャラ設定が甘かったのではと考えています。
 「本文とほとんど変わらないところまでプロットを書けば本文で行き詰まらないし、プロットの段階では文体を気にしなくていいからその分早く書ける」というのをどこかで読んで試そうとしてみたのですが文体を直さずに放置するのが面倒になって見切り発車的にそのまま本文の執筆に移ってしまいました。
 コピペしやすい方が良いかと思ってワードでやったのですがこの場合はワードよりもエクセルで作った方がやり易かったのか、文章よりも単語で書いた方が良かったのか、何かやり方を間違えていたような気がします。

 そこでプロットを詳細に書く方々にプロットやキャラ設定をどのように作っているのかお尋ねしたいです。
 大筋が決まった後の細部を決める段階ではどんなツールを使って作るのが良いのか、
プロットはどのような文章でどの程度まで細かく書いてらっしゃるのか、
全体の構成やテンポを調整しやすくするにはプロットにどのような工夫をすれば良いのか、
キャラクターの喋り方や動き方に悩まないためにはどういった要素を設定しておけば良いのか、
そんなプロットやキャラ設定の作り方について教えていただきたく願います。

上記の回答(本文執筆で行き詰まらないようなプロット・キャラ設定の書き方の返信)

投稿者 ヘキサ : 1

私は、イベントタイムテーブルの管理にエクセルを使いました。
自分は何故かカレンダー的なものが気になるようで、「○月○日この時に絶対コレが起こる」というのを細かく決めたりしましたね。

あと、キャラクター毎の動きを気にするので「世界に影響力を与える力が強い順」にその動きを先述のカレンダーの横に加えていくんですよ。で「コレの前には必ずコレが起きていないとおかしい」とかいう因果関係を把握しておく。

本編以前の歴史のようなものは特に大事で、「どうせ最初は表出しないんだし後で決めてもいいや~」とか甘いこと考えていると絶対に後悔するので、そこは特に気にします。逆に本編はあまりはっきり決めないこともあります。だって、キャラがたまに勝手に動いて思い通りに動かなかったりしますから……それでも「目的達成意識」さえあれば必ず最後まで辿り着けますから、気にせず前向きにGO!てな感じです。

実は、この時は主人公があんまりに変な動きをしたために他の連中がその様子を見てあわてて方向転換したとか、イベントタイムテーブル的にこのへんなんか隙間が多いな~よし一人キャラ増やすか!で中盤執筆最中に即興でレギュラーが増えたとか、ちょっと普通の方から見たらとんでもないプロットの作り方をしているようにも思えます。
でも、「過去」や「因果関係」はしっかり作っておいたので「大丈夫、きっとちゃんと終わらせられる」という強い確信がありました。

ぶっちゃけTRPGのシナリオ作成とミッション達成に必要な要点を押さえていた自信があったので動じなかったというのが理由です……いや、嘘です。正直なぜかもう一人レギュラーが増えた時は「ホントに制御できるのかこれ……」という不安でいっぱいで、そのキャラもいろいろ演じるのが難しいという勘が働いたので「余計な性格とか属性とかつけずに『このヤバい局面を乗り切れる人』とだけ考えよう」としていたら最終的にとんでもない濃いキャラになりました。創作あるある「最初に考えた思い入れのあるキャラよりも、後から必要に迫られて作ったキャラのほうが存在感が出る」というのを実感したところです。

で、問題になさっているバトルシーンに関してですが、筆が止まってしまうお気持ちもわからなくないような……主人公側、敵側の能力と戦いに至るまでの経緯などがしっかりしていないと、なかなか緊迫感のあるものにはならないんじゃないか、という気がしています。しかもその後に戦う相手の順番も決めているとのこと。事前準備が見切り発車だけれどストーリーの予定だけは決めている、というのは正直危うい作り方をしているな、と思ってしまいます。

私はキャラクター同士の出会いのシーンも「最初が肝心」と思い、新キャラが登場するシーンはどことなく緊迫した状況ばかりになり「後から態度が軟化」というコースを多く辿っていったような気がします。要するに、馴れ合いを避けたかったんですよ。これもTRPG経験からくる勘みたいなものでしたが。

そういうわけで、ツールのご紹介はあまりできませんでしたが、見切り発車の部分の見直しを今こそ!すべきではないかと。
あ、ちなみに、紙のメモ帳・ある程度設定資料として固まったプリントアウトしたもの等と併用という手段もとっていますが。

ツールの問題よりも現状の「なぜ、こういう事態になっているの?」の「なぜ」をどんどん遡ること、をやってみてください。それに答えられない場合は、今まで書いたものぜんぶブン投げる覚悟で作り直すのもありですよ(そうやって思い切って全編改稿して完結にまで辿り着けた方も知っておりますよ……)。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 本文執筆で行き詰まらないようなプロット・キャラ設定の書き方

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投稿日時:

元記事:テンプレを知るには

『中世ヨーロッパ風のファンタジー世界を舞台にした医療小説』って、どんなものがあるでしょうか?
小説じゃなくとも映画などでもいいので、オススメを教えていただきたいです。

上記の回答(テンプレを知るにはの返信)

投稿者 ごたんだ : 0

そういえば、Dr.セバスチャンの4期か5期あったらマスガとクラリネットと血液泥棒か…

いつもながら放送出来るかドキドキするなぁ。

カテゴリー : ストーリー スレッド: テンプレを知るには

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投稿日時:

元記事:SF小説の現実性

質問です。

ここのサイトはライトノベル向けの質問が多いのでこういった内容の質問をするべきかどうか悩みましたが一応投稿させていただきます。


現在、長編のSF小説を書いているのですが、書いててある疑問が浮かびました。

「物語にSF要素を盛り込む場合、どこまで詳しく書けばいいのか」と。

例えば、作者しか聞いたことが無いマイナーな専門用語ならともかく、物語の展開上どうしても「相対性理論」という誰もが一度は聞いたことがあるようなワードを入れなければならない場合、「あーはいはい、あの有名なアインシュタイン博士の理論ね」と分かっている読者と、「えっ、待って。相対性理論? 何それ、初めて聞くんだけど」と読んでいて戸惑う読者がいると思います。

そうすると、物語の流れを優先して読者が「相対性理論」を分かっている体で説明を省略して書くか、初めて聞く読者の為にも説明を入れておくべきか。説明を書くとして、どこまで詳しく書いた方が良いのか……

どちらの読者を対象にするのかで物語の内容と言うか流れも変わってくると思うんです。

皆さんだったらどうしますか?


これは質問①と関連する内容ですが、SF小説を書く場合、現実に存在する物理法則に忠実に則って書いていかないと駄目なのでしょうか?

「万有引力」、「ドップラー効果」、「慣性の法則」etc...こういった(物語の展開上必要な)物理法則を調べた上で書いていった方が望ましいのか、それとも内容が面白ければこういった物理法則を完全無視したご都合主義でも読者に納得してもらえるのか。

また、現実の物理法則に忠実に則って書いていくと、それってSF(サイエンスフィクション)ではなくSNF(サイエンスノンフィクション)になってしまうのではないでしょうか?

皆さんの意見をお聞かせください。
よろしくお願いします。

上記の回答(SF小説の現実性の返信)

投稿者 ごたんだ : 0

体操正理論自体は頭の体操じみた思考実験で、移動する物体の中で光の往復が光の速さに近くに連れ、斜めからホライゾン!しちゃう話しで難しくともなんとも無い。

ただ、これが証明されただの異論だの疑問だのの話しになると悲劇が出動する時代に…

カテゴリー : ストーリー スレッド: SF小説の現実性

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