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サタンさんの返信一覧。最新の投稿順62ページ目

元記事:題材に対する不安というか

また質問させていだだきます。
前もお話しした通り、私は文章下手な初心者です。そして今から一本書こうと考えているのですが、題材が難しすぎないかと頭を抱えております。
今考えているのは、殺し屋を主人公にした悲恋ものです。こういった題材に自信がない場合、普通は同じ題材の作品を鑑賞したり取材するのが一番だとは思いますが何から手をつければいいのか分かりません。

皆さんは作品に対して不安になった時、どうしていますか?

上記の回答(題材に対する不安というかの返信)

投稿者 サタン : 4 人気回答! 投稿日時:

私の場合は、プロットを作った時点で物語の形が見えてるので、とりあえずプロットを作り、それがウケるかどうかこねくり回します。
詳しいプロットを作った時点で、その物語を書くのに必要な知識がわかってきます。
例えば
プロットに「主人公は音もなく標的を殺す」という場面を考えたとしたら、「音もなく人を殺すという技術はどうしたら良いのか」とわかります。
それがわかってはじめて、似たような題材のタイトルを手にします。
つまりは「音もなく殺す」をどう表現しているか参考にするわけですね。
そうやって、プロットに書いた事で自分には難度が高い要素を炙り出し、一つ一つ解決していきます。
物語の大枠はプロットを作ったその時点で決定しているので、ほとんど変更はありません。

そして、そのプロットを作るコツですが、前述したように「大枠を作ってから細部を詰めていく」という作業をしているので、難しく考えず適当に作るのがコツだと思っています。
例えば、「殺し屋の主人公が悲しい恋をする」という話なので、「主人公はどういうワケで殺し屋をやってるのか」とか、最初は考える必要ない。あとで詰めてけばいいんだから。
そんな感じで、大枠の流れを最初に作ってしまい、後から詰めていく。
そうして「プロットが完成した」と言える頃には、書くことはほとんど決まってる状態になるので難しいことはなにも無いです。
プロットに書かれてる状況を文章に起こしていけば良いだけなので。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 題材に対する不安というか

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元記事:ライトノベルでのターゲット層についての返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信

 なんか今までのコメントに比べて言葉がシャキッとしてきましたね。これなら自分にもわかります。まあここでいう"わかる"は同意ではなくてちゃんと反論できるという意味合いが強いのだけれど。
 でね、こういう風に書くとまたサタンさんは「コイツ煽ってやがる」と感じるのかもしれないけれど、一度だけ弁解させてください。本気で言ってます。嫌味や当てこすりの意図は一切ありません。

 あなたはもしかしたら「こういう考えもありだよね」的な方向に丸めて両成敗的な落とし所を探る方向でやりとりを終わらせたかったのかもしれないけれど、自分は違うと感じたら「それは違うんじゃないか?」とはっきり言いたいし、どうせ議論するからには落とし所なんか考えずに相手を論破する気概でかかりたい。それはべつに感情的になっているってことじゃないし、相手を威圧したり煽ったりする意図ももちろんない。結果自分が言い負かされたとしてもそれはそれで有意義なやり取りだったと思えるし、こちらが相手を言い負かすような形になってしまったとしても相手の自尊心を傷つけるような物言いはしたくない。そして(ネットの議論は大抵これだが)平行線に終わったとしても『いろいろな意見とその反論が出揃』(No.24)うことに価値があるし、何らかの合意が得られたらそれは素晴らしいことだ。そういう感じでやっていきたい。
 まあ、意図せず気に障るようなことを言ってしまったのならそれは自分の表現力や配慮が至らなかったってことでもあるので素直に申し訳ないと思う。だから言い方はなるべくキツくならないように心がけるけれど、論立て自体は変わらないし、違うと思ったことははっきり違うって言うよ、っていうこれは前置き。
 以下本題。

>>サタン氏や手塚氏のコメントに対してはそれ以上の感情が発生したので言いたいことを言わせてもらった
>私も含まれてるように読めるのだけど。

 あー。そういう意味じゃないです。引用元はこれですね?

>スレ主の意見には「おっ、そうだな」としか思わなかったけれど、サタン氏や手塚氏のコメントに対してはそれ以上の感情が発生したので言いたいことを言わせてもらったというだけです。(No.39)

 あなたが引用した部分の手前まで読んでもらうと分かると思うのだけれど、ここでいう『それ以上の感情』というのは、「おっ、そうだな」(=同意)以上の感情という意味で、まあつまり"コメントに対して反論したい欲求が発生した"と言ったつもりでした。『感情が発生』という言い回しが『感情的』を連想させて若干紛らわしいですが、そのような意図はありませんでした。ご理解ください。

>気づいてないかもしれんが、私は一度も「これが正しい」とは言ってないよ。あくまで「私はこう思う」ということを言ってるだけ。

 『これが正しい』も『私はこう思う』も関係ありません。それが一つの意見として提出された以上、同様に反論の余地があることは変わらないでしょう。「……と私は思う」と最後に付け加えれば何を言っても批判を免れられるなんてことはありえないのだし。

>例えばアニメ「プリキュア」は?

 もし『人気を支えてる購買層は主に二〇代男性』であることが事実ならば、(プリキュア制作陣の企図はともかく)結果的に20代男性がターゲット層になっていると言えるでしょう。事実に即するならまさに『プリキュアは二〇代男性向けと書くべき』ということになりますね。直感には反するかもしれませんが、そのほうが理に適っているように自分は思います。

 まあプリキュアは朝アニメなので、特撮と状況が似通っている部分があるから、No.27の5.で手塚氏への返信に書いたように、『チャンネル権の関係で"親子が同時に楽しめるもの"を目指したほうが視聴率がよくなるのは何となく理解できるし、大人に受け入れられる作風でなければ親がグッズを買ってあげる流れにならない一方で、子供受けがちゃんとしていなければそもそも親がグッズを買う理由がなくなるっていう複雑な関係がある』わけで、そこまで簡単に割り切れないかもしれませんが。

>私は「購買層」と「読者層」は別物だと考えているので、

 自分としてはラノベの購買層と読者層はほぼ一致しているように感じるのですが、かりに購買層と読者層が別物だったとしましょう。たとえば20代のラノベ読みは書店で新刊を買うけれど、10代は図書館や古書店を利用してラノベを読んでいるので数字には現れにくく、実際は10代のほうがラノベをたくさん読んでいるという可能性はたしかにあります。でもそれってあくまで『読者層』と『購買層』の話であって、『読者ターゲット』と『購買ターゲット』の話じゃないですよね。やっぱりあなたはスレ主とのやりとりにおいてターゲットという用語を変なふうに使っていて、そのせいで話が噛み合わなくなっているように思えます。
 読者層と購買層は別物という可能性もありえますが、読者ターゲットと購買ターゲットはそれがターゲットである以上同一のものを指さなければなりません。ターゲットとはそういうものだからです。◯◯ターゲットの〇〇に入る言葉が変わるとターゲットも変わってしまうということになると、"誰に向けて書けば良いのか"という大本の疑問に答えが出なくなってしまいます。これでは結局ターゲティングができていないのと一緒です。
 スレ主があなたとのやり取りでターゲット層の意味を確認するよう繰り返し促してしていたのは恐らくこのためです。
 読者層と購買層が違うという説には一定の説得力がありますが(それでもスレ主は"実際にカネを落としてくれる購買層に向かって書け"って言うでしょうけれど)、それを『読者ターゲット』『購買ターゲット』と言ってしまうと日本語として意味が通らなくなってしまいます。自分はいまこのNo.61を読んでようやく、あなたが読者/購買ターゲットを読者層/購買層という意味で使っているっぽいことが分かってきましたが、スレ主は最後まで気づかなかったと思いますよ。だからあんな言い方しかできなかった。

>人間失格の例を上げれば、作品内容はまったく変わってないけど、唐突に「大人向け」から「少年誌向け」になったと考えるの?

 はい、その通りです。プリキュアと一緒になりますが、そのように考えたほうが理に適っていると思います。
というか、もっと言えば発表時は通俗小説だったのが時代を経て読むことが教養っぽいポジに祭り上げられてる時点ですでに、作品内容に関係ない理由で購買層が移り変わってますよね。当然、書店員が人間失格を売りつける"ターゲット"層もそれに従って変化しているでしょう。
 このように出版社の戦略や時代の流れでターゲットとなる購買層が移り変わることはありえます。ただこれは、"そういう不確定要素がある"という程度の話。だからといって「作家が市場調査するのは無意味」とか「運を天に任せて書きたいものを書くのがいい」ってことにはならないですよね。

 本題ここまで。
 以下余談。

>誠実に反論してくれと言ってるような文面ですが、正直あなたからは誠実さの欠片も見受けられません。

 自分が考える誠実なレスというのは、相手の言葉を意図的に曲解したりすることなく、提示された論点には全部正面から受け答えする、というものです。あなたとは多分"誠実さ"にたいする考え方が違うのだと思う。ただ言葉遣いが気に入らないっていう指摘はひとつの反省点として受け入れます。『議論が好きなのではなく、そういう煽りが好きなだけ』と思われてしまっては今後ここでコメンターとしてやっていく上でも支障をきたすので。
 『日和ってんじゃねえ』に関してはあなたがNo.24に返信するわけでもなくあまくさ氏のレスに乗っかってちょっと皮肉っぽい態度を見せたのがね、正直すこしムッとしたのはある。まあでも強い言葉だったし今後は気をつけます。

>これは個人の考え方の事なので、「それは違う」とどうしてあなたが私の考えを決めつけることができるのでしょうか。

 あなたの考えを決めつけたつもりはありません。とくにあなたが例示した『これはちょっと違う。』は、直前に引用したあなたの発言『「それは違う、買ってる層が読んでる層だ」と考える人であれば』に対して、自分もスレ主もそんな主張はしていないという意味でちょっと違うと申し上げました。まあ言葉が足りないんだと言われればそれまでですが。

>正直あなたの文面は、ハナっから私を否定するために書いたようにしか見えない。私の意見をではなく、私を。

 いいえ、あなた自身ではなくあなたの意見を否定するために最初から、そして今も、こうしてコメントを書いています。勘違いさせるような発言があったならそれは反省点だしなるべく気をつけますが、それでも「そうとしか見えない」とあなたが思うのであればこの話はこれまで。それは信念の次元の問題だから。言葉を費やしてどうにかなる話ではない。こうして一応自分の立場を表明しましたが、あなたがこれをどう受け取るのかはあなたの自由です。

上記の回答(ライトノベルでのターゲット層についての返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信)

投稿者 サタン : 1 投稿日時:

>購買層と読者層は
あぁ、そうだなぁ。確かにあんま深く考えてなかったかもしれない。
私としては単に言葉を省略しただけなんだけども。
プリキュアと人間失格の例について、そのような考え方であるなら、そうなのだろうと思います。
しかし、ここに至って私とにわとりさんの考えは相容れないとわかったので、ここまでかと思います。
こっから先は主張の押し付け合いで、どっちが折れるかって話にしかならないので。

それと、
>両成敗的な落とし所を探る方向でやりとりを終わらせたかったのかもしれないけれど、
いいえ。そんな自治を気取るようなつもりは毛頭ないです。
私も単に言いたいことを言ってるだけ。
ただ、どんな意見でも真っ向から否定してたら歩み寄りの余地がないので議論が無駄になると考えているので、理解しようと心がけています。
理解できるところは認めるべきですから。
なので、いまさらだけど、スレ主の主張を否定してるわけじゃない、とわかってもらえたでしょうか。
ターゲット層の意味するところが読者なのか購買なのかで違うという意見もある、と認識してくれたなら、別にそれに賛同されようが否定されようがどうでもいいです。
にわとりさんは「ターゲット層」と言うからには「買ってくれる人」と考えられているので、人間失格の本の内容が一切変わらないけどいきなり購買層が変わった、と言うのであれば、それはそれで理解できます。
単に「買ってる人の年齢層」を言ってるだけなので、20代が買ってるから20代が主なターゲットというのはその通りでしょう。
でも私は「本の内容」の話をしているので、内容が変わってないのにターゲット層が変わるなんてのは、作者としてどうしようもない話だし、どうにもならない。
なので、私は違うと思う、というだけの話です。

書いた通りこっから先は不毛かと思うので、これで終わらせていただきます。

カテゴリー : その他 スレッド: ライトノベルでのターゲット層について

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元記事:ライトノベルでのターゲット層についての返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信

 横やりの横やりになりますが、自分なりの意見が出来たので失礼します。
 自分はサタンさんの意見を読んでいて思ったのが、サタンさんが言いたいのは『(制作段階での)想定読者層』と、実際に本を買って読んでくれる『実読者層』の違いなんじゃないかなと言うことです。

 プリキュアのメインの購買層は女児(の親)なので実際の所はサタンさんの情報が間違っているんですが、それがもし正しかったとして――と言うよりは、実際にラノベに置き換えて、『10代少年向けに作ったライトノベルが、20代女性を中心に記録的な大ヒットをとばした』と言う状況があったとしましょう。
 この場合、想定読者と実読者にズレが生じてしまっているわけですが、売れているんだからまあ、問題ないでしょう。
 しかし問題になるのはその次巻や、後に続く他作家の作品群です。
 同じ層を狙う場合、どこに読者を想定すれば良いのか。
 このとき起こしやすい間違いは『作者の思う20代女性向け』に寄せてしまうこと(スレ主、にわとりさんの意見?)。結局『その作品を好きだった』女性読者達が望んでいた物からも離れてしまい、人気が無くなっていくなんてラノベに限らずよく見聞きする話しです。
 じゃあ、元々の『10代少年向け』に作り続ければ良い(サタンさんの意見)かというと、それも違うでしょう。上のような失敗をするよりは全然マシですが。

 なら、どうするのが正解なのか。
 これはあくまで自分個人の意見に過ぎないんですが、『この話を好きになってくれた20代女性』向けに話を書くことが最善なんだと思います。
 購買層が一部の世代、性別に固まっているのなら他の同性同世代の人も手を出しやすくなるだろうし、新たな層にアピールするよりはよっぽど宣伝もしやすいでしょう。
 これは『読者の言いなりになれ』、ということではなくて、あくまで『読者を楽しませ続けろ』と言うだけのことです。
 そのためには主軸は10代少年向けと同じ物にしながらも、10代の少年からしたらなんでも無いような、『この話を好きになってくれた20代女性』が喜んでくれる要素を入れる必要があるでしょう。
 続巻でこういった手を打ったのならば、その作品はもはや『10代少年向け』ではなく、『この話を好きになってくれた20代女性向け』と言うべきだと思います。

 あと一つ、気になったことなんですが

〉このサイトは作家に向けてのサイトなので、このアドバイスが経営者等に向けて言っているのはありえません。

 とのことですが、ライトノベルに限らず作家は基本的に自営業で、言葉をかえれば個人事業主であり、掛け値無しの『経営者』です。
 作家=経営者と言われてピンとこないかもしれませんが、理屈の上では作者がマーケティングの結果を考慮して作品制作をすることが大切なのはご理解いただけると思います。
 普通の会社で、マーケティングで上がってきた情報を元に商品開発をするような物です。

 ターゲット層を『20代向け』と限りなくおおざっぱな範囲で定めるスレ主の意見は、現代のエンタメ界隈ではターゲット層を絞れていないにも等しい物だと思いますが、それでも作者がマーケティングを意識すること――つまりは『読者を意識すること』はとても大切だと思います。

上記の回答(プリキュア人気について補足)

投稿者 サタン : 3 人気回答! 投稿日時:

プリキュアの売上についてですが、仰る通り、かなり私の憶測が混じった事で、断言すべきでは無かったですね。申し訳ない。
一応説明すると、
プリキュアの映画が2005年にはDVD/BD合わせて12275枚売れてます。
一方2017年では4689枚に留まっています。
プリキュア人気に陰りが見えたとも考えられ、事実視聴率も同じくらい減っていますが、単純に女児の支持を得られてないと考えると減り方が酷い。年々減って今の数字じゃなくて、翌年いきなり減ってるんですよね。そんでいきなり増えて1万枚とかになったりしてる。
声優には詳しくないけど、キャスティングを気にする層が買ってるんじゃないか、という憶測から、売上がガタ落ちしてるのは「大きなお友達」が飽きて買わなくなったのが原因ではないかな、と考えた感じです。
DVDの売上が低迷しててもトイ・ホビー部門では売上100億前後で安定してるので、女児人気はあんまり変わってないのでは。と。むしろトイ・ホビーだけで見ると最も人気があった2005年が60億前後で一番売上が低いんですよね。
少なくとも2005年から数年は20代男性が主な購買層だった、と私は考えてしまいます。まあ、あくまで「作品」の売上ね。関連グッツ(公式)の売上は最初から女児の親が主でしょう。

>じゃあ、元々の『10代少年向け』に作り続ければ良い(サタンさんの意見)かというと、それも違うでしょう。上のような失敗をするよりは全然マシですが。
これはその人それぞれで判断が違うのではないかなと思います。
私は「10代で作り続けるべき」と判断します。続刊で20代向けに変更すると、これからの新規読者は20代になります。しかし1巻は10代向けに作っているので、新規読者が入りにくい構造になってしまう、と考えるためです。
年齢層が合わず人気が無くなってきたなら、そのシリーズはそこで畳むべきだろう、と判断し、10代のまま終わらせます。
20代がメインなら次のシリーズで20代向けでライト文芸を書けば良い。という考えを持っています。
人それぞれの判断なので、「作品を読んでくれてる20代向け」に変更するのもアリだろうと思います。
ただその場合、読者は「作者の書く10代少年向けドラマが好きな20代女性」である可能性も大いにある(だから一巻を読んだわけだし)ので、自分ならと思うと非常に判断に迷います。
まあ、迷った挙げ句に現状維持という選択しか出せないだけなんですが。

カテゴリー : その他 スレッド: ライトノベルでのターゲット層について

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元記事:プリキュア人気について補足の返信

 補足、ありがとうございます。

 自分も少し勘違いしてました。すいません。
 プリキュアなどのニチアサ系は基本的に販促番組で、目的が作品を売ることではなくおもちゃを売る事なので、『おもちゃが売れる=(ライトノベルに置き換えれば)本が売れる』と置き換えて考えてしまいました。自分の頭の中で勝手に脳内変換しちゃってましたね。申し訳ない。

 10代向けに作るか、20代向けに作るか、この部分には勘違いがあったようなのでこちらからも補足を。

〉ただその場合、読者は「作者の書く10代少年向けドラマが好きな20代女性」である可能性も大いにある(だから一巻を読んだわけだし)ので、自分ならと思うと非常に判断に迷います。

 とありますが、自分の理屈ではもし読者が『作者の書く10代少年向けドラマが好きな20代女性』ならば、そのまま『10代少年向けドラマ』を書き続けるべきだと考えています。
 ですがもし、作者が意図せずに紛れ込んだ要素や、偶然できあがったバランスに読者が食いついているのなら、それも考慮すべきだと思います。
『作者の考える20代女性向け』ではなく、『この話を好きになってくれた20代女性向け』に作品を作るというのは、そういうつもりでの言葉でした。

 あと、いくつか反論を。
 まず反論前の前置きとして、判断はどんな状況であれその当事者達が下すべき物で、その人達であれば間違いであれ正解であれ、どんな判断を下すことも出来ます。そもそも本を売り出すまでどれが正解かなんて確実なことは言えません。言えるのは『おそらく、こうなっている。こうなる』と言う程度の、不確定な物です。
 サタンさんがその状況に直面したとき、『10代向けで作り続ける』と判断しても、自分にはそれを止める権利なんて無いんです。
 そしてこの場でその判断の是非を持ち出しても結果が出ていない仮定の話でしかない以上、平行線にしかならないので、判断に関してのコメントは控えます。

 まず

〉続刊で20代向けに変更すると、これからの新規読者は20代になります。しかし1巻は10代向けに作っているので、新規読者が入りにくい構造になってしまう、と考えるためです。

 とのことですが、自分の元々の仮定通り1巻が『20代女性』を中心に人気を得たのならば、次巻の内容にかかわらず元々の想定読者である『10代少年』は新規読者として入りづらいです。
 売り手側がどう宣伝をうっていようが、『20代女性を中心に売れている』という現実があり、その情報を持つ人から見れば、その本は『20代女性向け』だからです。
 それに引き替え『20代女性』の層からは新規読者が入りやすいです。
 1巻の時点で『20代女性』に人気の出る内容になっていて、『みんなが読んでいる』状態な訳ですから、いろいろな事情で読む人が出てきますよね。同世代、同性には読者側のコミュニティーから読者が増えやすいですし。

 次は

〉20代がメインなら次のシリーズで20代向けでライト文芸を書けば良い。という考えを持っています。

 という部分についての反論……というよりは自分の意見を書かせていただきます。
 正直言って次シリーズを書くことになった場合、ライト文芸で書くというのは全然間違いでは無いと思います。
 ですが、自分はこのままライトノベルにとどまり、『一定の需要に供給し続ける』のもありなんじゃないかと思います。
『ライトノベルレーベルで、ライトノベルとは微妙にずれた物を連載する』と言うところに需要があるんです。
 背伸びしたい人だったり、みんなと違うことをしてかっこつけたい人だったり、もしくはライト文芸に今は興味ないけど実は好みと合致する読者だったり。
 マンガでも少年誌では明らかに毛色の違う内容(○○(雑誌名)っぽくない、青年誌でやれ、といった突っ込みを受ける作品)が連載されて、一定の人気を得る事があります。それと同じ現象が起こりうるんです。
 というよりは一作目がヒットしている時点でその現象が起こっているので、続けて同じ層を狙うのは十分アリな戦略でしょう。前シリーズをたたんだ時点での状況にもよりますが。

 自分からの補足、訂正、反論はこんな所です。

上記の回答(プリキュア人気について補足の返信の返信)

投稿者 サタン : 2 投稿日時:

>偶然できあがったバランスに読者が食いついているのなら、それも考慮すべきだと思います。
そうなんですよね、そこの見極めがほんと難しい。
作者が言う「読者ターゲット」って、結局「まだ作品が無い状態」なので、仮定でしかなく、仮想読者としか考えられない。
作品を書く前から「実際に売って読者層を把握する」なんてことは無理なので。
だから「10代向けのつもりで書いたのに20代にウケてる」なんてこともよくある話で。
私の場合は、男性向けに書いてるのに何故か女性にウケが良いです。
これは修正すべきか……? いや読んでくれてるんだからええやん。でも想定と違うんだけどなぁ、これも未熟さか。いや想定通りのものが書けた場合、男性向けになるから今の女性読者を切り捨てる結果になるわけだけども……えー? って感じ。
この悩みが、以下の反論に対する私なりの答えにもなっているんだけども、わかってもらえますかね……。

私としては「私が思う男性向け」を書くしかない感じです。それが女性にウケてるわけですから。
あまくささんが「10代向け」や「20代向け」と分けること事態に疑問を感じる、というような事を書かれていたのですが、私としては正直それが一番共感できる言葉です。
要するに、私の読者は「私が書く話を読んでいる」という層なので。
無理に男性向けに修正する必要を感じないし、読者が女性だからと無理に女性に合わせる必要性も感じていない。その微妙な雰囲気がウケてるんだから。という感じ。

まあ、あまくささんを非難するわけじゃく自分に向けて言うわけだけど、これって反論に対してはずるい言葉です。
どんな意見に対しても相手は黙るしかない答えなので。
しっかり調査したうえで「20代女性向けに変更したほうが良い」と判断できるなら、もちろんそのようにしたほうが良いと思います。
意固地に我を通せば「俺の話がわかるヤツだけが読めば良い」と言ってるも同然になってしまいますから。

>『ライトノベルレーベルで、ライトノベルとは微妙にずれた物を連載する』と言うところに需要があるんです。
毛色が違うため目立つ、という戦略は確かにアリですね。
問題は編集がそれを許容してくれるか、というところですが、Webなら編集を通さないので尖ったものが書けそうです。
しかし同時にWebでは読者が目移りしやすいので、「読者が読みたいもの」の中で「異色」にしなければならないので、それは狙うと相当難しいと個人的には思います。
雑誌なら雑誌という枠組みがあるので、一応読むか、という人もいて、それで徐々に人気が出てきた異色作品は多いと思う。でもラノベには雑誌が……昔はあったんだけどなぁ……。
これは、わざと的を外す行為に等しいので、下手すりゃ読んですらくれないってことにもなりかねない。かなりリスキー。
それこそ「偶然できたバランス」「10代男性向けに書いたのに20代女性にウケた」という結果論でしか、成立しにくそうです。
でも、そのまま毛色を違うものを続ける、というのは理にかなったメリットだと思います。
つーか言われてみると現状私がそれだしね……
先のレスは、そろそろ現シリーズを終わらせて、完全に男性向け女性お断りな新シリーズを書きたい、という本心が書かせた持論なのかもしれません。

カテゴリー : その他 スレッド: ライトノベルでのターゲット層について

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元記事:プロットから執筆する際、ストップしてしまう要因

いつもお世話になっております。

現在長編のプロットを進めております、やとうです。

先日は皆様のお勧めの本を教えていただき、ありがとうございました。
疲れたときは少し休憩の読書をして、気分転換をしながら創作を続けています。

ところが現在、プロットから小説への文章化をする段階において作業が上手くいかずストップしてしまいました。

現状としては、
短編の連作の形式の計画の小説で、大まかな流れをつくり、
細かな話のプロットが完成した一作(一話分)ごとに本文を書くという手順で進めています。
A4用紙1枚分に収めたプロットです。

今は主人公の初登場、キャラクター達の出会いとなる場面の話のプロットが完成し、小説を書き始める段階となりました。
今後も別の話との整合性の関係で、書き直す可能性の高い場面ですが、一応流れは決まっています。

ここまではスムーズに書けた内容を、いざ文章化しようという段階になると、
途端に文字として浮かばなくなり、全く書けなくい状態です。(頭の中では動き・セリフ等のイメージ像はあります)

書きやすそうな場面からでもと、途中からのスタートも試みますが、結局進まず書いては消すの繰り返しです。
このような状況から動き出すためには、どうすればいいのか悩みが続いています。

皆様はプロットから本文を執筆される際、どのような手順で勧められていますか。
また、現在の執筆の方法の中に足りない作業・手順等があるのでしょうか。

年末のお忙しい時期にお手数をかけしますが、皆様にご指導いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

上記の回答(プロットから執筆する際、ストップしてしまう要因の返信)

投稿者 サタン : 2 投稿日時:

単純に考えます。
「勇者が故郷から旅立つ」という場面であれば、内容はどうあれ「故郷から旅立つ」という場面が書けりゃいいんです。
よって、
「勇者にはどういう理由があって、どんな力があり、誰それと仲がよいが別れを悲しみながら~」
とか、余計なことをプロットに書くと、何を書いていいのかわからないので筆が動かなくなる。
そのシーンは何を書きたいのか何なのか。要約して単純に考える。
複数の要素がある場合、
「勇者にはこういう理由がある」「こういう力がある」「誰と仲がよい」と、小分けしてしまう。
すると「勇者にはこういう理由がある」という場面が書けりゃいいだけなので、1シーンの中で何を書けばいいのかが明確になり、内容はどうあれそれを書けば良いだけ、ということになる。

「内容はどうあれ」つまり、それが面白くない可能性もある。
じゃあどうすれば面白くなるか? これも漠然と考えるからわからないだけ。面白さは作者の中にある。
「勇者にはこういう理由がある」と、これを面白く書けば良い。
1.地の文で勇者の理由を語る
2.幼馴染と喧嘩し、勇者は理由を告げて幼馴染を説得する
これで考えると、両者ともに「勇者にはこういう理由がある」という場面を語ってるシーンですが、どっちが面白いかは言うまでもないと思う。
「面白く書く」というのは、この場合「勇者にはこういう理由がある」というシーンをどう面白くするか、という意味なので、すると作者の中にある面白いことから引き出してシーンを想定しやすくないでしょうか。
そうなったら、話は戻って「勇者が喧嘩した幼馴染に理由を告げて説得する」という場面を書けば良いだけ。
これで内容は面白く書けるものにしたので、あとはそれを文字に起こせば良い。
もしそれで面白くないのだとしたら、「勇者が喧嘩した幼馴染に理由を告げて説得する」という場面が面白くないってことだから、これを別のものに変える。
「勇者は女神に旅立たねばならない理由を告げられる」とか。これもベタだからあんま面白そうではないけどもw
こうして、一文だけで面白いものを作る。そしたら、あとはそれを文字に起こすだけ。

書いてるシーンの書くべき事をハッキリさせれば書けるはず。
もし、現状書くべきことは把握してると考えているのであれば、そのシーンの要点を「主語と述語だけ」で表現してみてください。
それが出来なければ、それは単に「ふわっとしたイメージがあるだけ」ということだと私は思っています。
それさえも出来ない場合。
「朝、目が覚めて学校へ行く」この一文を文字に起こしてみてください。適当でいいです。
たぶんできるはず。
出来たなら、自分の作品でも同じことをすれば良いだけです。
それが出来ないのは、面白く書きたいと妙なプレッシャーを自分で背負ってるためなので、まずは「適当に」やりましょう。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: プロットから執筆する際、ストップしてしまう要因

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元記事:ストーリーへの助言希望

趣味で創作活動をしている者です。
ストーリーの一部で、人体収集家があるキャラクターの瞳を欲しがるというものがあります。収集家が瞳のことを知るきっかけとなるものがはっきりと浮かばず困っています。情報不足かもしれませんが、よろしければ何かしらのヒントを優しく教えて頂けると幸いです。また、下記のことについても、もっとこうしたほうがいいんじゃないの? などの意見があればお願いします。

・作品はファンタジーものではありません。
・収集家は自ら手を汚しません。殺し屋などを雇います。
・キャラクターと収集家は隣町同士に住んでいて、面識がありません。
・キャラクターは二重人格です。普段はいわゆる糸目なので、よほど近くに寄らなければ、瞳の色が分かりません。しかし、人格が交代すれば目はばっちりと開いて瞳が露わになります。

上記の回答(ストーリーへの助言希望の返信)

投稿者 蛇鷲 : 1

割と近い内容の推理(アクション?)小説を読んだことがあります。アルビノの人体パーツを仕事に使う呪術師が、特に効果が高いと思っている色合いの眼球を持つ少女を執拗に狙う、って話。
かなりうろ覚えだけど、参考になりそうな部分を紹介。
・アルビノがいるという集落を呪術師と結託している武装集団が襲撃
・運悪くターゲット(だけ)には逃げられるもその写真を入手
・写真に写るターゲットを見た呪術師が、これは絶対にほしいと思い追跡を要請
確かこんな感じだったと思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: ストーリーへの助言希望

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投稿日時:

元記事:話の筋を作りながら物語のテーマにぶち当たるまで思いつくままに書いていていいんでしょうか?& アスペルガーの作者がアスペルガーを題材にしていいんでしょうか

どうも竹牟礼です。
「一番合戦 仁」というペンネームでやっています。

紛らわしいのでこちらの名前にすることにしました。

以下長文失礼します。

一つ目の質問です。
僕には小説の師匠がおりまして、 人となりを簡単に説明しますと、 かつて11人体制のプロジェクトを組んで途中で頓挫したという経歴を持つ、そこそこ経験のある現役同人小説家です。
( 現在は神話系の話を書いてるそうです)
そんな彼の指導のもといつも書いているのですが、彼のアドバイスで「本当にこれでいいのか?」と思うものがありました。

別スレッドでも少し書きましたが、「テーマというものは物語の最後でぶち当たるものだからどんどん書き進め。 出来上がったものが面白くなくても話の筋はできているはずだ。 それをたたき台にして推敲すればいい」 というものでした。

僕の作品のあらすじを以下に少しだけ説明させていただきます。

アスペルガー症候群を持つ主人公が七つの種族が治める異世界へワープし、謎の少女を暴漢から助ける。
事情をよく聞いてみると、彼女たちの種族は差別されていて、 村は差別主義者に焼かれて両親も焼き殺されたという。
お兄さんは破壊神の力に取り憑かれていて、各地に災いを振りまいてるという。
そのお兄さんを探しに 二人は旅に出る……、と言うお話です。

そ師匠の言う通り書いてみたのですが、やはり自分の作品が書いていても面白くないし、見ていても面白くないのです。
計画通り進んでいると言えば聞こえはいいですが違和感を禁じえません。
本当にこの書き方でいいのでしょうか?

二つ目の質問です。

(先に断っておきますが僕はアスペルガー症候群の当事者です)

先にも書きましたが アスペルガーの主人公が僕の小説に登場します。

軽々しく表現するべきじゃないことは重々承知しておりますが、ライトノベルの業界では「アスペルガー」という単語が出てきたことは過去一度もないでしょう。
一般文芸を見渡してもそうそうそんなタイトルは見つかりません。
( もしそんなテーマで売れてるのであれば 本に疎い人であっても誰の耳にも入っている筈です)
「発達障害×ファンタジー 」 というジャンルはまだまだ未開拓であり、うまく料理すれば僕にしか作れないとても面白いストーリーになるではないかと僕は分析しました。
いわば諸刃の剣です。
下手くそなものを書いて発表すれば確実に 身を滅ぼしかねないほどバッシングされます。
( 僕はよく知りませんが、筒井康隆のてんかん騒動とか)
少なくとも通常であれば素人や定型発達の人が扱う代物ではありません。

なのに、せっかく主人公は『アスペルガー症候群』という設定にしたのに設定自体を物語に絡めることができないのです。
それ単体でもかなり重い要素なのに、そこに破壊神、人種差別、 と重たくて暗い要素が加わり、作品全体がまとまってないような気がします。

そろそろ質問したいことのまとめへ移りましょう。

1.アスペルガーの作者がアスペルガーの 主人公を出していいのか?
また、アスペルガーの作者が、 実体験をもとにアスペルガー症候群を題材にしていいのか?

2. 「物語のテーマにぶち当たるまで話の筋を掴みながら場当たり的に書いていき出来上がったら推敲する」という書き方でも大丈夫なのか?

色々と書き連ねてきましたが、以上の2点について質問したいと思います。

どうぞお手柔らかによろしくお願いいたします。

補足: 僕は本気でかつて自分にも向けられた発達障害に対する差別や偏見を、他でもない自分のペンによってぶっ壊そうと思ってます。
ですからアスペルガー症候群という症名も バンバン出して行くつもりでいます。
カテゴリーエラー起こしてるのは重々承知です。
そうでなければこの世の中は変わりません。
いくら大人に読まれる内容の本をアスペルガーという題材で書いたとして、 理解するのは大人であり 10代20代に響きません。
そこで感化された大人がいくら動いたとしても、イジメはなくならないのです。
かといって療育の専門家が10代向けに書いた説教臭い教育本なんて、誰も読みはしない。
ならどのようにして彼らに訴えかけるべきか。
答えはただ一つ。
彼らが一番よく目にするライトノベルというジャンルに 発達障害というキーワードを以て一石を投じる必要があります。
僕がそのつもりで書いていることをご了承ください。

上記の回答(本人の経験をもとにしていいか、師匠とはどういう人か)

投稿者 【本人から削除依頼】 : 1

 以下、出来る限りのことを申し上げておりますが、門外の者ですので、間違いもありましょうし、誤解もあるかと思います。また一個人の考えでもあります。予めお詫びし、ご了解、ご高察をお願いいたします。

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> 1.アスペルガーの作者がアスペルガーの 主人公を出していいのか?
> また、アスペルガーの作者が、 実体験をもとにアスペルガー症候群を題材にしていいのか?

 なぜこういうYes/Noの選択にするのか、ちょっと戸惑います(こういう選択肢に絞った経緯が分からない)。ただ、前段で竹牟礼さんご本人がアスペルガー症候群だと自己紹介されておられ、そこからは当事者・経験者だから他人よりよく分かるという実感をお持ちのようです。

 確かに、普段は気にしていない人よりはずっと知識があり、ご自身の経験としては感覚的な細部に至るまで感じ取っておいででしょう。なんとなれば、自分の内心まではっきり分かるのは自分以外にはいないわけですから。

 アスペルガー症候群について、一般的で初歩的なことから考えてみます。専門医がよく参照する臨床基準資料にDSM(「精神障害の診断と統計マニュアル」米国精神医学会編)があるのはご存じだと思います。現在、第5版、DSM-5(2013年~)ですね。
(他に、ICDがあるが、個人的に聞いている臨床への用いられる度合いや、最新版ICD-10ができた時期などを考えて、割愛します。)

 DSM-5からはアスペルガー症候群の記載がなくなったこともご存じだと思います。アスペルガー症候群という括りで診断することが難しく、他の症状と合わせて判断したほうが良い、といったことがあったようです。その辺りの事情は、専門家での議論であって、私のような一般人には分かりません。

 ただ、アスペルガー症候群という症名から、どういう人なのかということを考えるのは難しいということだけは確かだと思います。アスペルガー症候群だからどうこうと、肯定的、あるいは否定的、さらに差別的に考える一般人がいたとしたら、もう専門医でも諦めた判断に固執し、勝手なイメージでやってしまっている可能性が高いと判断すべきでもあると思います。

 ですので、フィクションであっても、「主人公はアスペルガー症候群です。だからこういうキャラなんです」といった描写は、誤解を広げないように書くのは非常に難しいと思います。専門医に近いレベルの知識と経験が必要ではないでしょうか。

 なお、これは当事者団体などの活動とは別の話です。生きづらさがあって診察を受け、アスペルガー症候群だと診断され、だからといって生きづらさは解消されない。周囲から差別的扱いも受ける。だから、当事者で集まって問題を解決していこう。それは、非常に大事で、DSMの改定が悪影響を与えないようにしなければなりません。

 竹牟礼さんが構想してお出での物語で、当事者の苦しみの部分にスポットを当てるのなら、問題は起こしにくいかもしれませんね。それも、ご自身が経験したことに限定して、内面含めて描くのなら、さらに問題は少なくなりそうです。

 簡潔に言い直しますと、アスペルガー症候群という括りで一般的に創作してしまうと、傷つく人、困る人、誤解する人が多数出そう。ある一人のアスペルガー症候群の個人的な経験として創作するなら、あまり問題ない創作をすることはできそう(注:できそう、であって、個人経験にすれば何を書いても大丈夫、とはならない)。

 もう少し枠組みを広げて考えてみます。精神医学の本はどれくらいお読みになった経験がおありでしょうか。一般向けのものではなく、大学の医学部で教科書になりそうなものや、臨床心理士が読むようなものです。

 総合的な精神医学教科書を2冊ほど読んだことがあります(他にハンドブック的なものも読んだが、症名の浅い解説程度で参考にならず)。それと臨床心理士向けの参考書。年長の作家志望の知り合い(その後、商業デビュー)から、狂気がないと、少なくとも狂気が分からないと小説なんか書けない、というアドバイスを受け、分からないので読んでみたのです。

 ちょっとびっくりしました。主に2点です。1点めは、どの症状も大なり小なり自分に当てはまるものがあること。もう1点は、まるでフィクションのキャラを解説してるんじゃないかと思えたことです。

 どういうことかと思ったんですが、理解に至る手がかりは精神医学教科書内にありました。異常という状態を舞台に置き換えた喩えがあり、舞台全体を均等に明るく照らしているのが普通の状態だとすると、失調した状態は舞台全体が暗くなったり、一部にだけスポットライトが当たっている状態との説明でした。

 さらに、バス停の喩えもありました。いつも定刻より30分遅れてバスが来るバス停がある。ある日、たまたま定刻通りにバスが来た。いつも通りでない観点からは異常事態と思えるが、定刻通りが本来だと考えると、他の日はずっと異常だったと思える。つまり、価値判断基準次第でどちらにも変わってしまう。

 フィクションだと、キャラの一面を強調しますし、そのために誇張もしますよね。現実にはいそうもない奇矯なキャラはフィクションに数多といます。例えば、照れるたびに主人公を張り倒すヒロイン、なんてちょっと前はよくあったりしましたが、現実にいたら大変です。

 そういうキャラでも理解できるのは、読んでいる読者自身にも、可能性としてはあるため、推測可能だからでしょう。この点は、構想されてお出での物語が読者に理解される可能性を示唆します。しかし、理解できるために非常に誇張されて、現実では見当たらないほどの奇矯なキャラも大勢いるわけです。むしろ、どんどん奇矯にしていかないと、面白みが出ないほどです。

 力を尽くしてアスペルガー症候群の主人公を描いてみたら、ごくありきたりのキャラだった、なんてことになる可能性は低くありません。

 それでも、お考えの差別をぶっ壊すという点が魅力にならないか。構想の重要なポイントの一つのはずですね。現実だって、誰かを虐げるより、一緒に笑うほうが楽しい。それは、笑うからではなく、悪いことをしていないから、つまり罪の意識を感じないからですね。フィクションで得た感覚と知識を現実にも持ち込んで、もっと嬉しい。そうなる可能性はあります。

 しかし、注意点も考えておくべきでしょう。多くのフィクションでは問題を解決しています。奇矯なキャラも、周囲、特に仲間とやっていけるようになるラストが多いわけですね。そう考えると、もう先行例が数多とあるわけです。むしろ、フィクションの大多数がそういうもの。その中で勝ち残れるだけのものがあるか、よく考えておくことが必要だと思います。

 なお、作者本人がアスペルガー症候群だから、というのは小説を補強するものにはなりません。そこをセールスポイントにしてしまうと、作者の魅力込みで小説を読んでもらうことになります。有名人ならともかく(「ああ、これをあの人が書いたんだな」という快感が生じる)、我々無名人では無理でしょう。

 それに、アスペルガー症候群をよく知らない人がターゲット読者層ですよね。知らない人だと興味を引くことすら難しい。タイトルや内容梗概に興味を引かれて読み始めるのは、おそらくかなり知っている人です(だから、もともと差別的ではない点も、ターゲット読者層から外れてしまう)。

 難しいですが、読み始めてもアスペルガー症候群がテーマに含まれているとは分からず、読み終わってから「主人公はそういう人だったのか」と分かり、何らかの感慨を残すように書ければ、成功できるような気がします。

―――――――――――――――

> 2. 「物語のテーマにぶち当たるまで話の筋を掴みながら場当たり的に書いていき出来上がったら推敲する」という書き方でも大丈夫なのか?

 これは「師匠に師事する」ということだと考えて、回答を考えてみます。師匠ってどういう存在なんでしょうか。「教えますよ」と宣伝して、入門者からお金を取る師匠なら、フィットネスジムのパーソナルトレーナーみたいなものです。弟子の希望を叶えるために教えてくれる。

 一方、尊敬できる仕事をしている人に、「弟子入りさせてください」と頼み込んで師匠になってもらうような場合だと、全く異なりますね。

 師匠は弟子の希望を聞く義理はありません。師匠のレベルに達したい弟子が、師匠についていかねばなりません。師匠は何の譲るところもない。「自分はこうしているんだ。お前も同じようにやれ」です。

 もし、「師匠から自分のやりたいことをダイレクトに教わりたい」とお考えなら、やりたいことを教えてくれない師匠からは離れるべきでしょう。そうではなく、「この人のレベルに達したい、この人からは小説がどう見えているか垣間見たい」とお考えなら、自分を曲げてでも師匠に倣う(習う、ではない。念のため)べきでしょう。

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 話の筋を作りながら物語のテーマにぶち当たるまで思いつくままに書いていていいんでしょうか?& アスペルガーの作者がアスペルガーを題材にしていいんでしょうか

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投稿日時:

元記事:小説の執筆ペース

こんにちは。

当方小説を描いて、全力の集中力が持つのは大体2000字程度です。
内容と次の展開と読みやすさの3つを意識して、かなり丁寧にやるんですけど、けっこう禿げ上がりそうなストレスを感じます。
というのは、小説を書きたいというモチベーションはかなり高いのですけれど、望みのシーンまで上記の通りのクオリティ(内容と次の展開と読みやすさ)で走り切るのは無理で、話の半ばで息切れして休憩せざるをえなくなるのですが、まだやりたいことをぜんぜんできてないので不満が残ります。
それでもしかたないのでそのペースの繰り返しで進んでいくのですが…

当方はペース的にこんな具合なのですが、皆さんはどういった感じですか?
他の方のやり方など、聞いて参考にしてみたいので、教えてください!

上記の回答(小説の執筆ペースの返信)

投稿者 たまねぎくん : 0

一年で短編か長編を一つ書ければ十分です。
1500行なので、1日5行。少なすぎるので、1日20行、あるいはもう少し50行ぐらい書けばいいです。そんなに急いでも仕方ないです。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 小説の執筆ペース

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ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。

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