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元記事:ラブコメとSFの掛け合わせについて

別サイトでお世話になっています、五目班と申します。

私は今ラブコメにSFを掛け合わせたような作品を執筆しています。
物語の根本は学園日常ループ系で、そこに主要人物の恋愛を混ぜた感じの作品です。割合的にはちょうど半々くらいだと自負しています。

ここで疑問に思ったので質問させて頂くのですが、この手の話は投稿するジャンルとしてはSFが正しいのでしょうか?それともラブコメでもいいのでしょうか?
涼宮ハルヒの憂鬱などはジャンルとしてはSFに割り当てられるそうですし……。

ご回答お待ちしてます。

上記の回答(ラブコメとSFの掛け合わせについての返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

自分が書いてるもののジャンルがわからないという場合は、物語をシンプルに考えてみると良いです。
例えば「ループから抜け出す話」つまり、恋愛感情がどう決着ついてもSF要素の問題解決があれば物語は終了すると考えられるのなら、それは「SF」というジャンル。
例えば「恋愛ないし恋をする話」であるなら、SF要素がどう決着しても話は恋愛に終始するため、ジャンルは「恋愛・ラブコメ」となります。
例に挙げられている「涼宮ハルヒの憂鬱」は、恋愛ないしラブコメの要素はあるけど少なくとも一巻の中で決着はついておらず、物語は「超常的な能力を持つヒロインのご機嫌をうかがう話」で、これが解決することで話は終わる。
コレがSFか? と考えると頭をひねる人もいると思うけど、少なくとも「恋愛・ラブコメ」は解決していないので、解決し終了条件となってるSF要素を持つ方がジャンルとして候補に上がっている。

でも、物語を上手く作ろうとするほど、物語の中で扱う要素は終盤にすべて回収・解決しようとするものです。
例えば「主人公とヒロインの恋愛が世界滅亡の未来を左右する」なんて場合、「恋愛」も「滅亡回避」も物語の終了条件になっているので、何気にジャンルに悩む。
こういう場合は「SFラブコメ」とでも開き直るしかないと思うけど、どっちかって言うと「世界滅亡を回避するための手段として恋愛がある」ので最終的な目標は「世界滅亡回避」ということになり、「SF」のほうが要素として強い。
逆に、「主人公とヒロインが恋愛する過程で世界滅亡の危機を回避する」なんて場合は当然のこと「ラブコメ」のほうが強いですね。

「要素の割合」で考えるのではなく強弱で考えると、「最終的な終了条件になっている方」のが圧倒的に強くなります。
これについても少し書いておくと、
文章にしろ会話にしろ、普通、「結論」って最後に来るものなんですよ。
だからラストが曖昧だと「コイツなんの話をしたかったんだ?」ってことになる。
逆にラストで「こうだ!」と明言すると、「なんか道中あやふやだったけど、彼の言いたいことはソレなんだな」と理解できる。
ここで、「彼は何について話をしていましたか?」と問うた場合、普通に考えれば「「結論」について話をしていた」という答えになりますよね。
つまり、「ラブコメ」と「SF」の要素を半々で語っていても、ラストで「恋愛が終了条件」となると、これは印象としては「恋愛・ラブコメ」になります。

物語をシンプルに一行で表現してみると物語の本筋のみを出力できるので、「主人公がループから脱出する話」なら、「ループから脱出する」ということが主目的なので、それが「何の要素か?」と考えれば「SF」なり「魔法・神秘=ファンタジー」なり、答えが出しやすいと思います。
もちろん、それが「主人公とヒロインが恋する話」といった感じであるなら、「恋愛・ラブコメ」になるでしょう。

で。
そういう面倒な事を考えないでフィーリングで決める場合。
ぶっちゃけ、読者がつかないことにはどーにもならないので、単純に人気がある・観覧されやすいジャンルを選んじゃえば良いかと思う。
複数選択できるなら両方選択すればいいし、一つしか選択できないのなら、まあ、SFよりラブコメを選んだほうが読者の分母は増えそうです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: ラブコメとSFの掛け合わせについて

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元記事:「ダークヒーロー気取りの主人公が真のダークヒーローになる話」を描きたいんですが

「後ろ暗い自慰行為としてダークヒーローを気取って、周りや自分からも逃げていた人間」だったのが「真のダークヒーロー」に成長・昇華する話を描きたいんですが、どんな感じにしたらいいでしょうか?自分としては以下のようなものを考えているんですが。

主人公はひどい環境で生まれ育ちまともな職業に就くことができず、闇金業者となる。

「何が悪い?こんな闇金なんかに縋らなきゃ勝手に野垂れ死ぬような自堕落なクズどもを食い物にして何が悪い?やってることが犯罪だろうが、俺が真剣に生きていることに変わりはないんだからな!」とか「俺はクズどもを処理してるだけだ処刑人なんだダークヒーローなんだ。だから多少暴力的なことをしてもいいんだ」とか自分に言い聞かせながら生きる。

「処刑人?ダークヒーロー?だから多少暴力的なことをしてもいい?ずいぶんと都合のいい言い訳だよね。あんたは普通に生きたいのにできなかったからこんなことしてるだけだ。もし最初からまともな仕事に就けていたらこんなことをしようなんて考えもしなかったはずだ。違う?www」とか「クズどもの処刑?そんなことより自分のことに目を向けろよwww」とか「あんたと同じ年頃の奴はみんな真っ当に生きてるのに、あんただけ日の当たらない犯罪生活だけどどんな気分?www焦らない?www」とか嘲笑される

ここからどうやって主人公を真のダークヒーローに成長・昇華させていったらいいでしょうか?
(「成長しようがなんだろうが、所詮犯罪じゃん。主人公がまともな仕事に就いて社会復帰して、法を遵守して生きるようになるのを物語のゴールにするべきだよ」みたいな意見はやめてください。「まともな仕事に就いて社会復帰して、法を遵守して生きるようになる」なんて、そんなことされたらダークヒーローじゃなくなるので)

上記の回答(「ダークヒーロー気取りの主人公が真のダークヒーローになる話」を描きたいんですがの返信)

投稿者 サタン : 1 投稿日時:

まず、
>「何が悪い?こんな闇金なんかに縋らなきゃ勝手に野垂れ死ぬような(略
この時点では
「後ろ暗い自慰行為としてダークヒーローを気取って、周りや自分からも逃げていた人間」だという認識かと思うけど、正直、割とまともに生きてると思う。ヤクザな商売だけに「まとも」じゃないかもしれんけど、親に寄生して床ドンしてるニートに比べたら、別に言うほど「周囲からも自分からも逃げてる」という生き方には見えない。
単純に、自分の仕事が汚いと感じていて、そこからくる、まあ、言っちゃなんだけどメンヘラ気質な人物に思える。
闇金というよか詐欺師とかのほうがいいんじゃないかな。
あー、かんぽ生命の営業で二重契約して老人を食い物にしていた、なんてのはタイムリーで資料に困らないかもしれませんね。
まあ、設定についての話なんで横道ですね。

ほんで、本題のダークヒーローとしての成長ですが、
……そもそも、主旨はなんですか?
主人は「ダークヒーロー」として何をするんでしょうか? 世直し? 復讐者として夜な夜な怪物と戦う? それとも金融や経済の知識を武器に頭脳戦で金持ちを社会的に殺す? バトル? マネーゲーム? コンゲーム?
そこんとこが不明なので答えようがないです。

また、最終的に「社会復帰なんて意見はやめてくれ」とありますが、じゃあスレ主さんが求めるラストはどんなイメージ?
ダークヒーローがテーマなら私も社会復帰のセンは薄いなと思うけど、案には上がるネタだとは思う。
なぜなら、「成長」ってのは、例えば「できなかった事」が「できるようになった」といった、「Aという状態」が「A+という状態」へ「変化」する事を指すためです。
主人公の初期の状態が「ダークヒーローに憧れる現実逃避した男」という設定なので、この状態から一番強い変化は「法を遵守して社会復帰した男」でしょう。
まあ、そういう認識があるからこそ、それじゃないと念を押しているのだと思いますが。
では、違うならゴールはどこですか。

着地点がなければ「どのように成長・昇華させる」という段取りが組めないので、助言のしようがないです。
主人公が、何をして、どうなるか。
この要素のうち、「何をする」も不明だし「どうなるか」も不明では、第三者にはどうしようもないかなと。
おそらくは、だからこそ思考がまとまらず相談されに来たのかと思うので、そこを決めれば自然と答えは出てくるんじゃないかと思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 「ダークヒーロー気取りの主人公が真のダークヒーローになる話」を描きたいんですが

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元記事:最近の学園ラブコメ作品に思うこと

タイトルにもあるとおり、最近の学園ラブコメ作品に対して思っていることです。

個人で調べた限り、最近のラブコメ作品の流行りだと思われる展開は

「クラス内では根暗だけど、実は隠れイケメンな主人公」が
「トップカーストに位置するヒロイン」に対して何かをしでかし
「ヒロインがそれを理由に一目惚れ」して
「周りを巻き込むドタバタな日常」が始まる。

みたいな感じだと認識してます。

ただ、この展開だと「物語の本筋」がない作品になってしまうのでは?と私は思っています。

学園ラブコメというジャンルにおいて「ヒロインと付き合う」というのは、もはや当たり前、恒例行事、お約束みたいなものであって作品としての最終目標は別に必要ではないかと。

例えば「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」だと
「本物を見つける」という最終目標があり、その目標を達成する過程で、ヒロイン絡みや自分自身の問題を解決したり色恋沙汰に巻き込まれたり――という流れが繰り返されます。

「僕は友達が少ない」だと
「気兼ねなく接することができる友達を作る」という最終目標があり、それを達成する過程で以下略。

これらと同じで、やはりラブコメというジャンルであろうと、物語の本筋に沿った最終目標を設定した方が良いと思ってます。

なんか意味不明な文章になってしまって申し訳ないです。

簡潔にまとめると
「ラブコメに物語の本筋なんか必要ねぇんだよ、主人公とヒロインがイチャコラしてれば物語なんて単調でいいのさ」という考え方をしている人の意見を聞いてみたいのです。

上記の回答(最近の学園ラブコメ作品に思うことの返信)

投稿者 サタン : 2 投稿日時:

うーん……
正直、あまくささんの回答がぐうの音も出ないほどの正論で、それ以上ない。
本筋に貴賤はない。それは良し悪しではなく、単に読者の好みによるところで「あなたは好まなかった」というだけに過ぎない。

学園ラブコメ全盛期の頃には、たしかにプロ作品の中でも「コレ何がしたいの?」って作品はあった。
イチャコラしてるだけで内容皆無、良いイラストレーターがついたから売れてるだけじゃねえの、ってのが。
でもそれは、「私個人がその作品の本筋を読み取れなかった」というだけで、本筋はちゃんとあったでしょう。
なにしろ、当時このように内容皆無と言われてた作品の代表格が「僕は友達が少ない」だと思うためです。
アレの何が面白いのかさっぱりわからなくて、何度も読み返した。

こうした本筋を読み取る事について、またその貴賤について、良い例が「日常モノ」でしょう。
日常モノは、例えば「謎を解く!」とか「恋を叶える!」といった本筋はあまり設定されることがありません。
なぜなら、「謎を解く」だとジャンルはミステリになりますし、「恋を叶える」だとラブコメ・ラブストーリーになってしまうためです。
日常モノは、そうしたテーマや話の本筋を日常にあるモノに依存するから日常モノなわけで、世界を救うような派手でわかりやすい目標が設定されてる作品と比べると、本筋は読み取りにくいものとなるでしょう。

ですが、スレ主さんの発言も一部理解できるところもあると思います。
それは、私の回答と混ざった理解になりますが、
ようするに「ラノベの本筋(主人公の目標)は『わかりやすいモノ』であるほうが良い」のではないか、という提案です。
これはその通りで、あくまで対象年齢が10代に設定されてるライトノベルにあって、10代にも理解しやすい・わかりやすいモノであったほうが「話が理解しやすくて良い」と答えることができるでしょう。

そのため、ラノベの読者層にもわかりやすくするために、あえて主人公(あるいはヒロイン)に明確な目的を設定することは良くあることだろうと思います。
例えばラブコメで言うと、ヒロインには重大な秘密があった、とか。主人公は平穏な生活を望んでいる、とか。
こうすると、「ヒロインの秘密を守るための話である」という物語になるし、「主人公が平穏を維持しようとする話」だと理解できる。
すなわち、「わかりやすい本筋」で話が見えてくる。
物事は難しく語るより簡単にわかりやすく話すほうが難しいので、ライトノベルの読者層にもわかるように工夫している「わかりやすい本筋」があるほうが上等であるという判断もできます。

でも、少し言葉はキツくなりますがスレ主さんの場合、単に「本筋を読み取れてないだけ」なので、これについてはあまくささんの意見以上の回答はなく、「単調でいい」なんてことはないです。
まあ、日常モノなどの場合はドラマチックな起承転結を読むジャンルではないので、ストーリー自体は非常にシンプルで大した捻りもない場合も多いです。
でもそれはストーリーではなくキャラの私生活の描写で本筋を表現しているのだし、たとえば漫画「よつばと」などは物語自体には本筋らしい本筋はありませんが、子供らしい自由でアホな行動をする主人公の私生活の描写によって「この物語は主人公よつばの日常の物語だ」と理解できますよね。
確かにストーリー自体は「シンプル」な作品も多くありますが、それは圧倒的な表現力とシンプルなストーリーにあって山と谷をおさえた起伏ある物語作りが出来る実力のある作者が成せる技です。
「単調」ではないでしょう。

言葉の問題で「シンプル」=「単調」と考えれば単調な物語もありますし、それは許容できる設計です。
ただ、これは表現の仕方が違うだけで、本筋をストーリーで語らず描写で語っている形だろうと思います。
未熟ながらも(と断言するのは失礼極まるが) なろう では放浪系で人気を得てる作品がけっこうありますね。
「とんでもスキルで異世界放浪メシ」とか。
物語の本筋ほとんどないけど、ブレずに読ませてくるのでセンスが良いですね。
こういうのは「物語」を読んでる以上は賛否があるし、特に漫画と違って文章のみの小説ではその表現が「物語」に依存しやすく、また読者もそのような先入観があるため「内容皆無」と批判も多いですが、
実際、やろうと思ったら並々ならない実力を持っているか、あるいは作者が持つセンスがピタリと一致するかでないと、描写の内容が読者に伝わらず表現が完成しないので、すなわち本筋が読み取りにくくなり、「何をやってるのか、何が言いたいのか、まるでわからない」という出来になりやすいと思う。
批判の多くには「○○してるだけじゃん」みたいな意見もありますが、それで読み物として成立してる時点で結構凄いことやってます。

カテゴリー : その他 スレッド: 最近の学園ラブコメ作品に思うこと

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元記事:公開済みの書き直しーブラッシュアップについて

みなさんこんにちは。
公開済み作品の書き直しについて、お伺いしたいのです。
伏線やキャラの追加など、本編に影響しないことが大前提で

・文章の流れを変える(テキスト順)
・言葉や表現を変える
・無駄な文章を削除圧縮、ついでに話数も削る

以上の様な、ブラッシュアップについてどう思われるでしょうか。
御意見をお聞かせください。

上記の回答(公開済みの書き直しーブラッシュアップについての返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

>・文章の流れを変える(テキスト順)
>・言葉や表現を変える
この2つは文章をいじってるだけなので、正直、大した違いはないと思う。
文章を組み直すことで強調したい箇所を変えるとか、意図が伝わりにくい箇所を書き直すくらいの事はしますが、基本、作者の自己満足だと思う。

・無駄な文章を削除圧縮、ついでに話数も削る
こちらは、「整える」という意味で必要なものだけを残す作業をしているので読みやすさの改善にはなると思う。
でも、「削る」ことしか主眼にないような気がする。
物語の流れを考えて、俯瞰で見ないと。
それ自体はプロット作りの作業でも行えますから、推敲でしなくても良い事ですが、「完成品が既にある」という事のメリットは全体が具体的に見えるという事ですから、追加や入れ替えも視野に入れたら良いと思います。

大前提に「伏線やキャラの追加」は本編に影響するからNGと読み取れる事が書かれていますが、「完成品が既にある」という事のメリットを最大限に活かせるのが伏線の追加なので、少し考えてみると良いと思います。
例えば、クライマックスで主人公が大技を使うとして、「そういう技がある」という事を事前に匂わせるワンシーンないし一文を追加するなど。
終盤でラスボスの凄い秘密が暴かれるとして、ラスボスに秘密がありそうだと思わせるワンシーンを追加するなど。
キャラの追加も、中盤から出るキャラを序盤に「主人公と肩がぶつかった知らない人」くらいには追加したりする。
完全な新キャラも、序盤に出てくる名無しのモブに名前を与えて設定を追加し、終盤でちょっと出るみたいな事もすることもある。

自分の物語の本筋をよく理解してみましょう。
「のび太がいじめられる」「ドラえもんに道具を出してもらう」「ジャイアンに仕返しする」「調子に乗りすぎてのび太が痛い目を見る」
と、この流れさえ変更しなければ、何をしようとも本筋には影響が出ません。
ジャイアンの隣にスネ夫を追加したって、一人が二人になるだけで「いじめて、仕返しされる」という流れは変わりません。
なので、俯瞰で見て、私の場合は本筋の変更以外は割となんでもやっちゃいます。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 公開済みの書き直しーブラッシュアップについて

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元記事:最近の学園ラブコメ作品に思うことの返信

> 「ラブコメに物語の本筋なんか必要ねぇんだよ、主人公とヒロインがイチャコラしてれば物語なんて単調でいいのさ」

まあ、別にラブコメに限らなくてもいいと思います。実写ドラマのシナリオのコツで、ほぼ同じことを見聞きしました。とりあえず、実写ドラマのシナリオについて寄り道になります。ご容赦をお願いします。

1.名優の演技力

「シナリオに物語の本筋なんか必要ねぇんだよ、主人公とヒロインがイチャコラしてればストーリーなんてなくていいのさ」
さらに、
「シナリオはストーリーで魅せようなんてするな。ストーリーを工夫するな」

という感じです。こういう類の話を再三再四、繰り返し言ってました。

実は実写ドラマであっても、最初は私はそう思えませんでした。ストーリーが詰まらなくては、いくら役者さんが頑張っても台無しになるんじゃないか。ですが、ちょっと思い出したこともあります。おそらく都市伝説の類かとは思うんですが、

「名優がレストランに入り、席でメニューを読み上げると、居合わせた客は皆感動して泣いた」

という話です。さすがに実際には起こりそうもない気がしますが、名優レベルの演技力を示唆するものだと思います。つまり、なんでもないことでも演技力次第で感動を呼び起こせる。メニューで泣けるんなら、シナリオなんざどうでもいい。下手にシナリオに魅力があると、かえって名優の演技の魅力と分裂を起こしかねない。

2.キャラ志向のラノベ

ラノベはキャラ小説だとよく言われます。まずはキャラを立てて、そのキャラの魅力で物語を動かせとか。そういう点では、上記のシナリオ指導の言も当てはまる部分はあります。ただ、それだけではなさそうです。

もちろん、ストーリーの魅力もよく言われます。面白いストーリーを書け、という要求が間違っているはずがない。設定もそうですよね。見せびらかすとたいていいけませんが、物語やキャラに対するの縛りなどで有効に働かせることができる。いい設定だって魅力になる。

でも、どれも最大限に盛り込むべきかと考えると迷います。魅力、売りの要素を乱立させていいのか。おそらく駄目です。天才なら全部盛り込めるかもしれません。しかし読むのは一般人を想定しなければなりません。たとえうまく書けたとしても読み手を選んでしまう。エンタメ狙いとしてはリスクの高い戦術です。

3.何をどう見せるか

シナリオに再び立ち寄りますと、シナリオは途中段階のものです。最終的には役者が演じて、編集して、1つのドラマや映画に仕上げる。観客・視聴者が見て感動するのは役者の演技です。実写では人間が演じますから、膨大な情報量を持っています。だから演技の巧拙が直接的に、最大に仕上がりに影響します。

ラノベでキャラ重視ですと、さすがに実写ドラマと同じとはいえません。役者の演技、映像効果、演出等は読者の脳内で行われます。この読者の脳内という点は重要です。ドラマ、映画だと見せたいものを見せたいように直接的に出すことができる。

4.文章作品は読者が絵を描く

だけど文章作品は読者の言語からのイメージ再生能力に依存するわけです。キャラも目いっぱい、シーン描写も目いっぱい、ストーリーの工夫も目いっぱい、ドラマの緊張も目いっぱい、見たこともないアイテムや生物もてんこ盛り、では読者がパンクしかねません。作者は1時間、あるいは何日もかけてち密に考えて作りますが、読者は読む速度そのままでそれらを脳内に再現しないといけません。

アピールするものを絞らないといけないわけです。ラブコメラノベであれば、気楽に読めることを期待するんじゃないでしょうか。中盤の山場があるとして、主人公とヒロインの会話が、そこまでのち密な設定、膨大なストーリー情報を前提に理解しないといけないとしたら、気楽に読めるものにするのはかなり難しいはずです。

5.負担と気楽さのバーター

恋愛要素のあるコメディだ、ということになれば、むしろその場その場のノリだけで分かって、笑えて、ときどき泣けるものにしたほうがいいことも多いはずです。もちろん、そこまでで積みあがってきたものが皆無とはいいません。出だしと中盤は違うし、終盤はもっと違うでしょう。

ただ、その違いを理解の深さで出すべきではありません。印象の深さで出すべきです。個々のイベントや台詞の記憶に頼らず、なんとなく「こういうキャラだな」という感覚の深まりを重視する。そういう違いです。

ラブコメに分類されるものが、全部が全部そうであるべきとは言いません。その場のノリの連続では、読後に何の話だったかイメージできず、ラストの感動は作りにくいでしょう。しかしここまで説明しましたように、

> 「ラブコメに物語の本筋なんか必要ねぇんだよ、主人公とヒロインがイチャコラしてれば物語なんて単調でいいのさ」

というタイプの作品の存在価値も確かにあります。そういうタイプの作品が嫌いであっても構いませんが、逆にそういうのが好きな人もいるということが想像できないのは、エンタメ志向としてはかなり損ではないかと思います。

6.作者の方針が最重要

そう申し上げると、スレ主さんへの反論、お考えの否定と思われるかもしれません。別の面がある、ということを強調しましたので、そう取られてもやむを得ない面はあります。

しかし、個々の作者の個々の作品の執筆方針が最重要であることは留意すべきです。いろんな方針があり、各方針に優劣がないと割り切ることも大事です。

スレ主さんのご質問文からは、「もしかすると自分の執筆方針は間違っているのではないか?」という疑問を少しですが感じます。ご自身の方針と、一部の受けている作品がどうも違うことにかすかな不安をお持ちなのかもしれません。

研究熱心ならそう感じることがあるのは普通なのですが、他人は他人と割り切るべきでしょう。割り切らないと、少し行き詰ったときに「もしかして、少しは方針転換したほうがいいか」と迷いが生じたりします。そして、変えていいかどうかよく分からないまま、作風が物語途中で変わったりする。

そういうのが最も危険です。確信のない変更はブレていることがほとんどで、そういうブレは作品の魅力を下げます。フリーハンドの創作者なら、自分が感動するもの、確信していることで書くべきです。他人が何を好んでようが、作ってようが気にする必要はありません(ただし、知っておくのは肥やしにはなる)。

上記の回答(最近の学園ラブコメ作品に思うことの返信の返信)

投稿者 サタン : 1 投稿日時:

ちょいと横から。
>1.名優の演技力
ドラマや映画、そしてゲーム製作の場面では、少し事情が違います。
それは、基本的に一人で書く小説と違って、ドラマなどは複数の人が集まってチームで作ってる、というところです。
似たようなことがAVGなどシナリオメインのゲームにも言えます。
ゲームシナリオには背景や立ち絵そして声優による演技・BGM・ついでにゲームとしてのゲーム性があるので、あまりシナリオが出しゃばるとよくありません。
例えば、「視覚情報として絵がある」というのに、文字で一生懸命に背景描写を書いても無駄というか邪魔だし、キャラについても同様。
キャラの場合は絵とさらに声がつくので、そもそも小説とは演出の考え方が違ってくる。
地の文ではなくト書きで演技の説明文を書く事はあるけど、小説の場合はそのト書きを物語の中に入れなきゃいけない。シナリオの場合は物語の外に書いて演者に任せなきゃいけない。
シナリオで演出して、おなじ事を演者も演出して、となると、ただくどいだけの表現になってしまうので、任せるところは人に任せてしまったほうが、例えば「演技力」に任せたほうがキャラは立ちやすい。
なので、「イチャコラしてるだけのシーン」てな場面はエロゲなんかにはよくあります。
まあ、ドラマと違って演者がアドリブしにくいゲームシナリオ(テキストが表示されるので、書いてある事以外のアドリブはしにくい)では、割とシナリオ側がしっかり作らんと声優に丸投げ出来ないですが。

小説は物語がメインになる(なりやすい)ですが、シナリオは演者・キャラ・ゲーム性など他のものを引き立てるために物語がある、という感じです。
もちろん、中には物語がメインになる映画やゲームもあります。
これは例えば「黒澤明監督作品」とか「北野武監督作品」とか、「誰が作った作品かが注目されてる」って作品に多いと思う。
ゲームで言うと、Fateシリーズなんかがそうですが、メーカーの社長や代表がシナリオを書いてるメーカーさんなんかは物語メインになってたりしますね。まあぶっちゃけシナリオ担当のワンマン会社によくある。物語を引き立てるために絵や声や音がついてる感じの作り。
こういうのは少なくないけど、基本的には、チーム戦の場合計画にないシナリオ(など一部)が出しゃばるのは良くないので、確かにシナリオはあんま物語を工夫しないほうがいいですね。

でも、基本一人で作る小説の場合はというと、他人に任せることが出来ないので、しっかり工夫して物語の中に収まるようにしないと、いくらキャラ小説とはいえ同じ考えで書いてたら
>どれも最大限に盛り込むべきかと考えると迷います。魅力、売りの要素を乱立させていいのか。おそらく駄目です。天才なら全部盛り込めるかもしれません。しかし読むのは一般人を想定しなければなりません。たとえうまく書けたとしても読み手を選んでしまう。エンタメ狙いとしてはリスクの高い戦術です。
こうなってしまうのではないかな、と思います。

カテゴリー : その他 スレッド: 最近の学園ラブコメ作品に思うこと

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元記事:魔女キャラの伏線について

執筆しようと思っている小説内に、ヒロインが魔女だった(主人公が魔女にトラウマを持っており、途中で隠し切れなくなりヒロインから告白される)事の伏線を張りたいのですが何かわかりやすい日常の中の魔女特有の行動や忌避している物など、代表的なものを挙げてもらえると嬉しいです。

上記の回答(魔女キャラの伏線についての返信)

投稿者 あまくさ : 1

例えば、デートの待ち合わせをするんだけど、主人公の方が直前になって間違った場所を彼女に伝えていたことに気づくんですね。しまったと思うんだけど、彼女は涼しい顔をしてあらわれる。

……とかはどうですか?

   *   *   *

この件に限らず伏線というやつが難しいのは、ジレンマがあるからです。分かりやすすぎるとネタバレになり、分かりにくいと伏線にならないという。

ご質問のケースの場合、吸血鬼とかだったら、もう少し考えやすいかもしれないんですね。日光に弱いというポピュラーな弱点があり、それでいて普通の人間でも日差しが強いのをいやがる娘っていそうですから。
しかし魔女だとそこまで分かりやすい特徴がない分、何か捻り出さなくてはいけません。捻り出そうとするとどうしても不自然になるので、すぐにばれてしまいます。

なので、ことさら魔女の特徴というわけでもなく、不可能というほどでもないんだけど、普通は簡単にできそうもないことをサラッとやってみせるみたいな。
そんな方向で考えるのがいいのかなと思いました。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 魔女キャラの伏線について

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投稿日時:

元記事:伏線の回収率について

先日、あるリアルの友人に作品を読んでもらったときに『回収しきれていない伏線がある』という風に言われました。
事実として俺の作品の伏線回収が悪く、微妙に不時着したみたいな作品になってしまったのですが……。
それはそれとして、『伏線って全部回収する必要があるのかな?』と思ったのです。
僕個人としては、2000年代初頭の西洋ファンタジーなんかが好きで、そういった作品の中にある黒幕の正体とか、魔法の使い方、視点ではない人物の感情の在り方とかの部分に暗喩とか一切なく読者が考える余地がドーン! ってくる作品が好きなのですが、流石にそれは日本じゃ受けないと理解してます。
実際問題、三日四日『なんじゃこりゃ!?』って悩みますし。そこが楽しいと思うのですが。
脱線しました。ともあれ、『読者の考える余地』の範囲について皆さんに問いたいと思います。よろしくお願いします。

上記の回答(伏線の回収率についての返信)

投稿者 あまくさ : 6 人気回答!

読者に考える余地を残すということは、うまく使いこなせば余韻を残すということにつながるとは思います。必ずしもNGではないと考えますが、匙加減には注意が必要なのかなと。

そもそも、

1)未回収の伏線を残す。

2)明かされない秘密を残す。

3)ラスボスや黒幕など、倒されない大物の適役を残す。

これらは、似て非なるものなんじゃないかと。ご友人の指摘は1~3(または、その他)のどれにあたるとお考えですか。

2と3に関しては、一つのプロットの主筋となる要素にきっちり決着をつけていれば許容される場合もあると個人的には考えています。
しかし1は基本ダメでしょう。

私見ですが、プロット上のテクニックとしての「伏線」にも、大きく分けて二種類あるんじゃないかと。

4)意外性・衝撃性のある展開の前に、唐突感やご都合主義感を緩和するためにそれとなく情報をまいておく。(補強情報であることが後からわかるエピソード)

5)重要な展開・感動的な展開をより効果的にするための下準備。(明暗のはっきりした逆のエピソードなど)

5は例えば主人公の成長を描くストーリーなどの場合に使います。気弱な主人公がいじめっ子に勇敢に立ち向かうラストを効果的にするために、序盤でいじめっ子に脅かされて逆らえないシーンを見せておくなどです。

4と5の場合は、回収しなかったらまったく意味が無いことはお判りですよね?

   *   *   *

もう一つ。
これも私見ですが、作者が意識しないのに伏線が生じてしまうというケースがあるように思います。

例えば、ヒロインや重要キャラの個性や魅力を際立たせるために、何か独特の言動をとらせるということがありますよね? しかしこういうのは読者に「何かの伏線かな?」と思われてしまうことがあるんじゃないかと。
で、伏線というのは4・5のように後半の大きな展開の下準備になっている場合が多いので、読者は期待感をいだきます。読者に期待させておいて肩透かしという感じになってしまうのはまずいんです。

「伏線が回収されていない」と指摘されて「え、そうかな?」と思うときって、けっこうこのケースもあるんじゃないかと。書き手は伏線のつもりではなかったので、意外に感じるんですね。しかし重要なのは作者の意図ではなく読者がどう受け取るかですから、これはけっこう落し穴になりかねないようです。(私にも経験があるし、他の方が同じミスをやっているのを見かけることもあります)

カテゴリー : ストーリー スレッド: 伏線の回収率について

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投稿日時:

元記事:主人公がやったら絶対ダメなこと

早春の候失礼します。
 当方作品の方向上だいぶ倫理的にまずいのではないかと思われることを主人公に喜々としてさせたいと思っているのですが、以下にあげるもののうちで絶対にやったらダメというものはあるでしょうか?
1)悪の秘密結社もの
・殺人、強盗、窃盗など各種犯罪
・差別色々
・大量殺人(目標は8ケタ以上)
・弱者を食い物にした挙句切り捨てる
・薬物、銃器のばらまき
・ABC兵器の開発、製造、一般人への使用
2)架空戦記
・ナチス礼賛
・精神系薬物の使用
・ホロコースト、ユダヤ排斥
・毒ガスの実戦投入
・捕虜、一般人への虐待
(・連合軍の痛いところをネタにする)

 このほか題材から連想されるまずいものがありましたらお教え願います。やることに追加するかもしれないので。

上記の回答(主人公がやったら絶対ダメなことの返信)

投稿者 読むせん : 2

あー・・・・たぶんですが【急な光堕ち】ですかね?

倫理うんぬんは別に。強いて言うなら細菌兵器とか『フランケンシュタインの誘惑』みたいな科学の暴走とかが足りないくらい。

どこまで正確かは知りませんが、ナチス内で美人のユダヤ娘を複数の類人猿の♂に種付けセクロスさせて、人と猿の混血児は生まれるのか?実験をやって遊んでいたそうです。
その結果、猿とセクロスしても、そもそも子供が生まれない。という結果が出たっぽい。普通におぞ気が走りました

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コンセプト的に不謹慎の極み系に走りたいようですから、不謹慎さをぐらつかせる『根はいい人』だの『殺したくなかった』だのを控える必要があるかと。

あと掲載サイトも気を付けてね?

カテゴリー : キャラクター スレッド: 主人公がやったら絶対ダメなこと

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