小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

あまくささんの返信一覧。最新の投稿順237ページ目

元記事:キャラクターの行動・心情についての返信の返信の返信

それは、悪魔との契約パターンではないでしょうか?
前半では主人公に利益をもたらすと思われたまじないやアイテムなどに実は落とし穴があり、後半の波乱につながっていくという。ドラえもんのひみつ道具も若干そういう性格があるんですよね。
このパターンは後半その落とし穴にはまった主人公が多かれ少なかれ苦境に見舞われ、ドラえもんならのび太くんがちょっと痛い眼を見て泣きが入る程度ですが、シリアスなバッドエンドものなら主人公の破滅に至ります。最終的にはハッピーエンドに落ち着く物語もありますが、後半一度は主人公がピンチに陥るのがほぼ必須。
ですから、序盤~前半ではまだそういう副作用を知らなかったことにするのが普通でしょう。

上記の回答(追記)

投稿者 あまくさ : 0 投稿日時:

あるいは副作用そのものは知っていたとしても、それがどんな結果をもたらすかは気づいていなかったとするのが、だいたいお決まりだと思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: キャラクターの行動・心情について

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元記事:300文字小説のオチの作り方を教えて下さい

ホラーで小説を書きたいと思っています
けど、なかなか落ちが作れません
うまく300文字で収めて小説の落ちを作る方法を教えて下さい

上記の回答(300文字小説のオチの作り方を教えて下さいの返信)

投稿者 あまくさ : 0 投稿日時:

ホラーで300文字の超短編で、落ちが思いつかない、と。
これって、けっこう難しい相談ですよ(笑

ホラーが難しいのは、恐怖というのはかなり感覚的でこうすれば恐いという定式化がしにくいからです。
それを言ったら笑いや涙も感覚的ではありますが。
ただ、涙については俗に「子供か動物を出せば泣かせるのは簡単」と言われるように一応ほぼ万人共通のツボがありそうなんですね。笑いと恐怖はどうかと言うと、笑いはエスカレートが可能なのに対して恐怖の感情はけっこう繊細で、グロにしすぎると胸クソ悪いけどあまり恐くはないみたいな感じになったりします。
恐怖の演出は、そういうのが得意な人はいくらでもかけるでしょうが、作者の感性にかかっているところがあって、人に教える教えられるというものではないような気がしています。

次に尺について。
300文字というのはかなり短いため、普通の小説とは別物と考えた方がいいです。例えばマンガで言えば、ストーリーものと四コマ漫画はだいぶ感覚が違うことはおわかりでしょうか?

四コマ漫画は完全なワンアイデアで、構成は起承転結、または起承承転で転に結も含むという感じになるのがほとんどだと思います。短いので一つのアイデアを発端と結末ではさむ以上に書きようがないんですね。ただし結末にひねりがないと面白くないので、三コマ目か四コマ目に何らかの仕掛を入れます。三コマ目に仕掛ければ起承転結そのものですが、そううまく収まるとは限らないので、むしろ「起」「承」「承(伏線)」「転+結(伏線回収)」みたいな流れの方がバランスがいいのでしょう。

小説の場合も、300文字でストーリー重視なら四コマ漫画と似たような流れになると思います。
もう一つ、筆力のある人なら、情感にうったえて落ちはつけずに余韻を残すというスタイルも考えられます。ほぼこの2択になるんじゃないですかね。

ご質問では落ちをつけようとされているからにはストーリー型ということになりますし、情感と余韻なんてそれこそ教えられるものではないので、四コマ漫画スタイルに近いものになりそうです。

四コマ漫画でも、仕掛けと落ちがあればきわめてシンプルながら、ストーリーの一種とは言えると考えます。ただし、いわゆるストーリー漫画のストーリーとはまったく違います。
ストーリー漫画ならアイデアとエピソードは一つずつでは当然足りず、複数のアイデアを組み合わせてオリジナリティを高め、エピソードをつみかさねて大小いくつもの山場を作っていくことになります。
それに対して四コマ漫画・300文字小説には、複数の要素を盛り込める長さがありません。なので、ワンアイデア=ワンエピソードのみで作るのは、ほぼ絶対。

そしてホラーであれば、そのワンエピソードそのものが恐怖感を漂わせていれば必ずしも落ちはいりません。ただ、何らかの「結末感」みたいなものがないと尻切れトンボな印象になってしまうので、落ちをつけないなら筆力で「余韻」を残すことが必要。

そうではなく「落ち」をつけるなら。

落ちというのはその前に仕掛け(伏線、または流れを変える転換点)がないと成立しないので、序盤~のワンエピソードで読者に与えた「印象」を、どこかで変えることになります。変えると言っても尺が短いので明確に変えるのではなく、「ん? なんか変だな」くらいの感じで、まあ、200文字前後くらいのところに入れることになるかと。で、その後に「あ、そういうことだったのか!」と落とします。
恐怖については仕掛けの前から入れるパターンと、ラストで炸裂させるパターンがあります。

前者なら、

正体はわからないが、なんとなく恐い雰囲気。 → 仕掛け(一度、ほっとさせる) → 油断させておいて恐怖の正体をみせる。

後者なら、

平穏な雰囲気 → 仕掛け(ん? なんか変だな) → 隠されていた恐怖に気づき、ゾッとする。

抽象的な説明になりましたが、要領としてはこんな感じかと思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 300文字小説のオチの作り方を教えて下さい

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元記事:漢字の開き方について

漢字は開いたほうが読みやすいというのを聞いて、なんでもかんでも漢字にするところから卒業しました。
難読漢字厨から卒業できたのはいいのですが、開くことによってひらがなが続き、読みにくいなと感じる場合は皆さんどうしているのでしょうか?
そこだけ変えてしまうと、『表記ゆれ』ということになりますよね?
また、ひとり、1人、一人は使い分けるようですが、同じ文章内に混在してもよいものでしょうか?

上記の回答(漢字の開き方についての返信)

投稿者 あまくさ : 1 投稿日時:

>開くことによってひらがなが続き、読みにくいなと感じる場合は皆さんどうしているのでしょうか?

1)書き手は読みにくいと感じても読む方にしたら意外と難なく読めてしまうことも多いので、まずそこをチェックする。

やはり読みにくいと思えたら、

2)不自然でなければ「、」で区切る。

3)漢字に置き換える

だいたいこんなふうにしています。(ア)

1については、例えばアのような文章。「だいたい」と「こんな」が続くと読みにくいのでは? と気になることが私もありますが、読んでみるとそれほどでも無いんじゃないでしょうか?

それでも気になるなら、

だいたい、こんなふうにしています。(イ)

と変えてみることもあります。普通はこんなところに「、」は入れませんが、入れてはいけないというほどのものでもありません。ちょっとうるさいだけ。
この場合、大袈裟に言うと「読みやすさ」と「うるささ」のトレードオフになります。しかしどちらでも悩むほどのことではありません。

同様に3は「読みやすさ」と「表記ゆれ」がトレードオフです。私なら「表記ゆれ」が露骨すぎなければ「読みやすさ」を優先しますね。

「表記ゆれ」だの「文章作法」だの「重複表現」だのを妙に細かく指摘する方がいらっしゃいますが、そういうのは程度の問題で、個人的な見解としては、

4)読みやすさ

5)意味がきちんと通じる

6)すっと読んで不自然さを感じない

こういったことを重視したいですね。

>ひとり、1人、一人は使い分けるようですが、同じ文章内に混在してもよいものでしょうか?

さすがに同じ文章内では混在しない方がよいでしょうね。
また、「1人」はアラビア数字と漢字がちゃんぽんになっているので単語としては「一人」の方が正しいのかもしれませんが、Webの文章、横書きの文章では「1人」でもそれほど違和感はないようです。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 漢字の開き方について

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元記事:漢字の開き方についての返信

お返事をくださった皆さん、ありがとうございます!
まとめての返信になってしまい、申し訳ありません。

先達の方の意見が聞けて、とても参考になりました。
私は小学生でも読める文章を目指していて、普段は『記者ハンドブック』を参考に文章を書いています。
新聞や雑誌、ネットニュースの文章を読みにくいと思ったことがないと気付いたのがきっかけです。
その中で開きすぎて逆に読みにくいと感じることがあって困っていたのですが、今回皆さんのお話をうかがえてよかったです。
ありがとうございました。

上記の回答(補足)

投稿者 あまくさ : 2 投稿日時:

すでに納得されたようなので補足は必要ないかもしれませんが、一応。

開きすぎは間違いなく読みにくくなります。闇雲に開けばよいというものではなく、漢字とひらがなには適切な使い方があります。この適切というのはルールではなく、読みやすさと、意味の通じやすさから妥当かどうかということです。

目安として、熟語は漢字を多め、動詞はひらがなを多めにするといいようです。
理由を簡単に説明すると、

1)熟語は漢字でなければ意味をなさないものがある。

2)同音異義語が動詞より多い。

3)動詞は上の1・2に当てはまるものが比較的少なく、前後の文章の流れに組み込まれているので多少ひらがなが続いても自然に読める。

概ねこういう事情があるからだと思われます。

また、もともと日本語の文章はひらがなの中に適当に漢字が配置されいる状態が最も読みやすいようにできています。
これも一応理由を述べます。

4)日本語の文章は英語と違い単語をつなげて書くので、語の区切りがわかりにくい。

5)アルファベットとひらがなは表音文字で文字そのものには意味がないが、漢字は表意文字で意味を持っている。

5については意味を持つ字だから漢字で書くのが適切というだけではなく、直感的に意味が把握できるという利点も漢字にはあり、これが大きいんです。
たとえば、ひらがな主体の文章の中に「竜」という一字が入っていると、丁寧に読まなくても文章全体をぱっとみただけで目につき、「ファンタジーなのかな?」というように見当がつきますよね?

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 漢字の開き方について

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元記事:ラブコメ作品は一人称視点でないとダメ?

こちらの掲示板には初めて書き込みます、灯です。

タイトルの通りです。ラブコメ作品は一人称視点でないとダメなのでしょうか?

世に出ているラブコメは大抵主人公の一人称視点で書かれていると思います。このサイトの別掲示板でもラブコメは一人称視点が鉄則という意見を見ました。

僕も現在ラブコメを練っているのですが、一人称視点で書くのが本当に苦手で悩んでいます。

上記の回答(ラブコメ作品は一人称視点でないとダメ?の返信)

投稿者 あまくさ : 2 投稿日時:

>このサイトの別掲示板でもラブコメは一人称視点が鉄則という意見を見ました。

誰がそんなことを?
差し支えなければソースを教えて下さい。談判してきます(笑

ラブコメ以前にラノベ全体がやや一人称に偏っている傾向は感じます。
また、主人公の一人称視点は主観的な心情や情感を書きやすいということはありますから、まあ、ラブコメに向いていると言えなくもないとは思います。しかし、少なくとも「鉄則」とまで言うのは同意できません。
そもそも恋愛は双方の心情が交錯したり微妙にすれ違ったりするものですから、そういう機微に焦点をあてるならむしろ三人称の方が書きやすい場合もあると思いますよ。

要はどういう切り口で恋愛を描きたいのか、ということです。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: ラブコメ作品は一人称視点でないとダメ?

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元記事:既存作品のキャラをモデルにすることについて

仮面ライダー555の草加雅人をモデルとしたキャラを出したいのですが、解像度がない、色々と雑に見えると言われました。

どうすれば既存キャラをモデルとしたキャラを作れますか?
例えば、ひぐらしの泣く頃の知恵留美子はシエル先輩をモデルだと聞いており、ケンガンアシュラの主人公は仮面ライダーカブトの天道総司をモデルとしたと聞いておりますが

上記の回答(既存作品のキャラをモデルにすることについての返信)

投稿者 北原 滝康 : 0

 既存のキャラを元にして作るという発想はいいもので、たいていは僕もそうしています。
 キャラの解像度を高めるのに一番いい方法は、頭の中でキャラクターを動かすってことではないかと思います。草加がヒロインとデートに行くとしたら(行くかどうか知らないですが)どう誘うかとか、そういうのをひたすら想像してみてください。
 そうするとだんだん、そのキャラについて理解できていくとともに、あなたがそのキャラに求める個性も身についてきて、いつの間にかオリジナルのキャラになっているはずです。
 ただそれを小説にするときにやっちゃいけないことが二つあると思っていて、一つはセリフで説明させないことです。キャラ説明口調になってしまい、個性が失われます。
 もうひとつは、全員が同じ話し方にならないようにすることです。これをやると、自分と自分が会話してるだけ、みたいになっちゃいます。多少変でも、「だぜ」とかいう口癖をつけるとか、「簡単ですね」を「ちょろいな」に言い換えるみたいなかんじでキャラごとに言い回しを変えてみてください。そこで個性をアピールできるかと思います。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 既存作品のキャラをモデルにすることについて

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投稿日時:

元記事:主人公がぶれないように

拙作は脇役よりも主人公がぶれやすく熱くなったり冷静になったり優しかったり嫌な感じになると気にしています。これを防ぐにはどうしたら有効でしょうか。基本的、短くてすみません。

上記の回答(主人公がぶれないようにの返信)

投稿者 サタン : 1

ブレやすいのだから、ブレないように芯を作れば良いと思う。
例えば、兄をバカにされて激怒したり、両親を貶めようとする相手から身を守るため冷静に状況分析したり、妹に優しい顔で接したり、敵認定した相手に嫌らしい手段で報復したり、こんなキャラは情緒不安定でブレてるかって言ったら、たぶんスレ主さんもブレは感じないと思う。
それは「家族を一番に考えてる人物」という芯があるキャラであるため。

だから、「熱い場面」「冷静な場面」「優しい場面」「嫌らしい場面」のそれぞれで、主人公は何に対してそういう反応を見せているのか、を考えて、これを統一してしまえば芯は出来るので、それで解決すると思う。
統一しきれない場合は、じゃあ「熱い場面」は見せ場ではあるけどサブキャラに熱くなってもらおうとか、芯からブレる場面は別キャラに任せるなどで対応していく。
冷静なセリフはヒロインにやってもらうとか、重大な事に気がつくのを主人公からサブキャラに変更しようとか。

>脇役よりも主人公がぶれやすく
「脇役よりも~」って書いてあるあたり、たぶん、役柄を考えずになんでもかんでも主人公にやらせてるからではないかな、と感じた。
例えば熱血主人公であるなら、重要な事に気がつく役は主人公ではなく知能派なサブキャラのほうが良いので、主人公にやらせてる事を脇役に分配していくって事を考えてみると良いのではないかな。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 主人公がぶれないように

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投稿日時:

元記事:描写の書き方

最近、二次創作を始めたものですが、作品の中にこれいいなって思いついた場面を落とし込もうとすると繋ぎの描写が薄くなってしまうのが悩みです。これに似た感じで、セリフとセリフの間に描写を挟もうとすると台本のように1行で終わってしまうことも多く、例えるなら弁当箱の中に好きなおかずしか入っておらず、カップやバランの仕切りが一切入ってないみたいな感じです(分かりにくくてごめんなさい)
なので、
・場面やセリフの繋ぎ方
・描写が上手くなる方法
などがあればご教授いただけますと幸いです。

上記の回答(描写の書き方の返信)

投稿者 手塚満 : 0

サタンさんが見抜いてくださったおかげで、地の文と理解しました。自分も以前は同じような混同していた気がします。

御作なしで原因を推測しますので、いろいろ外れるし、説明も長くなりますが、ご容赦ください。

1.文章に向いたシーンを作れているか

何の二次創作なのかでいろいろ原因がわかれそうです。例えば、アニメ作品の文章二次創作だとします。もう古いですがアニメ版「フルメタル・パニック? ふもっふ」を例にしてみます。原作は文章作品(ラノベ)で作者は賀東招二さん。

深夜アニメの通例でサービス回とも呼ばれる温泉回があります。アニメ版ではアニメであることを活かした演出が為されていました。女湯描写で「見えそうで見えない」工夫が凝らしてあるんです。

例えば、ヒロインが柵越しに外を見るが柵でぎりぎり隠す。さらに柵の外の雑草でも隠す。ヒロインが動くと見えそうになりますが、雑草にてんとう虫が止まることによって雑草が動いて、ヒロインの動きに追随する。さらにヒロインが動くとてんとう虫が飛び立って雑草が動いて、またもや隠す。

全年齢向きだから隠す必要があるわけですが、試写を見た原作の賀東招二さんが神業だと感嘆したと聞いています。しかしそもそも文章では全く使えない技法ですね。文章ならモロに書いても全年齢向きです。「ヒロインが温泉から出て、柵越しに外を眺めた」でしかないですから。全裸なのは分かってる。だけどエロくはない。

2.文章は絵を見せられないが心情はダイレクトに書ける

上記は極端な例ですが、書いてみてもパッとしないときには、シーンが文章向きではない可能性があります。上記シーンであれば、「女湯を覗く/聞き耳立てる男湯の面々」の反応を描くことが必要になるわけですね(アニメ版にも入っているが、主たる描写にはされていない)。あるいは、入浴中のヒロインと主人公がハプニングで遭遇するなど、イベントではっきり示すこともよく行われます(いわゆるラッキースケベ等)。

いずれにしても、文章では絵は見せられない。ヒロインの露わな姿を描写するのは不利で、それを見てしまった主人公の動揺を描くのが有利。すると読者は、そういう動揺、興奮をするときの自分の経験や実感から、シーンを想像できるようになります。

つまり文章が得意とするのは絵ではなくて、キャラの心情です。あるいは論理的な仕組み。絵的に冴えたものを思いつけたとしても、それが文章に適するかどうか、よく考える必要があります。文章には不向きと判断すれば、絵面的には劣っても、シーンを変更する必要に迫られることもしばしばです。

3.描写対象全体を見せようとしていないか

やはり絵的なことに関係するのですが、全体を正しく描写しようとして、描写がぼやけてしまうこともあります。よく見るのが例えば「ヒロインは『白を基調』としたワンピを着ている」みたいのです。もしヒロインのイラストを示されると、「白を基調」で正しいことが分かる。が、「白を基調」という言葉だけからヒロインの衣服を想像しようとしても、いろいろありすぎてイメージが曖昧になります。

4.言葉で見せるなら1つのアイテムに絞る

文章による具体的な絵面描写でよく聞くコツは「1つだけ具体的、詳細に描く」です。カフカの「変身」では主人公が巨大な毒虫になってしまうのですが、ほぼ虫の脚の気持ち悪さの描写に終始します。それで毒虫全体がイメージできてしまいます。正確に申せば、分かった気がするんです。

あるポイントが具体的に分かると、他も同じくらい具体的に想像できるからです。やはり正確に申せば、具体的に想像できた気がするとなります。たいてい、分かった気になっても、絵に描こうとすると詰まることが多いですから。しかしそれでいいんです。分かった気がしさえすれば面白く感じ、読み進める気が起きます。

ですので、例えばヒロインの美しさを語るとして、チャームポイントを1つだけ語る。例えば「澄んで深い瞳なのにキラキラ」とかですね。それに加えて、ヒロインを見る主人公の内心の感動を描く。「いつになく心臓がどきどきする」とかですね。後は読者の想像に任せます。

5.台詞と地の文を別物と考えていないか

台詞と台詞の間の地の文でもお悩みとのことですが、これももしかしてですが、台詞はキャラの発するもの、地の文はキャラの様子を語るもの、みたいな役割分担に終始してないでしょうか。あるいは、そういうものだと思ってしまっているとか。

まず、台詞か地の文か以前に、「読者にどんな情報を出せば、シーンが分かってもらえるか」が大事です。例えば「このシーンでは思い切って告白した主人公に対し、内心では好意があるヒロインが照れて、いったん振ってしまう」だとします。単純にやると、こんな感じになるかもしれません。

――――――――――――
 太郎は花子に言った。
「好きだ」
 花子は答えた。
「嫌い」
――――――――――――

第三者が太郎と花子を眺めていたら、そんなことしか起こらないでしょう。しかし、これではいけませんね。では、太郎と花子に台詞でもう少し気持ちを言わせたらいいのか。

――――――――――――
 太郎は花子に言った。
「あの、えーっとな、突然なんだが、好きだ」
 花子は答えた。
「えっ、で、でも、あのね、嫌い」
――――――――――――

これもいけませんね。地の文のせいでしょうか。なにせ台詞の間に挟まってぶった切り、テンポを乱してる感じです。

――――――――――――
「花子、えーっとな、突然なんだが、好きだ」
「えっ、で、でも私、太郎は嫌い」
――――――――――――

台詞に名前を入れると、地の文の必要性が消えます。太郎と花子ということが既に読者に充分分かっている場合(冒頭ではなく、シーンも2人きりなどの場合)、口調だけでいいこともあります。

――――――――――――
「俺、えーっとな、突然なんだが、お前が好きだ」
「えっ、で、でも私、あなたのこと嫌いよ」
――――――――――――

6.地の文は会話文を活かすためにある

地の文は会話文の間にさしはさまなければならないものではありません。できれば地の文を削ったほうが、普通はテンポがよくなりますし、分かりやすくもできます。大事なのはシーンを理解するに必要な情報であって、会話文+地の文みたいなフォーマットではないからです。

しかし、上記ではキャラの雰囲気が充分伝わるとは言えません。そうなると地の文の出番となります。

――――――――――――
「花子、えーっとな」
 太郎はうつむいておずおず喋り出し、突然顔を上げた。
「突然なんだが、好きだ」
 花子は一瞬目を見開いた。
「えっ、で、でも私――」
 ぽっと頬を赤らめたが、プイっと横を向いた。
「……嫌い」
――――――――――――

動作や見た目の変化でやってみましたが、一人称ですと、主人公の内面を語ることもできるでしょう。

――――――――――――
「花子、えーっとな」
 俺は花子の顔が見られずに話しかけた。こんなことではダメだ、思い切って花子の目を見る。
「突然なんだが、好きだ」
 よし、花子もこっち見つめて目を丸くしてる。
「えっ、で、でも私――」
 さらに頬を赤らめる花子に期待した。が、
「……嫌い」
 プイっと横を向きやがった。どっちなんだよ。
――――――――――――

7.会話文で地の文の役目を担うこともできる

地の文を一部、会話文に移すことも可能です。

――――――――――――
「花子、えーっとな」
「なによ、うつむいて」
「突然なんだが、好きだ」
「うわっ急に顔近づけないで、って、え? でも、私――」
 頬を赤らめる花子に期待した。が、
「……嫌い」
 プイっと横を向きやがった。どっちなんだよ。
――――――――――――

練れてなくて済みません。ともかく、ここまでやるとしたら大事なシーンの場合でしょう。例えば、浮気者の主人公がパーティであっちこっちの女性に声をかけるとしたら、こんな描写は読者に嫌がられます。同じことを延々繰り返すことになりますから。

8.地の文で会話を想像させることもできる

「好き」→「嫌い」の短い会話を繰り返しても駄目です。そういう場合は、飽きそう部分をカットしたりします。例えば「女性グループに向かって行った主人公」の後、「顔に赤い手形いっぱいつけて帰ってきた主人公」みたいなシーンを想定して、文章を工夫することになります。
(映像表現の例ですが、黒沢映画の「用心棒」ですと、馬に乗って森に走りこんだ武者→馬だけ森から駆け出て来る→武者が走って追いかけて来る、みたいに間を飛ばして、途中を想像させるテクを使ってます。)

9.会話についてまとめ

会話シーンについて、上記をまとめますと、

・描写は会話文、地の文、どちらにも入れられる。
・地の文はできるだけ省く。
・そのうえで、雰囲気を出す演出の地の文は工夫する。
・全て、読者に飽きさせずにシーン情報を伝えるため。

という感じになります。

10.お悩みの文章を見せれば、具体的なアドバイスも得られるはず

さらに大事なことを申すなら、「実際に書いてみた描写を見てもらってアドバイスを受ける」のが有効です。ここは書ける人ではなく書きたい人が集まり、互いに助け合うサイトです。この掲示板も、そのためにあります。不出来と思っても、途中まででも、書いてみたものを見せてアドバイスを求めてみてはどうでしょうか。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 描写の書き方

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