小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

あまくささんの返信一覧。最新の投稿順123ページ目

元記事:ネタの膨らませ方

ストーリーを考えるのがすごく苦手です。
キャラにこういうことをさせたい、こういうシーンでこの台詞を言わせたい、というようなネタはたくさんあるのですが、そこからどう考えても話が広がりません。
アイデアを得るため毎日小説を読み漁っているのですが、何も湧かず...。

憧れの書き手さんがいるのですが、その方はとにかく作品を作るのが早いです。
読者から「こういうシーンが見たい」というリクエストがあればその日のうちに書き上げてしまうので、着想が相当早いのだろうと思います。
ストーリーを作るコツというか、ネタの膨らませ方などあれば教えて頂きたいです。

上記の回答(ネタの膨らませ方の返信)

投稿者 あまくさ : 3 人気回答! 投稿日時:

ネタをストーリーに変換するテクニックの一つに、換骨奪胎というのがあります。既成のストーリーの本質を抽出し、それをもとにして別のストーリーを作るということです。

例えば『カリオストロの城』はルパン三世シリーズの中の屈指の名作の一つだと思いますが、あの作品を際立たせている要素は何かと考えてみます。
諸説あるでしょうが、私的には「ルパンとクラリスの関係性」に人気があるんじゃないかと思うんですね。悪役の設定やアクションシーンの魅力、終盤の逆転劇の仕掛けなど他にも見所の多い作品ですが、それらはシリーズの他の作品と比べて際立っているとまでは言えない気がします。

以下のシーンはパロディネタになっているほど有名だから今更とも思いますが、一応ネタバレ注意ということで。

中盤、城のクラリスの部屋にルパンが潜入するシーン。
ルパンは「泥棒を信じろ」「必ず助ける」みたいなことを言ってから、小さな万国旗をスルスル出す手品を披露して、「今は、これが精一杯」。

実際に救出したラストシーン。銭形の決め台詞がそれこそアニメ史に残るほど有名ですが、それはさておき。
クラリスは、泥棒になってルパンについて行くと言い出します。それをルパンは受け入れませんが、一度はかなり心が揺れている分かりやすい描写がありました。それでもルパンが想いを断ち切って身を引いた理由は簡単で、要するに泥棒だからなんですね。
中盤で「泥棒を信じろ」と言い、泥棒的なやり方でクラリスを助け、しかし泥棒だから身を引いたと。そういう物語なのだと私は思います。

世間からは「汚れた人間」として指弾される生き様。しかし己の腕一本で生きているという誇り。だからと言って平穏な世界で生きている者を引き込むことはできないという諦め。
この三つでできている行動原理なのだと思います。
読者・視聴者に与えるキャライメージとしては、誇りと諦めという二面性から漂う哀感。

まあ、ルパンやカリオストロについての解釈としては異論もあるかと思いますが、今やってみたのはあくまでネタとストーリーについて考える練習です。
で、ここまで抽象化して考えると、似たような話はたくさんあるということが見えてくると思います。
主人公は犯罪者とまでいかなくても一匹狼的なキャラクターで、世間的にははぐれ者のイメージ。そういう主人公が依頼や金で雇われるという形で、お姫様や富豪の令嬢を救出に向かうといった話は多いんじゃないかなと。クラリスとルパンのやり取りは最初から良好ですが、住む世界や性格が違いすぎるので最初は反発し合うというのもよくあるパターン。それがエピソードを重ねるうちに心が通い合うようになるけれど、結局は身分違い。無事にヒロインを救出して帰還するも、依頼した者たちは「もう、お前の役目は終わった」とばかりに約束の金を渡してハエでも追うような態度をとるとか。
そういうのは有りがちすぎて陳腐だと思うなら、王道をベースにひねってみる手もあります。
いずれにしても、

>読者から「こういうシーンが見たい」というリクエストがあればその日のうちに書き上げてしまうので、

というのはおそらく、こういうネタこういうキャラならマッチするストーリーはAパターンかBパターンか……というデータベースが頭の中にできているのだろうと思います。
小説、またはアニメや映画でもいいですが、できるだけ多くの作品に触れておくのがまずは前提。それに加えて読んだ作品のエッセンスを見つけ、似たようなことをやっている作品はないか、自分が応用するとしたらどこに目をつけてどう作品化するか。そういったことを考えながら引き出しをふやすとよいのではないかと思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: ネタの膨らませ方

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元記事:ネタの膨らませ方の返信

ネタをストーリーに変換するテクニックの一つに、換骨奪胎というのがあります。既成のストーリーの本質を抽出し、それをもとにして別のストーリーを作るということです。

例えば『カリオストロの城』はルパン三世シリーズの中の屈指の名作の一つだと思いますが、あの作品を際立たせている要素は何かと考えてみます。
諸説あるでしょうが、私的には「ルパンとクラリスの関係性」に人気があるんじゃないかと思うんですね。悪役の設定やアクションシーンの魅力、終盤の逆転劇の仕掛けなど他にも見所の多い作品ですが、それらはシリーズの他の作品と比べて際立っているとまでは言えない気がします。

以下のシーンはパロディネタになっているほど有名だから今更とも思いますが、一応ネタバレ注意ということで。

中盤、城のクラリスの部屋にルパンが潜入するシーン。
ルパンは「泥棒を信じろ」「必ず助ける」みたいなことを言ってから、小さな万国旗をスルスル出す手品を披露して、「今は、これが精一杯」。

実際に救出したラストシーン。銭形の決め台詞がそれこそアニメ史に残るほど有名ですが、それはさておき。
クラリスは、泥棒になってルパンについて行くと言い出します。それをルパンは受け入れませんが、一度はかなり心が揺れている分かりやすい描写がありました。それでもルパンが想いを断ち切って身を引いた理由は簡単で、要するに泥棒だからなんですね。
中盤で「泥棒を信じろ」と言い、泥棒的なやり方でクラリスを助け、しかし泥棒だから身を引いたと。そういう物語なのだと私は思います。

世間からは「汚れた人間」として指弾される生き様。しかし己の腕一本で生きているという誇り。だからと言って平穏な世界で生きている者を引き込むことはできないという諦め。
この三つでできている行動原理なのだと思います。
読者・視聴者に与えるキャライメージとしては、誇りと諦めという二面性から漂う哀感。

まあ、ルパンやカリオストロについての解釈としては異論もあるかと思いますが、今やってみたのはあくまでネタとストーリーについて考える練習です。
で、ここまで抽象化して考えると、似たような話はたくさんあるということが見えてくると思います。
主人公は犯罪者とまでいかなくても一匹狼的なキャラクターで、世間的にははぐれ者のイメージ。そういう主人公が依頼や金で雇われるという形で、お姫様や富豪の令嬢を救出に向かうといった話は多いんじゃないかなと。クラリスとルパンのやり取りは最初から良好ですが、住む世界や性格が違いすぎるので最初は反発し合うというのもよくあるパターン。それがエピソードを重ねるうちに心が通い合うようになるけれど、結局は身分違い。無事にヒロインを救出して帰還するも、依頼した者たちは「もう、お前の役目は終わった」とばかりに約束の金を渡してハエでも追うような態度をとるとか。
そういうのは有りがちすぎて陳腐だと思うなら、王道をベースにひねってみる手もあります。
いずれにしても、

>読者から「こういうシーンが見たい」というリクエストがあればその日のうちに書き上げてしまうので、

というのはおそらく、こういうネタこういうキャラならマッチするストーリーはAパターンかBパターンか……というデータベースが頭の中にできているのだろうと思います。
小説、またはアニメや映画でもいいですが、できるだけ多くの作品に触れておくのがまずは前提。それに加えて読んだ作品のエッセンスを見つけ、似たようなことをやっている作品はないか、自分が応用するとしたらどこに目をつけてどう作品化するか。そういったことを考えながら引き出しをふやすとよいのではないかと思います。

上記の回答(念のため補足)

投稿者 あまくさ : 0 投稿日時:

なお。
換骨奪胎は、ネタを膨らませるのと手順的には逆になります。
既成のストーリーからネタを抽出してみることによって、ネタからストーリーに膨らませるコツを逆算して探ってみるということです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: ネタの膨らませ方

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元記事:主人公の性格が似てしまう

ここで質問をするのは初めてで不備などがあるかもしれませんが、よろしくお願いします。

早速本題ですが、自分は中編の作品をいくつか執筆しており、この先もそれを続けていこうと考えています。
現在3作品目で気づいたことが主人公の性格が今までの自創作と似たようなものになってしまうことです。主人公の一人称などに違いを持たしているのですが、地の文での主人公の考え方などが、他の自創作の主人公達と似たものになってしまいます。

そこで質問なのですが、①複数作品を書く上で、主人公の性格をかぶらないようにするためにはどうしたらいいか。また、それに伴い何かアドバイスなどありましたらお願いします②読者はどう感じているのか。ストーリーや世界観、その他のキャラ、主人公の目的などが違えば、主人公の性格が多少似ていても気にならないものなのでしょうか? それともやっぱり飽きられるのでしょうか?

上記の回答(主人公の性格が似てしまうの返信)

投稿者 あまくさ : 2 投稿日時:

>地の文での主人公の考え方などが、他の自創作の主人公達と似たものになってしまいます。

それは書き手自身の性格に似ているか、書き手の憧れや嗜好が主人公の性格にストレートに反映してしまっているかのどちらかではないでしょうか?
それはある程度は仕方がないことだとも思います。

>①複数作品を書く上で、主人公の性格をかぶらないようにするためにはどうしたらいいか。

書き手自身が主人公と距離を置くこと、かな。
具体的には、一度習作と割り切って、悪役やヒロイン(作者が男性の場合)などの視点で1作書いてみるといいかもしれません。

>②読者はどう感じているのか。ストーリーや世界観、その他のキャラ、主人公の目的などが違えば、主人公の性格が多少似ていても気にならないものなのでしょうか?

匿名ちゃんさんご自身が読者として作品に接する場合はどうですか? 好きな作者さんの他の作品を読んでみて、主人公の性格が似ていたらがっかりするでしょうか?

むしろファンにしたら、好きな主人公がいたら別の作品でも似たタイプを期待する心理もあると思います。なのでアイデアやストーリー面で違いを際立たせることができていれば大丈夫じゃないかと。
ただ、創作の幅を広げるためにまったく違ったタイプの主人公像に挑戦してみるというのは面白いとは思います。

あと、中編をいくつか執筆されているということですが、それらはどのくらいの尺になりますか? と言うのは中編というのは定義があいまいで、長めの短編と短めの長編とどちらもそう呼んでいる気がするので。
短編小説はキャラよりもアイデア主体になるものが多いので、そういう作品の場合はアイデアに合わせて主人公の性格を設定することになるかと。書き手が好感を持てない性格のキャラを主人公にしなくてはならないこともあり、わりと突き放した書き分けの技術が要求されるかもしれません。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 主人公の性格が似てしまう

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元記事:一人称について

一人称メインで書いてる者ですが、味方が敵と戦闘してるシーンはどうしても、主人公が一人称での実況スタイル?になってしまって、味方が戦闘してる間、主人公は何してるんだ? って思うようになっちゃって。

かと言っても、三人称は難しくて中々できないんですよね

皆さんは一人称で、味方が戦闘してる時の主人公にどんな役割を与えてますか?

上記の回答(一人称についての返信)

投稿者 あまくさ : 0 投稿日時:

>皆さんは一人称で、味方が戦闘してる時の主人公にどんな役割を与えてますか?

味方が戦闘していても気にしないで、目の前の敵に集中するだけ。そういうのもありだと思いますよ。
もちろんその場合は味方の戦闘の様子を詳しく描写はできません。だって、見てないですからね。ただそれでも音や気配で感じ取ることはできるし、別々に戦っていても戦闘の流れの中に連携プレーを組み込めば、主人公の動きと味方の動きが交錯する瞬間は作れます。
あくまで主人公の動きを軸にして、ときどき味方の様子をちらっと窺い、「やばい、あいつやられてる」と援護したり、逆に援護されたり。そういう展開も可能かと。

そうじゃなくて主人公が戦っている最中に味方の戦いぶりも詳細に描写したいということなら、それは無理です。
三人称は難しいとのことですが、そもそも一人称には語り手が見ていないことは書けないという制約があるので。たとえ同じ場所に居ても背後で起こっていることは書けないのが一人称なので、それが不都合なら三人称に挑戦してみるしかありません。

まあサタンさんが仰っているように、味方が戦っている時に傍観者になっていても不自然ではない主人公なら、それはそれでいいのでしょうが。
しかし、その場合、そういう主人公しか書けないということになってしまいます。積極的に戦うタイプの主人公だったら使いにくいです。
戦う主人公で、なおかつ味方の戦いも同時に描きたくて、なおかつ一人称でやりたいというのは、かなり欲張った注文ではあります。
どうしてもそうしたいなら、冒頭に説明したような方法はあるにはあります。主人公の行動を軸にして、それに心理的な駆け引きなども含めて味方の行動を絡ませればいいんです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 一人称について

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元記事:三人称視点で書きたいけど難しくて書けないです

タイトルの通りです。
一人称だと下手くそなりに書けるんですけど、三人称は全く書けません。

昔は下手とはいえ書けたんですけど、今は三人称視点のインスピレーションがまったく降りてこないんです

自分の場合、色んなキャラを平等に活躍させたいんですよね。
自分はキャラの個性と世界観をなるべく意識して書いてるんですけど。
その際一人称視点ってキツイんですよね。

やっぱり、練習しか無いでしょうか……

上記の回答(むしろ一人称の方が難しくないかなあ)

投稿者 あまくさ : 1 投稿日時:

極端に例示すれば、

1)しずかちゃんはかわいいなあ。

2)僕は、しずかちゃんのことを可愛いと思っている。

3)のび太は、源静香という少女を可愛いと思っている。

1と2が一人称。3が三人称ですね。で、ラノベでは1寄りの一人称がわりと好まれますが、一般小説で1のように書かれることは滅多になく、普通は一人称でも2のように書きます。これだと文章的には3とそんなに違わないでしょう?

じゃあ。
次の文章はどうでしょうか?

4)源静香はきれいな少女だ。

これだけだと、一人称三人称どちらも有り得るんですね。ところが、実は大きな違いがあります。
三人称で「源静香はきれいな少女だ」と書かれた場合は、それは客観的な事実ということになります。ところが一人称で同じ文章が書かれた場合は、

5)源静香はきれいな少女だ。僕は、そう思っている。

こういうことなんですね。
つまり源静香の容姿についての客観描写ではなく、「僕」の心情を表現しているんです。極論すれば源静香が本当にきれいなのかどうかも分からず、もしかしたら「僕」が主観的にそう思っているだけなのかもしれません。

>昔は下手とはいえ書けたんですけど、今は三人称視点のインスピレーションがまったく降りてこないんです

昔は書けたんですね? それが最近は書けなくなったというのは、ご自身ではどういう理由だと考えていらっしゃいますか?
相談の文面が簡単すぎてそこがよく分からないのですが、一応思ったのは以下のようなことです。

一人称というのは語り手の主観を前面に出す書き方です。だから作者と作中の語り手(普通は主人公)と読者の心情をシンクロさせやすいんですね。
それでも一般小説では2のように書くので、まだちょっと距離感が維持されています。ところがラノベだと1のようにベタベタに書くことが多いので、そういう書き方に慣れると3のような文章だとちょっと無機質というか……素っ気なくて情景がイメージしにくくなってしまうのかなと。

しかし、本来三人称というのはストーリーとアイデアさえしっかりしていれば、後はそれを客観的に記述するだけです。ですから三人称の書き方に慣れている作者なら、むしろ一人称の方がセンスが必要で難しいと感じているかもしれませんよ。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 三人称視点で書きたいけど難しくて書けないです

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元記事:ライトノベルでは主人公とヒロインの年齢が20歳以上(大人)なのは駄目ですか?

主人公が警視庁に務める警察官でヒロインは大学生という設定ですが、ライトノベルのコンテストで主人公らが大人なのは駄目でしょうか?
ただ主人公はかなりの童顔で十代に見間違得られるという設定にはしてあります。
内容は一つの怪しげな村で終始するバトルと探索がメインです。大人っぽい雰囲気を描きたかったからというのが主ヒロを大人にした理由ですが、メインキャラが大人でも受け入れられるコンテストってどこかありますか?

上記の回答(ライトノベルでは主人公とヒロインの年齢が20歳以上(大人)なのは駄目ですか?の返信)

投稿者 読むせん : 0

逆だったら?
20歳上のババアをヒロインにできる?もし無理だと思ったら止めといた方が良いかも。
出来そうならOKだ。やっちまいな☆

カテゴリー : キャラクター スレッド: ライトノベルでは主人公とヒロインの年齢が20歳以上(大人)なのは駄目ですか?

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投稿日時:

元記事:文章から音楽を連想させるには

絵画を連想させる文章が書きたい場合、男が立っていて、鳩が顔を隠している、という風に、絵に描かれた状況を書けば、やりようによってはその状況が「前衛絵画を見ているように感じ」させることができると思います。
しかしながら、音楽はどうでしょうか。
テーマソングを文体と対応させればそれを弄ることで音楽らしさは出せるかもしれませんが、そこから音楽を連想するかというと違う気がします。
例えばドビュッシーの音楽を表現したいとして、不協和音をどう表現するのか、スケールはどうか、というようなことは、どのように表現すれば良いでしょうか。

三島由紀夫は肉体の動きは文章で表せないというようなことを言っていましたが、現に官能小説のようなものがあるので、結局のところ「書けないもの」と言われているものも語彙からの連想で補えるのではないかと思わないでもありません。

上記の回答(文章から音楽を連想させるにはの返信)

投稿者 手塚満 : 0

音楽そのものを言葉でどう表現するかは、プロ作家でも苦労しているようです。まるで聞こえるように言葉で表現できるとしても、実際に聞くのに及ぶべくもないわけですから、当たり前かもしれません。

ネット記事ですが、音楽を上手く表現しているとして、引用して紹介しているものがあったりします。例えば以下。

・音楽が聴こえてくる小説たち。その一
https://shimirubon.jp/columns/1679382

・音楽が聴こえてくる小説たち。その2(上記の記事の続き)
https://shimirubon.jp/columns/1680429

記事執筆者個人の選ではありますが、確かに工夫があり、優れた表現になっているように思います。ですが、個人的には退屈な文章でもあります。既に申したように、音楽は実際に聞いてナンボのモンですから。いちいち説明されたってなあという感じです。

ラノベはキャラ小説だとよく言われているようです。個人的にも、確かにそうだと思います。登場人物を通して見える時代や世界に感動するのではなく、逆にその時代・世界の中でキャラがどうするかで感動するものが多いんじゃないかと思います。

キャラ重視で音楽をどうするか、という問題に絞ったほうがよさそうです。ということは、音楽を聞いた視点キャラ(一人称主人公、三人称視点キャラだけでなく、三人称の地の文語り手も含む)がどう感じるか、思うかが大事になってきます。

これには既に読者が視点キャラに感情移入できていることが必要です。冒頭ではなかなか難しい。冒頭で音楽シーンを入れるとしたら、作中のキャラではなく、読者本人がどう感じるかを考えての音楽シーンが必要でしょう。

しかし、そもそも音楽を言葉で表現するのは難しいという話なのでした。主人公に感情移入するとしても、どういう音楽を聞いたらどう思うか、感じるかにも感情移入ができるか。となると、堂々巡りです。

となると、読者本人がどう感じるかを重視すべきということになります。それなら、まず第一に作者本人の経験に基づくべきとなります。内面まで見える、感じられるのは自分だけですから。親しい友人が音楽を聴いて興奮し、詳しく感想を言ってくれたとしても、自分の中にあるものから、友人の気持ちを類推しているわけですので。

人が音楽を聴くといっても、その内面だけでも、いろんなケース、状況があります。自分を例に取りまして、私が音楽を聴く場合、大別すると2通りのケースがあります。

――――――――――――――――――――――――――――
1.音楽そのものを聴いている

スレ主さんがお挙げの曲はクラシックのようですね。クラシックですと、私も音だけが目的で聴いています。特に聴き入りときは目を閉じることもあります。

ある種の感情は掻き立てられるわけなんですけれども、言い表しがたい感じです。これは当たり前かもしれません。イラストなんかですと、R18指定とか、グロ警告があったりします。音楽でR18やグロをやれるか。無理だと思います。音楽は明瞭、具体的に何かを表すのは無理でしょう。

つまり、感情は掻き立てるんだけど、具体性を欠いているわけですね。例えばホルスト「惑星」の「火星、戦争(戦い)をもたらす者」ですと、圧倒的に迫るものがありますが、何が迫って来るかは分からない、あるいは、そのときのイメージ次第です。
(前に、遊びに来た近所の3歳児に「火星」を聞かせたら、怖がって泣き出したことがあります。「火星」は本能的な何かに触れるものがあるのかもしれません。)

「火星」を聴いている描写を工夫するとして、例えば技法的には正しい「弦を弓で引くことで得られる力強い響きが」と書いたとして、迫力が上手く読者に伝わるとは思えません。むしろリスナーの感覚を主体に、身体感覚であれば「まるでロードローラに押しつぶされるような」とか、視覚的ならば「足並みをそろえ、地響きを立てて押し寄せる大軍勢」などのほうが、まだ伝わる気がします。

2.音楽が記憶のトリガーになる

私はAKB48系列は聴かないんですけれども、ファンは多いですね。ファンがAKB48の歌だけを聴いているとしても、脳内イメージとしてはAKB48のパフォーマンスや、メンバーのことを思い浮かべているケースがほとんどじゃないかと思います。

過去の経験の追体験であり、蓄積された快いイメージに浸っているわけです。つまり、楽曲がパフォーマンスやルックス、好きな気持ちを掻き立てるツールになっているということですね(そのため、知らない人、関心がない人には響きにくい)。

これを言葉で表現するとしたら、歌手や演奏者のパフォーマンス的な視覚表現が主体になると思います。冒頭で示しましたリンク先での表現引用でも、熱の入った演奏者の様子を描写したものがあります。1の場合とは違い、歌手・演奏者が読者に見えたら、音はほぼ自動的についてきます。

となりますと小説中で、現実には存在しないしない歌手・演奏者・バンドが見えて、聴こえるようにするためには、歌手・演奏者・バンドが具体的にイメージできるよう、事前に描写しておく段取りが必要になります(簡単に済ますには、作中世界観次第ですが、例えば「まるでAKB○○のような」でも可)。
――――――――――――――――――――――――――――

上記以外もあるんですが割愛しまして。いずれにしても、音楽そのものの客観表現を追求しても、少なくともラノベではメリットが少ないということです。音楽を表すに、言葉は音に勝てません。だから、音楽を聴いているキャラを描写すべきということです。

これは、例えばキャラの見た目描写にも通底するものです。ヒロインの美しさを表現しようと、長い髪の艶とか、透き通るような肌とか、輝く瞳とか、言葉を連ねても特徴でしかありません。そのヒロインを見る視点主人公の情動(や他のキャラの反応)を描いて、はじめてヒロインの美が読者に認識可能になります。

我々は言葉という記号しか使えず、五感や情動は読者が記号を解釈して再現するということを、常に意識しておく必要があるように思います。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 文章から音楽を連想させるには

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投稿日時:

元記事:選んだ題材を、物語に必要不可欠な要素にする方法

自分の書いた小説を、友人や新人賞の下読みの方に読んでもらったところ
「選んだ題材が、他のものとすげ替えても成立してしまう」と言われてしまいました。
仮に題材が「天使(ヒロイン)と悪魔(主人公)」だったとすると、
「天使と人間」や「人間と人間でも」作品は十分成立してしまうそうなんです。
しかしその指摘を受けても、何をどう改善すればいいのかいまいちよく分かりませんでした。
というか捻くれた見方をすれば、どんな作品の題材でも他のもので成立してしまうのではないかと思っている自分もいます。
たとえば猫型ロボットの『ドラえもん』だって、犬型でもいいし、たぬき型だって成立はすると思うんです。
(もちろん、猫型でないと微妙につじつまが合わないこともあるとは思いますが)

なので、どのように人物や物語を書けば、題材を必要不可欠なものにできるのかを教えてもらえればと思います。
できれば、例のようなものを交えて説明してもらえるとたいへん助かります。
厚かましい質問でもうしわけないんですが、よろしくお願いします。

上記の回答(選んだ題材を、物語に必要不可欠な要素にする方法の返信)

投稿者 読むせん : 0

「選んだ題材が、他のものとすげ替えても成立してしまう」ねぇ
―――――――――――――——
例文として、毎度どうも【乙女ゲームはモブには厳しい世界です】を引き合いに出します。

①現代社会でいやいや乙女ゲームをやらされていた主人公は、死亡後に乙女ゲームのような世界に転生します。
②転生主人公は身分が低い貴族で、貴族社会システムは異常な女尊男卑です。
③主人公は義母によってヤク漬けにされて男娼窟へ転売されかけます。
④そんな運命に抗うために乙女ゲーム知識で頑張る

・・・・みたいな感じ。このシナリオを他のものとすげ替えて成立させてください

 難しいと思います。
実際読んでみても「すげ替えしたら伏線が潰れるし、無理なんじゃね?」と思う。

 そもそも原作者さんは、ディストピアとSF、そんなシステムに抗う系特化型のストーリーテラーなので、すげ替え可能そうなシナリオはとっくに自身で書いてあり、しかも書籍化済み。いやなやつです(笑)

・・・・すげ替え可能って、実際に変えられるレベルなんだと思います。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 選んだ題材を、物語に必要不可欠な要素にする方法

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投稿日時:

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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