小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

あまくささんの返信一覧。最新の投稿順116ページ目

元記事:どんな資料が必要なのかの返信

皆さんありがとうございます。
確かに題材についての説明がなかったことは、申し訳ありません。一応、ざっくりとした内容を説明します。

主人公の住んでいる町は、かつては捕鯨の中心地。今でこそ捕鯨自体は廃れてしまいましたが、その歴史や培われた文化を武器に観光業で町おこしをしています。
鯨油を保存する為の樽を作る技術を応用して作られた籠が名産品で、主人公は観光客に籠をはじめとする様々な雑貨を売るのが仕事。そこで様々な人々と出会い成長していきます。

とまあ、本当にざっくりとしたことしか考えていませんが。これで大丈夫でしょうか?

上記の回答(どんな資料が必要なのかの返信の返信)

投稿者 あまくさ : 1 投稿日時:

なるほど、捕鯨ですか。それはめちゃくちゃ奥が深いらしいですね。

日本の捕鯨の歴史はかなり古く、食用にとどまらず鯨油・鯨ひげなどの関連産業も重要だったとか。意外なところでは文楽の人形なんかにも使われていたらしいですよ。

えっとですね。
外国にも捕鯨文化があり、ペリー提督の黒船艦隊が日本に開国をせまったのは日本を捕鯨基地にするのが目的だったと言われていたりします。背景としての鯨の用途は主に鯨油。当時の欧米では潤滑油・灯油・ロウソクの原料などに使われる重要資源だったらしいです。食文化としては日本より薄いので、あいつら日本の捕鯨に理解が及ばない側面も。しかしこっちにとっては歴史や文化の様々な部分に浸透してるんだぜっていう。
そういう問題もあります。

また、鯨に感謝したり供養したりする神事や神社が日本中に残っているとか。食肉以外の産業の裾野が広かったので鯨一頭でかなり潤ったとも聞きますが、中には鯨から得られる利益よりも供養などの費用の方が上回っていたような事例もみられたそうです。
経済合理性を追求した乱獲ではなく、むしろ自然への畏敬や感謝を表す重要な日本文化なのだと主張する人もいます。

そんなこんなで。
私的にはこのテーマ、何となく知っている程度で深く追求したことはありませんが、調べだしたらかなり面白そうです。面白すぎて小説を書くことなんてそっちのけになりそうなので、むしろそういう事態を避ける方に注意が必要かも。

で、資料調べですが。

ミランさんが現時点でどのくらいの知識をお持ちなのかと、鯨文化というモチーフをどのくらいの濃度で作品に盛り込みたいのか。その2点によるのかなと思います。
というのは、

>主人公の住んでいる町は、かつては捕鯨の中心地。今でこそ捕鯨自体は廃れてしまいましたが、その歴史や培われた文化を武器に観光業で町おこしをしています。
>鯨油を保存する為の樽を作る技術を応用して作られた籠が名産品で、

この文章がけっこう具体的で、すでにかなり調べられたのか、または鯨文化に関わる創作物か何かに触れる機会があって興味を持たれたのかなと思ったのです。
ただ、こういうのって、ガチでやろうとすると大変です。上記のように関連する項目が多岐にわたるので、最初からラノベと割り切ってさらっと扱うならいいのですが、なまじ一部だけリアルに書いてしまうと引っ込みがつかなくなりかねないからです。
ですから、どこまで本腰で盛り込みたいのかは、事前によく考えておいた方がいいです。

調べ方のコツとしては、参考文献リストの活用。
ある程度専門性の高い本は、巻末などに参考文献の一覧が載っていることが多いんですね。それを見て役に立ちそうな文献を入手すると、それにまた文献リストがついています。そうやって芋づる式にたどっているうちに、だんだん何を読めばいいか、どういうポイントを重点的に調べればいいかがわかってくるんです。

それと今だったら、ネットサーフィンでも同様のことができる可能性があります。とにかく検索しまくるというのも手です。

面白そうだなと思ったサイトを一つ紹介しておきます(たった今、ちゃちゃっとググってみただけです。簡単ですよ)

平戸市生月町博物館『島の館』

ttps://www.hira-shin.jp/shimanoyakata/index.php/category/ikitsuki?page=36

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: どんな資料が必要なのか

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元記事:どんな資料が必要なのかの返信

皆さんありがとうございます。
確かに題材についての説明がなかったことは、申し訳ありません。一応、ざっくりとした内容を説明します。

主人公の住んでいる町は、かつては捕鯨の中心地。今でこそ捕鯨自体は廃れてしまいましたが、その歴史や培われた文化を武器に観光業で町おこしをしています。
鯨油を保存する為の樽を作る技術を応用して作られた籠が名産品で、主人公は観光客に籠をはじめとする様々な雑貨を売るのが仕事。そこで様々な人々と出会い成長していきます。

とまあ、本当にざっくりとしたことしか考えていませんが。これで大丈夫でしょうか?

上記の回答(レスのつけ場所を間違えましてしまいました)

投稿者 あまくさ : 0 投稿日時:

すみません、間違えて大野さんのところに付けてしまいました。
お二方、申し訳ありません。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: どんな資料が必要なのか

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元記事:『すでに黒幕が死んでいて、その目的を解明しながら事件にかかわっていた人物と物語を紡いでいく』みたいな作品ありましたっけ?

お久しぶりです。大野です。
以前からちまちま相談しているロボット(ゴーレム)モノを根本から作り直す予定なのですが、

ストーリーの舞台は戦後。両国が壊滅的な被害を受けており、いわゆる世紀末的な世界観」
「ロボットは古代の魔法文明の技術を利用したものであるが、戦前まで千年以上にわたって治安維持のために魔法技術が厳重に封印されていたこと」
「主人公は戦時中の基地跡などを漁って、武器や大型ロボットを売りさばく仕事をしている」
「とある遺跡で出会ったロボット/人物がきっかけで『なぜ壊滅に至るまで戦争を続けたのか』『なぜ戦争に際して封印されていた魔法技術を解禁するに至ったのか』あたりに迫っていく」

みたいなのを想定しています。
ただこの場合、『すでに黒幕(戦時中の軍上層部)が死んでいる』みたいな事態が発生しており、アクションとして書こうにも『黒幕とラスボスが別々』みたいな状態でイマイチまとめ方が思いつきません。
参考にできる作品を教えてください。

上記の回答(『すでに黒幕が死んでいて、その目的を解明しながら事件にかかわっていた人物と物語を紡いでいく』みたいな作品ありましたっけ?の返信)

投稿者 あまくさ : 1 投稿日時:

『天空の城ラピュタ』のムスカ、かな?
他にあるだろうと思いますが、パッと思いついたイメージとして。

御作の構想では戦争による社会の壊滅は近い過去の出来事のようですが、さらに大きな背景として「千年以上封印されてきた魔法技術」というのがありますよね? そこまでの大風呂敷をほのめかす以上、

>『なぜ壊滅に至るまで戦争を続けたのか』『なぜ戦争に際して封印されていた魔法技術を解禁するに至ったのか』

の探求は、そもそもの魔法技術の成立にまで到達しないと消化不良になります(明示するか、暗示にとどめるかは別として)。

ラピュタ、そしてナウシカも、失われた古代文明の残滓をめぐって主人公サイドと悪役が争うストーリーです。ムスカも主人公も「探求者」であることに変わりはなく、ただムスカには己の野望にそれを利用しようという邪心があるから悪役。そういう形なのだと思います。

ということで、参考にならないでしょうか?

>『黒幕とラスボスが別々』みたいな状態でイマイチまとめ方が思いつきません。

ここなんですが、別に言葉の用い方に対して揚げ足をとるつもりはありませんが、「黒幕」の位置づけをどう考えていらっしゃるのかなと。
すでに死んでいる戦時中の上層部というのは、単にストーリーの背景に関わる人物にすぎず、今現在進行しているストーリーをコントロールはしていませんよね?
ムスカはラピュタの文明の全貌を知り尽くしているわけではありませんが、王族の血統という素性と知識量など、最も深くラピュタに関わる人物。そしてストーリーの主軸として行動していました。中盤あたりまではそこまで重要なキャラには見えなかったのですが、終盤になってラスボス要素・黒幕要素をはらむ真の姿を現すという流れだったかと思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 『すでに黒幕が死んでいて、その目的を解明しながら事件にかかわっていた人物と物語を紡いでいく』みたいな作品ありましたっけ?

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元記事:『すでに黒幕が死んでいて、その目的を解明しながら事件にかかわっていた人物と物語を紡いでいく』みたいな作品ありましたっけ?の返信

『天空の城ラピュタ』のムスカ、かな?
他にあるだろうと思いますが、パッと思いついたイメージとして。

御作の構想では戦争による社会の壊滅は近い過去の出来事のようですが、さらに大きな背景として「千年以上封印されてきた魔法技術」というのがありますよね? そこまでの大風呂敷をほのめかす以上、

>『なぜ壊滅に至るまで戦争を続けたのか』『なぜ戦争に際して封印されていた魔法技術を解禁するに至ったのか』

の探求は、そもそもの魔法技術の成立にまで到達しないと消化不良になります(明示するか、暗示にとどめるかは別として)。

ラピュタ、そしてナウシカも、失われた古代文明の残滓をめぐって主人公サイドと悪役が争うストーリーです。ムスカも主人公も「探求者」であることに変わりはなく、ただムスカには己の野望にそれを利用しようという邪心があるから悪役。そういう形なのだと思います。

ということで、参考にならないでしょうか?

>『黒幕とラスボスが別々』みたいな状態でイマイチまとめ方が思いつきません。

ここなんですが、別に言葉の用い方に対して揚げ足をとるつもりはありませんが、「黒幕」の位置づけをどう考えていらっしゃるのかなと。
すでに死んでいる戦時中の上層部というのは、単にストーリーの背景に関わる人物にすぎず、今現在進行しているストーリーをコントロールはしていませんよね?
ムスカはラピュタの文明の全貌を知り尽くしているわけではありませんが、王族の血統という素性と知識量など、最も深くラピュタに関わる人物。そしてストーリーの主軸として行動していました。中盤あたりまではそこまで重要なキャラには見えなかったのですが、終盤になってラスボス要素・黒幕要素をはらむ真の姿を現すという流れだったかと思います。

上記の回答(他に)

投稿者 あまくさ : 0 投稿日時:

他に、現在の状況を作り出した事件(戦争と、魔法の解放)が近い過去なら、実例はさておき、

1)死んだと思われていた黒幕が実は生きていた。

2)死んだのは事実だけれど、意思をAIに移植するなどの形で現在に干渉している(幻影として主人公たちの前に姿を現したりする)。

など、色々考えられるところかなと。
ただその場合、魔法文明が過去の社会や黒幕にとってどんな意味を持っていたのかによって扱いがかなり違ってくると思うんですね。
黒幕の行動動機は、単に野望だったのか、魔法なりその時の社会なりを悪しきものと認識し、それから人間を救うというような使命感を持った行動だったのか、など。
そこの構想が分からないと、回答が難しいかもしれません。

なので、過去と現在をどうリンクさせるのか、それをめぐって主人公や適役(過去と現在の)はどんな価値観を持って行動するのか。そういう問題だと思います。シンプルにそこを押さえて関係性を再整理してみれば、視界が開けてくるのではないでしょうか?

カテゴリー : ストーリー スレッド: 『すでに黒幕が死んでいて、その目的を解明しながら事件にかかわっていた人物と物語を紡いでいく』みたいな作品ありましたっけ?

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元記事:酷評、批評に関する相談と質問

自分は酷評が嫌いです。(豆腐メンタルなので)
カテゴリーがわからないのでその他にしておきました
理由はモチベを下がるからです。
他人の作品への酷評を見ても傷付きます。
でも批評は欲しいんですよね。
ただ、感想欄には酷評しか来ないのではないのかと思ってしまっています。
そのためにはやはりちゃんとした評論が出来る方に頼むしかないのでしょうか。
ついでに質問があります。

1 本当に酷評は必要だと思いますか?
2 酷評はもらって嬉しいですか?

それと、出来れば評論に関する持論も聴かせてもらいたいですm(_ _)m

駄文で申し訳ございません それとこの質問に対する酷評は禁止します。(傷付くので)

上記の回答(酷評、批評に関する相談と質問の返信)

投稿者 あまくさ : 2 投稿日時:

>1 本当に酷評は必要だと思いますか?
>2 酷評はもらって嬉しいですか?

もらって嬉しくはありませんが、必要だとは思います。
以下は、だいぶ以前ここで少し交流のあった人の意見です。

賛辞が無ければ生きられない。
酷評がなければ成長できない。

ハードボイルドの有名なフレーズのパロディですけどね(タフでなければ生きられない。優しくなければ生きる資格がない)。どちらの意見にも同感です。

カテゴリー : その他 スレッド: 酷評、批評に関する相談と質問

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元記事:雑談。皆様の印象に残った「哀しき悪役」とは?

 タイトル通りです。
 
 悪役といえば懲らしめられるべき存在ですが、中には望んだ形ではないのに悪に染まってしまった者が存在します。
 そこで、印象に残った哀しき悪役を紹介してほしいです

 ちなみに自分が印象に残った哀しき悪役は以下の通りです
・三上智(オーバーレブ!)
 負けたクルマをノーマルにして乗り捨てる奴だけど、そういう行為をするのは、父親が改造車嫌いもあったり、愛車を盗難された挙げ句に族車されたのが原因。
 走り屋でも改造車嫌いもいたんだなと実感しました

・青木カンナ(オーバーレブ!)
 性格が歪んでいて、主人公の涼子を1度倒した際は「乗り換えな」と言ったほど。
 しかし、そんな性格は中学時代の悲しい過去が原因で形成された

・陶晴方(大河ドラマの毛利元就)
 反逆者のイメージがあるが、本ドラマは大内家の将来を案じて主君を裏切ってしまったという描き方
 これにより、マイナスだった彼のイメージが改善された

他にもありますが、別ページで描く予定です。

上記の回答(雑談。皆様の印象に残った「哀しき悪役」とは?の返信)

投稿者 奥 義 得 人 素人 : 0

じゃあ
超ド級の哀れな敵キャラを一つ

阿部サン・ジョースター、その誇り高き黒塔
https://slpy.blog.fc2.com/blog-entry-1302.html

ジョジョの奇妙な冒険第一部の主人公が阿部高和だったらという二次創作のss
阿部高和が強すぎでロクに見せ場のないディオ
作中あまりにやられ過ぎで腹いせに阿部高和の彼氏を掘りあまりのみじめさに泣くシーンまであり
精液で針の飛び出すわけわからん石仮面の力で吸血鬼になるために公開オナニーまで吸血鬼になるが
阿部高和と相打ち
ここまで哀れな敵役はまずいない
作中吸血鬼になってあそこまで読者アピールしたいといっていたのに
あまりにも阿部高和が強すぎた
そしてヒロインえなりはそのままえなりです

カテゴリー : その他 スレッド: 雑談。皆様の印象に残った「哀しき悪役」とは?

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投稿日時:

元記事:主人公の正当化について

主人公の正当性、正当化について私が今考えている物語と合わせてご質問したいです。

主人公は性同一性障害気味の男の娘。彼は男の子であるせいで差別や偏見、性的外傷を受け性格が歪んでしまっています。そのうちに「好意を持ってもらえる」女性という生き物に対して嫉妬するようになり、次第に恨みになっていきます。

この物語の序盤から中盤にかけて段階的に感情の変化を重ねますが、結果的に問題は解決しません。そして、ついに耐えきれなくなった主人公は、物語の終盤で人々の前に「加害者」として現れます。

この一連のプロットの中で、どうにかして主人公を正当化できる内容を入れたいです。

言うなれば進撃の巨人のエレン・イェーガーのような、理由付けをして正当化をしたいです。といっても読者に「主人公が100%正しい」と思わせるのではなく、あくまで共感してもらう程度でいいです。

どのようにすれば、正当化して共感を誘えるでしょうか?

上記の回答(主人公の正当化についての返信)

投稿者 手塚満 : 2

例として「主人公を強者にする」とか考えてましたら、サタンさんのご回答が「主人公を弱者にする」で、ちょっと慌てました。が、趣旨的に齟齬するものではなかったみたいです。

強者といっても、能ある鷹は爪を隠すタイプです。他人と争えば強いんだけど、強さを使わない。強さは、腕力でも異能でも、作品に合わせておけばいいです。主人公は差別され、偏見を受けても、抗わない。無理してでも笑顔を作り、じっと我慢する。表面的には、気弱で脆弱な善人といったところ。

読者には「主人公が実は最強クラス」ということは明示しておきます。しかし、劇中のキャラクターには一切明かさない(要は劇的アイロニーにしておく)。

すると、主人公が虐められるたびに、読者は「主人公は本当は目の前の憎たらしい奴を倒せるのに」という気分になるような作劇が可能になります。主人公に同情する運びにするのも比較的容易になります。

しかし終盤まで主人公に我慢させます。読者には「やり返せばいいのに」「なぜやり返さないんだ」といったストレスが溜まってきます。つまり読者が復讐を望むようになる。そうすれば、主人公が暴れても共感してもらうことは可能です。

1.正当化といっても、正しさを主張すべきではない

正当化と仰るということは、理屈的な正しさをお考えでしょうか。サブキャラの主人公に対する行動は違法だ、とか、サブキャラの言動はモラルに反するとか。もしそうなら、不利なやり方です。物語で示しやすいのは気分的な納得です。

これはこう正しいから、みたいにやると反発を招きやすい。どうしても説教的になります。作者は得意げに「ほら、こうするのが正しい」と示しても、読者の理屈や価値観はまた別だったりします。説教は説教であるというだけで嫌われるものです。

2.たとえ間違っていても共感できる主人公であるべき

代りに有効でやりやすいのは、理屈はさておいての共感、同情です。特に主人公に対するものですね。なにせ感情移入が最も発生しやすいのが主人公ですから。

読者のほとんどは、合法であることを喜びとしたり、モラルに共感するわけではないでしょう。倫理が快楽の源なんて人は滅多にいないはずです。勉強よりゲームしていたい人のほうが多そうです。仕事に励むより、酒飲みに行きたい人のほうが多いでしょう。欲望を満たすほうが、インスタントに快楽を得られます。

つまり本音の価値観ですね。ですので、読者の多数が「主人公は正しい」と思うような運びは不利です。正しいと思えても、なかなか共感できず、従って感情移入が生じにくくなります。結果、読者は主人公に対して批判的になりやすい。そういう物語が面白いと感じにくいでしょう。

3.崇高より低俗がいい

物語で提示するなら、下卑ている、低級、欲望むき出し、といった攻め方のほうがいいでしょう。主人公の正当化ではなく、逆に理屈では不当な方向性を持たせる。だけど共感はできる、という作りですね。建前と相反する本音のほうが共感はしやすいです。

ちょっと例を作ってみます。主人公が財布を拾って交番に届ける想定です。

A「俺は十万円入った財布を拾った。落とした人は困っているだろうと思うと胸が痛み、すぐに交番に届けた。落とし主が相談に来ていて、すぐ返せた。胸がすっとした。」

B「俺は十万円入った財布を拾った。やった儲けた、と思ったが、警察にバレるかもと怖くなって交番に届けた。でも惜しかったなあ、持ち逃げしたほうが良かったかなあ。」

Aの主人公は立派と思われるかもしれませんが、感情移入度は低いでしょう。Bはおそらく逆です。

4.100%より80%正しいほうが簡単か?

> 読者に「主人公が100%正しい」と思わせるのではなく、あくまで共感してもらう程度でいいです。

こう仰る点が気になります。もし「100%正しい」は難しいが「80%正しい」なら簡単、とお考えでしたら、間違うリスクが高そうです。

理由の1つとしては、正しさと共感は相反しやすいからです。例えば、昔風の道徳の教科書の話みたいのは面白くないのが多いですよね。読者は主人公が正しいと思うけど、主人公のようになってみたいという意欲は湧きにくい。

あるいは「100%正しい」と描写するほうが簡単ということもあります。主人公に対する敵役をとても嫌な悪党に描いておけばいいからです。しかし、当たり前すぎる勧善懲悪になってしまい、面白みに欠けます。

「主人公にも間違いがある」ほうが難しいと言えます。しかし、そうしないと感情移入がなかなか難しい。それには作者による匙加減が大きく影響し、バランスを取るのは簡単ではないです。

5.行いが間違っていても気持ちが分かるのが大事

もっと申せば「主人公は間違ってるんだけど、気持ちはすごく分かる」ように描けたら成功です。理屈的には矛盾が起きているわけで、それゆえ難しいわけですが。

しかし物語は心情が命です。正しい結論ではなく、キャラに即した結末を描くべきであるわけです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 主人公の正当化について

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投稿日時:

元記事:主人公の性格が似てしまう

ここで質問をするのは初めてで不備などがあるかもしれませんが、よろしくお願いします。

早速本題ですが、自分は中編の作品をいくつか執筆しており、この先もそれを続けていこうと考えています。
現在3作品目で気づいたことが主人公の性格が今までの自創作と似たようなものになってしまうことです。主人公の一人称などに違いを持たしているのですが、地の文での主人公の考え方などが、他の自創作の主人公達と似たものになってしまいます。

そこで質問なのですが、①複数作品を書く上で、主人公の性格をかぶらないようにするためにはどうしたらいいか。また、それに伴い何かアドバイスなどありましたらお願いします②読者はどう感じているのか。ストーリーや世界観、その他のキャラ、主人公の目的などが違えば、主人公の性格が多少似ていても気にならないものなのでしょうか? それともやっぱり飽きられるのでしょうか?

上記の回答(主人公の性格が似てしまうの返信)

投稿者 手塚満 : 1

いろんなケース、さまざまな原因があるんですけど、気が付きにくいものの1つに「作者が全力を尽くす」があります。

全力を出し切って何が悪いか、となりそうですけど、力の使いどころと申したらいいでしょうか。以下、全力を出すことによる弊害について、多少の説明をしてみます。

1.作者の限界が主人公を形作ってしまいがち

主人公は常に登場しているキャラであり、一番の活躍をするべく用意もされるキャラですよね。例えばですが、主人公が必死に何かをやろうとするとします。

作者は「この主人公が必死になれば何ができるか」と考えることになります。すると、作者の精一杯、想像できる限界に達しやすくなります。そうなると別々の主人公が似てくる傾向が出やすくなります。

必死の頑張り以外にも一般化すれば「もし自分(作者)が主人公の立場なら、こういうときはこうする」となるでしょうか。言い換えれば、作者の限界が主人公の特徴となってしまうということです。

2.似ているからまずいとは限らないが

もしかすると読者は気にしないかもしれません。作者ほどには各作品の主人公の類似度を気にしないからです。スレ主さんの作品も、他の作者の作品も気にせず読みます。ジャンルといったことを考えると、類似性は割とあったほうが読みやすいケースもあるでしょう。

作者は自分が書いただけあって、各作品の主人公を精密に比べることができてしまいます。類似性もよく分ってしまうでしょう。仮に各主人公に差異があっても、重ね合わせて考えると1人の主人公が作れてしまうような感覚も覚えがちです。1人で書いてるんだから、実は当然の面もありますが、作者固有の感覚でもある点は注意が必要と思います。

それでも、いずれ(あるいは今でも)リピーターがつくようになると、気にされる恐れはあります。主人公がどれも同じじゃん、主人公を取り換えてもいけてしまう、とか。そのときになって、「じゃあ主人公の差別化を図ろう」と思っても、すぐにはできないかもしれません。

3.余裕をもって描けば変えられる

もしかしてサブキャラだったら、別作品はもちろん、同じ作品内の別々のサブキャラも、特に似ている印象はないんじゃないでしょうか。もしそうならですが、サブキャラは全力を尽くさないからである可能性があります。

サブキャラは必要な時だけ場面に出てきます。描写も主人公ほど手をかけないはずです。つまり、作者としては余裕を持って描いているわけです。サブキャラの行動・言動は、作者の限界よりかなり内側にあるので変化をつけやすい。

4.全力で避けさせるというやり方もある

しかし全力を尽くせ、というのは基本中の基本ですよね。主人公もサブキャラくらいに手を抜けばいい、なんて思って書いたら、作品の質は落ちるでしょう。ちょっとしたジレンマになります。

ではどうするか、となるわけですが、主人公の設定で「こういうことはやらない/嫌う/避ける」といった、行動・言動上の縛りを入れておく手があります。主人公が必死の頑張りをするとしても、ポリシーとして選択しないものがある、というように作り込むわけです。

5.(補足)隠しエピソードを作るとキャラの差別化が楽

そういう縛りは、主人公の物語開始以前のエピソードを想定してみると、割と楽に作れます。

例えば、男性主人公が小学生のとき、気になる女子にいたずらで噛んだガムを投げつけたら、髪の毛に絡んでしまい、翌日、その女子は丸坊主頭で投稿して来てショックを受けた、とか。

以降、主人公は女性の髪を傷つけることは絶対にせず、他人にも許さないようになった、みたいな設定です(主人公がアクションを起こすきっかけにも使える。

逆にトップダウンで、性格とかの大枠から入ると結構難しいです。こういう性格だからこういうことはしない、と考えようとしても、それに反する例がいくらでも思いついてしまうことが少なくありません。

ボトムアップでエピソードから発想すると、結果論で片付けやすくなります。「そういう成り行きだった」という設定にしやすいわけですね。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 主人公の性格が似てしまう

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ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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