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Astral
この世に留まっている幽霊が霊視える。 それが、普通の高校生だった須玉明が事故をきっかけに得た力だった。 そして明は、すでに喪われてしまった少女たちと出会っていく。 初恋の幼なじみ。画家を目指していた元クラスメイト。通り魔殺人の犠牲者。 大会前に病死してしまった陸上部の少女。 霊視ることと話すこと以外、特別な力など何も持たない明だったが、 彼女たちの事情を知り、その魂を救ってあげたいと考える……。 電撃hpで大好評を得た連作短編4作に加えて、書き下ろしエピソード「明の休日」も収録。
成仏できない少女たちの霊の願いを叶えていく……。 はい、ベタです。物凄くベタです。 でも私は、ベタが故にこの作品は面白いと思います。 難しい専門用語などは一切なく、誰もが気軽に読むことができますし、 それでいて心にじんと来るものがあります。 相手は幽霊。だから、願いを叶えても最後には必ず消えてしまうという儚さもいいです。 そして何より、女性キャラがみんな可愛いのがいい(爆)。 文章も実に巧く、本当に読みやすい作品です。
男性キャラでは井倉くんが良い味出してます。
あと、どうせならもっと続いてほしかったかな(二巻で完結っぽいので)。
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under―異界ノスタルジア
深夜の駅。人気のないコインロッカー。そこで一人の少女が闇に引きずり込まれ姿を消した――。 人は死ぬと“異界”に落ちる。それがこの世界のルール。 だが、強い未練を残し“異界”に落ちた魂は、異形の姿となり現世に戻り、世界の侵食を引き起こす。 失踪中の兄から届いた手紙によって、世界のバランスを保つ“異界使い”の存在を知った霧崎唯人。 兄の行方と少女の失踪の謎を追ううちに出会う、“闇”の世界。 狩る者と狩られるモノ――狂気に満ちた饗宴の後に、暴かれる真実とは……。
時に中二病と揶揄される世界観ではありますが、そんなのをぶっ飛ばしても面白いです! この世界には“異界”と呼ばれる概念があり、それには異界に関わった人間にしか気付く事が出来ない。 そんな中、主人公の霧崎唯人は失踪中の兄からの手紙を頼りにとある事務所に向かいます。 そしてこの主人公は事件に巻き込まれていくのですが……。 そんな事件の中での主人公の心理描写、 「素直に怖いと思う気持ち」 がひしと伝わってきて、こちらまで怖さが伝わってきます! そんなダークな設定にもきちんと恋愛ものを絡め、ライトノベルらしさを出しています。 ふと気付くと、最初の数ページの日常は遠い場所にあり、戻れない感覚も伝わってきます。 一押しです!
その容姿(幼い)からは想像もつかないような事をさらりと言うところですね。 デレないツンデレです。はぁ。
詳しい事情は分からないのですが、非常に残念です。
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あれ!? その小説、もしかして105円で売られていない? |
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