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鬼族狩り 封殺鬼シリーズ
三沢成樹は、一年ほど前から、女の姿を白日夢としてみるようになった。 緋色の袴の、巫女装束。神々しいまでに、美しい女だ。 それが出てくるのは、授業中でも、食事中でもおかまいなし。 現実には会ったことも見たこともない。それなのに“知っている”と感じる女の顔だ。 そんなある日、彼は、戸倉聖と名乗る若い男から声をかけられる。 “こうみえても、オレは、千年も生きとるんや”というその男が現れてから、 成樹の周囲に次々と奇怪な事件が起き始める。 時空を超えて、現代に生きる“鬼”を描く怪奇幻想ワールドの傑作。
この巻だけは身の内に秘密を持つ高校生が主人公です。 巻によって中心となる人物が違い、 心理描写が丁寧で会話とか表現とかが妙に笑いを誘います。 丸11年かかって28巻で完結した作品です。
人が好いのが災いして段々へたれになっていくところが。
まじないや神に関するエピソードなど暗い部分が苦手な人はダメな所があるかも。 引っ張ってた割には最後の部分が物足りないと思う所があります。 後は完結していますが、全28巻という長さでしょうか。
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鏡姉妹の飛ぶ教室
これぞ、佐藤友哉。 あの『クリスマス・テロル』から3年。おかえりなさい、佐藤友哉! 佐奈を待つもの……それは死か? それとも死か?? 誰もが365日分の1日で終わる予定でいた6月6日。 鏡家の三女、鏡佐奈は突然の大地震に遭遇する。 液状化した大地に呑み込まれていく校舎を彩る闇の色は、 生き残った生徒たちの心を狂気一色に染め上げてゆく……。 衝撃の問題作、『クリスマス・テロル』から3年の沈黙を破り、 佐藤友哉が満を持して放つ戦慄の<鏡家サーガ>例外編。 あの90年代以降の「失われた」青春のすべてがここにある!みんなで飛ぼう!!
この作品はその壊れっぷりが分かりやすいです。(言葉がなんかおかしいな…… 鏡家の中で一番登場頻度(人物達の会話も含めて)が少なかった鏡那緒美も出てきますし、 祁答院の姉弟も再、再登場です。あと戦闘シーンが多いですね。 ちなみにこの作品には推理とかいう要素が一切入って(いや、多少あるかな?)いませんので、 超常的なトリックを使われる心配がないので安心です。 ここから先はネタバレですが…… 闘牛が、まさかのあの人!! ってことになってます。 自分は騙されました。 ちなみに結末はハッピーエンドでもバットエンドでもなく、ダークエンドです。 黒く終わります。
このコンビは最高です。会話が一方的だったりするので、笑えます。
でも、話の前後からはある程度予測できると思いますが。
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あれ!? その小説、もしかして105円で売られていない? |
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