小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

黒鐘 黒ぅさんの返信一覧。最新の投稿順8ページ目

元記事:キャラクターによる殺害描写

バトル物のライトノベルにおいて、メインキャラクターに悪役を殺させるのは、控えた方が良いのでしょうか?
物語において、悪役を退場させるなら死亡退場は鉄板だと思うのですが、さすがにメインキャラクターにやらせるのは避けるべきでしょうか?

上記の回答(キャラクターによる殺害描写の返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 2 投稿日時:

殺害のような行為自体は、出しても大丈夫です(あまり頻繁に出てくると嫌になるかも)。
しかし、その殺害をするというキャラの感情は、しっかりと考え、描写せねばなりません。
というのも、殺害をしたキャラの性格によって、そのキャラが「自分が殺人を犯した」という事実をどう受け止めるかは変わってきます。

そのキャラの性格が「正義感が強い」というものなら、殺人したのに平然としてるなんておかしいです。
強い自己嫌悪を感じる、半狂乱になる、塞ぎ込む、自殺してしまう、など、反応は様々。
まぁ、ここまで酷い事になるかは微妙ですが、わかりやすく言うとこんな感じってことです。
殺害したなら、それなりの反応はあるでしょう、と。
逆に闇を抱えていたりすると、無反応というのも有り得るでしょう。

また、殺害する相手がモンスターの場合、ほとんどの作品では誰も気にしていません。相手によっても変わってくるので、こちらも意識してみたほうがよろしいかと。とはいえ、キャラの感情ほど意識する必要もありませんが。

といったように、殺害するならそれらしいの反応を示す、という事を注意しておいたら、それほど問題はありません。

カテゴリー : キャラクター スレッド: キャラクターによる殺害描写

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元記事:視点の移動について

新人賞に応募するため、戦記物のラノベを書いているのですが「村上海賊の娘」や「忍の国」のように、別々の戦場で起きている出来事を交互に見せる形で戦闘を進めていると、二ページに一回(酷い場合には一ページ)毎に視点を変えていました。
視点変更の際は一行開けてはいるのですが、頻繁に視点を変えるのは読みづらいでしょうか?

上記の回答(視点の移動についての返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 1 投稿日時:

まぁ、読みづらい事は確実ですかね。読む側の誰もがそう感じる、とも言いきれませんが、新人賞では「読みづらい」として指摘を受けそうです。

といっても、読みづらさもそうなんですが、「それぞれの場面が味気ないものになる」という可能性が高いですね。
読者が感じるものは、場面によって大きく違います。それだというのに、そこまで頻繁に場面転換されては場面の良さが発揮されません。
しかも戦闘シーンなんですから、頭の中で戦闘をイメージしてこそなのでは?
その、イメージすべきものがころころと変わる。
読みづらいというよりは、「理解しにくい」とでも言うべきでしょうか。理解もできないのに、そのシーンを面白いと思う事はありません。
新人賞で最も大切なものは「おもしろさ」と言われているので、そこを疎かにしてしまいかねず、危険です。

そう考えると、場面を交互に描写するとしても、「頻繁に」というのは避けたほうが良いでしょう。
そもそもストーリーって繋がってるものなので、きりの良いところなんてほんの僅かです。そう考えると、区切る必要の無いところで区切ってしまっているのではないかと思います。
もう一度ストーリーの繋がりや流れを見直し、区切るところをしっかりと選んでみて下さい。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 視点の移動について

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元記事:設定、プロットがありきたりになってしまうことに関して

初めましてこんにちは。
はじめてこちらの掲示板を利用させていただきます。
さて今回の相談なのですが、プロの方の作品と自分の作品を比べるとどうも「ひねり」が全体的に足りないように感じます。キャラクターにも、ストーリーにも、会話にもひねりが足りてないと思います。つまり、読んでいても読者の想像上であり、吸引力がないというか、「次が読みたい」と思わせる力が弱いと思うのです。
そこで、このひねりというか独自の発想力をつける方法を教えていただけないでしょうか?
また、独自のトレーニングをしている方などが居たら、教えてください。

上記の回答(設定、プロットがありきたりになってしまうことに関しての返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 1 投稿日時:

「ひねりが足りない」という考え自体は間違っていないのですが、どちらかというと、「オリジナリティを出すべき」と言ったほうが正しいでしょう。
意味としてはほとんど同じなのですが、「ひねりが必要」という事にこだわりすぎると、少々良からぬ結果を招く可能性があります。

そもそも、ひねりとは「工夫」の事です。質問者様の仰る通り、ひねり(工夫)って非常に大事なんですよ。
しかし、工夫しただけで作品が良くなるのか? というと、そうではありません。
工夫といっても色々なものがあり、「ひねりを意識した挙句、変な方向に独特さが増し、よくわからない作品になってしまった」という結果になる事だって有り得ます。実際、そのような作品はいくつか見てきました。
つまりこれは、「読者の想像上」と反対で、「作者の想像上」という事です。
「ひねり」だけにこだわり過ぎると、工夫が暴走して、「読者の事を考慮せず、基本から逸れまくる」という事になってしまうかもしれません。

そこで、必要な工夫についてですが、最も大切なのは「オリジナリティを出すこと」だと思います。
オリジナリティとは、「他の作品には無い、自分の作品ならではの強み」の事です。
質問者様がプロの方々の作品を見て感じた「ひねり」とは、この「オリジナリティ」だったのではないでしょうか。
ご自身のプロットを「ありきたり」と感じたのも、独自性、つまりオリジナリティが足りなかったが故だと思います。

もちろん、オリジナリティが全てという訳ではござませんが、この質問での「ひねり」というものが、オリジナリティの事を指しているのではないかと思いましたので、少しでも明確にしたいと考えました。

>このひねりというか独自の発想力をつける方法を教えていただけないでしょうか?

とにかく色んな世界観に触れて、何が王道で何が邪道なのかを理解する事ですかね。
「自分なりの発想をすればオリジナリティが生まれる」という訳ではなく、王道と邪道を使い分ける事で、オリジナリティを生み出せるようになるのだと思います。
「独特な発想力を身につける」というより、「オリジナリティを狙って創作する」という事の方が、大事ではないかと。前者だと、オリジナリティが勝手に生まれてくる的なニュアンスですが、そんなに素晴らしい事は滅多にありません。
ですので、オリジナリティが何なのかを、他作品から学んでみる事をお奨めします。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 設定、プロットがありきたりになってしまうことに関して

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元記事:小説の設定に無理があるのか不安です

小説ストーリーといいますか、ざっくりとした設定を思いつきました。
それが、無理のあるものではないか心配なので、ぜひアドバイス頂きたいです。

主人公の男子高生が、クラスメートの目立たないが優しい美少女に告白する。
しかし実は彼女はお嬢様で、許婚がいると言われてしまう。
諦めようとする主人公だが、彼女に「実は、諦めきれない初恋の人がいる。相手はどこの誰か分からないから、家族には言ったことがなかったけれど、婚約が確定する前にどうしても探しに行きたい。探すのを手伝ってくれないか?」
と頼まれる。主人公はそれを受けて、彼女と初恋相手を探す。

なかなか見つけられないまま、1か月が経ってしまう。
主人公は落胆し、彼女との登校中ぼんやりしていたために自転車とぶつかるが、なんと、自転車に乗っていたのが彼女の初恋相手だった。
しかも、その人は男子のようなだけの女子(イケメン女子)で、彼女の勘違い…

主人公たちがその人に事情を説明すると、「彼女の許婚は、もしかしたら自分が片思いしている他校の生徒かも……」という返答が。

主人公は許婚とその人をくっつけようと奔走し、2人はめでたく交際することに。
そして、主人公と彼女も両思いになりハッピーエンド。

というストーリーなのですが、もしかして無理がある設定なのではないか?と不安です。

アドバイスお待ちしています!
よろしくお願いします。

上記の回答(小説の設定に無理があるのか不安ですの返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 1 投稿日時:

無理があるというか、突っ込み所が多い気がします。

・告白してきただけの人間に、普通そんなお願いするか? というところ
・どこの誰かも知らない相手に、なぜそこまで執着するんだ? というところ

大まかに言うとこの二つですが、たったこれだけのあらすじで二つも矛盾点が見つかってしまうようでは、設定が甘いのではないかと思います。

そしてもう一つ。主人公達の目的がコロコロと変わっているので、物語がまとまっていません。
一体何がしたいストーリーなのかがわからず、あらすじを見ただけでも違和感を覚えます。

もう少し設定を詰め、物語全体の流れや目的を見直すべきです。
具体的に言うと、キャラの感情を詳しく決める事、感情の移り変わりを意識する事、この物語の最終的な目的地は何なのかを考える事、などですかね。
とにかく今はこれらを意識し、安定した物語の形を目指して下さい。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 小説の設定に無理があるのか不安です

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元記事:処女作前編の批評依頼。

こんにちは!サタンさん、ブルースクリーンさん、黒鐘 黒ぅさん。
皆様も初めまして!
竹牟礼 基です!

なんとこの度ついに、僕の処女作の前編が完成いたしました!
喜びで感無量でございます!
そして見てるかい、我がライバルの桂香さん!
ついやったぜベイ((殴)

それはさておき本題なのですが、場違いでなければ僕の作品を批評していただけないでしょうか?
推敲はまだしておりません。
こういった原稿は小説鍛錬投稿室へ今すぐ放り込むべきなのでしょうが、 何しろなろうには疎いもので、 できるだけ多くの方々に評価を頂いた方がより良い作品になると思いまして、依頼しました次第です。

以下に URL を貼っておきます。
第1章
https://ncode.syosetu.com/n2843em/1/

第2章
https://ncode.syosetu.com/n2843em/2/

第3章
https://ncode.syosetu.com/n2843em/3/

第1章から第3章までが前編で、編名は『 白きエルフに花束を』です。
後編を作る予定でいますが、 前編が出来上がったばかりなので、まだ着手していません。
なにせ昨日今日の話なので……。
それでは厳しい批評の程、宜しくお願い致します!

追記: この前編は師匠の監修のもと執筆しました。
そのおかげで師匠の影響を強く受ける形となり、 僕が書きたいものとはかけ離れてしまいました。
ですので表現にブレが生じていることについては重々理解しております。
書き方について右も左も分からないまま 教えていただき、書きたいものを書こうとする意欲を押さえつけた結果、 閃きという形で大爆発して、後編を含めた物語全体の構成が定まったことはまた別の話。
後編は読者に対する配慮を忘れず、自らのポリシーと小説作法に則って、 やりたい放題書いてみたいと思います!

上記の回答(処女作前編の批評依頼。の返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 0 投稿日時:

僕は時間を見つけて読んでいたのですが、やはり文章がわかりにくくて時間がかかってしまうのは、僕も実感していました。
読了してから感想を伝えるつもりでしたが、ちょっと問題があったようなので、とりあえずこの辺りで述べておきます。作品の批評以外の事も含みますが、ご了承下さい。
(因みに僕は最終的な感想を伝えるつもりでいました。今もそのつもりです。しかし、僕は何も気にならなかった訳ではありません。ただ、竹牟礼様が真剣なのは以前から知っていたので、こちらもその気になったって事です。色々足りない部分があるのも事実なので、次からは気をつけて下さい)

まず、最初も述べた通り、文章が凄くわかりにくかったです。正直、途中で疲れてきました。
オリジナリティとかの面で評価できなくもなかったんですが、それも伝わらなければ意味無いって事です。実際、ニュアンスでしか伝わって来ませんでした。

この最大の原因って、おそらく「推敲前」だからなんですよ。推敲せずに良い文章を書ける人なんて、プロでも中々いません。
だからといって、「推敲前だから仕方がない」と言うつもりは無く、ただ単純に「なぜ推敲前の作品を投稿した?」って事を申したい。
推敲前の作品を批評してもらうのが失礼って訳じゃありません。いや、それは事実なんですよ? 僕も「ん?」って思いました。ですが既にそれは指摘されてるはずなので、僕からは違った観点での指摘を。

まず、推敲前の作品を投稿したところで、完成作品としての評価は得られません。完成してないんですから、当たり前です。
もしこの質問が「推敲で困っているのでアドバイスをお願いします」というものなら、それなりに正しい回答は望めるでしょう。ですが、この質問は「完成作品の批評依頼」だと思われます。質問内容からして確実にそうです。
それだというのに、推敲してない。これでは、回答する側としては文章について指摘できないんですよ。

先に述べたように、竹牟礼様が真剣なのはわかっています。ですがその割に、批評される点(文章について)を自ら潰している事になっているんです。本来なら文章について詳しく批評できるはずだったのですから。
僕からすれば「それで良いのか?」って思います。
あなたは完成作品としての評価が欲しいはずですから、質問の内容、方法には気をつけるべきです。

あと、読みにくい事と似ていますが、主人公が置かれた状況が伝わって来ません。それでは理解するために、読者がかなり頭を使う必要があります。
ラノベって、手軽さが凄く大事なんですよ。そのため、状況を説明する事は欠かせません。
説明臭い文章は流石に避けるべきですが、「この場面はこんな感じなんだな〜」と思わせるような台詞なら、書けると思います。
馴れない内は難しいでしょうが、何度か試していけば、身についてくるでしょう。

また、推敲したとしても、ラノベらしい文章になるのかは微妙です。というか、正直ならないと思います。
書いている文章の方向性がちょっと違う。
ラノベ文体がどんなものか、竹牟礼様は知らないのではないでしょうか。
もう少しラノベを読んで学んでいれば、推敲前であっても、多少ラノベらしくはなると思います。
最初はもっとラノベに馴れて、感覚的であっても知識をつけるべきです。

現段階で言える事はこのくらいですかね。もう少し読んでみます。
とはいえ、僕的にも推敲はしてほしいですかね。批評が難しくなってしまうので。

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 処女作前編の批評依頼。

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元記事:キャラクターの動かし方

どのキャラクターに、どういう順番で、どういうセリフを言わせていいのかわかりません(キャラやストーリーの作り方はいろんなサイトに載ってるのでなんとなくわかりましたが)。

たとえば鬼退治が目標で主人公の桃太郎、犬、キジ、猿、敵役の鬼など登場人物が複数いる場合、どうやって会話をさせれば正解かわかりません。セオリーとかあるのでしょうか?狂言回しは誰が担当すればいいのでしょうか?プロはどのように作ってるのでしょうか?あなたの作り方でもいいので教えてください

上記の回答(キャラクターの動かし方の返信)

投稿者 杜 値 : 0

はじまして。
複数の人物に会話をさせる際、誰が話しているか分らなくなることがあります。
語尾に「ワン」「ウキー」などつけたところで、混乱することは避けられません。

あくまで個人的な意見ですが、複数が存在する場面でも、基本的には1対1の会話をメインにすべきかと思います。

語り手を桃太郎、聞き手を犬として、他の2匹については簡単な合いの手程度に留めることで混乱を防げます。
猿に語らせたければ、一度シーンを挟んだ後に語り手を猿、聞き手を犬に切り替え、同様に1対1をメインに進めて行けば良いでしょう。

これは、教室での話し合いで挙手をしてから発言することで上手く「進行」できるように、物語においても順序立てて会話を進めていく方法かと思います。

さらに1対1つの「集団」という描き方もできます。
この場合は集団を一つの聞き手として扱います。

「みんな静かにしてろ」
桃太郎が3匹をたしなめたが、特に猿は聞く耳を持たなかった。
「偉そうにするなよ、桃太郎」
「ちょっと、よしなさいよ」と雉。
「騒いだら鬼に見つかるだろ、静かにしろって」
「おい、それくらいにしとけ」
犬が猿を睨みつけたが、猿は聞く耳を持とうとしない。
「なんだよ、いい子ぶりやがって」

上手く例えられているか分かりませんが、静かにさせようとする桃太郎と、お供の3匹という集団で1対1の形にできていれば成功だと思います。
ただ、込み入った話には向かないですし、多用すべきではないというのが個人的な意見です。

これは個人的な意見なので、別の意見もあるかと思います。
そういう方は他の意見も聞かせていただきたいと思います。
拙い説明ですが、役に立てていただければ幸いです。

カテゴリー : キャラクター スレッド: キャラクターの動かし方

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投稿日時:

元記事:ゲスな主人公の必要性

最近の風潮として、ラノベやそれを原作とするアニメには、「ゲスな主人公」が増えたと思います。

①モラルに欠ける
わざと相手が傷付いたり、周囲に引かれる様な言葉を平気で吐く。行動にも罪悪感が無い(様に見える)。
②礼儀を欠く
目上や年上、先輩などに対して平気で”タメ口”で話す。「お前」「あんた」「オッサン」「ジジイ」「クソババア」など、時には暴言に近い言葉も飛び出す。
③意味の通じない言葉を使う
いわゆる、2チャン用語やネット用語などの二次元用語、そして”my造語”を多用する。

これらの主人公や登場キャラクターが、総じてユーザーに与える印象は、「不快感」しか無いと思います。
どうして、ユーザーにわざわざ嫌われる必要があるのでしょうか。例を挙げると、

「青春ブタ野郎~」「YU-NO」などの主人公は、意図的にセクハラめいた発言や下品な言葉遣いをします。ただ、作中では、わざと他人に嫌われようとしている節があります。そのせいか、周囲からは狙い通りに嫌われていて、遠巻きにされる事が多いです。彼の本質を知る人物からは概ね好意を持たれていますが、正直彼らの発言や行動は、余り気持ちの良いものではありません。
「このすば」の主人公カズマは、一見すると苦労人の様に描かれていますが、意外と打算的で腹黒い面があったり、「盗み(スティール)」の技術を使って盗品を売り払うといった事もやっています。
「リゼロ~」の主人公スバルは、「エミリアたん」などの発言が、ユーザーから気持ち悪いと言われていて、余り好かれていません。
それと、あくまでも個人的な見解なのですが、「シュタインズゲート」のキャラクターは、いわゆる中二病なので色々とエキセントリックです。私は特に彼らの使う二次元用語に耐えられなくなって、見るのをやめてしまいました。作品自体は面白いのかも知れませんが、余りにネタがしつこ過ぎるとユーザーを選ぶと思います。
「物語シリーズ」では、不思議と不快感を覚えませんでした。せいぜい「こいつ馬鹿だな」くらいにしか感じなかったです。

確かに、おふざけや笑いの要素は必要ですが、この様に、ギャグでもない作品で、わざわざ主人公を必要以上に嫌われる様にしたり、ユーザー自体に嫌われたり不快感を与える様に描く必要があるのかと、私は時々疑問に思うのですが、皆さんの意見をお聞きしたいと思います。

上記の回答(ゲスな主人公の必要性の返信)

投稿者 手塚満 : 4 人気回答!

なんと申しますか、全然違います。以下、多少説明してみます。

1.作品発表時期に誤解がある

最近の風潮ではないでしょう。実際、例に挙げておられる作品群のうち、例えば「YU-NO」は初出が1996年(ただしPCゲーム)です。そこからメディア展開があり、再びアニメ化された最新作が2019年。主人公等のキャラが大きく改変されたという話は聞きません。つまり、ほぼ四半世紀前にあのようだった、ということです。

2.間違った一般化をしている

「ユーザーに与える印象」「ユーザーにわざわざ嫌われる」等々、「ユーザー」と仰いますが、きちんと市場調査したのでしょうか? ご質問を拝読した印象では、「ユーザー」というのは、スレ主さんお一人のことのように思えますが。後段でわざわざ「それと、あくまでも個人的な見解なのですが」とお書きなのが、誤魔化し、言い訳に見えるほどです。

3.リゼロの主人公は好き嫌いが分かれているだけ

リゼロのスバルが「ユーザーから気持ち悪いと言われていて、余り好かれていません」という評価は確かに存在するでしょう。ググれば出てくる。その一方、そういうスバルでありながら、リゼロの人気は高く、アニメ第1期は2クール枠で放映され、編集版が作られ、第1期ラストは第2期確定を思わせるものです。読者からの人気のみならず、作る視点でも見るアニメ制作者の評価は高く、商業視点でも見る番組スポンサーの信頼は深いわけです。

リゼロのスバルって、どんなキャラでしょうか。一言で言えないですよね。だって、話が続くうちに印象が二転三転するわけですから。最初から嫌な面を明示的に見せてますので、反発したくなる気持ちが生じやすいのは確かでしょう。でも、作る側視点でいえば、そこが狙いではないですか?

軽薄で利己的な奴が異世界に来た。ここ、軽薄だからいいわけです。例えば、すぐ異世界に馴染んでも違和感が生じにくいから。さらに利己的だからいいんです。利己的な奴が他人のための一生懸命になるって、見どころになります。嫌なキャラが見せる、胸のすく行為という奇跡。そのキャラはいかにしてその行為に至ったか、あるいは変わったか。こんなの、むしろセオリーでしょうに。

4.平均点0で例えてみると

しかし尖がったキャラではあります。尖がったキャラは、読者の好き嫌いが激しく分かれる傾向にあります。キャラの評価が-50~+50点/10点刻みでアンケート取られるとします。AというキャラもBというキャラも、100人に評価されて平均0点だったとします(作品A、作品Bと読み替えても同様、念のため)。

キャラAは100人中100人に0点評価され、キャラBは50人が-50点、残る50人は+50点で投票していたとしたら、どうでしょうか。AとBは同じくらい不人気なんでしょうか。そんはことはないですよね。キャラBは2人に1人は大好きと言われているわけです。その代償が2人に1人から大嫌いと言われること。

キャラBは尖がっており、強い特徴、独特な個性が印象的であるはずです。だからこそ、好きな人は深く好きになる一方、嫌う人はとことん嫌う。作者の狙いはその好きになってくれる半数であるわけです。ですので、人気作であって、ダメ出し、悪口をよく見聞きするようなら、尖がっていて成功していると見るべきです。クリエイターになりたいなら、決して駄作と思うべきではない。駄作と思えば、見習うべきものを見失います。

5.青春ブタ野郎の主人公は背景と変化がある

「青春ブタ野郎」シリーズの主人公 梓川咲太の態度は品行方正ではない。だからなんでしょうか? 咲太の過去はなんでしたか? 妹の花楓、自分自身が(同作のオリジナル疾患にしてドラマ作り要因の)思春期症候群で苦しめられた過去があるわけです。その症候群自体よりも、周囲に理解されなかったことのほうが大きい。

これは性格と、そこから来る態度に影響するわけです。物語スタート時点では、それゆえに嫌な奴感はつきまといます。そこが狙いと見るべきです。主人公がそこから這い上がる、成長物語なら、スタート時点で主人公は克服すべきものがあるのが普通です。

ひねくれてしまった咲太に、牧之原翔子が言う「やさしくなるために生きる」が、いかにして刺さるようになるか。それでドラマが作れるわけじゃないですか。例えば物語冒頭で、

翔子「やさしくなるために生きるのがいいね」
咲太「もちろんその通りさ!」

と会話したとして、感動できますか? つまらない説教でしかないですよね。

6.読者は作者に教わりたいんじゃなくて、自ら見つけたい

もちろん、主人公が最初から品行方正で優しくても同じようなストーリーは進められなくもありません。その場合、不当な不遇に苦しむ善人がついに報われる、というものになるでしょう。キャラの印象は不変、状況が変わる。そこに読者がカタルシスを感じる作りになります(失敗すると押し付け道徳臭のする、嘘くさい話になる)。

でもそうしないといけない、なんて理由はない。例えば、読者からも悪印象な主人公が、話が進むうちに、作中キャラだけでなく読者もが惹かれる点を見出したら、どうでしょうか。キャラの変化を楽しめもするし、読者自身がキャラの隠れた一面を見つけた気にもなれます(作者が誘導してるんですけど)。

例えば、正しいことをただ教わってもたいてい楽しくないですが、正しいことを自ら見つけたら嬉しいものです。「あっ分かった!」という感動。それをフィクションでやるなら、作者が隠しておくわけです。そして読者に見つけてもらう。すると読者は嬉しくなる。「青春ブタ野郎」の主人公、「リゼロ」の主人公等々、そうなってるじゃないですか。作者が彼らにブタの皮をかぶせ、読者にのぞき込んでもらうよう仕向けてるんです。

7.キャラの好印象は一手段に過ぎない

さらに申せば、作中キャラを読者に好きになってもらうのがフィクションの目的ではありません。「このキャラは良い奴だよね」と読者に示し、同意してもらうのも目的ではない。シンプルに、読者に楽しんでもらうのが目的です。好きにさせる、はそのための手段の1つでしかない。嫌な奴がひどい目に遭っても楽しいし、嫌な奴の意外な面を見つけても楽しい。いろいろ手段があるわけです。

8.裏表を考えないと分からない

スレ主さんの仰ることは、キャラを固定し、その一面しか見ていないように思えます。言い換えれば、キャラの変化や背景、揺らぎ、隠された一面等々を見ようとしない。あるいは、嫌いな人がいる、ということしか考えない。その裏には好きな人がいるんではないか、ということを見ようとしない。そのように感じられます。

9.誰からも好かれようとするのは愚策

You can't please everybody.という常套句があります。誰からも好かれるなんてことはないし、そんなことを目指したら、せいぜい誰からも関心を持たれない、にしかなりません。クリエイターであるなら、こういう読者ならこれを楽しんでもらえる、でやる必要があります。楽しめない読者がいることを気にすべきではありません。

さらには、クリエイターなら、自分がターゲットになっていない、自分に向けられた作品でなくても、人気作からは学ぶべきです。どうやって駄目出しするかなんて、二の次です。

カテゴリー : キャラクター スレッド: ゲスな主人公の必要性

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投稿日時:

元記事:女主人公×バトル小説を公募に出したい。

初めまして。長編小説に挑戦している者です。女です。

私は上記の通り、小説でも漫画でもアニメでも「女主人公」「バトルアクション」の物語が大好きです。ジャンルではファンタジー、SFにハマる傾向にあります。
(好きな作品「キューティーハニー」「セーラームーン」「キャッツ・アイ」「ソウルイーター」「Dグレ(リナリー主役時の読み切り版)」「神風怪盗ジャンヌ」など)

公募に出す予定なのですが、レーベルを調べたところ、女性向けは「恋愛」「胸キュン」「結婚」要素が強めのところが多く、バトルは求められていない気がします。
では男性向け?と思っても、そこでは女主人公が求められていない気がして……。

なるべく自由に創作したいのですが、レーベルを選ぶ時のコツなどがありましたら、教えてくださると嬉しいです。

上記の回答(女主人公×バトル小説を公募に出したい。の返信)

投稿者 ごたんだ : 0

海外に女子向けレーベルってないの??

日本だとエログロリョナありだと海外臭が弱いネトウヨ的なKTCやらコミックウルズやらあるし、ゆるふわなら邦文社系、女×男なら虹光社系、女×女なら丸山書店系でないかい??!?

オラア、エイブラボールよろしく、女の子が空飛んでドッカンバトルする作品は嫌いだぜっ!!!

カテゴリー : ストーリー スレッド: 女主人公×バトル小説を公募に出したい。

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投稿日時:

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。

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