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豹頭の仮面―グイン・サーガ
三千年の歴史をもつ王国パロは、新興国ゴーラの侵略の前に一夜にして滅び去った。 王家の血をひくリンダとレムスの双子の姉弟は辺境の森に逃れるのだが、 追手の追及にたちまち窮地に陥る。 そのとき二人を救いだしたのは、忽然と現われた異形の戦士だった。
特に8巻位からヤバイほど面白い(興奮しすぎた)。 この小説を言葉で語るのは虚しい努力。 そう思わせるほど壮大で深い物語です。 一巻だけだと イマイチかなーと思う人もいるかも、ですが是非八巻位までお願いします。 その時あなたが中毒になっていることを保証します。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? アルドナリスです。あの知と美と力と性格にほれます。 この作品の欠点、残念なところはどこですか? 長いです。累計130巻。
そんな豹頭の超英雄グインが主人公のヒロイック・ファンタジー。 全130巻という長さが災いしてか、途中から入ることが難しく、 ラ研ユーザーの間でも話題になることはほとんどありません。 第一巻刊行から三十年続いた物語も、作中の経過時間は七、八年ほど。 メインキャラは最初から最後まで変更ありません。 各キャラの描写に、これほどのページ数を割く物語はもう出ないでしょう。 作者死去のため、未完で終わってますが、内容には一区切りついてます。 一本芯の通った本格派ファンタジーを読みたい方にぜひオススメです。
とにかくブレません! ブレまくってとうとう辞任した某国元首相に読ませてあげたいです。
作者が自他共に認めるヤオイオタクで、 自らの作品をホモ同人にして売ってしまうくらいですから仕方ないのかもしれませんが……。 中盤以降、男キャラはすべて(グイン除く)両刀使い、あるいはホモ専となります。 というか、男が男を抱いて当たり前の世界感へ変貌します。 その辺はお覚悟を。好きな方なら……。
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黒乙女―シュヴァルツ・メイデン
『嫌がらせから呪殺まで! 報酬次第で何でも引き受けます。貧乏人は回れ右』 “黒き森の魔女”と呼ばれ、人々から疎まれている少女、シェルーナ。 「迷信的分野における種々の問題解決」を生業とする彼女のもとにある日、 高飛車な名家の令嬢マリーが怪しげな依頼を持ち込む。 「わたくしがわざわざ貴方などに依頼してさしあげますのよ」 「僭越ながら『お前は冷静になって少し黙りやがれ』という言葉をお返しします」 マリーの依頼はやがて、“異界”をめぐる戦いへとシェルーナを誘うことになる。 世界は彼女に冷たく、彼女は世界を拒んだ。けれど、宿命が彼女を逃さない。 忌まれし血が魔法を生む―ブラッディ・ロマネスクここに開幕。
あらすじに書かれている 「僭越ながら『お前は冷静になって少し黙りやがれ』という言葉をお返しします」 を初めとする数々の毒舌、皮肉、罵倒。 敬語の中に明らかに異なる口調を混ぜ込むことで生まれる 独特のブラックなユーモアは飽きがきません。 加えてこの毒舌少女シェルーナが実は一人では外に出ることはおろか、 人と話すことすら躊躇ってしまうような「人間」に対する闇、トラウマを抱えていること、 そして口うるさく文句を言いながらも彼女と共に歩もうとするマリーという少女。 その単純だけど単純じゃない人間関係は、切なさと微笑ましさを与えてくれます。
わずかに登場したもう一世界を含めても三世界。 一冊で完結させる上では仕方なかったのかもしれませんが、 もう少し色んな世界を見てみたかったです。
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クロスカディア
「だってほら、あたし、悪人だし」迷惑娘メイが、 思う存分サンドイッチを盗み食ったあげくにのたまった。 ここは五つの月がめぐる世界“クロスカディア”。 律崩術と呼ばれる魔法と、科学が不思議に融合した処―。 この地で修練学校に通うシンは、ある日、自称悪人と胸を張るヘンな少女に出会う。 “メイ”という名前以外の記憶をキレイさっぱりなくした彼女は、電撃的にシンを部下その二に任命。 ちなみにその一は、真っ白な仔猫だった。 「なんで俺が猫以下? いやそれ以前になんで部下っ!?」 シンの憤りはサラリと流し、強制的に彼の家に居候を始めるメイ。 だが、勝手気ままに楽しい我が家を楽しみ始めた彼女を狙い、不気味な謎の影が襲いかかる! 神坂一の新シリーズ、いよいよ始動開始! 魂がアツくなるファンタジー・アドベンチャー、登場。
涙あり、笑いあり、シリアスありで、キャラも個性的。 そんな神坂さんの作風が強く表れている作品のひとつだと思います。 この話は主人公シンの目の前に現れた迷惑少女メイをめぐるお話なのですが、 その中でも注目すべきは主人公達とメイを狙う者たちとの戦闘シーン。 律崩術という魔術的なものを駆使した戦いや、白兵戦。 特に主人公が努力を重ね、自分よりも戦闘力の勝る敵に勝っていくさまはまさに圧巻です! 完結はしていますが、全部で6巻なのでその気になれば1日でに読めます。
ギャグセンスと、思慮の浅そうで実はけっこう考えてたりするところ。 アマゾンの感想にも書いてありましたが、L様とリナの中間的な性格がナイスです。
後半からあんまり活躍してないところです。 前半でもヤラレ役やイジられ役が目立っていたので、活躍させてほしかったな……
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その小説、105円で売られているかも…… |
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