小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

黒鐘 黒ぅさんの返信一覧。最新の投稿順17ページ目

元記事:比較的ヘヴィな世界観にライトなキャラを描くのはどうか

 先日プロット掲示板の方でもおせわになりましたKuKuです。この度はキャラの一人称について、皆様のご意見をお聞かせください。
 まず前置きとして私は実力的な理由、表現の幅等により自身の描く作品をライトノベルとして認識しております。
 さて本題ですが、私の現在描いている作品は世界観的にはSF、サイバーパンク系のもので影響されたものを上げますとニューロマンサーや攻殻機動隊等が挙げられます。そのような比較的ヘヴィな世界観において女性キャラクターの一人称を僕にする、つまりボクっ娘を描くことで作品の空気感から浮いてしまう、または世界観自体をライトにしてしまうのではないかという疑問があるのです。
 自身としては世界観は重さや暗さのある空気をもたせたいのですが、反面私の趣味といいますか、あとは僕っ娘の持つクールでミステリアスな印象がキャラの像にピッタリ重なるようにも感じ描いていいのか躊躇しています。

皆様の意見をお聞かせいただければと思います。よろしくおねがいします。

上記の回答(比較的ヘヴィな世界観にライトなキャラを描くのはどうかの返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 1 投稿日時:

2年ほど前に「エイティシックス」が電撃文庫から出版されて、ラノベから「SF・メカ」を中心とした人気作が登場したって話題になってましたね。僕も結構好きな作品です。
戦争ものなんで全体の空気はヒリヒリしてて緊張感抜群なんですが、幼女キャラが登場したり、めちゃくちゃピュアな恋愛が書かれてたりするので、緊張感を出しつつもライトノベル的な雰囲気が出てます。
まさに世界観はヘヴィだけどキャラはライトって感じです。
だから個人的にそういうのは結構良いと思いますよ。ヘヴィな雰囲気は筆力次第でいくらでも出せるものですし(ラノベらしいかは別として)。
むしろ軽重様々な面を若年層向けに書けるのはラノベの特権かなぁ、と思います。
最近は終始一貫して軽いものが多いですけどね。どちらにしろ「必ず軽い面を持っている」ラノベとは相性が良いんじゃないでしょうか。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 比較的ヘヴィな世界観にライトなキャラを描くのはどうか

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元記事:メタ発言の是非について

新春の候失礼します。
当方ニコニコ動画の方で投稿している動画でメタ発言を多用し好評を得ているせいか、小説の制作でもキャラが自然とメタ発言を始めます。
入れたほうが面白いし読者への説明時でも使えば楽にもなると自分では思うのですが、まずいでしょうか?
また設定を工夫すれば受け入れられる可能性はありますか

上記の回答(メタ発言の是非についての返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 2 投稿日時:

自分も、面白ければそれでいいって感じだと思います。
メタ発言の是非そのものについては何とも言えないかな。
創作において「これって大丈夫なのか?」と思うような要素は、基本的に面白ければ長所、面白くなければ短所って事になるのかと。

それと、作品の世界観にもよりますね。
生徒会の一存はメタ発言多めですが、世界観に合っているし面白い。
でもハリーポッターのシリアスなシーンで「ようやく出版できたんだからここで負ける訳にはいかない」なんて台詞が出てきたら流石に引きますよね。
だから世界観やそのシーンの雰囲気も考慮しないと読者に違和感を与えることになります。

あと個人的に、

>読者への説明時でも使えば楽にもなると自分では思うのですが、

っていうのは推奨しません。
確かに、メタ発言が通常の描写よりわかりやすいっていう場合もあるでしょう。
ただ、別スレでもさらっと書いたことなんですが、設定って別に説明するものじゃないんですよね。結局は使わないと駄目な訳で、やっぱり「使っていくうちに読者も理解していく」っていうのがベストでしょう。
メタ発言を面白く使いたいなら、あからさまに設定の説明目的で使うんじゃなく、既出の設定を上手いこと使って書いたほうがいいと思います。
むしろ説明くさいと面白くないしただの短所になりそう。
まぁ、あくまで「説明目的」は推奨しないってだけで、メタ発言自体がわかりやすくていいのはその通りだと思います。
使い方の話ってだけで。

で、色々書きましたが、結論は「面白けりゃ正義」です。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: メタ発言の是非について

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元記事:伏線の張り方について

㎜というものです。
今回作品中にろう者であるキャラがトラックのクラクションに気づかず轢かれて亡くなってしまうという展開を入れようと思っています。
ただ突然トラックの要素を入れるのは無理矢理殺すために用意しましたという雰囲気があるので伏線を用意しようと思いました。
その伏線の張り方で悩んでいます。
物語の状況としては主人公の待ち合わせ場所に行こうとしているろう者のキャラが道中で轢かれるというものです。
主人公が家を出る前にニュースでトラック事故に関する要素を入れようと思ったのですがそれでは露骨すぎるなと思って私としては不満足で他にも色々考えました。
しかし、トラックという不確定要素を物語の序盤から匂わせることができません。
そのキャラクターの死ぬ伏線をうっすらと張りたいと思っているのですが、何かいい方法がありませんか?
私の設定では事故による中途難聴なので、イチゴ同盟のようにな病による死に流れを持っていきたく無いので、トラック事故を死因にしようと思いました。

上記の回答(伏線の張り方についての返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 2 投稿日時:

>トラックという不確定要素を物語の序盤から匂わせることができません。

不確定要素を匂わせる……。うーん……。
伏線ってつまり、唐突な出来事に説得力を持たせるためのものな訳で。
たしかに事故は唐突な出来事です。でも事故は「事故だよ」って言う以外に説得力も何も無いだろうと個人的に思います。

>主人公が家を出る前にニュースでトラック事故に関する要素を入れようと思ったのですがそれでは露骨すぎるなと思って私としては不満足で

アイデアとしてはナシでは無いと思いますが、たしかに自分も露骨だと思います。
ただ何が露骨かって、そもそも突然起こることが定義の「事故」に対して説得力や前触れを用意することが変なんじゃないでしょうか。
駄目とは言わないんですが、何をやっても結局わざとらしくなってしまうような気がしまして。
それに、自分は「ろう者」って時点で十分以上の説得力があると思います。むしろ理由づけが複数あると統一感が無くなって物語らしくなくなるんじゃないかな。

強いて言うなら、前後の出来事を一致させる。
例えば、主人公が大通りに出た途端、凄いスピードで危険な運転をしている車が走ってきて、主人公が轢かれそうになる。
「あっぶねぇな……」と思っていたら、待ち合わせ先でそのキャラを轢き殺していた、みたいな。
伏線だと、「説明しよう説明しよう」として、結構ぶち込み気味になってしまうのですが、これなら単純な時系列でしかないので露骨でもないはずです。

トラックというか、もう事故そのものが不確定要素みたいなものなので、あまり「伏線」だなんて深く考えずに、自然でそれっぽい流れをつくったほうが物語らしいんじゃないでしょうか。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 伏線の張り方について

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元記事:書いたプロットから文章を書こうとしても詰まる。書けない。

ごめんなさい。プロットの書き方について教えていただけないでしょうか。
自分はプロットを結構細かく書いたつもりでも、途中であーじゃないこーじゃないといって文字を書いたり消したりの時間がものすごい多いです。そして結局かけません。

多分、詰まる箇所は、心情描写や説明描写、あとは書いたプロットの筋書きと筋書きの間を埋める文章あたりです。自分でも解決策がよくわかりません。この程度の説明じゃわかりにくいかもしれませんが、分かる方いらっしゃいましたら教えていただけませんか。

あと、もう一つなのですが、複数の情報を説明しなければならないとき、どっちを優先したらいいのかわからなくなる時があります。

例:敵につかまってどこかに拘束されているキャラクターが目を覚ますとき
目を覚ます ⇒ ここはどこなのか? ⇒ 動こうとする ⇒ 縛られている

目を覚ます ⇒ 縛られている ⇒ わけがわからない ⇒ ここはどこなのか?

どっちの切り口で話を進めればいいのか分からなくなります。
これもいい方法ありましたら教えていただけないでしょうか。

上記の回答(書いたプロットから文章を書こうとしても詰まる。書けない。の返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 3 人気回答! 投稿日時:

最近この手の質問が多い気がするので、前のスレッドもいくつか見てみるといいかもしれません。
さてさて、

>多分、詰まる箇所は、心情描写や説明描写、あとは書いたプロットの筋書きと筋書きの間を埋める文章あたりです。

このあたりは人によってやり方が違うでしょうから、返ってくる答えも人それぞれだと思います。
その上で自分の意識してるようなことだけ言うと、

・心情描写

例えばですね、僕から質問者様に「たかしくんが家の鍵を落とした時の心情を簡単に書いてくれ」と依頼したとしましょう。
おそらくすぐには思い浮かばないでしょう。最終的に思い浮かんだとしても、多少なりとも不安があるはず。「これであってるんだろうか」って。
でもこれが、「ドラゴンボールの悟空が強い敵と遭遇した時の心情を簡単に書いてくれ」だった場合。おそらく迷うことなく「戦いたくてワクワクする」と書けるのではないでしょうか?

つまり何が言いたいかといいますと、「キャラの性格をどれだけ把握しているかによって心情描写の書きやすさは大きく違う」ということです。
だからプロット段階からキャラの性格をだいたい掴める程度にはしておくと、描写の時に随分楽になるずです。

・説明描写

多分、設定は「説明する」よりも「使う」と考えたほうがやりやすいです。
説明するってことは、大雑把に言えば「プロットの中身を他人にわかるように書く」っていうことでしかないので、書いていても「プロットを物語に書き起こしている」という実感は薄いのではないかと思います。
極端な例だけども、
「のび太はバカだ」と書くよりも「のび太が0点を取ったシーン」を書く。
「しんのすけは綺麗なお姉さんが好きだ」と書くよりも、「しんのすけが通りすがりの綺麗なお姉さんをナンパするシーン」を書く。
といったほうが、読み手にとっても書き手にとっても自然だと思う、ということです。

とはいえ、流石に設定の全部全部を上記のように描写する余裕はないでしょうから、僕は「重要な設定」をいくつかに絞ってから、実際にその設定を使ったシーンを書くようにしてます。
いわゆる厳選。
「じゃあ残りの設定はどうすんだ!」ともなると思いますが、逆に言えばそれらはそこまで重要な設定じゃなかったってこと。
僕の場合、そういう残った設定を出す時には、キャラがボヤく程度にしておくか、もういっそ出さない、なんてことにもしたりします。

まぁ、その辺りの判断は最終的に作者に委ねられる要素ですが、設定を出す時は少なくとも「説明」より「活用」のほうがやりやすいんじゃないか、と思います。

・プロットの筋書きと筋書きの間を埋める

「間を埋める」よりは、そのプロットの「筋書きを掘り下げる」ほうが良いんじゃないか、と思います。
物語は進展していってこそ面白いものですが、間を埋めようとすると、その埋めようとした部分はどうしても空白のようになってしまう気がします。つまりそれは進展しない部分。大抵は面白くないんです。

無理に間を埋めて流れを作ろうとするよりも、プロットに筋書きとして書き並べていった「本筋」を掘り下げていったほうが、無駄がなくて物語のボリュームも増すと思います。
なにしろ本来書きたい部分がそこでしょうから、そこを全力で書くに越したことはないかと。

で、「筋書き同士を繋げる」ってうのは、単純な作者の構成力次第だとも思います。
多分、本当にわかりやすくて良い話ならば、プロット段階で筋書きをざっと並べても、綺麗に繋がって見えるんじゃないでしょうか。
間を何かで埋めなきゃっていうのは、元からその話が上手く繋がっていない証拠なのかな、という気も。
とはいえそんなに難しい話でもなくてですね。
要は「何を書きたいのか理解して要点を掘り下げていけば、無理に繋げようとしなくても綺麗に繋がるよ」ってことです。

>あと、もう一つなのですが、複数の情報を説明しなければならないとき、どっちを優先したらいいのかわからなくなる時があります。

これに関しては、「わかるように書く」ことさえ出来ればそれでいいと思います。
描写の順番がどうであれ、例の場合は少なくとも「そのキャラが敵に捕まっている」ことがわかればいいので、その順番に違和感さえ無ければそれでOKじゃないですかね。
もちろん「一番自然な順番」を探せたらそれがベストでしょうけど、それは人によって違うものだったりするので、自分の納得するようにさえ書けば、少なくとも間違いではないと思いますよ。

まぁ、こういうことを言うとつい言い切りみたいになってしまうのが僕の悪い癖なので、一応言うとこれは「僕のやり方、考え方」です。
少なくとも自分はこのやり方が気に入ってる、納得がいってる程度のことでしかないので、自分にとってやりやすい手法を見つける糧にでもして下されば幸いです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 書いたプロットから文章を書こうとしても詰まる。書けない。

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元記事:小説書くときの上達方法

自分は長編小説の書き出しを課題で書いているのですが、どうにもうまく書けません。
実際に書きたいシチュや構成の描かれた本を見て、それを真似しながら書いてみてもいいでしょうか。それとも、まずは見ないで独力で書いてみたほうがいいでしょうか。

上記の回答(小説書くときの上達方法の返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 0 投稿日時:

あくまで「上達方法」そのものについて回答するのであれば、手本を用意するのは個人的にオススメだったりします。
とはいえ、「課題でトレースとは何事だ」などとなってはマズいですからね。
僕も、まずは教員に訊いてみたほうがいいかと。
その上で自分で手法を選べる状況なら、上手くできないから手本を求める、というのは全然アリだと思いますよ。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 小説書くときの上達方法

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元記事:読者は対価の約束されていない努力が嫌い!主人公が成功することを冒頭の早い段階で約束し、期待感を煽るべき?

1・なろう系ラノベの読者は対価の約束されていない努力が嫌い!

2・なろう系ラノベのファンタジー世界とは、すなわちゲームの世界である。

3・主人公が能力的に成長していくのは快感である。この際に必要な努力とは、ゲームのレベルアップである。努力と感じさせない遊び感覚の努力。または、主人公(読者)が日常的に行っていたことが、異世界では異常に評価されるような設定が望ましい。

4・1を受けて必要なのは、主人公が成功することを冒頭の早い段階で約束することである。

以上が、私のなろう系ラノベの考察です。
また、これらのテンプレートの肝とは、読者の承認欲求を満たすことです。
(成功が約束される、イコール承認欲求が満たされる)

今回、主に考察したいのは、4についてです。
例を上げてみます。

『異世界支配のスキルテイカー ~ゼロから始める奴隷ハーレム~』 (2015/6/2刊行)

こちらは小説家になろうから書籍化された作品で、30万部以上売れたヒット作です。
この作品では、文庫本の裏側あらすじに

これは1人の少年が後に異世界で≪支配者≫と呼ばれるまでの物語である。

と書かれています。
また、p18という冒頭段階で、

後のトライワイドで《魔王》と呼ばれ、後世に恐れられる一人の男が誕生した瞬間であった。

と、主人公のことを指して述べています。
つまり、主人公が作品世界で最強の支配者となり、絶対の成功をおさめることを約束しているのです。

『宝くじが当たったのでレベル1から聖剣を買ってみる』(2018/2/28刊行)

こちらもなろうからの書籍化作品です。
主人公は異世界でギルドに就職しようとするもステータスが低く、固有スキルである「なんでも装備可能」も就職先から評価されなかったため、ギルドから不採用の通知をもらいまくります。

しかし、宝くじに当たったことから、伝説の聖剣を武器屋で購入します。本来、能力値がオールAでないと装備できない代物でしたが、「なんでも装備可能」のスキルを持っていたため、レベル1なのに聖剣を装備できてしまいます。
ここから、彼の人生の逆転劇が始まるというものです。

p31には、以下のような文章があります。

詳細は分からないが、それでも店主は知っていた。
あの聖剣を持つものが、将来、英雄と呼ばれる存在になることを。
あの少年がやがてその聖剣に相応しい能力を得ることを。

以上、つまり冒頭の早い段階で、主人公の成功を約束しています。

また、実は、少年ジャンプも最近は、主人公が成功することを初めに約束するようになってきています。
以下のカッコはなろうテンプレとの共通点です。『宝くじが当たったのでレベル1から聖剣を買ってみる』のあらすじの構造と比べてみてください。

『僕のヒーローアカデミア』(少年ジャンプ2014年32号より連載開始)の構造

誰しもが特殊な超能力を持って生まれるのが当たり前の世界で、主人公は何の能力も持たない無個性な存在として生まれました。
(負け組、弱い存在、虐げられる存在)

しかし、人々を助ける最強のヒーローであるオールマイトに憧れ、彼のようになりたいと、不遇な立場に有りながら努力を続けてきた。

主人公は、オールマイトから、自分を犠牲にしても他人を助ける高潔な精神とひたむきな努力を評価され、オールマイトの後継者に選ばれる。そして、最強の能力を継承する。
(幸運。チート能力で無双)

主人公は、最強のヒーローから最強のスキルを譲ってもらい、しかも彼から、君は私の跡を継ぐ人間だ! と言われます。

これは成功の確約に他なりません。
成功することが約束されているからこそ、主人公は努力できるし、読者もついてこれるのです。

以上のことから、主人公が成功することを冒頭の早い段階で約束することは、非常に有効なテンプレートだと考察しますが、いかがでしょうか?
異論、反論などを含めて、ご意見を頂戴したく存じます。

上記の回答(読者は対価の約束されていない努力が嫌い!主人公が成功することを冒頭の早い段階で約束し、期待感を煽るべき?の返信)

投稿者 ドラコン : 0

 こんにちは、ドラコンです。先のスレッド「なろう系ラノベに努力の要素を持ち込むのはタブーか?」(https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/counsel/novels/show/1049)のほうに、既に私見を申し上げておりますが、新たにスレッドを立てられましたので、こちらにも私見を申し上げます。

 >1・なろう系ラノベの読者は対価の約束されていない努力が嫌い!
 >4・1を受けて必要なのは、主人公が成功することを冒頭の早い段階で約束することである。

 この2点についてです。「なろう系ラノベに努力の要素を持ち込むのはタブーか?」のほうで、「ライトノベル」に該当するかは微妙だが、「なろう」発で書籍化されて、主人公が努力している例として挙げた、『皇華走狗伝』(宝島文庫、喜多村やすは、2018年)は以下のような特徴でした(なお、ネタばれを含みます)。

 ・副題が「星無き少年と宿命の覇王」。「覇王」とは、副主人公の皇子の宿星。つまり、副主人公が覇を唱える=報酬を得ることを、タイトルで暗示している。またカバーには、「昼行燈の皇子と、地位無き少年がである時、夜を統べる王を目指す戦いが幕を開ける!」と明示されている。

 ・正主人公は、報酬に興味がない。先の「なろう系ラノベに努力の要素を持ち込むのはタブーか?」で、正主人公努力する目的を「暇」と書いた。その「暇」とは、生母と正主人公自身の平穏な生活(正主人公にとって理想の生活は書庫に引きこもっての読書三昧)、生母と父の良好な夫婦関係の維持。父が没して、兄の代になると「見捨てられるのは分かりきっている。(中略)此処で好きな本に囲まれてに気儘に暮らし、気が付いたら野垂れ死にしている位で丁度いいと思っている」とのこと(72ページ)。

 ・ゆえに、現世的・即物的報酬、つまり出世、名声、領地、(副)ヒロインとの婚約・婚姻を受けるのは、努力した正主人公ではなく、全くしていないわけではないが、あまり努力していない副主人公。

 ・正主人公も、正ヒロイン(副主人公の義妹)と結婚するが、それは正ヒロインを宮中での陰謀から一時保護する意味合いが強い。正主人公の初出が17歳、正ヒロインの初出が5歳と12歳差。年齢的には年の離れた兄・妹だが、描かれ方としてむしろ、父と娘。実際、正主人公は正ヒロインについて「本当に好き合ったものを選び、夫婦の縁(えにし)交わし合えるようになるはずだ」(363ページ。ちなみに最終ページは367ページ)と言っている。もっとも、正ヒロインは正主人公を「夫」として認めている(年を考えると、ままごとにしか見えぬが)。

 ですので、努力するキャラ=報酬を得るキャラが同一である必要はないですね。報酬を得るキャラ自身はあまり努力せず、周りの努力で報酬が転がり込んでくる、というのもアリでしょうか。

 この『皇華走狗伝』の正主人公が第1巻限りで得た報酬というのは、「側に居て居心地のよい相手である副主人公との出会い」ぐらいです。出るかどうかも分からない第2巻以降が出れば、成長した正ヒロインと「形式的」ではなく「真の」夫婦になる、軍師として、または表舞台からは引くがプライベートの話し相手として、副主人公の側に居続ける、といった報酬を得るかもしれません。だだ、これは第1巻を読み終えて感じることです。少なくとも、早い段階でそれを感じることはありませんでした。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 読者は対価の約束されていない努力が嫌い!主人公が成功することを冒頭の早い段階で約束し、期待感を煽るべき?

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投稿日時:

元記事:リアルな表現

小説を書く際の表現や物事についてです。

医療行為のシーンで、少しリアルから離れた設定にしようと書いたものが、読者さんから「この設定は現実的に正しくない」と指摘を受けました。
私的にはファンタジー要素で書きたかったのですが、現実寄りに正確に書くべきものと遊んでいいものの区別がいまいち出来ていません。

皆さんは、どのように空想と妄想を書き分けていますか?

上記の回答(リアルな表現の返信)

投稿者 大野知人 : 1

 書きたいジャンルにもよると思いますし、現物を見ていないので何とも言えないことが多いのですが。
 基本的には小説の中の出来事は作者がそうだと断言してしまえば、白いものでも黒くなります。

 もちろん、非現実的なことを言うにはそれなりの論理だった説明や辻褄合わせが必要です。でも、逆に言えばある程度以上に辻褄があっているなら、『リアリティがない』という人間こそが無粋であり、気にする必要がないと思います。
 
 例えば、現実世界が舞台の作品で何の説明もなく『体色の赤いイルカ』が出てきたら、それは説明しない作者が悪いと思います。突然変異なり、特殊な環境に適応したなりの辻褄合わせをしましょう。

 でも、ゲームっぽいファンタジーが舞台の作品において『この薬草を煎じて飲めば、軽い切り傷ぐらいすぐさま塞がるじゃろう』と賢者っぽい人が言うのに対して、『そんな薬草があるかよ!』と言うのはナンセンスであり、読者に対して作品があっていないだけです。作者に責任はないです。

 もちろん、何事にも度合いというものが有るので今示したのは二極になりますが、その線引きを決めておくと迷うことはないでしょう。
 
 そのうえで、『やっぱり不安だ』と仰るのなら、実物を見せてください。そのうえでなら他の意見の言い様が有ります。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: リアルな表現

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投稿日時:

元記事:敵の最重要拠点の立地

拙作の三部作(二部作になるかも)構成の話、その序盤は「空間湾曲が起きて地球の何処かにクソデカワームホールができてしまい、それを通って異次元からモンスターが定期的にこっちにくるのでこれをなんとか塞ぎたい」という目標があります。

今回相談したいのがこの大穴ができてしまった箇所です。
現時点ではクトゥルフやウォッチメンの影響もあってなんとなく南極にできた事にしようとしているのですが、いくらなんでも舞台の日本から相当に遠い事(モンスターが日本に来ている事の不自然さが強まる)や、あと今作のヒロインズの多くが諸事情あってビキニアーマーみたいな装いなのが「いくらなんでも南極でその格好はないだろう」感が出てしまうという懸念もあります。

何か他に良さげな配置はあるでしょうか。

上記の回答(敵の最重要拠点の立地の返信)

投稿者 サヴァ : 0

強いて言えばオセアニア近辺でしょうか。
ワームホールはどこにでも出てくる、場所を固定しないほうが舞台の幅が広がっていい気がしますが。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 敵の最重要拠点の立地

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