「地に足の着いた物語」「地味な展開」は、私自身の作風でもあり、その悩みはとても共感しますね。
まあ、自分が手堅いと思っているだけで、読む人からすれば単に地味なお話なのかもしれませんが。
インパクトを持たせる方法としては、「大きな嘘を、ひとつ吐く」かな、と思ってます。
自分の作風ではやらないような設定やキャラを出して、あとはそれがもっともらしくなるよう、堅実に固めていく。これが、自分好みの作風を維持しつつ、インパクトのある作品にする方法ではないかと、思っています。
まあ、その大嘘が、中々思いつかなかったりするんですけどね。
>「これって自分の持ち味とは違うよなぁ」というキャラクター
これの意味がよく判らないのですが、自分の中にないキャラ、ということでしょうか。
なんだかんだ言って、作品に登場するキャラは、全て自分自身で作り上げたキャラです。なので、知らずしらずの内に、行動原理が似てしまうということがあります。真逆の設定にしているにもかかわらずに、です。
そういう場合は、キャラ設定を構築する過程で、実在の人物をモデルにするといいです。自分の中にない思考、行動をしてくれます。
その際、必要なのは人間観察。「何でこんなことをするのだろう」「どうして怒ったんだろう」と考察することで、幅が広がります。