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タイトル:作品にインパクトを持たせるにはの返信 投稿者: サタン

読ませていただきました。
感想のほうは後日ノベル道場のほうに書きますが、差し当たってお悩みのほうに答えると、
確かに、良くも悪くも 手堅い まとまってる オーソドックス といった印象でした。
こうやって小さく綺麗にまとめる能力も必要な場面では輝くから向いてるジャンルやテーマを書けばハマるとは思う。
例えばほのぼのした日常系とかまったりした静かな話とか。
というのも、そういった話はキャラなり設定なりどれこか一つに特殊な要素を入れて、それを 売り にして物語をはじめ他のものは 特殊な要素 を引き立てるだけで邪魔をしないようにしたほうが見栄えが良いので、「手堅くまとめる」という能力はそういうとこで輝くと思う。

>・登場人物や設定にインパクトを持たせたいとき、どのようなことに気を付けていますか?
インパクトが問題ではない気がするけども、
インパクト、つまり強い印象を残すためには、まあ、計算通りにはいかないけども、落差をつけることじゃないかなと思う。
落差というからには何に対して落差があるのかって話になるけど、それは読者の想像に対する落差。
例えば優しいお姉さんが猟奇殺人鬼でしたとか、仲の良い幼馴染が友達と思ってたのは自分だけだったとか。
キャラクター性の場合は、それこそ手堅く作った上で、一か所だけ極端にズラす。
オズの魔法使いのキャラクターが良い例で、勇気のないライオンとか脳みそが欲しいカカシとか心が欲しいブリキ人形とか。
または、キャラクター相関というかキャラの関係性においてもこういった落差で強い印象を与えることはできるから、キャラ自体は手堅く、関係性を特殊にしてズラすってのもいいと思う。
例えば見習い退魔師と最強の吸血鬼のコンビとか。

展開で言うと、やっぱ予想外のものを持ってくるのが一番強く印象を残せると思うかな。
予想外ってことは既に予想してるものがあるわけで、たぶんスレ主さんは勘違いしないだろうけど一応書いておくと、このときの「予想」ってのは作者の予想ではなく読者の予想だから、「作者が考える予想外の展開」ってのは奇天烈な出来になりやすい。
「読者が予想するもの」をちゃんと書いて用意しといて、それを裏切るのが「予想外の展開」というもの。
やっぱりこれも読者の予想に対する落差が強い印象になると思うかな。

>・「これって自分の持ち味とは違うよなぁ」というキャラクターを動かすときに意識している点は?
難しいな。
自分以外が作ったプロットの場合、機械的に論理的に、こういう指定があるからこう書いておこうみたいな。
そこであまり頑張って 私の味 を出しちゃってもしょうがないし、それは雑味どころか毒になるから。
自分が作ったプロットの場合、そもそもそういうキャラは出てこないかな…
書きたいものを書いてるのに持ち味ではないキャラが出てくるってこと、無い。
どうしても書かなきゃいけない場合は、「このキャラは物語上こういう役目をはたしてくれればいいだけだから」って考えで書いちゃうと思う。

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