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技名口上 (No: 1)
スレ主 ユシ 投稿日時:
ジャンプ漫画や異世界系とか、技名を書いて描写説明しますが
技名とか考えて書いた方がいいんですか?
とある魔術の超能力者達は、わざわざ技名なんて書きませんけど
どっちがいいんですか?
カテゴリー: 設定(世界観)
この質問に返信する!技名口上の返信 (No: 2)
投稿日時:
技名口上の良いところは「短縮」です
例えばですが【シナリオ補正力】という「なろう専門用語」を別の言い回しで言ってみてください。
「運命」?「ルート分岐」?「シナリオ」?「流れ」?
はたまた
「もともと『あるべき運命』が決まっている前提で、それを捻じ曲げようと個人、および集団が奔走した時に発生する不具合および抵抗を力として定義したもの」?
長いねん。細かいねん。面倒くさいねん。
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パンチとかキックとかでいいんですよ。
なんだったら「パリィ」「投げ」とか意味わかんない、言葉で書く必要あんの?
魔法で「ファイヤ」とか「アイス」とか要らんやん?
・・・・いるんですよねー。
いちいち描くのも書くのも面倒な部分を『技名』だけで乗り切れるんですよ。
口上すると、口上者が『それを実行している』と読者にインプットできるんです。楽なんです。
小説は「いかに情報を正確に、読者へ叩き込むか」の戦いですから
技名口上の返信 (No: 3)
投稿日時:
どっちがって聞かれても、作者がどうしたいかって次第だと思うよ。
技名を叫んだりするのは、効果としては プロレスの実況 と同じようなもので見てる人に状況をわかりやすくして「いま盛り上がるところだよ・凄い技を繰り出すよ」と伝える、そんな効果があります。
でも、漫画やアニメと違って小説には地の文があるので、その「実況」は技名を利用しなくとも普通に地の文で実況できるため、さほど重要度が高くありません。
だから、どっちが良いかは無くて、好きにしたら、というレベルの話だと思う。
強いていうなら、地の文があっても技名があったほうがわかりやすいのは確かなので、比較的若い読者層をターゲットとしてるなら技名を出したほうが良いと思う。
「とあるシリーズ」は、二つ名が技名と同じ効果を持ってて、レールガンと呼ばれる少女の必殺技はそのままレールガンでしょう。
で、能力者側はほぼほぼそんな感じで、一方でそういう使用できる能力が固定されてない魔術師側はと言うと、「紅十字のなんたらかんたら」と結構技名(魔術名)を叫んでたりしますよ。
多分、魔術師は使用できる魔術に幅があるので、わかりやすさという意味で表現してるんだと思う。
なので、これは「どうわかりやすくするか」という問題で、例えば能力者は固有の必殺技を一個しか持ってない・一個の特徴に偏った戦闘という場合は とあるシリーズ の二つ名みたいに代用できる。けど、同じように「一個だけの特徴」でもFateシリーズでは技名ってわけじゃないけど名称を叫んでます。
Fateシリーズの場合は、そもそもキャラクターが正体を隠してて必殺技を見て正体が判明するって展開と演出を取ったので技名っぽいのを書く方向にしたんだと思う。
ようするに「作者がやりたいと思ったこと」が優先されて、それを可能にする設定として技名がついた、という話で、たぶん とあるシリーズ も作者は私が分析してみたほど考えてはいないと思う。ほぼ直感でしょう。
技名口上の返信 (No: 4)
投稿日時:
以前からのご質問と(まずい)傾向が同じではないでしょうか。どうしてもインスタントで天下りの「こうすればいい」をお求めの癖が治らない点、大変に危惧します。物語創作に、この基準と手順でやればできる、なんてことは決してありません。
そう心配していると申し上げた上で、ご質問に直接回答するなら「作品を書く前から通用する、一般性のある原則はありません」「技名なんて細かいことは後回し」です。以下、少し説明してみます。
技名を書く、キャラが技名を叫ぶ、いちいち言わないけど技名を設定している等々があるかと思うと、逆に何の技名もないこともある。作品ごとにいろいろあります。どうしてそういう違いがあるのか。作者の各作品での狙い、戦略次第だからです。
技名を書くべきかどうかという原則が事前にあるのではありません。(成功した作品で)技名が書いてあるのは、技名を明示するほうが効果的なように、ストーリー、ドラマを作り、キャラ、世界観等を設定してるからです。物語を作って行ったら技名があったほうが効果的と思った、だから設定したわけです。
つまり「こういうストーリーで、こんなイベントをこういうキャラがこなすとしたら、技名があったほうが効果的だ」と思えば、技名を設定する。技が実在するものを使うなら名前のそのように、架空の技を考案したほうがよいなら、オリジナルの技名を設定し、技の説明も入れる。
文章作品では、それ以外の理由もあるのは分かるはずです。単に「普通の威力で殴る」として、技名を入れることは稀でしょう。「ぶん殴る」とか「パンチ」でいい。「右ストレート」とか書くかもしれませんが、動作まで分かるようにするために過ぎないことが多い。「ワンパンマン」の主人公はほぼ単純な力だけで、技名らしきものは「普通のパンチ」「マジ殴り」とかバカバカしさえ感じるものになってます。
一方、例えば太極拳では技名がやたら物々しい。戦いを描写するとして「搂膝拗步から手揮琵琶の構えを取り、踏み込んで来た相手を攬雀尾で翻弄しておいて、双峰貫耳で動きを止め、玉女穿梭で跳ね飛ばし」みたいになります。全部、事前に技を説明しないと伝わらない(技名があるものはおおむね、単純技を組み合わせた複雑な技・動きになっている上、相手の出ように対する変化も含意している)。
しかし、それだけ技名があることから、例えば戦闘技術体系が相当に高度化している印象が生じます。「北斗の拳」は中国拳法を意識していて、長い歴史があるから強い、みたいなイメージを出すのに成功してます。体格的には主人公と同等以上の敵でも、下っ端は単に棍棒や斧で殴りかかるだけ。敵でも幹部クラス以上になると技名を言って、強さ演出してます。
もっとも「北斗の拳」はコミック(さらにアニメ)ですから、キャラがどういう動作をしているかは見れば分かる。あるいは見せないことで素早さを演出したりもできる。あれを文章でやろうとしたら、大変でしょう。「右の拳で相手の右胸上部を打ち、すかさず左の拳で左胸上部を打ち、さらに右拳で(中略)すると、相手の胸から腹にかけて北斗七星の跡が残ったが、一瞬の出来事で打たれた相手も何が起こったか分からなかった」なんて書いてから、主人公が技名言ったりしてもスピード感台無し、迫力も消え失せます。
作者が読者に何を見せたいか、どこに期待して欲しいか、どう楽しんで欲しいかがまずあり、それが文章ではどう表現するといいかという問題が続きます。思い浮かべたイメージがいいものであっても、文章表現に向かないなら諦めることもしばしばです。技名を設定するか否か、技名を言うかどうか等々の細かい点は、構想から表現までを詰める過程で自然と決まります。細かい点に一般性はありませんから、細かい点を先に決めようとしても無駄ですし、しばしば有害です。
技名口上の返信 (No: 5)
投稿日時:
だって、格好いいじゃないですか。
極論、『何を面白いと思うか』『何が格好いいか』みたいなのがエンタメの醍醐味だと思うので、『短めの技名を叫ぶ→エフェクトの描写→悪役が倒れる』みたいな短くて分かりやすい描写をカッコイイと思う人が多いから、そういうことするんじゃないですか?俺は格好いいと思いますけど。
まあ要するに、『短い台詞+必殺の一撃』の組み合わせが格好いいので、上条当麻の『その幻想をぶち壊す』とか、白井黒子の『風紀委員ですの!』とかもある意味、『技名を叫びながら倒す』に近い物でしょう。
他でも承太郎が『オラオラオラア!』とやって倒れない奴はいないですし(もしくは『そこまでしても倒せない奴』と描写する)、石川五右エ門が斬撃の後に『またつまらぬものを斬ってしまった』と言えば、台詞の後に敵が倒れるのがお決まりです。
要するに、『敵の倒し方・必殺技のテンプレート』みたいなのを用意しておいて、そっからアクションシーンを展開する・そこに収束するようにアクションシーンを作ることに意味があるんじゃないでしょうか? ライダーキックみたいに。
技名口上の返信 (No: 6)
投稿日時:
技を考える時に思うのは動作。逆に技名を考える時は魔法。詠唱からの発動の言葉として使う場合が多いかも。
詠唱がない場合の魔法でも簡単なので言えば、ファイヤー、サンダー、フリーズ等々のすぐ思い浮かべられるものがあります。陳腐にはなってしまいますが、言葉でどんな種類の魔法が使われたか一目瞭然です。
これをそれらしく詠唱を唱えさせて、上記の様な言葉を使わずに、その詠唱によって何が起きているかを描写。最後に魔法の名前。どうなったか、で。もう少し臨場感がでてくるかも。
私は上記の様な感じで使ってます。