鶴田謙二氏、推薦図書。
「これは本物のメイド大全です。階級社会だった時代背景や彼女たちの仕事や生活が余すことなく網羅されています。知りたかった事も、知りたくなかった事も。『ごっこ』はもう卒業でしょう」
本書を読むと分かる意外な事実……?
・メイドは転職を繰り返していた。
・皿洗いしかさせてもらえないメイドがいた。
・おしろいを髪に塗って仕事をする男性使用人がいた。
ハウスメイドから執事まで、英国家事使用人の本当の姿を丁寧に追った、一家に一冊のメイド事典。
メイドと言うのは萌え属性の一つです。主人に奉仕する姿にキュンと来るのです。
しかしその実態を知る人はあまりいません。
貴方は知っていますか。メイドは職場を次々と変えていた事を。
貴方は知っていますか。館にいる男性の全てが接待を専門にしていた事を。
この本はメイドや執事など使用人の事を細やかに書かれています。
メイドと一口に言っても食事を作るコック、掃除をするスカラリーメイド、洗濯を専門に行うランドリーメイドなどがいます。
それぞれの分野についても給料から仕事内容。他の使用人との関係についても詳しく書かれています。
これは著者が同人活動として行っていたヴィクトリアン・メイドについての研究・考察の集大成です。
同人というのが嫌いな人にはオススメできません。
それからファンタジーを書く人にはあまり必要ではないので、リアルに書く人にしか応用がきかないかもしれません。
創作に役立つ資料やハウツー本などは、個人の力ではなかなか探し出せないモノです(涙)。
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