ファンタジー世界に登場するキャラクターの原形となった「歴史上存在する衣裳」を中世のヨーロッパを中心に王侯貴族や騎士、聖職者、商人など職業別に取り上げ、イラストと文章で解説。衣裳の変遷のほか、デザイン、素材、製法の詳細、アクセサリーなどの装飾品も紹介する。
中世ヨーロッパを中心に上は王侯貴族、下は庶民の服装について、衣装はもとより、アクセサリー、武器に至るまで、図解入りで詳しく解説されています。
このため、作品世界の住人の格好をイメージするのに役立ちます。
それに、衣服の歴史について一通り記述があり、巻末の「服飾用語集」は描写の際に参考になります。
また、中世ヨーロッパ以外ではイスラム系の衣装や、日本の鎧武者、戦国大名、女房(十二単)、巫女、中国の唐代女性、清代男性・女性、チャイナドレス、ベトナムのアオ・ザイ、インディアン、アイヌ、アフリカ、イヌイット、モンゴルの衣装も簡単ではあるが、取り上げいます。
残念な点は、以下の通りです。
1、表紙カバーをのぞけば、白黒のため色の参考にならない。
2、中世ヨーロッパが中心になっていうので、それ以外の文化圏が目的なら、割高感は否めない。
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