ハローワークの名前の通り、RPGで登場する各職業の説明です。
ファンタジー世界の住人がどのように生計を立てているのか、と疑問に感じたことはありませんか。そこで役立つ一冊を紹介します。
77もの職業が取り上げられています。主なものは、以下の通りです。
RPGならプレーヤーが操作する職、勇者、戦士、騎士、魔導師、遊び人、ギャンブラー。
物語のカギを握る、国王や姫君、貴族。
将軍、軍師、近衛兵、歩兵などの軍隊関係。
ファンタジー世界はもちろん、実在する職業、執事やメイド、武器・防具屋、道具屋、酒場、宿屋、鍛冶屋、大工、ギルドマスター(職人組合長)、狩人、医者、学者、シェフ。
神官やシスター等の宗教関係。
踊り子、吟遊詩人、旅芸人、占い師の芸能関係。
ファンタジーでおなじみの、冒険者、トレジャーハンター、魔女。
悪役向けながら、作者の扱い方次第で善にもなり得る、暗黒騎士、死霊魔導師。
剣と魔法のファンタジー世界でも、科学分野を扱う、錬金術師、空賊(海賊の空版。空飛ぶ魔物のほか、飛行機を使うこともある)、マシーナリー(発明家)。
解説ではあまり【悪】の印象ではないが【悪】にも出来る、盗賊、山賊、海賊、空賊。
そして、各職業の適性や年収、詳細な職務内容(例えば宿屋なら一日にスケジュール)、スキルアップにキャリアアップ(魔導師から賢者へというような)の仕方まで記されています。
また、ごく簡単ながらエルフ等人間以外の種族や、「世界に広がる魔術の足跡」にも触れられています。
ファンタジー世界の生業について、一通り具体的なイメージを持つことができる一冊でしょう。
欠点として、西洋ファンタジーを前提にしているので、東洋ファンタジーには使いやすいとは言えません。
東洋系の職業も出てくるのですが、武闘家、陰陽師、巫女、忍者、侍ぐらいです(微妙なものとしては、解説が卑弥呼と諸葛孔明になっている霊媒師と軍師がありますが)。西洋系の職業に比べると、やはり数は少ないですね。
あと、「黒魔導師」には違和感がありました。字面からすると【悪】の印象でしたが、解説を読むと【攻撃型魔法使い】です。ちなみに、対をなす「白魔導師」は【回復・補助型魔法使い】です。なお、別項目では僧侶と医者も出てきます。
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