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何がなんでも作家になりたい!
にもかかわらず、小説家の仕事はものすごく誤解されている…… 本の書き方、書けるまで、作家の収入、税務処理、 そして新人賞を確実に受賞する方法など、作家稼業のすべてがわかる本。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 鈴木 輝一郎 1960年岐阜県生まれ。日本大学経済学部卒業。91年『情断!』でデビュー。 94年「めんどうみてあげるね」で第四七回日本推理作家協会賞を受賞。
●何はともあれまず打ちあわせ。 ●書くのはひとりでも作るのはひとりじゃない。 本ができるまで。 ●作るのはみんなでも責任は一人でとる。 本ができてから。 ●小説家の一年、ひと月、そして一日。 2章 転職先としての小説家 3章 小説家のなりかた
作家生活の実態を、隠すことなく赤裸々に公開しています。 作家になりたいんだけど、実際のところ、作家生活ってどんな感じなのだろう? という疑問や不安に答えてくれます。 作家の成り方から、本ができまるまで、税金対策や、自衛手段、編集者とのやり取りなど、 本気で作家を目指す人が知りたい情報が詰まっています。 エッセイ風の文章で、ユーモアを交えながら作家生活についてレクチャーしてくれますよ。 しかし、小説家志望にとっては、なかなか手厳しいことも書いており、 読むと反省させられる部分があります。 まず、作家というのは、かなり厳しい職業であることが一点。 小説家に対して幻想を抱いている場合は、この時点で、かなり凹みます(汗)。 著者の鈴木輝一郎さんは、 自分の本が書店から消えないうちに次の本を出すのがベストだと言っています。 1ヶ月もしないうち、書店から自作が消えるのであれば、 月刊誌に近い速度で書かないと生き残れないようですね(汗)。 さらに、小説家志望には非常識な人が多いと断定し、 その3つのパターンを上げています。 いや、これはまさにその通りかもしれないなぁと、苦笑いたしました。 本気で作家になるのを視野に入れているのなら、読んでおいて損は無い一冊です。
小説の作り方に関しては一切載っていません。 私は小説作法を紹介する本だとばかり思って買って、驚きました(汗)。 著者の鈴木輝一郎さんは、冒頭でこのように述べています。 「小説書き方は、ぼくに教える資格は無い。 でも、小説家がどんな生活をしていて、本ができ上がるまでどういう手順があるか、 そして、どうやればなれるのか、などなど、さすがに十年もやっていれば、 小説家経営の開業から税務関係までわかるし、こういう話は教えられるのである」 購入する場合は、くれぐれもお間違えなきよう。 何がなんでも作家になりたい方は、どうぞ! >>> |
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