最高です!一押し。 | 30 | |
おもしろいです! | 16 | |
なかなか良いです。 | 3 | |
ふつうです。 | 2 | |
イマイチです。 | 21 | |
おもしろくないです。 | 0 | |
買うと損します。 | 4 |
瓦割りの瓦さん(男性・16歳) アサハーさん(男性・15歳)一押し!
「つまらない部活です」ひねくれた紹介文を見て、佐々木一兎は映画部に興味を持った。
家の事情で二カ月遅れの高校生活を始めた一兎は、期待と不安を抱いて部室を訪れる。
そこにいたのは、オモチャの拳銃を持って踊る長谷川志甫と、傍若無人な工藤尾褄。
一兎を「君にはすることがない」と追い返すのだった。
失意の一兎は帰り道、志甫と共に何者かから巨大な武器で襲われる。
彼女を助けたい一心の一兎は“ある能力(パラベラム)”に目覚めて!?
サイコアクション登場。
自分の読んだガンアクションのなかで一番アクション描写がしっかりしていて「どう戦っているのか」が目に浮かんできます。
映画の評論とかも解り易く、「この映画見てみようかな」と思わせてくれます。
極めつけは、魅力的なキャラクターです。
キャラクターの設定もしっかりしていてライトノベルにありがちな、
(自分はよく思うのですが)
「あれ?ここ設定と食い違ってない?」
というのがないです。
すべてのキャラがかっこいい。
最高です。
お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
主人公の佐々木一兎です。
無気力そうな目をしているとか自分で言ってる割にやるときはやる、主人公体質な主人公です。そこが良い。
なにげにヒロインへのツッコミ役になってきてしまっているのも◎
この作品の欠点、残念なところはどこですか?
自分はあまり気にしませんでしたが、
同性愛、主に女の子同士が多いので、そういうのが苦手な人には向かないかも?
キャラクター作りなので自分にはそこも良かったようにも思えます。
自分の日常に退屈を感じている方には是非オススメです!
何より、ガンアクション好きにはたまらないでしょう。
ガンアクションをそれほどに感じていない自分でもかなり楽しめました。
精神を武器とし戦いますが、そのメカニズムを曖昧にすることなく、しっかりと詳細を書いているので何の違和感もなく読み進められます。
恋愛の描写は屈折していて、同性愛のテイストが強いです。
同性愛が苦手な方は嫌悪感を覚えるかもしれませんが、自分は全く気にならず、むしろ楽しめました。
それぞれのキャラの過去は色々と訳有りなので気になって仕方がありません。
作品中では表面的な部分しか明かされていないので、「知りたい!」という思いがどんどん膨らみます。
精神の武器「P・V・F」は重量は数百キロにもなりますが、使用者には一キロぐらいにしか感じられません。
武器を展開すると特殊な力場が働き……詳しくは読んでください!
戦いでは、主に相手神経系などを断ち切り「脳死」にすることで決着がつきます。
これが、肉体的な損傷よりも恐怖を掻き立てるのでゾクゾクします^^;
しかし、登場人物の心理描写では「脳死」にする事をそれほど考えていない印象が強いので、
変に思うかも知れませんが、その素っ気無さがこの作品の持ち味だと思います。
また、作品中のは作者の趣向である「映画」のお話が盛り込まれているので映画好きも必見です。
登場人物「長谷川志甫」の会話ではしばしばネットスラングが登場してくるので、
ネットが好きな人が読むとちょっと感動しちゃったりします^^;
それらを全部ひっくるめて、この作品は、インタレスティング!
お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
絞るのは難しいですが、強いて言うなら「長谷川志甫」
彼女はネットの住人なので、シンパシーを度々感じます。
この作品の欠点、残念なところはどこですか?
映画が詳しくない人が読むと、ところどころで置いてけぼりを食らってしまうので、
そこら辺が気になりますね。
自分は映画好きなので勉強になりますけどね^^;
・かなり好きな小説です。
2015/02/14