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所長もおすすめ! トリニティ・ブラッド
猫宮 梓月さん(女性・14歳) 涼暮月さん(男性・19歳) 夜宵吹雪さん(女性・17歳)一押し!
大災厄で文明が滅んだ遠未来。 異種知性体・吸血鬼と人類の闘争が続く暗黒の時代―― 巡回神父アベルの新たな任務は、 真人類帝国から逃亡中の重犯罪者を女吸血鬼アストのサポートをして追うことだった。 だが、事件の背後には秘密結社ローゼンクロイツの謀略が! 恐るべき陰謀を阻止するため、アベルは海の都を駆ける! 大反響のノイエ・バロックオペラ『トリ・ブラ』 R.A.M.(レイジ・アゲインスト・ザ・ムーンズ)バージョンついに登場! 汝、目をそらすことなかれ。
ヴァチカンの命令でイシュトヴァーンにやってきた。 一時的に神父を名乗って駅に到着したところで美しきエステル・ブランシェと数奇な出会いがある。 しかし、その影には思わぬ策略と陰謀が! 人間とは何か、人間はエラいのか、人間はそこまで復讐で動けるのか? などいろいろと思い立たせる作品だといえましょう。 人間はとても腹黒くて汚いですよ、この作品では。 そもそもこの作品のよさに気付いたのは二カ月前です。 どっちかと言えばR.O.M(Reborn on the Mars)の方が好きですけど。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? カテリーナ・スフォルツァ。 圧倒的存在感と圧倒的人間性。なんかとても優しくていいですよね。 エステル・ブランシェ 一言でいえば美しい。萌えなどの類いではなく、大人として美しい。もうちょっとドジッ子だったら…… やはり異端審問局局長のブラザー・ペテロですよ。 あんな人が家族にいてくれたらな……。 この作品の欠点、残念なところはどこですか? 残念なのは吉田先生がお亡くなりになられたことです(ぐすっ) 続きが読みたいと、その続きをいつも寝る間際に想像しています(笑) 萌えは一切ない。あとがきには萌えろみたいなことを先生が書いていましたけど、 おそらく女性陣へ向けてのことでしょう。(アベルとかその他の男性キャラへという意味で) あとはグロテスク。私は気にしませんが。
本作品には人類と吸血鬼の二つの人種が存在し、敵対しています。 ですが単純に人間と吸血鬼の闘争ではありませんし、必ずしも人間=善、吸血鬼=悪ではありません。 逆に作中によく出てくる政治や宗教の話において、人間の汚さを表現していたりもします。 これからは作品には関係ありません。 そもそも、私がトリニティ・ブラッドを手に取ったのも数ヶ月前に当サイトで、 所長さんが本作品についてお書きになっていたのを拝見し、興味をそそられたからです。 他人の評価を見ただけでも興味をそそられる。 私はそれだけでもトリニティ・ブラッドは良い作品だと実感しました。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? 異端審問局局長ブラザー・ペテロです! 豪放磊落という文字が似合う人物。 かつ敵に対しても温情深い所もあり、大好きです。 この作品の欠点、残念なところはどこですか? やはり、残念なのは作者である吉田直先生が2004年7月15日に亡くなってしまわれたため、 未完のまま終わってしまったことです。 先生のご冥福を深くお祈りします。
宗教を支えに生き残った人類と、異種知性体”吸血鬼”との熾烈な生存競争、 というテーマはずいぶん大風呂敷な話だと思われるかもしれないが、 その分、世界観を補強するための設定・SF考証の細かさは半端ではなく、ページを繰るうち、 その卓抜した文章技術に幾度も驚かされることだろう。 また、そのキャラクター造形の巧みさにも目を瞠るものがある。 アベル・ナイトロードという、訳あり過去あり根性なしのキャラクターを主人公に据えながらも、 実際に物語の語り手となるのは新米シスターのエステル・ブランシェとなっている。 エステルが悩み、傷つくたびに、アベルはそっと手を差し伸べてくれる――。 そんな人間本来のあたたかさ、強さを深く描き出すことにより、 私たち読者はライトノベル的なエンターテイメント性を忘れることがない。 まさに卓越した想像力、膨大な情報蓄積力、知識量だけがなせる技。 吉田直はまことに残念なことに2004年7月に急逝されたが、 私は本作が未完となったことを悲しむつもりはない。 氏が魂を削って書いた物語は、今でも私たちを強く魅了してやまないからだ。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? アベル・ナイトロード、エステル・ブランシェが特にお気に入り。 互いに影響を受け合い、成長してゆく様は感動的である以上にほほえましい。 この作品の欠点、残念なところはどこですか? 吉田直の筆力のなさは少し惜しいところ。 文章技術、つまり、書き出す技術は相当なものがあるが、描写力の貧弱さ、表現方法に難がある。 劇中にやたら仮定法を使いたがるのはやはり語学に詳しい者特有の病気なのか(?)。 世界観のディティールが細かい分、これらは瑕疵とは言い難いかもしれない
交互に読むとニヤリとさせられるようなストーリー展開がすごく好きです。 ささいなセリフも見逃せません。それが後に重要な鍵となる事もあるので…… それに個性のあるキャラクター達も魅力です。 あれだけの人数を書き分けるのはとても難しいと思いますが、 それをやってのけた作者様はやっぱりすごいと思います。 私も物書きの端くれとして見習わなければ…… 作者様が亡くなられたことによって続きは読む事ができませんが、 ストーリーの面白さは保証します!ぜひ一度読んでみてください。 吉田直様のご冥福を祈ります。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? どのキャラも好きですが、 女性ではメアリです。一番あのキャラに共感が持てます。 あと友人には「え〜」と言われたのですが、レオンですね。 アベルを怒鳴りつけるシーンやマタイと戦っているシーンで格好いいなぁ、と思いました。 この作品の欠点、残念なところはどこですか? グロテスクなシーンがあるところです。 私としてはそれがちょっと苦手です。
どこか一癖ある個性的なキャラクターたち、緻密に練られた設定、圧倒的な筆力。 そして、あっさり読者を裏切るストーリーには度肝を抜かれました。 またこの作品には、短編連作であるR.A.Mと長編であるR.O.Mという二つのシリーズがあります。 これは背景世界や主要人物はまったく同じで、 時間軸だけが異なっています(一巻あとがきより抜粋)。 過去での事件と今の事件が組み合わさったとき、 「ああ、これはあのときのことか」とほくそえむこと間違いなしです。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? 全てのキャラが好きなのですが、その中でも特に、 ”ガンスリンガー”が大好きです(本名を明かすと一巻のネタバレになるので)。 彼の「0.〜〜秒遅い」という台詞は格好よすぎ。 あとイオン・フォルトゥナも好きです。 この作品内では珍しい、 いかにも少年(実年齢は少年じゃないけど)といった雰囲気がたまりません。 この作品の欠点、残念なところはどこですか? あえて挙げるとするなら、戦闘シーンがグロいことでしょうか。 抵抗のない人は一巻を読むと「うえっ」となるかもしれません。 モノカキとして見るなら、仮定法が使われすぎている点が少し気になります。 『もしも〜〜だったら今ごろ……』――って、欠点とは言えませんね(汗) 残念なところは言うまでもなく、未完であることです。
異種知性生命体、吸血鬼(ヴァンパイア)と人類の闘争の続く暗黒の時代。 神の代理である教皇庁(ヴァチカン)の派遣執行官、 通称AX、コードネーム“クルースニク”アベル・ナイトロード。その他の多くの個性溢れる面々。 世界の敵と戦うノイエ・バロックオペラ! 略してトリブラ! ゴシックとかカトリックとか銃火器などが好きな人には、本当にオススメの一品!! なんて言うか、キャラの個性もさるものながら、 情景、心理、戦闘、全てにおいて描写の仕方がすごい! 何より、本当に仲間だと思っていた人が、 あっさりと物語の舞台から退場(例えば死別するとか)は本気で予測できません。 何度もだまされました。 ぶっちゃけ角川スニーカーの看板と言っても差し支えないと思います。 時間軸がいまいち理解できないのですが、 文句なしで面白いの一言に尽きます。 吸血鬼の生態、吸血の理由、国家の成り立ち、地域の気候や文化、 銃火器の仕組み、その他の古代技術の兵器などとにかく凝ってます。 キャラクターの名前も聖書に関するものが多いですし、考えてるなぁ、と感心されます。 アニメ化決定しましたが、原作者の吉田直様は2004年の7月にお亡くなりになられました。 この場を借りてご冥福を祈ります。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? みんな平等に好きですが・・・ 特に異端審問局長のブラザー・ペテロさんがかなり好きです。 あとは機械仕掛けの魔術師イザーク・フェルナンド・ケンプファーとか (フルネームで言える人は何人いるんだろう・・・)
誰もオススメしてくれなかったら、自分でオススメしちゃおうかと思っていました(笑)。 トリニティ・ブラッドは、私も全巻持っている上に、 その筆力の高さから文章勉強用の本としても活用しています。 いや、暴露すると、私の小説の文体は、 この作品の著者である『吉田直』さんの影響をかなり受けちゃっているのです。 セリフから地の文から、とにくかく上手い。 深い教養とセンスの末に生み出されたまさに芸術品とも言える逸品ですね(ベタ褒め)。 また、この作品は女性人気も強いようです。 なにしろ、登場人物がみんな美形(笑)。その上、紳士で知的ときている。 吹雪さんは、『機械仕掛けの魔術師イザーク』が好きだとおっしゃっていましたが、 その気持ちはわかりますね。 彼ほどキャラが立っている悪役はそうそういないでしょう。 あの慇懃無礼にして、優雅な佇まい。派遣執行官たちを手玉に取る手管はまさに見事の一言! イザークが出てくる話は、格別におもしろいです。 今回は、どんな悪巧みをしてくれるのかとわくわくしますね(笑)。 私としては主人公のアベル・ナイトロードが一押しですが。 ただ、著者である吉田直さんが急死してしまったために、 シリーズ途中にして未完となっています。 ようやくローゼンクロイツの首領とか出てきて、 これからの展開が気になるところだったに、全くもはや無念でなりません。
まあ強いて言えば、シスターだからというのは大きな要因ですが、何事にも頑張り屋で献身的に主人公、アベルを支えようとする姿勢は、聖母のような慈愛を秘めています。 かといえば、お茶目な要素もあって物語を読むページを捲るのは早くなります。 ・吸血鬼ネタとしては斬新なアイディアにキャラも作りこまれていて、とても面白かった。 作者が死んでしまったのは残念だったけど、一度は読んでみたほうがいいと私は思いました。 ・主人公のアベル・ナイトロードが好き。 過去の過ちのせいで、本気をだしてしまえば、勝負どころか、ワンサイドゲームすることが可能なはずなのにそれを使うことを拒み、あまつは敵すら助けようとする、その偽善。 しかし、それは人一倍、殺した後に残る悲惨さ、そして後悔を知っているからこそできることだと思う。
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その小説、105円で売られているかも…… |
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