ライトノベル作法研究所 |
抗いし者たちの系譜 逆襲の魔王
■ 解説 出逢えて嬉しかった。一瞬で恋したのも本当のこと。その想いに嘘はないから――全身全霊で彼と戦うのだ。 「……参ります」再び邂逅した前魔王・ラジャスを見つめ、統一帝国皇帝・サラ=シャンカーラは、静かに剣を掲げた。 魔王を倒した人間の勇者・サラが、人間世界・魔物世界を統一してから4年。 復讐を誓うラジャスが、サラの前に現れた。 同時に動き出す、サラの命を狙う複数の陰謀。 思惑が錯綜する中、ラジャスとサラは己の道を貫き通す。 ぶつかりあう二つの想いが、選び取る真実とは!? 第17回ファンタジア長編小説大賞審査委員賞受賞作。 逆襲の魔王と謀略の皇帝が織り成すラブ・ストーリー、開幕。 ■ この作品について、熱く語ってください! この作品はタイトルどおり、魔王が熱い作品でした。また沢山の魅力的なキャラが織り成す陰謀、その裏にあるそれぞれの思惑に思わず見入ってしまいました。 ラジャスを想うが故にあえて対等に戦おうとする皇帝サラ、皇帝を快く想わない人間の皇帝暗殺計画、サラに心酔する二人の臣下の思惑、そしてラジャスの復讐。これらが絡み合う中、誰が目的を達するか。 陰謀の中身や何かはあっさりしていた感じもしましたが、主題どおり見事に魔王の復讐劇が描かれており、その点は私のツボでした。 魔王とはかくあるべきです! 断言します! ■ お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? 元・魔王ラジャスですね。彼は位を失ってなお魔王の名にふさわしい男でした。 彼の目的が達成された瞬間はまさに感動的でした。 ■ この作品の欠点、残念なところはどこですか? ラジャスの存在感が異常なほど強く、若干他のキャラクター達の存在が弱いかなという印象を受けました。■ あなたはこの作品についてどう思いますか?(読者投票) |
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アルスラーン戦記
■ 解説 猛勇なる騎士軍団を誇り、不敗の国王アンドラゴス3世が君臨するパルス王国。だが宗教国家ルシタニアの侵攻により、強国パルスはたった一日で滅亡してしまう。 初陣の王太子アルスラーンは、死屍累々の戦場から、からくも脱出、「戦士のなかの戦士」ダリューンや策士ナルサスといったわずかな強者たちと、故国奪還へ旅立つが……! 戦士、魔道士、謎の銀仮面そして妖艶な美女……。 際だつ登場人物たちが織りなす超絶ヒロイック・ファンタジー小説、堂々の刊行開始。 ■ この作品について、熱く語ってください! 銀河英雄伝説の作者が書くペルシャ風異世界戦記。やはりこの作者は戦記こそが面白い。まず読みやすい。盛り上げ方や伏線の張り方が巧く、(素人視点ですが)さくさく読めます。 次にキャラクター。大量にドコドコ出現するキャラクターの嵐。 銀河英雄伝説を読んだ直後に読むと、えっあのキャラクターか!? と思うようなのがでてきたり、そうでなくても視点の移り変わりとは対照的に、綺麗にまとめられた物語はあっさりさっくり楽しく読めます。 ペルシャっぽさを楽しむも良し、無視してキャラクターを見るも良し。 主要キャラクターと悪役の掛け合いにはユーモアがたっぷり。是非ご一読を。 ■ お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? ナルサスっ!はじめ出たとき、彼のヤ○・ウェンリーの生まれ変わりかっ!と思いました。 小姓にエラムがついている辺りがいかにもそれっぽい。 銀河英雄伝説であの人が死んでしまったのが残念でならなく、スケールは小さくなっても感情移入する事が出来ました。 また、万騎長のダリュ―ンとの掛け合いもなおよし。 年金の変わりに絵に固執する所もナイス。 ■ この作品の欠点、残念なところはどこですか? 刊行が遅い。一年に一巻あるかなあいかってご冗談ではない遅さ。幸い先日11巻が出たところ。完結は14巻とかで、7巻ずつの二部構成。 早く出してもらいたいものです。 ■ 一言感想コメント・面白いのですが、個人的には第一部(七巻まで)を推奨。こちらの方が密度の高いストーリーだと思う。 ■ あなたはこの作品についてどう思いますか?(読者投票) |
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その小説、105円で売られているかも…… |
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