匿名希望さんの体験談、2013年09月19日
自費出版専門の×××という出版社に応募した体験談です。
私、実は2度、「短編部門」にエントリーしています。
そして、オチがあります><賞にも落ちたし。
●応募一回目
メールで応募しました。
職場にいる時携帯に電話がかかってきました。
2度ほど延々と鳴ったので皆に注目され、何事? と思いました。
「賞には漏れたけど、短編を数本集めて本にしませんか?」
とのお誘いでした。
自費、ということでホントは数十本あるのに(しかもBL多し)「他に作品がないし仕事が忙しくて無理」――といいのがれしてお断りしました。
私は二次で同人誌をそりゃもう何回も(漫画やイラスト付き小説)作ったことがあるし、その在庫を売りさばくのが大変で最後は結局捨てるはめになるのを知っていましたし。
売る場所と在庫管理が大変なんですよ、自費。結局はすみかを圧迫するしね。
100部を細く半年で売り切ってもちょんちょん。
むしろちょんちょんはいいほうで、島サークルでない限り確実に自腹を切ります。
製本代・参加費・交通費。都内にいても自腹。そしてブームがすぎてゴミ。
それと昔、新聞社や出版社に出入りしていたことがあり、印刷所とデザイナーの絡みも知っていたからコスト計算するとちょっと「高い」。
そして100万も出費するとなると税務署から目をつけられるかも…と思いました。そうすると確定申告が面倒くさくなる…持ち本は資産だから――ということも考えました。
その辺がちょっと曖昧ですね、ここ。買い取ってくれるにしてもその計算はどうなるんだろう――と考えるとむしろ手元にない方が厄介かも…その計算を何年もするのか?怖ッ。
ここで出た「リアル鬼ごっこ」の初版は誤字だらけだったという噂も聞いていたので「ホントに編集がはいるなら校正もかけてくれないのはおかしいなぁ」とも思ってました。
むしろ誤字だらけで綺麗すぎる製本はかえってみっともないと思う…
「感想だけもらえれば」と思ってたのに「評価シート」すらこなかった。
どっちかというとそっちをもらいたかったのです。
意外と参考になるんですよ。「評価シート」のテンプレート。
何度か電話がかかってきましたが、お断りしました。
オリジナルノベルの同人誌なんて売れないし、作るなら印刷所にかけあってもっと安く自分流で作れます。
ネットでダウンロードもろくにされない実力なのは自分が一番よく知ってます。
「思い出」のための美しい装丁なら50冊もあればいいわい。
っていうか友人知人になんて恥ずかしくて配れないし…いらないっ!
――ここまでは皆さんと同じパターンです。
●応募二回目
やめればいいのに懲りずに再びメールでエントリー。
あろうことか中学生?高校生だったか忘れたけど、娘も同じ「短編部門」で応募しており「受賞」のお知らせが郵送で届きました。
実は「私宛」だと思い込み、封を切ってしまったんだよね。娘宛でした。ガーン。
娘「きっと誰にでもとれる『賞』なんだ」とのたまうのですが、私にはなんのお知らせどころか電話すらきませんでした。
――そうとうしょげました。ショボン
しばらく後、暴露しましたが、なかなか言えなかったな…
学生のせいか勧誘の電話はなく、その後「自費出版のお知らせ」が届いただけだったそうです。やっぱ「評価シート」はなし。
そして娘にはこの出版社から時々「言の葉」という小冊子が届きます。
私にはこない。クソ? そういえば一回目応募した時もこなかったよ。
これって実力? 違うと思いたい! その時はまだ発刊されてなかったのさ。
「う?ん、短編だと応募するとこないよなァ」というと
「あそこにでも出せば?お世辞でも褒められると気持ちいいよ♪」
だって…(TдT)
もしかしたら一回目の「お断りの電話」で「勧誘リスト」「受賞リスト」から漏れたと思わなきゃやってられないよ???
でも他の賞にエントリーするために娘の年齢と名を借りるためペコペコしてます。
ああ、情けなかった。
また、応募したらお知らせします。
せっかく東京に住んでいるので今度は名を変えて持ち込みしようかな。
お金を持ってそうな年代なので(ないから応募しとるんじゃ?い)褒め殺されてうっかり自費出版してしまうかもしれません。むしろ正気を失うまで褒められてみたいですね♪
携帯版サイト・QRコード
当サイトはおもしろいライトノベルの書き方をみんなで考え、研究する場です。
相談、質問をされたい方は、創作相談用掲示板よりお願いします。