タイトルに数字を入れるのも、魅力的なタイトル作りのコツの一つです。
例えば『七人の侍』という大ヒットした日本映画があります。
このタイトルに含まれる七という数字……
これには人の想像力を刺激するすらばしい効果があります。
「なぜ七人なのか?」
「七人の侍は、どういう個性の持ち主なのか?」
「七人の侍が何をするのか?」
このような疑問が自然と頭に浮かびあがってしまうのです。
すると、もういけません。
この謎を解消したくて、ついつい中身を見てしまいたくなるのですね。
同じパターンのタイトルにアレクサンドル・デュマ・ペールによる名作小説『三銃士』があります。
これも同様に三人の銃士とはいかなる人物か、彼らがどういった活躍をするのか、自然に興味をそそられてしまいます。
また、『13日の金曜日』というホラー映画があります。
このタイトルを聞くと
「13日に何が起こるのだろう?」
「どうして13日なのだろう?」
という疑問が生まれ、興味を感じてしまいませんか?
また、数字を挙げられると、迫力ある具体的なイメージが湧きます。
『101匹わんちゃん』
『101回目のプロポーズ』
『母をたずねて三千里』
このタイトルでは、ああ、101匹も犬がいるのか! 101回もプロポーズするのか!母をたずねて三千里も旅したのか!
という、強いインパクトを与えることができます。
101という数字も見事なチョイスですね。
ライトノベルでは、ヒット作として、アニメ化もされている『十二国記』があります。
ただし、これ以外には数字がタイトルに入っているラノベで、100万部以上売れたヒット作は、この記事を書いている2013年8月の段階ではありません。ライトノベルにおいて、数字をタイトルに入れるというテクニックがどこまで有効かは未知数だと言えます。
●数字がタイトルに入っているライトノベル
『12月のべロニカ』
『七人の武器屋』
『七姫物語』
『楽園 戦略拠点32098』
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