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元記事:初めての小説で客層を限定したSFの設定を考えているのですが、名誉棄損にならないか不安な設定があります。ご意見、ご感想をよろしくお願いします

こんにちは、代田錠(ダイタ ジョウ)です。初めてこの掲示板に書き込みます。
客層を限定したSFの設定を考えていて、デジタルクローンという技術を題材にした短編にする予定です。
本題に入ります。「こんな設定をネットに載せたら、読者の感情を害することがあるのではないか?」と迷っていることがあります。
「作品の中で『本人と遺族などに無許可で故人(注1※)を人工知能で再現すること』」です。
ここ数日、この設定が頭から離れないのですが、何らかの問題があるとしたら作品にしない覚悟があります。
ここしか相談できそうな場がないです。
ご意見、ご感想をよろしくお願いします。

注1※作品世界の歌手。代表曲は現在から30年前(=作中世界の2010年代)に発表。
その後の時期ではテレビ出演がほとんどない状態だが、新曲も出していた。数年前に60代で病死。
現在でも根強いファンが存在。

【この質問に関する資料:キーワード】
・デジタルクローン
(注※この作品を書くとしたら、読者が特定の実在人物を連想することがないように設定に細心の注意を払うことが必要)

・”親世代の若い頃に発売された歌”が好きな若者
(注※この物語は未来が舞台の作品である)

・許されない人間関係

【この質問に関する資料:時代・舞台設定】
時代設定は未来、「テクノロジーの進歩で、生物に似た構造の機械が安定して生産できるようになった」ころ。
極小サイズの電子機器(コンピューター、センサー、バッテリーなどを兼ねる)で構成される構造の電子機器が珍しくない。
(補足※多くの商業作品で見られる設定「ナノマシン」のようなもの)
変わりつつある科学技術とずっと変わらない人の感性とのズレがトラブルを起こすことがある。

舞台設定は特定の地域に限定しないが、最低限の設定は公共交通機関が使いやすいこと、ライブハウスがあること。

【この質問に関する資料:簡単なあらすじ】
「未来、渋い趣味の若者が、憧れの人物のデジタルクローンを内蔵したアンドロイドと出会ってしまったら?」という短編。
主人公の視点では、小規模なイベント(※出演者は生前の故人と親交のあった人物)に行こうとしていたのに、不謹慎ともとれる出来事に遭遇してしまう。
若者と「故人(の若い頃)を模した電子機器」との人間関係はどんな結末に向かっていくのか

【この質問に関する資料:主人公について】
トキサカ・リン(鴇坂凛)
19歳、大学生。
地方の実家を出て、都会で一人暮らし中。
同年代の女子と普通の交流関係(対面および電子機器ごし)があるが、一番心を許せるのはネットで会話する友人(実際に会う気はない)。
実は音楽の好みが渋い。親世代の若い頃に発表された曲にも抵抗感がない。
本棚の隅には後述のアーティストのCDを収納。ディスクの裏面が経年劣化で剥がれているせいで再生はできないが、当時の品なので彼女にとって思い入れのある一枚。
(※曲の方は公式のところからダウンロード購入して聞いている)
それに関連して、絶対に実現しない夢は「憧れの人(後述のアーティスト。故人)に会うこと」。

【この質問に関する資料:主人公にとっての憧れの人について】
(注※特定の実在人物を連想させない設定にすること)
アンドウ・ユウ
本名は田鶴悠(タヅル・ユウ)
バンド「フライ・バイ・ワイヤ(FBW)」解散後、ソロ活動を開始。
主人公の親が学生だったころ、ドラマ主題歌で有名だった。
主人公の知識によると「繊細な歌声」「独特な視点で日常を切り取る作風」「先輩の影響でシンセサイザーも使用する」という感じ。
実は上の世代のアーティストにも詳しい。上の世代との交流も多かった。
20XX年代では、滅多にテレビに出ないが晩年まで現役。数年に一回新曲を発表。積極的にライブを行っていた。
この短編での現在からみて数年前、病気で急死。

上記の回答(初めての小説で客層を限定したSFの設定を考えているのですが、名誉棄損にならないか不安な設定があります。ご意見、ご感想をよろしくお願いしますの返信)

投稿者 あざらし : 1 投稿日時:

ちょっと整理する必要を感じました。
名誉毀損には刑事と民事があります。
かみ砕くと刑事は『名誉毀損罪の被害に遭ったので容疑者を法に基づいて裁いて下さい』と検察に訴えることです。
こっちに関しては(ご質問からは)特に問題にはならないと思います。

一方で民事は『名誉を毀損されたので賠償金を支払い、名誉回復のために○○の措置をしてください』と裁判所に判断を求めることです。

で、問題になると仮定すると、まず後者の方でしょう。
ぶっちゃけた話し、訴えを起こす側からすれば名誉毀損だけが手段ではありません。
ざっくりと『(遺族が)精神的に苦痛を受けた、精神科に通い診断書もある、日常生活を阻害された。○○○万円を支払い、新聞を使って公的に謝罪しろ』こういう郵便がある日突然、弁護士事務所から内容証明郵便で届くという可能性です。

これは、まずないだろうけど、民事で訴えを起こすことを認められている以上、完全に否定することはできません。
ご質問を読む限りは『モデルとなった人物も一切読者に悟られないように、完全に架空の人物とする』のが良いように思います。

【以下は『なぜ問題になる可能性があるのか』です】
不要なら読む必要はございません。
が、出版社がバックについていない場合(小説ネット投稿)個人に対して起こりえる可能性までは拭えませんので、自衛のために頭の隅っこにでも。

『本当に問題であると読んだ人の多くが感じる』この場合は論外ですが、個人の特定が出来る場合、受け取り方は様々ですよね。
ベストは許可を得ることですが、それが出来ないならば個人の特定ができる書き方は避けるべきだと思いますし、そうしても作品の質を落とさない方法を考えるべきかと思います。

と、いうのもトラブルのネタは思いがけないところから沸いてきます。
ちょっと前までは音楽関係(主に有線)でブイブイいわせてましたが、数年前から著作権全般に目をつけた通称『著作権ゴロ』というのがいます。
私の生業にしている世界で実際にある手口として顧問の先生に「すぐさま連絡を」と聞かされた話しを紹介しておきます。

1)ターゲットに対して、訴えを起こすことが出来る者をリサーチし、特定したAの弱みにつけこむ
2)言いなりにさせたAを通して内容証明を送りつける
3)内容証明に基づき、著作権ゴロが示談を求めてくる

私の仕事でいうと1)は企業ロゴやマーク。これに対して「似てる」というイチャモンを私にでは無く企業に求めます。企業は当然ながら、まずは私に問い合わせるので、その時点で顧問の先生は「呼んでくれ」というわけです。まぁ上手な顧問料セールスという気もしますが、それはそれ。

つまり実際は(全く似てなくても)手段として騒ぎを起こし『訴えることができる立場の人間A』を確保することだけが重要。

流れはこれだけで、目的は3)の示談です。
訴えられた側も裁判をするには金がかかります。
それらにかかる費用と比較して、ちょっとお得に感じる金額を示談金として請求してきます。(ちなみに訴えを無視して裁判所の通知もスルーすると、民事では訴えを認めたことになります。異論を述べないかぎり「その通りです」と認めたことになりますので、訴えられた側は必ず行動を起こす必要に迫られます。要するに裁判に関することを全て自力で解決しない限りは、弁護士を雇うことからスタートです。裁判を続ける限り金がかかる、つまり結構な金額になります)

普通は裁判なんて望みませんので示談で済ませようと心が動かされます。
が、ここで示談に応じて”ちょっとお得な金額”を払うと、翌日には名前と住所がメールで関係組織に幅広く告知されます。

『こいつは金を払うぞ、カモだ』という訳で、交通事故から痴漢被害まで、ありとあらゆる示談で済ませられるようなトラブルが身辺に発生するようになります。
というのも、反社会的な組織も上納金にヒーヒーいってる昨今です。中には電気代の支払いに困るレベルで困窮している反社会的組織もあるそうですから、金になることは何でも目を付けます。(言い方を変えれば無名なほど安全。人気が出ると比例して対策が必要になる)

もしもの時は一回目のトラブルでキッチリ解決できるように弁護士に丸投げを。ゴロが相手なら裁判になんてなりません。あっちも金がかかりますから。
直接関係はありませんし、余計なことで目を汚しましたが、ネットで小説を公開できる時代ですので多少なりとも自衛の知識をと思い書かせて頂いた所存です。

本質的にはお耳に入れたくない雑音にすぎませんので、過度に気にせず、のびのびと書かれて下さい。
執筆応援いたします。頑張って下さい。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 初めての小説で客層を限定したSFの設定を考えているのですが、名誉棄損にならないか不安な設定があります。ご意見、ご感想をよろしくお願いします

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元記事:初めての小説で客層を限定したSFの設定を考えているのですが、名誉棄損にならないか不安な設定があります。ご意見、ご感想をよろしくお願いします

こんにちは、代田錠(ダイタ ジョウ)です。初めてこの掲示板に書き込みます。
客層を限定したSFの設定を考えていて、デジタルクローンという技術を題材にした短編にする予定です。
本題に入ります。「こんな設定をネットに載せたら、読者の感情を害することがあるのではないか?」と迷っていることがあります。
「作品の中で『本人と遺族などに無許可で故人(注1※)を人工知能で再現すること』」です。
ここ数日、この設定が頭から離れないのですが、何らかの問題があるとしたら作品にしない覚悟があります。
ここしか相談できそうな場がないです。
ご意見、ご感想をよろしくお願いします。

注1※作品世界の歌手。代表曲は現在から30年前(=作中世界の2010年代)に発表。
その後の時期ではテレビ出演がほとんどない状態だが、新曲も出していた。数年前に60代で病死。
現在でも根強いファンが存在。

【この質問に関する資料:キーワード】
・デジタルクローン
(注※この作品を書くとしたら、読者が特定の実在人物を連想することがないように設定に細心の注意を払うことが必要)

・”親世代の若い頃に発売された歌”が好きな若者
(注※この物語は未来が舞台の作品である)

・許されない人間関係

【この質問に関する資料:時代・舞台設定】
時代設定は未来、「テクノロジーの進歩で、生物に似た構造の機械が安定して生産できるようになった」ころ。
極小サイズの電子機器(コンピューター、センサー、バッテリーなどを兼ねる)で構成される構造の電子機器が珍しくない。
(補足※多くの商業作品で見られる設定「ナノマシン」のようなもの)
変わりつつある科学技術とずっと変わらない人の感性とのズレがトラブルを起こすことがある。

舞台設定は特定の地域に限定しないが、最低限の設定は公共交通機関が使いやすいこと、ライブハウスがあること。

【この質問に関する資料:簡単なあらすじ】
「未来、渋い趣味の若者が、憧れの人物のデジタルクローンを内蔵したアンドロイドと出会ってしまったら?」という短編。
主人公の視点では、小規模なイベント(※出演者は生前の故人と親交のあった人物)に行こうとしていたのに、不謹慎ともとれる出来事に遭遇してしまう。
若者と「故人(の若い頃)を模した電子機器」との人間関係はどんな結末に向かっていくのか

【この質問に関する資料:主人公について】
トキサカ・リン(鴇坂凛)
19歳、大学生。
地方の実家を出て、都会で一人暮らし中。
同年代の女子と普通の交流関係(対面および電子機器ごし)があるが、一番心を許せるのはネットで会話する友人(実際に会う気はない)。
実は音楽の好みが渋い。親世代の若い頃に発表された曲にも抵抗感がない。
本棚の隅には後述のアーティストのCDを収納。ディスクの裏面が経年劣化で剥がれているせいで再生はできないが、当時の品なので彼女にとって思い入れのある一枚。
(※曲の方は公式のところからダウンロード購入して聞いている)
それに関連して、絶対に実現しない夢は「憧れの人(後述のアーティスト。故人)に会うこと」。

【この質問に関する資料:主人公にとっての憧れの人について】
(注※特定の実在人物を連想させない設定にすること)
アンドウ・ユウ
本名は田鶴悠(タヅル・ユウ)
バンド「フライ・バイ・ワイヤ(FBW)」解散後、ソロ活動を開始。
主人公の親が学生だったころ、ドラマ主題歌で有名だった。
主人公の知識によると「繊細な歌声」「独特な視点で日常を切り取る作風」「先輩の影響でシンセサイザーも使用する」という感じ。
実は上の世代のアーティストにも詳しい。上の世代との交流も多かった。
20XX年代では、滅多にテレビに出ないが晩年まで現役。数年に一回新曲を発表。積極的にライブを行っていた。
この短編での現在からみて数年前、病気で急死。

上記の回答(初めての小説で客層を限定したSFの設定を考えているのですが、名誉棄損にならないか不安な設定があります。ご意見、ご感想をよろしくお願いしますの返信)

投稿者 あざらし : 1 投稿日時:

ちょい言葉足らずだったので追記を。

無用のトラブルを防ぐ最良の方法は、1)が存在しないことです。
企業ロゴなんかの場合は(訴えを起こす立場にある者)それがたとえ倒産寸前の企業であろうと、実質的にペーパーカンパニーであろうとイチャモンをつける余地は完全にゼロになりませんので、これは不可能です。

ところが御作の場合、というか小説の場合は1)が限られてきます。
御作の場合ならば、

>『本人と遺族などに無許可で故人(注1※)を人工知能で再現すること』

本人もしくは遺族ですね。

モデルとなった人物も一切読者に悟られない完全に架空の人物ならば、そもそも1)が存在しない、特定し得ない、故にトラブルを起こしようがないという意味です。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 初めての小説で客層を限定したSFの設定を考えているのですが、名誉棄損にならないか不安な設定があります。ご意見、ご感想をよろしくお願いします

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元記事:宮殿の地図

王宮系小説で出てくる王宮や宮殿の構造を考えるときに参考になりそうな実在の宮殿やお城の地図を紹介して下さい

上記の回答(宮殿の地図の返信)

投稿者 あざらし : 2 投稿日時:

申し訳ありませんが、ちょっとご質問が広範囲に及びすぎてピンポイントで紹介しにくいです。
大きくは二点。
1)国や地域、時代によって様式美が変わる。
2)時の政情によって変わる。

1)は言わずもがな、2)についても防衛機能の有無でかなり変わります。
日本語としての語感でも(城=防衛と権力者の象徴)(宮殿=位の高い人の邸宅)こういった感覚がありますよね。

>実在の宮殿やお城の地図を紹介して下さい

これ自体は簡単です。
現存している城にせよ宮殿にせよ、(その地域が現在平穏ならば)多くの場合は観光地化されています。
現地に行くのに勝ることはありませんが、そういった場所はグーグルのストリートビューである程度の感覚を掴むことが出来ます。

ちょっと探し方の一例を。
【Schloss Schönbrunn Karte】で、ググってみて下さい。
超有名どころ、ハプスブルク王朝のシェーンブルン宮殿が出たはずです。
グーグルならば【画像】を押せば見取り図が出ます。

で、これ。
なんちゃことない、入り口のチケット売り場で配ってるパンフレットです。しかも流石に有名な世界遺産だけあって日本語バージョンも置いてます。

ということで。
超有名どころならば、日本語で検索が可能なこともあります。(上記の例なら【シェーンブルン宮殿 見取り図】で日本語バージョンパンフレットが探せました)
あまり有名でない所でも、(出来れば現地語)英文で検索すれば結構出てくるはずです。

もし中世の城という漠然とした感覚でよろしければ、この手のジャンルで【スティーブン・ビースティ】という有名なイラストレーターがいらっしゃいます。
基本的に児童向けですが、『親と子供が一緒に楽しめる』という点に重点が置かれていますので大人でも十分に楽しめると思います。
和訳されていますので、大きな図書館ならば置いてあると思います。千歳さんが求めていらっしゃる内容が和訳されていないなら、Amazon usaで【Stephen Biesty's】を検索してみて下さい。

もっと学術的な内容を強く求められるなら、図書館で司書さんに尋ねてみられるのが良いかと思います。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 宮殿の地図

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元記事:神視点での小説の成功例

 まず、現在私は三人称多視点の小説を創っているので、この質問は「神視点の小説は読者の混乱を招きやすい」という定説に触れることなく、誰が見ても秀作だと思わせるような神視点の小説への興味、から出たものです。
 ということで、その存在の有無と、「秀作」があれば作品の題名を是非教えてください。興味を持ちましたら、今後読ませて頂くかもしれません。

上記の回答(神視点での小説の成功例の返信)

投稿者 あざらし : 2 投稿日時:

ご質問を拝読し、ちょっと切り口を変えてみます。
流れとして一人称を飛ばせませんので、冒頭で一人称が混じりますがご容赦を。

小説の人称ですが、ほぼ全てが一人称か三人称ですよね。もちろん二人称小説もありますし、実際に名作も存在しますが”極めて特殊な物語”に限られます。

ところが小説以外の物語となると、三人称が基本、というかほぼこれだけです。
映画も漫画も一人称っぽいのは、小説で言うところの三人称単一視点のカメラ位置(ちょい変化)である作品ばかりです。
小説以外で一人称が多数派をしめる物語というと、これも小説の延長線ですがノベルゲーぐらいでしょうか。
それぐらい一人称というのは小説ならではです。

例えば、よくありますが一人称で書かれたラノベをアニメ化したケース。
これもカメラ位置を主体にいえば、アニメ化するために三人称単一視点(っぽいもの)に変化させています。
理由は簡単で、一人称は映像化するのに無理がある。
一応、実際にやった映画もありますのでご紹介を。
【2015年ハードコアhttps://www.youtube.com/watch?v=vP2b4PiXSqQ】
好き嫌いは別にして、観客を主人公と同化しようとする試みですね。

言い方を変えれば『一人称は、一人称で無ければ語れない物語』もあります。
物語での約束事、これを逸脱すると、物語をゆがめて大失敗してしまうケースがチラホラしてきます。
個人的な感想ですが、有名どころでの代表格は【涼宮ハルヒの憂鬱】のエンドレスエイト。(超有名作ですが、今となっては年月も経っていますので、未読・未視聴であれば【エンドレスエイト】でググってみてください。当然ネタバレですので今後楽しむ予定があればお勧めしません)
原作小説では主人公はループする時間を知り得ませんし、読者も物語の結末まで時間が繰り返されていることを知りません。
理由は一人称だから。つまり視点人物が知り得ない情報は読者も知り得ないのが一人称です。
ところがアニメでは、同じ内容を演出を変えて何度も放映するという暴挙をやらかしてます。

視点人物が知り得ないことは、読者もまた知り得ない、という物語の土台にまで手を入れた結果、悪い方に作用した例ですね。
視点が変わるというのは、物語にも変化を与えます。

冒頭より一人称について実例を交えて書きましたが、小説という枠を省いて、物語として見ると、三人称を選択されるというのは自然な展開でもあります。
『三人称多視点』
これは、主人公が知り得ない情報、主人公が不在である場所の出来事、これらを物語に組み込む上で必要になってくる書き方です。
『神視点』
人によって解釈が色々ありますが、心情・内面をベースにすると、心理に自由に立ち入るか、もしくは全く立ち入らないかのいずれか。
これを区別していないと、

>「神視点の小説は読者の混乱を招きやすい」

こうなります。
もちろん他にも様々な原因がありますが、もっとも「やらかしてる」パターンが多いのはコレ。登場人物の心理。
私は単なる読者なんですが、ちょい例を。

主人公太郎くんに、ヒロイン華子ちゃんが予期せぬ告白をするシーン。と、しましょう。
シナリオ風に書くと、
―― 告白シーン
華子、太郎の手を握り、告白する。
こうですね。監督や役者さんが(物語全般と、それまでの関係性を考え)演技をつけます。

これを文章にすると、
1)突然、手を握られて太郎は驚いた。華子は恥ずかしさを押しとどめるように口を開く。
2)突然、手を握られて太郎は口をあんぐりと開けた。華子は恥ずかしさを押しとどめながら言葉を絞り出した。

と、まぁ例文なんで面白み皆無なのはお許しを。
1)は太郎の心理に立ち入った場合。「驚いた」わけです。華子ちゃんは「押しとどめるように」(太郎が)見た。
2)が華子の心理に立ち入った場合。「恥ずかしさを押しとどめた」わけです。太郎は「口をあんぐりと開けた」(華子が)見た。

誰の心理にも入り込まないと、
3)突然、手を握られて太郎は口をあんぐりと開けた。華子は恥ずかしさを押しとどめるように口を開く。

なんか、字面がグチャグチャしますね。
内容も、よく言えばサッパリしている、悪くいえば何も引っかからない。
総括して読みにくい。

両者ともの心理に入り込むと、
4)突然、手を握られて太郎は驚いた。華子は恥ずかしさを押しとどめながら言葉を絞り出した。

混乱というより、いっそ拒否感が出ます。私だって、いくら活字好きでも物語がよほど面白くない限り、もし一般小説でこれをやられたら読めません。
ただ、ラノベの場合『いまからラノベを読む』という心構えがありますので、多少の「やらかし」は許容範囲です。率直には物語の邪魔をしない文章なら読みます。

とりあえず心理面から例をあげましたが、こういう3)や4)を易々とやっちゃう作家さんもいらっしゃいます。

>>「神視点の小説は読者の混乱を招きやすい」

つまり、これは「よほど達者な筆致が無ければ」という条件があります。
ただ『よほど達者な筆致』なだけに、そうでないケースが多数、つまりは定説になっているだけではないでしょうか?

小説で神視点を利用するかどうか。
これも三人称単一視点を基本として、ほぼカバーできるはずです。心理面の問題はシークエンスで視点を切り替えればリーダビリティに影響を与えません。

映画にしろ漫画にしろ、アニメだって物語としての心理面はキャラクターの演技が基本です。モノローグの多様なんて、凡百の手腕ではうるさいだけになっちゃいます。
それでも神視点を利用する作家さんがいらっしゃるというのは、達者な筆致を持った著者がやれば、確かに効果的だからです。
登場人物の内面に踏み込み、その人物の感情に寄り添いながら物語を楽しむというのは、ある種、小説が持つ最も光り輝く魅力です。
人称は物語を主体にして、その物語を最も引き立てる手法が正解なのではないでしょうか。

ということで実例を。
【栗本薫著:グインサーガ】
発行部数3300万部という超有名なベストセラーですね。巻数も化け物ですが、40巻ぐらいまでは(あくまで個人的な話し)夢中になって読みました。
極めてスケールの大きい話しですので、神視点で無ければ、こういった物語にならないという好例かと思います。

文章面でお勧めの著者さんを。
【海老沢泰久著:美味礼讃】
小説としての神視点、の実例ではありません。
というのも基本的にノンフィクション作家さんです。
お勧め作も辻調理師学校の創設者が題材。
あくまで読みやすく、かつ内容の濃い文章を書かれる著者の力量としてご紹介しました。

ではでは、執筆頑張って下さい。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 神視点での小説の成功例

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元記事:ラノベにおけるヒロイン争奪戦

主人公とライバルがヒロインの寵愛を受けようと争奪戦を繰り広げる。二人の男の間でヒロインの乙女心が揺れ動く……。

というのはラノベだと見た記憶がありません。自分はもっぱらラブコメを読んでいるのですが、出て来るのは「おい主人公。お前最近ヒロインと仲いいんだってな? あいつは俺が狙ってんだ。もう近づくんじゃねえぞ?」と言って恫喝や暴力を振るう「障害」という感じのキャラばかりです。出木杉くんみたいなライバルってラノベでは見た覚えがありません。やはりヒロインが主人公以外の男に目を向けるような展開は敬遠されるということでしょうか?(最終的に主人公を選ぶorどちらも選ばないとしても)

上記の回答(ラノベにおけるヒロイン争奪戦の返信)

投稿者 あざらし : 0 投稿日時:

それは多分『男性向けライトノベルだから』ではないでしょうか?

>主人公とライバルがヒロインの寵愛を受けようと争奪戦を繰り広げる。二人の男の間でヒロインの乙女心が揺れ動く……。

物語って色々ありますが「主人公に投影することが楽しむポイントのひとつ」というタイプの物語に多いように思います。
つまりは『複数の男性に言い寄られる』ことを楽しむ。
これを出来るのは女性ですよね。
投影タイプの物語で、男性が楽しめるなら、それはまたちょっとヤヤコシイ話しになっちゃいます。(いや、もちろん個人の自由ですので尊重します、が)

男性向けライトノベルですと、単純にはハーレム。(ドラ猫さんが、そこまで極端な話しをされているとは思っていませんが)
女性向けラノベになると『逆ハーレム』という言葉があるぐらいには、メジャーなパタンです。

個人的に活字依存症ぐらい小説を読みますが、流石に『主人公投影タイプで女性向け作品』までは手を出していませんので実例としてお勧め作品をあげることは出来ませんが、結構多いはずですよ。
漫画でも(好みは別として)【桜蘭高校ホスト部】という有名作がありますよね。あれも主人公は男性として紛れ込んでますが、実質は逆ハーレムタイプかと思います。

男性向けで仰る【二人の男の間でヒロインの乙女心が揺れ動く】というと、漫画になりますが有名作【タッチ】が近いように思います。(もっとも「登場人物の周囲から見て」だけであり、ヒロインは実際のところ初っぱなから主人公に思いを寄せてますが)

ちなみに男性向け、女性向けでもう一点。
かなりの違いがあるのがイラストです。
男性向けラノベの多くは女性のバストが異様に大きい。
女性向けラノベの多くは、ひかえめなバストで、かなりのスレンダー。
斯様に『男性にとっての理想』『女性にとっての理想』と、好まれるポイントは性別に左右されます。

あまり読んでませんが、せっかくですので女性向けラノベでお勧め作品を。(ハーレムは関係ありません。単純に男性が読んでも面白い作品です。読んだ数も少ないので記憶に残るだけの内容、とお考え頂いた方が良いかも知れません)

【雪乃紗衣著:彩雲国物語】
アニメ化もされてますので、有名ですね。
中華ファンタジーです。
【三川みり著:一華後宮料理帖】
これも中華ファンタジーですが、意図して選別したわけではありません。引き出しが狭いのが原因です。
『頑張る女の子!』というひと言で興味が出たら読んで損はないと思います。

ではでは、執筆頑張って下さい。
応援いたします。

カテゴリー : キャラクター スレッド: ラノベにおけるヒロイン争奪戦

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元記事:キャラのセリフの差別化が出来ません。どうしてもセリフが淡白になってしまいます

タイトルが分かりづらくてすいません。
それとジャンルが間違っていたら申し訳ないです。
熱血系、クール系は比較的書きやすいのですが……
自分の場合、キャラの個性に重点を置いてみたいんですよね。
キャラのボイスの脳内再生は出来るのですが……。
書き下ろしてみるとどうもセリフの個性が出ないんですよね。
その際、セリフが淡白なのは割と致命的なんですよね。
!や?……など使っても何か淡白になってしまう気がします。
どうか皆さんご回答願います。
例文があればなお良いです。

上記の回答(キャラのセリフの差別化が出来ません。どうしてもセリフが淡白になってしまいますの返信)

投稿者 t : 0

漫画などは情報としてまず”絵”から入ってきます、小説は文字だけです。
台詞だけを読んでもキャラが何をしているかで精一杯で、例としてあげられているような、熱血やクールだとかを台詞だけで伝えるのはよほどセンスでもないと、大変です。

例としては
「よお主人公(名前を呼んでいる)、気持ちのいい朝だな」
「教室入って朝からお前の顔は見たくなかったわ」
「ちょっと待て主人公。お前どこに座ろうとしている、そこは〇〇さんの席だぞ」
「おおっとすまんすまん、実は昨日△△があってな」
「なんだよ親友であるこの俺も誘ってくれよ、俺がその時間何をしていたと思う?」

みたいな……。
台詞で状況全部説明しようと思っても、読者はなんのこっちゃとなります。
教室で挨拶したとか、違う席に座ろうとしただとか、△△があっただとか。話を追うのに精一杯で、キャラが熱血かクールかまで手が回りません。
こうなると台詞が淡泊に思えてきます。
なので解決策の一つとしては、台詞ではなく地の文の方で、誰かどんな人間かを先に言っちゃいます。


→クラスLINEでたびたび名前があがるわけだが。迷惑系熱血男と小中高と腐れ縁の俺は、人生リセットしたい。美少女とそいつマジで交換できねーかな。
「よお主人公、気持ちのいい朝だな」
「教室入って朝からお前の顔は見たくなかったわ」

少し難しい言い方になるかもしれませんが、
台詞だけでは限界があるので地の文も組み合わせながら、主人公のフィルターから見て彼なり彼女は、熱血やクールだということを最初に伝えるやり方が、まぁよくあるかな、たまにあるかな作者の好み次第です。
台詞相手がどんな人物かを読者が分かっていない段階で、
それっぽいことをたくさん書いても大体スベります。

台詞の個性をだすために、もっと圧力をかける方法はたくさんあるのですが。
漫画になりますが斉木楠雄のψ難で、
熱血キャラがいたらそれが熱血であることがちゃんと読者全員が分かるような、表現がされているかなど、参考になる部分が多くていいのではと思います。
あとは単純に面白い漫画です。
斉木楠雄がどのタイミングで独白を挿入しているのか、それと内容に注目してもらえたらと思います。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: キャラのセリフの差別化が出来ません。どうしてもセリフが淡白になってしまいます

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投稿日時:

元記事:ラノベ主人公の「お調子者」需要

長らくラノベやなろうの主人公が「投影できる事が大事」という言説を聞き、かねてより私はラノベの主な読者層が主人公に自分を投影する感覚というのが分からない事に悩み、では自分が投影できるキャラって何だと自問自答しておりました。

諸々考えてみて、受け手の実像と理想像の程々な織り混ぜのように思え、それが自分なりには何なのかと思ってみると「普段飄々としてたりチャランポランだけど特定の事柄に限っては真面目になる人」でした。
具体例を出すと呪術廻戦の五条悟や進撃の巨人のジーク・イェーガーでしょうか。
前回出たケフカやジョーカーのような「ピエロ系の悪者」という結と比べれば比較的マシな答えになったように思います。

だと思ったんですが、少なくともラノベだと基本大手はクールキャラで、こういう良くジョークや軽口を叩くタイプって見かけないんですよね。
このすばのカズマやリゼロのスバルは比較的性格は軽い方と見えますが、所謂チートでハーレムってなると全滅な気がしています(私が無学故知らないだけかもしれません)
以前こう言った質問をした際にはあくまで設定や表面上の振る舞いそのものはさして問題ではないとの回答も頂きましたが、こう少ないと改めて不安になります。

ラノベやなろうの読者層に「お調子者キャラ」は本当に需要は無いんでしょうか。
また、皆様が最も「自分だと思う」キャラ(自分のでも他人のでも構わない)はなんでしょうか。
いろいろな意見を頂けると幸いです、今回なんとか感覚を掴みたい所なのです。

上記の回答(ラノベ主人公の「お調子者」需要の返信)

投稿者 ごたんだ : 0

全てのものは“体"で出来ている。

“変”は同類と争い、“会”は強敵を求め歩く。

プラスイオンとマイナスイオン…
“聖水”はマイナスイオン水…

最近は、ヒイロより主人公の方がビーストモードな葉がする!

カテゴリー : キャラクター スレッド: ラノベ主人公の「お調子者」需要

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元記事:複数人の思惑が別々に存在し、動機が複雑で、個人の行動原理がはっきりしない話

トランプ大統領が今、関税を全部やめてなにかすると言ったら、たとえそれが100%正しい行動でも、トランプは精神病だ、と言われますよね。

人間は動機に基づいて行動しますが、長期的に見るとチグハグなことをしたりもします。人間というのは、常に首尾一貫した行動をするとは限りません。
それを書きたいです。

登場人物達が動機もなく行動をしないという前提の上で、複雑な人間関係と思惑が重なった結果、誰にとっても望ましくない結果になる、または望外の最良の結果が得られる、というような、人間にとって一番難しい話の一種であるであろう物語の書き方が知りたいです。

たとえば、今の日本政府、先進国の政府は、ほとんど全員自分の国のために行動しているのに、思わしくない方向へ向かっています。これは複数人が動機と目的を別々に持って、それぞれ最善を尽くして行動しているのに、上手く行きません。

しかし、上手く行っていないことははっきり分かっても、なぜ上手く行っていないのか、これまでの歴史で

「ここでこの人がこうしていれば、この国は今よりもずっと上手く行っていたのになあ」

なんてことが分かることはあり得ません。つまりこれは、人間にとって小説の中でも書くのが難しいのです。
しかも、単に動機もなく人間が行動しているだけの話なら、支離滅裂だと笑われてしまいますから、そうなってはいけないのです。

これを書くにはどうしたらいいですか?

上記の回答(複数人の思惑が別々に存在し、動機が複雑で、個人の行動原理がはっきりしない話の返信)

投稿者 代田錠 : 1

複雑な人間関係と思惑が重なった結果、大半のキャラクターにとって望ましくない結果になる小説ですが、
『天冥の標6 宿怨PART1〜PART3』だと思います。
(この作品はエログロ描写が多いのでご注意ください。4巻は特にキツい性的表現だらけなので、そういう表現が苦手な方はおすすめできません)

2015年のパンデミック(命が助かっても一生ウイルスが体に残る)の結果、人類が太陽系に進出した時代が舞台です。

ネタバレになりますが、勢力として、おおまかに
・銀河にまたがって存在する情報生命体A
・銀河にまたがって存在する情報生命体B(パンデミックの元凶)
・太陽系に定住している地球人のみなさん(感染者ではない)
・地球人の感染者団体(劣悪な環境で暮らさざるを得ない)
・集合意識を持つ異星人(集合意識を持った状態では、地球人を超える高い科学技術を持つ)
が存在しています。

前提として、パンデミックの元凶の情報生命体も、地球人が犠牲者を出しながらもパンデミックを抑え込むことに成功したため、「ウイルスで弱い生物を淘汰して自分たちの生態系に組みこむ」という目的を達成できていません。

感染者団体は、大きな会議の場で非感染者との交渉に失敗します。
その後、異星人が密かに感染者団体に接触します。
誤解の末に、感染者団体は異星人のテクノロジーを得て人外になります。
感染者団体のタカ派は、非感染者に、かつてパンデミックを起こしたウイルスを使って、大規模なバイオテロ(人類滅亡寸前レベル)を起こします。
感染者団体の中にも、テロに反対する人々がいて、異星人はわずかな感染症治療薬を完成させましたが、結局バイオテロは止められませんでした。

次の巻は、わずかに生き残った非感染者たちによる壮絶なサバイバルについての話で、これが1巻の内容に続きます。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 複数人の思惑が別々に存在し、動機が複雑で、個人の行動原理がはっきりしない話

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