小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

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元記事:方向性の決め方について

方向性の決め方ってどういう風にしたら良いのでしょうか?
なお、方向性を決めたあとから物語を作るのか物語を決めてから方向性を決めるかならどちらがやり易いでしょうか
皆様の意見をお聞かせいただければ幸いです

上記の回答(方向性の決め方についての返信)

投稿者 t : 1 投稿日時:

こんばんは、なるほど私もよく分かりませんでした。

方向性・物語はどこを目標にしているかで質が変わってきます。
書いた小説はネット連載に投稿するのか、仲間内で読めればいいだけなのか、あるいは新人賞に送るなど。
目標=方向性ではないの? いい疑問です。
私にも分からないのですが、今回のケースでは方向性の後ろに物語とあるので
目標と、方向性・物語は別と考えます。

>>方向性の決め方ってどういう風にしたら良いのでしょうか?
目標を基準に考えます。
読者を意識して書かれていない小説と、新人賞に送る小説では、想定している読者数の桁が違います。そこから方向性・物語に求められる強度を予想します。
いつも自分の最高傑作って大変じゃないですか。
賢く書こうってことです。

>>方向性を決めたあとから物語を作るのか物語を決めてから方向性を決めるかならどちらがやり易いでしょうか

方向性・物語のどちらから手をつけたとしても、物語と方向性はエンドレスリピートの関係になってしまいます。
途中で物語が分からなくなったら、方向性から物語を考えます。
方向性が分からなくなったら、物語から方向性を考えます。
そうしているうちに、ますます物語や方向性が分からなくなっていったり。
もっと良い物語や方向性を思いつくので、物語と方向性は初期の構想からどんどん成長していきます。終わりがありません。
なので最初の目標や締め切りが大切になってくるのではないかと。
そんなことを考えつつ…………。

カテゴリー : その他 スレッド: 方向性の決め方について

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元記事:小説の場面転換のタイミングとは?

苑子と申します。

小説には必ず「場面転換」があると思うのですが、どのタイミングで転換したら違和感を感じずに読めるでしょうか?
いつもそこで悩んでしまい、手が止まってしまいます。

上記の回答(はじめまして。の返信)

投稿者 t : 5 人気回答! 投稿日時:

こんばんは
起承転結や三幕構成などの大きな枠なら、時間経過や効果や演出。
第一話の内容は――、といった文章での場面転換なら
テンポよくを意識すると違和感を感じずに読めます。

テンポよく進めるためにはストーリーを知っておく必要があります。
ストーリーとは目的に沿った行動や文章になっているかです。
上達したら場面転換で悩まなくなったというものでもないので、
どの場面転換を指しているのかよく分からないのですが。

ありがちなケースでは、自分ではあると思っていても、読者から見てストーリーをまったく感じられない作品が多くあります。
すでに苑子様がこの実力でないなら意味のない話になってしまいますが。
最初のうちは過剰なくらい目的を書くくらいの感覚でやって、ようやく読者にストーリーが伝わります。

目的があるということは、例えば目の前の一文が、どれだけ目的に沿った書き方をできているか。もし考えている文章が2つあったなら、どちらの文章がより読者に目的を連想させるかを基準に考えていくと、文章を数値化できるようになってきます。
テンポよく書くためには、数値の低い、つまり目的から遠い文章は削る。
数値の高い文章だけを繋ぎあわせていけば、それがいつの間にか「場面転換」になっていて、スムーズにことが運びます。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 小説の場面転換のタイミングとは?

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元記事:新人賞に応募したいのですが書きたいものが思いつかない…

はじめまして小説家を目指しているi_pです。
中二から小説を書いています。(中学ではちょくちょく)高校に入り時間が多く取れるので春から書いていました。春には書きたいものを書いて満足していたのですが夏ぐらいでしょうか。将来本書いてれば楽しいだろうな。って思ってまぁ、前々からプロになってアニメ化とかしたら面白そうだなとは何度も考えたことがありました。なので思い切って新人賞に応募しようってなり、プロットを考え始めました。ですがプロットが出来上がり書いてみても中盤で話を切ってしまい、そこから毎日ショートストーリーを書いては本を読んで学校に行くみたいな日常になっています。
長々すいません。
どういった作品が新人賞なので求めりられるのでしょうか?オリジナルティなど個性などは良く読みます。
どうやったらこのスランプ気味なものから抜け出せますか?書店には結構足を運びますし本も割と多く読むほうだと思います。
ほんとに書くのも読むのも好きなんですが書きたい送りたい作品が作れません。

上記の回答(新人賞に応募したいのですが書きたいものが思いつかない…の返信)

投稿者 t : 1 投稿日時:

>どういった作品が新人賞などで求められるのでしょうか?
にほんいち売れる小説……。

>書きたい送りたい作品が作れません。
ドラマの主人公ではないので、書きたい送りたい作品なんてものはありません。自分の好きなことを売れるように書きます。

いま楽しく書ける方法がショートストーリーなら、それを長編にアレンジできないかと考えることから始めてみる。
目標を設定し、駄作になっていようが必ず完結させる。
それができたら「人類よ俺様の小説にひれ伏せ」くらいのノリで記念応募や。

やっぱり長編無理だなと途中で思ったのなら、WEB投稿で連載などを選択肢にいれながら、書いたものを成長に繋げていける”仕組み”を考えます。
>どうやったらこのスランプ気味なものから抜け出せますか?
スランプにならない、しかも書けば書くほど結果がついてくるみたいな仕組みを、売上上位のビジネス書でも適当に読んで、これからの参考にされてみては。

真剣にやるにしても、冗談のひとつもいえるくらいの余裕がないと、どの道長続きしないので。
どういった作品が新人賞などで求められるのでしょうか? は当然の疑問なのですが……。プロになるのは難しいと書いてある記事を読んでも、自分には関係ないと思えるくらい、日頃から頭を柔らかくしておきましょう。

のんびり、のんびり、いそぎましょう。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 新人賞に応募したいのですが書きたいものが思いつかない…

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元記事:冷静な強キャラを怒らせる

私が書こうとしている物語で以下の展開があります。

登場人物
主人公A:男
敵女B:大人の女。悪の組織に所属する冷静な悪女。後々ヒロインになる

展開
1:BはAを確実に抹殺するために、念入りに作戦を立てて追い詰める。
2:しかし、すべてを覆され、逆にAに追い詰められる
3:どんなときも冷静なBが失敗に次ぐ失敗で冷静さを失い激昂する

この3なのですが冷静で大物な大人の女が激昂するというのは自分でどうしても違和感があります。Bには最終的にAに屈服してほしいのですが、Bの強キャラ感を残しつつ、Aに感情剥き出しで敗北させるにはどうしたらいいでしょうか?

どなたか教えてください。
お願いします。

上記の回答(冷静な強キャラを怒らせるの返信)

投稿者 t : 0 投稿日時:

そもそもAとBが登場する序盤から勝負にすらなっていなかった。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 冷静な強キャラを怒らせる

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元記事:話の筋を作りながら物語のテーマにぶち当たるまで思いつくままに書いていていいんでしょうか?& アスペルガーの作者がアスペルガーを題材にしていいんでしょうか

どうも竹牟礼です。
「一番合戦 仁」というペンネームでやっています。

紛らわしいのでこちらの名前にすることにしました。

以下長文失礼します。

一つ目の質問です。
僕には小説の師匠がおりまして、 人となりを簡単に説明しますと、 かつて11人体制のプロジェクトを組んで途中で頓挫したという経歴を持つ、そこそこ経験のある現役同人小説家です。
( 現在は神話系の話を書いてるそうです)
そんな彼の指導のもといつも書いているのですが、彼のアドバイスで「本当にこれでいいのか?」と思うものがありました。

別スレッドでも少し書きましたが、「テーマというものは物語の最後でぶち当たるものだからどんどん書き進め。 出来上がったものが面白くなくても話の筋はできているはずだ。 それをたたき台にして推敲すればいい」 というものでした。

僕の作品のあらすじを以下に少しだけ説明させていただきます。

アスペルガー症候群を持つ主人公が七つの種族が治める異世界へワープし、謎の少女を暴漢から助ける。
事情をよく聞いてみると、彼女たちの種族は差別されていて、 村は差別主義者に焼かれて両親も焼き殺されたという。
お兄さんは破壊神の力に取り憑かれていて、各地に災いを振りまいてるという。
そのお兄さんを探しに 二人は旅に出る……、と言うお話です。

そ師匠の言う通り書いてみたのですが、やはり自分の作品が書いていても面白くないし、見ていても面白くないのです。
計画通り進んでいると言えば聞こえはいいですが違和感を禁じえません。
本当にこの書き方でいいのでしょうか?

二つ目の質問です。

(先に断っておきますが僕はアスペルガー症候群の当事者です)

先にも書きましたが アスペルガーの主人公が僕の小説に登場します。

軽々しく表現するべきじゃないことは重々承知しておりますが、ライトノベルの業界では「アスペルガー」という単語が出てきたことは過去一度もないでしょう。
一般文芸を見渡してもそうそうそんなタイトルは見つかりません。
( もしそんなテーマで売れてるのであれば 本に疎い人であっても誰の耳にも入っている筈です)
「発達障害×ファンタジー 」 というジャンルはまだまだ未開拓であり、うまく料理すれば僕にしか作れないとても面白いストーリーになるではないかと僕は分析しました。
いわば諸刃の剣です。
下手くそなものを書いて発表すれば確実に 身を滅ぼしかねないほどバッシングされます。
( 僕はよく知りませんが、筒井康隆のてんかん騒動とか)
少なくとも通常であれば素人や定型発達の人が扱う代物ではありません。

なのに、せっかく主人公は『アスペルガー症候群』という設定にしたのに設定自体を物語に絡めることができないのです。
それ単体でもかなり重い要素なのに、そこに破壊神、人種差別、 と重たくて暗い要素が加わり、作品全体がまとまってないような気がします。

そろそろ質問したいことのまとめへ移りましょう。

1.アスペルガーの作者がアスペルガーの 主人公を出していいのか?
また、アスペルガーの作者が、 実体験をもとにアスペルガー症候群を題材にしていいのか?

2. 「物語のテーマにぶち当たるまで話の筋を掴みながら場当たり的に書いていき出来上がったら推敲する」という書き方でも大丈夫なのか?

色々と書き連ねてきましたが、以上の2点について質問したいと思います。

どうぞお手柔らかによろしくお願いいたします。

補足: 僕は本気でかつて自分にも向けられた発達障害に対する差別や偏見を、他でもない自分のペンによってぶっ壊そうと思ってます。
ですからアスペルガー症候群という症名も バンバン出して行くつもりでいます。
カテゴリーエラー起こしてるのは重々承知です。
そうでなければこの世の中は変わりません。
いくら大人に読まれる内容の本をアスペルガーという題材で書いたとして、 理解するのは大人であり 10代20代に響きません。
そこで感化された大人がいくら動いたとしても、イジメはなくならないのです。
かといって療育の専門家が10代向けに書いた説教臭い教育本なんて、誰も読みはしない。
ならどのようにして彼らに訴えかけるべきか。
答えはただ一つ。
彼らが一番よく目にするライトノベルというジャンルに 発達障害というキーワードを以て一石を投じる必要があります。
僕がそのつもりで書いていることをご了承ください。

上記の回答(amp; アスペルガーの作者がアスペルガーを題材にしていいんでしょうかの返信)

投稿者 t : 0 投稿日時:

熱い文章を読んでいるうちにコメントを書きたくなってしまいました。

座談会を読んでいると、アスペルガーを使った投稿作があったので、ネタとしては毎回それなりの応募数があるんだろうな、だったらプロが出版しているだろうな、調べたことはありませんがそれくらいの認識でしかありません。

1.についてですが、どんどん題材にすればいいです。
それで面白くなって、結果として世間に良い意味で誤解を与えるなら、アスペルガーの使い方が間違っていてもいいと思います。少しくらいの誤差はやむを得ない、それだけ面白い小説を書くことは大変ということです。
実体験をもとにしたアスペルガー症候群を書くことと、エンタメ小説を書くことは、まったく意味が違うことなのですが、同じものとして考えていないか読んでいて心配になりましたが……。

2.「物語のテーマにぶち当たるまで話の筋を掴みながら場当たり的に書いていき出来上がったら推敲する」、
こちらについては、”ただし作者が書いて面白い作品に限る〝、という前提が抜け落ちているように思います。
その方の仰っていることは理にかなっています。
もし我々が異世界転生の物語を書いたとして、ほぼこれだけを書いておけば。
もしこれがテストだったなら80点以上余裕で取れて、読者が大満足する項目があります、それがテーマなのですが。

ひとつの物語を長く書いるうちに、この物語は結局なんだろうか? 作者である自分は何がしたかったのだろうか? と思考がそのようにまとまっていきます。
そのとき人はテーマにぶつかるのですが、普通は誰かに教えられるよりも体験する方が早いです。心苦しい話ですが、頭で理解したつもりになっているのではダメな部分です。
楽しく書ける小説を続けていれば、そのうちテーマにぶつかります。このステージは省略してしまおうとせずに時間をかけて、楽しく小説を書きながら探していかれた方がいいと思います。

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 話の筋を作りながら物語のテーマにぶち当たるまで思いつくままに書いていていいんでしょうか?& アスペルガーの作者がアスペルガーを題材にしていいんでしょうか

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元記事:弱い主人公でストーリーを引っ張っていくにはどんな方法がありますか?

アドバイスを聞かせてください。
ポテンシャルは秘めているものの、それが開花するまでは弱い主人公の作品を書いています。
その設定の作品を読者にストーリーを読み進めさせるにはどんなやり方があるでしょうか?

上記の回答(弱い主人公でストーリーを引っ張っていくにはどんな方法がありますか?の返信)

投稿者 ふ じ た に : 1

パッと思いついたのは、序盤で強い味方キャラに主人公の素質を認めさせる方法です。
その強い味方キャラの最強演出はセットで必要になりますけど、その人に主人公を認めさせたら、最初主人公のレベルが低くても、主人公の素質でピンチを脱するような展開も無理なくできる気がします。

最初弱かった主人公を素質を使って何回か問題解決することにより、徐々に成長させていきます。

物語の最終章くらいで、その主人公を認めてくれた強い味方キャラが敵によってピンチに陥る(又は死亡)するので、主人公の活躍によりその敵を倒せば、強い味方キャラを主人公が超えた感じになって、主人公の成長を読み手は感じられるかなって思います。

あくまで個人の意見ですが、何か参考になれば幸いです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 弱い主人公でストーリーを引っ張っていくにはどんな方法がありますか?

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投稿日時:

元記事:短編を書き上げたのでどなたか批評をお願いします

お初にお目にかかります。
本日、しばらく放置していた短編を最後まで書き上げ、力尽きました。

妖狐、座敷童、ろくろ首の3人が営む恋愛相談所を訪れた女性が過去への執着を切り離す、というような話です。

私が現在気になっている部分は、
・『あやかしが営む恋愛相談所』なのに、語り部の成長がメインになっていて、折角の妖怪成分を活かし切れていない

・わたし自身が学生で、周囲に事務をしている方もおらず、職場の描写にリアリティがない

(ただ、前者に関しては、この3人についてあまりにも掘り下げられなかったので、短編連作にすることも考えています。
その場合、導入としてこの相談所の役割を示すために、このくらいでもアリかな、とも思うのですが…ご意見お待ちしております)

https://novema.jp/book/n1581839

読んでいただけるだけでも本当に嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。

上記の回答(短編を書き上げたのでどなたか批評をお願いしますの返信)

投稿者 手塚満 : 0

正直に申し上げますと、面白いとまでは感じられません。話としてまとまっているようではありますが、強引に持っていった結果のように感じられます。ただ、推敲、改稿すればいろいろ化けそうえです。

が、これで力尽きてしまったということですので、せっかくの叩き台(改良するための試作)が出来たのにという気がいたします。一応の結末まで書き上げたら虚脱感みたいなものが大なり小なり生じますので、一息入れてから、また取り掛かってみてはどうかと思います。

1.御作の概要・特徴

まず御作を概要的に考えてみますと、以下のような物語になっていると思います。

・主人公:彩也子(注:綾子の誤記が2か所あります)
→主人公の抱える問題:自分の存在意義が他人の評価頼り。
・味方:あやかし相談所の妖怪(妖狐、座敷童、ろくろ首)
・敵対者:諒一(恋人)、会社
・物語の傾向・分類
→いわゆる「いい話系」
 →現代ファンタジー
 →勧善懲悪のハッピーエンド
 →成長譚(依存心の克服と精神的自立、断捨離)

分類しやすい感じですので、テンプレート的かもしれません。決して悪いことではなく、受けやすい、改稿しても崩れにくいというメリットがあったりします。

2.強引さについて

全体的には、諒一も会社も(主人公に対して)いかにも悪役に描かれています。しかも終盤に主人公から反撃されると、いともたやすく屈服してしまう。そのためカタルシスに欠け、主人公の成長が感じにくくなっています(「なんだ、敵が情けないだけだったか」みたいな)。

シーンでの強引さですと、主人公:彩也子を相談所に行かせる部分です。普通、チラシ1枚で悩み相談に行くかどうか疑問です。が、それより大きいのが、彩也子がろくろ首を目撃しても、大して動ぜず、逃げもせず、相談所に入って行ってしまう点です。

作者的に主人公が相談所に入らないと話を進められないから、こうしたんだろうと思います。それにより「主人公は妖怪はちょっと驚く程度でしかない」という印象が生じ、「この物語世界では妖怪程度は普通という世界観だろう」と思われるリスクが生じます。

3.冒頭のツカミの弱さ

冒頭から主人公の愚痴(あえてこう言っておきます)が並べ立てられるのも、作者には自然、読者には不自然、強引です。読者からしたら、出だしです。主人公がどういう人物か全く知らない、いわば赤の他人です。赤の他人がいきなり愚痴り出して、興味が持てるでしょうか。逆に、避けたくなりますよね。

でも、最後まで読んでから再び冒頭を読むと、愚痴る理由も分かります。そういう境遇だったんだなと思えば、なるほどな悩みですから。最後まで知っている作者だから、つい冒頭で主人公の自分語りをさせてしまうわけです。

でも、初見の読者には同じ気分は生じません。主人公の気持ち独白ではなく、その気持ちに至る出来事、イベントを見せる必要があるわけです。ですが、その出来事が語られるのが物語半ば以降となっており、この尺でも読者の我慢の限界を超えています。
(主人公の冒頭の愚痴は、相談所でも語られるわけですので、重複でもあります。)

繰り返しですが、主人公:彩也子は出だしでは、読者にとって赤の他人です。その赤の他人に興味を持たせる必要があります。作者さんとて、大多数の読者からすると、未知の作家です。赤の他人が語る赤の他人に興味を持ってもらう覚悟と工夫が必要です。ですので、多くの物語では「冒頭のツカミ」を重視するわけです。

4.展開の不自然さ・操り人形化

御作で仮にツカミが出来ているとします。その続きがダレたら、やはり読んでもらえない。娯楽で読むわけですから、ゲームのほうが面白いと思ったら、読者は御作を放り出してゲームを始めてしまう。

冒頭からようやく話が転がり始めるのが相談所でしょう。既に申しましたが、無理矢理に主人公を相談所内に行かせています。ろくろ首で目を引く効果を狙ったのかもしれませんが、主人公の行動が対応せず、むしろ不自然さを浮き彫りにしています。作者都合で動くキャラ、つまり操り人形になってしまっている。

その後の会社や諒一との関係性、出来事についても、いかにも「こいつらは悪い奴でしょ」と見せびらかすが如きに感じます。主人公にも一応の欠点は与えてある。ミスが多いという点ですね。

5.主人公の欠点を消し過ぎる不利

しかし、ちょっと古典的ですが「ドジっ子」は好感を持ちやすいキャラです。怠惰だからミスするのではなく、一生懸命だけどミスをするから。健気さがありますんで、責めたくない気持ちが生じます(それゆえ、容赦なく責めるキャラは悪役化しやすい)。

主人公は欠点があるようでいて、ドラマ的には非の打ち所がない完璧なキャラであるわけです。こんな善人はいませんよ、みたいな。勧善懲悪にしてもやりすぎでしょう(時代劇の「水戸黄門」みたいに、視聴者からのテンプレ上の要請・期待があるのなら別ですが)。

そう印象付けておいて、主人公が相談所のアドバイス、激励を受けると簡単に一転し、まず会社に反撃して叩き伏せ、諒一も容易く追い出してしまう。どちらも主人公に手も足も出ない感じで描写されてますよね。主人公の強さよりも、敵対者の弱さのほうが印象付けられてしまいます。

6.過保護にされた主人公

相談所の面々もせっかく妖怪という強い特徴を与えられていながら、単に話を聞き、アドバイスするにとどまっている。話をすることで主人公が変わった、という理屈付けだけのために存在してしまっています。主人公は自分で自分を変えられることを打ち出したかったからでしょうか。残念ながら、説得力は生じません。

主人公のハッピーエンドで締めくくりたいとしても、前会社退職後に次の就職を確定させるとか、主人公を守り過ぎです。主人公がきちんと変化できたとしたら、次の職が未確定でも読者が信頼できるように描けるはずです。それには作者が主人公の得た強さを信用し、突き放さないとうまくいきません。

以上を簡潔に言ってみますと、作者が主人公を過保護に扱ってしまっているようです。レールを敷いて、お膳立てして、危険のないように手を出しつつ話を進め、主人公のドラマを殺してしまっています。情けない自分に終止符を打ち、精神的に自立する話なのに、最初から最後まで過保護では主人公は自立したくても自立できません。

7.いい点も多々ある

しかし、「あ、ここはちゃんと調べてあるな」「これはいい運び」というものも、部分的ながら見られます。例えば諒一が彩也子を操る手口。DV事例でときおり見る「4回むごく扱って、1回だけ優しくする」みたいなものですね。こういうのはちゃんと入っていて、諒一のキャラにリアリティを与えています。

こちらでも仰ってますが、会社勤めについてよくご存じではないので、詳しく描写したり、説明したりは避けている点もなかなかのものです。よくある悪い事例は「知らないことほど饒舌」というものです。誤魔化そうとしてつい書きすぎてしまう。御作はそこはきちんと避けていますね。しかし数字の間違いによるピンチとか、大事なポイントはしっかり入れてある。

8.変更案:相談所に行く部分

ベタな案出しで申し訳ありませんが、具体的な例として主人公がチラシを見て相談所に入るまでを考えてみます。

恋愛相談と見て、行ってみる気を起こすから不自然なわけです。しかもチラシ1枚。現代ですと、悩みを相談したくなったらネット検索するとか普通です。他の方法があるのに、チラシ広告を選んでしまっている。

主人公も胡散臭いと思うわけですよね。ところが、『恋に泣くそこの貴女、わたしたちにコイバナしてみませんか?』という胡散臭い宣伝文句を信用してしまっている。

胡散臭くても相談に行く場合はあります。例えばもしチラシに「占い」とあれば、心理的なハードルは下がります。カウンセラーとか相談員となるとなかなか行く勇気が出ないものですが、占い師だと割と気軽に立ち寄る人は多いでしょう。

相談所に行って入る段取りも、御作には既に仕込まれているも同然だったりします。この場の思い付きで、練れてなくて申し訳ありませんが、例えば、ろくろ首が主人公の背後に立つだけで終わらせない手が考えられます。

・主人公が夜道で転んで泣く
→見知らぬ女性(実は買い出しに出たろくろ首)が心配そうに声をかける
→主人公は慌てて立ち上がり、礼もそこそこに去ろうとする(悩みは言わない)
→見知らぬ女性が呼び止め、チラシを渡して行ってみたらと言う
→主人公、地図に書かれた扉の前まで来る
→首無しろくろ首が背後に現れ、主人公が悲鳴をあげる
→悲鳴を聞いた妖狐が扉を開ける
→恐怖でパニックの主人公は妖狐にしがみついて助けを求める
→ろくろ首は首を戻し、「あら、さっきの」と言い、主人公も確認する

みたいな段取りです。こうすると、主人公は(いったん助けを求めた)妖狐を頼る気が起きる雰囲気を出しやすくなります。ろくろ首との関係もスムーズに進めやすくもなり、残る座敷童に警戒しない雰囲気も伴わせることができます。
(文字数制限のため、続く)

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 短編を書き上げたのでどなたか批評をお願いします

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投稿日時:

元記事:創作におけるテーマとしての裏切りを扱った古典や現代の面白い話作品を教えてください

すみません。
自分が言いたいのが厳密に”裏切り”に当たるのかは自信がないのですが、分かりやすくいうと映画スパイダーマンの登場人物間の関係性の変化に見られるやつです。

主人公が尊敬する友の父に裏切られ、友の父もまた仮面を被った主人公に裏切られたと考え、父をスパイダーマンに殺されたスパイダーマンを恨み(裏切られ〜)、みたくなるやつというか、言いたいことがうまく説明出来ないのですが…(汗)。作劇上よくあると思うのですが、どうしても自分の理解が浅くてよく分からないので…(汗)。そういうテーマについて解説してくれている解説本や動画でもドラマでもアニメでも映画でも何でも、ある数だけ教えて頂きたいです。お願いします。

上記の回答(創作におけるテーマとしての裏切りを扱った古典や現代の面白い話作品を教えてくださいの返信)

投稿者 あまくさ : 0

「裏切る」ということについて質問者様ご自身がよく理解できていないと仰っているので、こちらとしても質問の真意が把握できません。
スパイダーマンを例にあげているところから一応私もサタンさんと同しように、「信頼関係にある二人が不幸な経緯や誤解から敵対するようになるストーリー」をイメージされているのかなと思いました。(スパイダーマンは観たことがなく、あらすじだけからの判断ですが)

それは必ずしも「裏切り」ではありません。敵対するとしても双方に正当な理由があり(価値観や立場の違いなど)、お互いに相手の心情や立場を理解したうえで敵対するケースも有り得るからです。
それに対して「裏切り」というのはただの敵対行為ではなく、多くの場合「不意打ち」という要素をはらみ、何らかの理由から不当で卑怯な行為と見なされる場合に言います。

質問者様がイメージされているのは、どちらに近いですか?

なお、後者に近い裏切りを描いた名作として、古典ならば夏目漱石の『こころ』があります。
それから手塚治虫さんの長編には、わりと後者に近い対立を描いた作品が多いかもしれません。あの作者の作品は意外と勧善懲悪じゃないんですね。善が悪に変わったり悪が善に変わったりというキャラの変化を描く名手で、なんとも言えない余韻を残す作品が少なくないですよ。

カテゴリー : 創作論・評論 スレッド: 創作におけるテーマとしての裏切りを扱った古典や現代の面白い話作品を教えてください

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