私自身は、あんまりキャラの容姿は描写しないですね。
そもそも、髪色がどうだとか、瞳の色だとか、胸元にクロスが~だとか、特徴を並べだてるのは、描写じゃなくて、容姿の説明だと思っています。
まあ、そういうのが好きな読者が一定数いますし、描くことが無駄だとは言いません。
ですが、個人的には読み手の立場としても「そんなのいいから、ストーリーを進めてくれ」となりますね。
>また、小説における魅力的なキャラクターって、キャラクター造形がどうのこうのよりも、ストーリーでどのように立ち回るのか、どういう行動を取るのかで決まるものですか?
これは小説に限らず、どんな媒体でも容姿より中身の方が大切でしょう。
「E.T.」という映画はご存知ですか? 少年と異星人との交流の物語です。冒頭、異星人が登場するシーンの印象は、正直キモいです。が、ストーリーが進むにつれ、可愛らしく見えてきます。
これは、容姿が変ったからではなく、少年とのかかわり方が変わったからです。
私は女優の新垣結衣が大好きなのですが、この方は整った顔立ちをしているにもかかわらず、三枚目を演じることもできます。「リーガルハイ」の黛真知子は、見ていてモテないだろうな、と思わせてくれます。素晴らしい演技力ですね。