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ラグナロク―黒き獣
たぐいまれなる能力をもちながら、傭兵ギルドをぬけた変わり者、リロイ・シュヴァルツァー。 そして彼の信頼すべき相棒である、喋る剣、ラグナロク。 二人の行くところ、奇怪な武器をあやつる暗殺者から、けた違いの力をふるうモンスターまで、 ありとあらゆる敵が襲いかかる。 かつてないパワー、スピード、テクニックで、 格闘ファンタジーに新たな地平を切りひらくミラクル・ノベル誕生。 第3回スニーカー大賞受賞作。
この物語の最大の売りは、喧嘩っぱやい脳みそ筋肉な主人公と、 それに対し憎まれ口を叩く相棒のキャラクターだと思います。 逆にこの2人が気に入らなければ絶対に読んでいてもつまらないと思います。 単細胞主人公の独特な思考展開が心地よいです。 憎いなら殺せばいい、というかなり痛い思考展開ですw 既存の倫理観など糞くらえ、という以前に常識的な倫理観を初めから持っていません。 そんな主人公ですが、勇気ある者に対しては優しかったりします。 EXでは主人公を裏切った元○○を殺さないという前代未問の行動に出たりと、 人情にも厚かったりします 次にバトルシーンですが、とにかく戦闘描写が素晴らしいです。 ここまで戦いの状況が想像できる文章はめずらしいです。 著者は映画鑑賞が趣味らしいので、おそらくその影響のおかげで、 ここまで素晴らしい戦闘描写が書けるようになったのだと勝手に推測していますw アクションものが好きな人にお勧めです。 ただ、残酷な表現も多々あるのでそういうのが苦手な人は回避した方がいいと思います。 1行目にも書きましたが、この物語は単細胞な主人公と皮肉屋の相棒が、 ダークワンや凄腕の傭兵と戦っていく物語です。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? 単細胞主人公 : リロイ 皮肉屋相棒 : ラグナロク ダークワンでありながら人間との共存を望む : テーゼ 表面上はいつもにこにこさわやか、心の中で毒舌 : ザント この作品の欠点、残念なところはどこですか? 戦闘描写が多いので、戦闘があまり好きで無い人は飽きます。 特に戦ってばかりの2巻が好き嫌いの分かれる分岐点だと思います。 最初の頃は萌えが皆無です。 後半から意図的に考慮してか萌えキャラが多数出てきます。 ただし、2巻の戦闘地獄を読み、 なおも面白いと思って読み続けてる人のニーズに合ってないような気が… EX(番外編)は主要キャラ過去や本筋にからんだサイドストーリーもあり面白いのですが、 たまに全く本筋に関係ない超駄作があります。 (トラブルメーカーなトレジャーハンターにかき回されるドタバタファンタジー) また、5巻あたりから全員をフォローできるのかと思うぐらい新キャラクターを出します。 作者から話を収拾する気が全く感じられません。 また、旅の明確な目的が無く、冷静に考えると主軸となるストーリーは皆無です。 あくまで単細胞主人公と皮肉屋の相棒が憎まれ口を叩き合いを楽しむバトルストーリーです。
すご腕の傭兵リロイの相棒ラグナロクの視点で描かれてます。 とにかくリロイが強すぎるのですが、事がうまくは運ぶことは早々ありません。 本編だけでも十分楽しめますが、EX.と同時に読んでいったら7巻あたりで、 ものすごくおもしろくなります。 EX.はリロイの過去やさまざまなキャラの過去や本編の裏などが短編で描かれています。 EX.ではさまざまな人物が語りべをしています。 ラグナロクを楽しむ秘訣は、リロイの過去などが書いてあるEX.を同時に読むことです。 本編に裏の出来事や過去の出来事を連鎖させることで面白さが倍増します。 血が吹き出たりあんなことやこんなことがありますが、 そんなのは気にせずに世界観にのめりこめます。 お近くのブックオフなどで100円であると思うので、 お金に余裕のある方はぜひ買って読んでください♪ お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? リロイの前の相棒、ジェイス! 本編では7巻あたりから出ます。EX.ではたびたび出てます♪ この作品の欠点、残念なところはどこですか? 本編だけ読んでもEX.を読んでないと理解できない部分が多少あるところです。
剣戟、銃撃、格闘……などなど、戦闘における描写は随一ではないかと思ってしまうほど。 以下ネタバレが入ります。 しかしそれ一辺倒ではなく、主人公であるリロイ・シュヴァルツァーが、 実は敵対する<闇の種族>の血を引いていたりと、 作品の意外性も十分にあり、戦闘だけで持たせている作品でないことは、 読んでいただければわかります! 一巻は微妙に素人臭い文章ですが(笑)。 お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか? ラグナロクですかね。主人公の剣が喋ってるというところにまずびっくりですが(笑)。 シニカルなものの見方をしてるくせにいざとなると天然なところはかなりツボです。 この作品の欠点、残念なところはどこですか? 執筆速度ですかね。新刊があまりに出ないから目が向かないのでは……
・リロイが好き。容赦ないところ。強い生き方に憧れる。 ・最初に読んだラノベなので印象深い。 格好良かったし、虚構の科学設定も信じたくなるような説明に感じた。 好きなキャラは、語り部の剣ラグナロク。 テンポ良くソリッドな語り口調。兵器であることによる人との感覚のズレ。 傭兵らしい暴力性と人間らしい情を併せ持った相棒リロイとの軽妙なやりとりが良い。 あと最初期に接したライトノベルなので、思い出補正かも。
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