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第13回電撃小説大賞金賞受賞作

世界平和は一家団欒のあとに


 ○読者投票結果
 最高です!一押し。 32
 おもしろいです! 19
 なかなか良いです 2
 ふつうです 0
 イマイチです 2
 おもしろくないです。 0
 買うと損します。 1

ジャンル現代ファンタジー
著者橋本 和也
出版社:電撃文庫(メディアワークス)
発行年月:2007年02月
本体価格 530円 (税込 556 円)
すとれんじているさん(男性) さん(女性・13歳)一押し!

■ 解説                               

 星弓家の兄弟姉妹は、みんな特殊なチカラを持っている。
 彩美。自称運び屋。魔法を自在に操る。
 七美。無敵。宇宙スケールで戦うバカ。
 軋人。生命の流れを思いのままにする。
 軋奈。生命を創り出す力を持っていた。
 美智乃。大食漢。回復魔法の使い手。
 刻人。正義漢。優しいけれど怪力。
 彼らは世界の危機をめぐる事件に巻き込まれ、
 否応なくそれを解決しなければならない星のもとに生まれていた。
 あるとき長男の軋人は自らと世界と妹の、三つの危機に同時に直面するが―。
 世界平和を守る一家が織りなす、おかしくてあたたかい物語。
 第13回電撃小説大賞「金賞」受賞作。


■ 絢さんの書評                         

 まず、設定がぶっとんでます。
 超能力の一家、というのは結構よくあるパターンだと思うんですが、その設定がハンパじゃない。


 お母さんは異世界のお姫様だし、お父さんは高校のとき異世界に召還されて戻ってきた元戦士。
 その他子供達も、人外のような能力を持っています。
 そして無駄にスケールがでかい(笑

 地球を滅ぼそうとする奴らと戦う一家の長男、軋人の一人称で語られます。
 ところどころにユーモアが入っていて、シリアスな部分でもそんなに暗くないような気がします。
 だって、地球を破壊するスイッチが、とってもシンプルで
 「ぽちっとな」って押すような感じのだったりします。

 軋人の過去や、超能力を持つが故の悩みなど、読むところ満載です!
 第13回電撃小説大賞金賞受賞作。



お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 やっぱ七美お姉ちゃん。
 弟を2階から投げ落としちゃうし、考えることはしっかり考えてるし、……なによりキャラが面白いです。
 火星あたりで宇宙人と戦ってたりするのもツボ。

 あらすじには『宇宙スケールで戦うバカ』って書いてあるんですが、ただのバカじゃないです。
 家族思いの優しいお姉ちゃんです。


この作品の欠点、残念なところはどこですか?
 あんまりないです。
 しいていえば、長女の彩美があまりでてこないところ。脇役と化してます。




■ すとれんじているさんの書評                  

 スーパーヒーローの小説、だけど単純なヒーローものではありません。

 「超常」者の「日常」にスポットをあて、あまり戦いらしい戦いを描かず、
 むしろ超能力者ならではの悩みや葛藤などを描き出しています。

 一家のキャラクターや、あちこちに織り込まれたギャグで味付けしつつ、
 少々重い設定も取り混ぜ、コメディだけど少しシリアスでハートフルな作品になっています。


***以下少しネタバレ***
 軋人と軋奈の設定が森鴎外の「高瀬舟」を彷彿とさせます(笑)


お気に入りのキャラはいますか? どんなところが好きですか?
 星弓家の面々は皆魅力的です。


この作品の欠点、残念なところはどこですか?
 絢さんの仰るとおり、兄弟姉妹のなかで長女だけ出番が少ないですね。
 ただ、2巻だと彩美の出番も増えます(代わりに刻人の出番が減りますが)

 ただ一番出番が無いのは、一家の父親でしょう(笑)


■ 一言感想コメント                       

・家族の為に戦う軋人がカッコいいです。


■ あなたはこの作品についてどう思いますか?(読者投票)     

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なかなか良いと思います。
ふつうです。
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