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BIOHAZARD to the Liberty
イギリスで発生した連続婦女惨殺事件は、ジャック・ザ・リッパーの再来として、イギリス国民を震撼させた。 この事件の容疑者として捕らえられたジャック・トランプは、なぜかアメリカへ護送されることになる。 さらに不可解なことに、移送手段にはアンブレラ製薬が所有する大型客船・リバティ号が用意されていた。 その船内には、アンブレラが開発した新型ウィルスが、最適な宿主を待つように眠っていた。 突如、船内になだれ込む米国海軍、ジャックを監視する謎の女。 すべての欲望が交錯したとき、逃げ場のない船上で、一方的な狩りが始まる…。 カプコン公認バイオハザード小説大賞大賞受賞作。
BIOHAZARD小説大賞受賞作。 イギリスで発生した連続女性惨殺事件、通称『ジャック・ザ・リッパー事件』。 その容疑者であるジャック・トランプは、世界有数の豪華客船『リバティ号』で、 アメリカに身柄を護送されることとなる。 しかしその不可解な事態の裏には、アメリカ合衆国政府、 巨大製薬会社アンブレラ社の思惑が潜んでいた。 リバティ号に極秘裏に持ち込まれた新型ウィルス兵器の争奪作戦に巻き込まれた アメリカ合衆国連邦保安官のホセ・ロペスは、 やがて逃げ場のない嵐の海上で真の”恐怖”と遭遇することとなる・・・・。 圧倒的な完成度を誇る、恐るべき一冊である。 この賞の選考委員であった宮部みゆきをも唸らせ、 選考委員に『文学界すべてを通して見てもそうそうお目にかかれぬ傑作』と評された本作は、 単に『BIOHAZARDから派生したオリジナル作品』としてではく、 一個の独立したエンターテイメント作品として完成されている。 おそらくこれ以上のアクション作品は、過去・現在のライトノベル界には存在しないに違いない。 この小説の凄いところは、まずは筆者の確かな筆力が挙げられる。 乾いた筆致でBIOHAZARDの世界観を損なわず、読者を最後まで引きずってゆく点は、 真似しようと思って真似できるものではない。 ページを繰るうち、その文章の随所に作者の卓抜した文章技術が感じられる。 やはり小説は描写力が肝心なのだとつくづく思い知らされるようだ。 さらに、二転・三転するストーリー、ハリウッド大作的な仕掛け(作品の舞台・設定など)も大いに見所だ。 逃げ場のない豪華客船に得体の知れない化け物。 それに対抗できる手段を模索するうち、忘れていた何かを取り戻してゆく二人の主人公。 すべての要素が絡み合い、共鳴し、やがて凪のように穏やかな結末と、 悪夢のようなラストとして結実する。 やはりこれらを見ると、 『この作品を単なる派生作品ではなく、本物のエンターテイメント作品にしてやろう』 という作者の執念がひしひしと感じられる。 私はBIOHAZARD小説大賞『金賞』受賞作品『BIOHAZARD ローズ・ブランク』も読んでみたのだが、 大賞作品が凄すぎてかすんでしまっていた。 とにかく私が推す作品としては、ダントツにお勧めしたい作品である。
彼女はこの物語における最重要キーパーソンである。 彼女がなぜ鍵を握る人物なのかはあえて伏せておく。余計な説明は蛇足というものだろう。
ぜひメディアワークス、ならびにカプコンのBIOHAZARD製作スタッフの方々には、 第二回目の実施を希望したい。
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所長もおすすめ! ファントム
「殺しなさい。あなたが生きるために…」 一人旅でアメリカを訪れた主人公の少年は、偶然にも殺人現場に遭遇してしまう。 しかもその犯人はマフィア最強の殺し屋“ファントム”であった。 一切の記憶を封印された主人公は少女のもとで数々の暗殺術を学ぶうちに、 いつしか組織最高の暗殺者として君臨する。 凶暴で無法な世界に芽生え、銃声と硝煙でかき消されていく純愛の行方は―!? バイオレンスロマンの最高峰、ついに誕生。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
そのゲームのライターがそのまま文庫におろしたので、拝読した作品です。 期待した通りの出来栄えでした。 躍動感・臨場感などあの生きたアクションシーンが、本となり媒体が変わりましたが、 オリジナルの質を落としておらず面白かったです。 重火器の知識は虚淵さんの趣味からきているようで、無論リアリティが在ります。 この方が書く表現は語彙が豊富で飽きません。 話を少し逸らせば、難解な表現が多々ありますが、 虚淵さんの語彙がキワダツと言ったら「鬼哭街」に勝るモノ無しでしょうか。 私はかの有名な中島敦を彷彿させられました。 この「Phantom」は二冊の上下巻に分冊されており、 上巻(アイン)から下巻(ツヴァイ)へと上下で時間軸に二年間の差があるのが売りだと思います。 その理由は登場人物も違えば、中心となる人物が違うといふ事です。 話の先にある浪漫! 燃えますね。実に燃えます。 しかしながら実は私、なんの手違いがあったのか寝ぼけていたのか解りませんが、 下巻から読んでしまった者です。 実体験した結果……別に差し支え無く、普通に読めました。 実証されたように、読者配慮も成されている優れた作品です(笑) キャラ年齢や舞台、ストーリーetc...etc...私にはかなりヒットした作品です。 特にオススメはアクション! これの一点押し! 爆発音などは、フォントを大きくしたりと独特の表現は作品を壊さずに、 見事にアクションのスパイスに成ってます。 個人的に思ったのは、挿絵は綺麗で使い方も巧いです。 他にも賞賛すべき点は多々ありますが、それは是非見て下さい! と思いを込めて言いません。是非見て下さい!
カッコイイですし、特に下巻から高感度がぐぅんぐぅん上がります。 昔はキャルみたいな娘が好きだったんですが、 エレン系の少女キャラに最近メッポウ弱い自分がここに存在してます。 あと具体的にいうなら、 ※ここから先ネタバレです。 上巻任務にてのデートシーン、性格の偽りなど小ネタに釣られました(笑) 下巻においては、健気な女の子キャラで静かに時を過ごそうとしている…… そんな感じもなんとも言えないですね。
ツァーレンシュヴェスタンの面子が文では良く解らないところも、 本で初めて見る人には疑問が残る点だと思います。
この小説を読んで原作ゲームまで買ってプレイしたほどです。 この作品の優れた点は、アクションと恋愛を上手に絡めて、 相乗効果を生みだしているところですね。 ※ここから先は、ややネタバレです。 特にラストシーン近くで、最強の暗殺者ファントムの称号を冠した2人の少女、 エレンとキャルが戦うあたりは、めちゃめちゃ格好良くて燃えます。 これはもー、体験してみなければわからないです! 唯一難点をあげるなら、原作とは違い、 無理矢理丸く収めるハッピーエンドにしていることでしょうか。 そのため、原作の持つ悲恋的な要素が薄れています。 原作を知っていると、最後のキャルの心情の変化がちょっと納得いきませんね。
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ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ
鬼才が挑むロアナプラ異聞! ロックこと岡島緑郎は、日本の商社マンだったが、 南シナ海へ出張中に海賊まがいの運び屋〔ラグーン商会〕のメンツに誘拐された。 あてにしていた会社にあっさり見捨てられた岡島は、 一念発起して改造魚雷艇〔ブラック・ラグーン号〕の見習い水夫に転職。 ダッチ、レヴィ、ベニーらの仲間に加わり、アジアの海を駆けめぐることに……。 血と硝煙の匂い漂う無法者の街ロアナプラを舞台に、手に負えぬ野獣どもが暴れ回る冒険大活劇、 人気大爆発の「月刊サンデーGX」連載作を、 巨匠シナリオライター・虚淵 玄が完全オリジナルストーリーで小説化! レヴィも驚愕の史上“最悪”な刺客どもが、ロアナプラに上陸する!
この街でも名うての運び屋『ラグーン商会』も知らない陰謀、 そしてとんでもない奴等がこの街に上陸する。 大人気漫画をラノべ化したアクション小説。 一言で言うと過激です。 映画の様な臨場感。スピーディーなガンアクション。 漫画家、広江礼威と虚淵玄の最狂タッグ。 銃撃のあとに待つもの、それは拾い上げた命か、それとも死か。 レヴィの目が獲物を捕らえ、一対のカトラスが咆哮する。自分の命に価値を与える為に。 この小説に二言三言は不要。アクション(特に銃モノ)を書きたい人は絶対読むべし!
壊れっぷりが逆にいい、爽快に銃をぶっ放してくれます。 張(チャン)――中国マフィア、三合会の幹部。強くて、愛嬌のあるお方。 バラライカ――ロシアンマフィア、ホテルモスクワの幹部。 原作では恐い人としか思えなかったけど、小説版見て好きになった。まさに姉御! シャドー・ファルコン――小説版オリジナルキャラクター。 前半は謎だらけの忍者。後半はギャグキャラにシフトします。
小説版が初見の人への考慮は一切されてません。 あと、私のお気に入りキャラを見て貰って分かると思いますが、マフィアが結構多い。 つまり裏社会の話です。ってことは暴力表現が多数です。免疫ない人はキツイかも…… 最後に、私に買うか買わないかギリギリまで考えさせられた問題が一つ。 後半の挿絵、たった一枚の挿絵が私に迷いを与えました。 ただ全裸の挿絵ならまだマシ、あの挿絵はそんなぬるいモンじゃありません。 よりにもよってSMって……何故あの挿絵を持ってきたのか、未だに謎です。 おかげで、気まずさのあまり、学校で読めませんでした。朝読書の為に買ったのに! ですが内容は保障します。
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あれ!? その小説、もしかして105円で売られていない? |
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