アイデアはあるが小説が書けない/繋ぎの場面が書けない (No: 1)
スレ主 Salt 投稿日時:
タイトルにも書いた通り、(自分の中では)良いアイデアが沢山浮かびます。ですがそれをうまく文章に出来ません。妄想、というか頭の中では情景やストーリーが映像のように思い浮かべられるのですが、いざ書こうとなると筆が進まなかったり、書けても一行くらいだったりします。
また、重要な転換点や戦闘シーン、盛り上がるような場面は書きやすいのですが、それらを繋ぐ日常のような部分が全く書けません。繋ぎの平坦な部分がないと物語は成り立たないのに、盛り上がりの部分だけしか書けません。
これらは小説の才能がないということなんでしょうか。回答いただけるとありがたいです。
カテゴリー: その他
この質問に返信する!人気回答!アイデアはあるが小説が書けない/繋ぎの場面が書けないの返信 (No: 2)
投稿日時:
むしろそれは才能はあるけれど、経験が足りてない状態に思えます。
小説は読みますか? 映画は? ドラマは? マンガは?
そういった「物語」に充分触れていないので、物語とはどういうものか、というのがわからない状態ではないでしょうか?
もしそうであるならば、作り手になる前に、まずは受け手として経験を積むのが良いのではないかと思います。
人気回答!アイデアはあるが小説が書けない/繋ぎの場面が書けないの返信 (No: 3)
投稿日時:
>アイデアはあるが小説が書けない
情景やストーリーが映像として思い浮かぶのなら、映像的なディテールに惑わされているから書けないということもあるのかなと思った。
モナリザってどんな絵? って聞かれたらまず答えるべきは「微笑する女の肖像画」ってことで、背景に何が書いてあるとか髪型がどうなってるとか左右どっちの手を上に重ねているとかは、たしかに絵から読み取れることではあるけれど些末な情報じゃないですか。読者に最低限伝えなければいけないことが何で、どこからは省略して問題ない細部なのかを意識するといいかもしれない。イメージを言葉で置き換えるのって、ある意味言葉でイメージを切り刻むようなもので、その過程で絶対に情報が欠落するのだけれど、それに臆していたら何も書けなくなる。
ただ、それを踏まえた上で、場面ごとに最適な言葉や表現が選べるかどうかっていうのは語彙力とか表現力の問題なので一朝一夕にどうにかなる問題ではないと思う。たくさん読んだり書いたりしていくなかで少しずつ向上させていくしかない。
>繋ぎの場面が書けない
日常とか繋ぎって考えるから書けないのでは。たとえば桃太郎のハイライトは鬼との戦闘ですが、それ以前のシーンで描かれているのは日常や繋ぎというより"ハイライトに至る過程"です。なぜ桃太郎は鬼と戦っているのか? なぜ桃太郎は強いのか? なぜ犬と猿とキジを家来に従えているのか? これらの説明になっている。
『盛り上がるような場面』についてのイメージがあるなら次に考えるべきは"盛り上がる状況がなぜ発生しているのか"ということ。なぜこの場にこの登場人物がいて、こんな言動をしているのか。極論、それが過不足なく書けているなら戦闘シーンの連続だけでも小説は成り立ちます。
>これらは小説の才能がないということなんでしょうか。
質問ひとつ見ただけで他人の才能のあるなしを判断するような、そんな偉そうなこと言えるはずもないのでこれはパス。
人気回答!アイデアはあるが小説が書けない/繋ぎの場面が書けないの返信 (No: 5)
投稿日時:
>それをうまく文章に出来ません。
にわとりさんが「モナリザの絵」と表現しているけど、言い得て妙な表現で、まさにそれだろうと思います。
もっと直接的に言えば、「モナリザの絵のイメージ」はできるよね。でも描けないでしょ。下手くそな似顔絵と言われてもいいレベルでと思っても多分できないよね。
現状はそういう事でしょう。
背景や右手左手どっちが上かなんてのは些細な情報だしどうでもいいんだけど、「描く(書く)」となったらそれはしっかり描かないといけない。
だのにイメージがないのでそれが描けない。
「イメージはある」と言うけど、それは漠然とした曖昧なイメージで、ハッキリ言って書き始めるだけの材料は揃ってないと思う。
それでも曖昧なイメージで書き始めることは出来るけど、やるとしたら咄嗟に適切な場面を構築できるだけの技術や経験がないとほぼ不可能だろうと思う。
まあ、経験なくても開き直れば出来ないこともないんだけども。
漫画に例えると、長いストーリーの中の1コマ2コマの「絵」だけがイメージとして浮かんでるに過ぎなくて、それを成立させるネーム、まあようはプロットですね、これがイメージできてるわけじゃないんですよ。
だから書けないのは道理で、そのふわっとしたイメージはストーリーのイメージではないんです。
そしてそれは、
>繋ぐ日常のような部分が全く書けません
こちらの悩みにもリンクしています。
何故かというと、「物語」がイメージできているのなら、それを組み立てれば良い話で、書けないなんてことはありえないからです。
例えば「誘拐犯に幼女が拉致される」「誘拐犯には事情があって幼女の日常で距離が縮まる」「誘拐犯は追い詰められて幼女と別れ、普通の生活に戻る」というプロットがある場合。
そういうイメージはあるけど真ん中の「日常」が思い浮かばない、という事ですよね。
でもこれ、要約すると「誘拐犯に幼女が拉致される」というのは物語の切っ掛けなだけで、「元の生活に戻る」というのはオチなわけで、「幼女と誘拐犯の距離が縮まる」という部分が内容なわけですよ。
つまり、ストーリーは「幼女と誘拐犯の距離が縮まる」という内容の事で、それが思いついてないんだから「全く書けない」のは当然でしょう。
このストーリーは言い変えれば「幼女と誘拐犯の奇妙な生活」が個性になるので、「わがままな幼女に手を焼く誘拐犯」とか「誘拐犯が幼女の境遇に感情移入する」とか、そういうストーリーがないと面白くないし書けない。
おそらくは、そういうストーリーを「日常」とレッテル張りして横に置いてるために、思いつかないのだろうと思います。
そりゃ「日常」ではありません。
「誘拐犯が幼女の境遇に感情移入する」というストーリーだとすると、当然のこと「幼女の境遇」や「感情移入するだけの誘拐犯の性格」や「その境遇を吐露できる展開」を用意することになるので、そもそも「繋ぎ」なんてものでもありません。
戦闘シーンAから戦闘シーンBまでやることがないから繋ぎで日常シーンを入れる、なんて考えでいたら、その日常シーンには中身がないので書いてても面白くないし読んでても面白くないです。
そんな繋ぎのシーンは不要です。やることないならさっさと戦闘Bへ展開させてしまったほうが良い。
いやいや、その日常があるから戦闘が盛り上がる構想なんですよ、という場合。
つまりはその構想が出来てない、という事でしょう。
重要な場面は思いつく、と言うけども、まあ、これは持論でしかないのだけども、「重要じゃない場面」というのは「別の内容に入れ替えることが可能な場面」のことで、展開自体に重要じゃないものなんて一つもありません。
「幼女の境遇」は同情の余地がある内容なら何でも良いので、重要ではないです。でも、「同情の余地がある内容」というのは絶対だし、それ自体は重要な事です。
そうした事を考えずに「日常の場面」と一括りにして漠然と「こんなシーン」と考えているために思いつかないのであって、内容が決まってない状態なので思いつかないのは道理です。
そして、その日常シーンが関係して戦闘が盛り上がる構成にしてるハズなのに、肝心の日常シーンを捨て置いてる状況なので、そりゃ構成自体がフワッとしてて「イメージが出来てない」としか言えないのではないかと思う。
……そもそも「日常があるから戦闘が盛り上がる」のなら、その日常が思いつかないのはおかしいんですよ。
例えば「戦闘でヒロインが重症を負う」という内容であるなら、前もって「ヒロインはめっちゃ強いし負けるわけがないよね」ってシーンを作ることになり、それがスレ主さんの言う「日常」に相当するので、戦闘シーンは思いつく、つまり「盛り上げる要素」がわかってるなら「日常」も思いつかないとおかしい。
つまりは、最初に戻って「モナリザ」の漠然としたイメージがあるだけで、それを組み立てるイメージが出来てない。というのが問題点として推測できるかなと思う。