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ポコさんの返信一覧。最新の投稿順2ページ目

元記事:ストーリー先行型と教わりました。の返信の返信の返信の返信の返信

手順ですか。

まず、物語を考え始める最初の取っ掛かりはいろいろですね。車を運転している時とかに、クライマックスの1シーンとか冒頭の文章とかがふいに思い浮かんだりします。

後は、お題があるやつ。
最近は私事が忙しいので本腰を入れて執筆する時間がなかなか取れないのですが、このサイトの姉妹イベントの競作企画に参加することは時々あります。(いまやっている企画は参加していませんが)
例えばかなり前の企画のお題に「前門の虎、後門の狼」というのがあって。それから連想して「敵だと思っていたキャラが実は味方、味方だと思っていたキャラが実は敵」というストーリーにしてみようと考えました。
そういった断片的なイメージや方針から、それだったらどういう感じのストーリーにするとマッチするだろうと考えていきます。

それと、私はラノベを書く場合はアニメを作るつもりで考えることにしているんですね。別にアニメ化を狙っているとかじゃなくて、イメージしやすいからです。上のような感じである程度ストーリーの骨格が見えてきたら、その中でどんなキャラを動かしたら映えるだろうというのを作画のイメージで想像してみます。

私は絵を描くのもわりと好きなのですが、そのせいか絵的にマッチするかどうかを想像すると考えやすいんですよ。で、この時点でキャラを絵柄で思い浮かべ、時には何か喋らせてみたりするので、どんな性格なのか何となく分かるんです。

こんな感じで主人公・ヒロイン・悪役、どんな世界観なのか、その中で主人公は何がやりたいのかなど。そんなことがボヤっと固まってくるので、そこから先は三幕構成などのプロットテンプレートに落とし込んで細かいストーリーを整えます。まとめるのはパソコン上で、Excelを使うことが多いです。

だいたいこんな感じで作ってるかな?

ああ、それと。
ちょっと不思議なことが一つ。他の人がどうかは分かりませんが、私の場合、なぜか午前4時という時間が一番よいアイデアが思いつくんです。
いくら考えても思考がまとまらない時ってあるんですね。そういう時は、一旦考えるのをやめて忘れてしまいます。で、ほっぽっとくと、なぜか2~3日後くらいの午前4時頃に急に目が覚めてアイデアが思いつくことがあります。その後は完全に目がさえてしまうんで、寝不足になってしかたがないですけどね。

……なんかねえ。質問されたから一応私はこういう感じにやってるというのを書きましたけど、こんなの参考になりますかね?
三幕構成に落とし込んで云々から後の流れはわりと教科書的にやれるのですが、そこより前はかなり曖昧でいい加減ですよ。ただ、キャラとストーリーを一緒に考えるということはその曖昧な脳内作業の時にやっているみたいです。
キャラブレを防ぐための処理については、キャラクターシートまでは作りません。プロットテンプレートの中で、主人公の目的と障害を確認するなどして整えています。
あと、キャラをアニメ的に造形している効果。例えば、この女の子は主人公に素っ気なくするけど実は好きなんだろうというようなフラグがあるじゃないですか。そういうテンプレを押さえておけば何とかなるんじゃないかと。ずるいかもしれませんけどね。

上記の回答(ストーリー先行型と教わりました。の返信の返信の返信の返信の返信の返信)

スレ主 ポコ : 0 投稿日時:

あまくささん、返信有難うございます。
マイペースにやっていけば、自分のやり方
が見えて来る様子ですね。コツコツ
頑張ります。

カテゴリー : キャラクター スレッド: ストーリー先行型と教わりました。

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元記事:ストーリー先行型と教わりました。の返信

私は物語を先に考えるけど、「完成した物語」を作るんじゃなくて、プロトタイプを先に作ってるだけのような形です。
キャラクターの行動が実際読者が読む「物語」の部分になるので、これを指して「先に物語を考えてる」と言ってるわけではないです。

だからつまり、「主人公は復讐するため旅をする」ってアイディアで話を考えると、
まず最初はオチである落とし所を決める。簡単に考えれば「復讐した/復讐できなかった」の二択。
そこから適当に組み立てると
「主人公は両親を殺される」「仇を偶然見かけて接近する」「実は両親のほうが悪だった」「親の罪を精算する中でも仇と対立する」「ついに復讐を果たした」
という感じ。
ここでキャラクターを考える。
主人公は復讐者だけど、復讐を考えそうにない穏やかな少年が復讐心を持ったほうが面白いので、「優しい穏やかな少年」と考える。でも復讐を決意するわけだから、何か決めたら邁進するような性格。まあやるときはやるタイプですかね。
でも、そうすると「復讐心を抱く」という場面にもっとインパクトを持たせたい。絶望感を原風景に、これを動力源に行動する感じがいいなと思うので、「両親を殺される」から「孤児院で自分以外の子供が惨殺される」とかに変更する。
と、ココでキャラクターに合わせてストーリーのほうが変更されています。
ストーリーを先に考えると、その物語に合わせたキャラを考えればいいだけで、そしてそのキャラとストーリーを擦り合わせて整形すれば話が出来ます。
なので、別に難しいことはないんじゃないかなと思うのですが、どこに悩まれてるのでしょう?

まあでも、ストーリー先行で考えるとキャラクターの魅力が物語に強く依存するので、あまくささんが指摘されていますが、そのストーリーはいいけど、一回話が終わると次の話が作りにくい(キャラがブレやすい・キャラを出しにくい)というのがあります。
なので一話完結で続編の予定がなけりゃそのまま終わり。
続編を書くんであれば、こっからはキャラを中心にした物語を作る必要があると思う。
キャラの掛け合いを多く書こうって話じゃなくて、「主人公の復讐心」についてを強くアピールするために「某組織を壊滅させるエピソード」を作るという感じ。
「主人公の特徴」や、もちろんサブキャラにスポットを当ててもいいけど、そうしたものを中心にエピソードを組み立てるとキャラを出しやすいしブレもない。
ただ、これはあくまで続編を作るならって話。
ストーリー先行型、つまり物語ありきで作る人は、どうあっても最初に考えた「ストーリー」が終わったらもう書くことがないので、脇道や補足の外伝だったり別のことをしないと続きは書きにくい。

上記の回答(ストーリー先行型と教わりました。の返信の返信)

スレ主 ポコ : 1 投稿日時:

サタンさん、本当に、有難うございます。
ぜひ、教わったやり方で書いてみたいです。
後、話がずれますが、書くのは楽しいですか?
私はまだ、スイスイ書けるわけではないので。
すみません、この先が不安でして。
不快でしたら、スルーして下さい。

カテゴリー : キャラクター スレッド: ストーリー先行型と教わりました。

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元記事:ストーリー先行型と教わりました。の返信の返信の返信

>話を作ってから、じっくり最適な性格などを登場人物に与えるのは可能でしょうか。

それは、こちらが聞きたいです(笑

スレ主様がそういう手順で人物造形ができるのなら何の問題もありません。
しかし私は、人物の性格があって何らかの行動をとり、それがストーリーになるのだと思っています。ですから、私もまあどちらかと言うとキャラよりもアイデアやストーリーを先行して考えるタイプではありますが、詳しい展開を考える時はキャラの性格も同時に考えていますけどね。

>話を作ってから、じっくり最適な性格などを登場人物に与える

ということは、展開を先に作り、そういう行動をするキャラはどんな性格なのか後付けで考えるという感じですか?
でもそれだと1シーンはよくても、別のシーンでいわゆるキャラがブレるということは起こらないでしょうか?

まあ、一応ストーリーをまとめてから、キャラクター・シートでも作って人物の背景・性格・好みなどを書きだしてみるといいかもしれませんね。
それを一つ一つのシーンに当てはめてブレが生じていないか検討し、おかしかったらストーリーを修正するようにすればいいかもしれません。

上記の回答(ストーリー先行型と教わりました。の返信の返信の返信の返信)

スレ主 ポコ : 1 投稿日時:

あまくささんは、どんな手順で書かれますか?
いきなりすみません。一度やってみたいんです。
出来ればお願いします。すみません。

カテゴリー : キャラクター スレッド: ストーリー先行型と教わりました。

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元記事:ストーリー先行型と教わりました。の返信

ストーリー」=「キャラクターの行動」のはずです。つまりストーリーとキャラクターは不可分だと思うのですが、キャラクターを考えずにストーリーを作っていたというのがやや不思議です。

少なくともスレ主様のストーリーにはキャラクターがまったく居なかったというわけではないでしょう? 思うに、キャラクターがストーリーの都合だけで動く操り人形のようになっていたということなのではないでしょうか?

であるならば、キャラクターの感情を考えてみるのはどうでしょうか?

◎キャラクターの感情 → そこから生じる目的意識や行動 → ストーリー展開

こういう因果関係を意識して、ストーリーからキャラクターの感情を逆算することはできませんか?

上記の回答(ストーリー先行型と教わりました。の返信の返信)

スレ主 ポコ : 1 投稿日時:

返信有難うございます。
もしかして
キャラクターストーリーの奴隷」
と言う事態なのでしょうか。
話を作ってから、じっくり最適な
性格などを登場人物に与えるのは可能
でしょうか。

カテゴリー : キャラクター スレッド: ストーリー先行型と教わりました。

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元記事:教えてください。の返信

 ほぼ間違いなく俺より年上の方なんで失礼なんですが、『発想が固すぎるなァ』と感じました。

 以前このサイトのどっかのスレの人が言っていたんですが、基本的に『創作活動は向き不向き』です。『才能無いならヤメロ』ではなく、『やり方があってないと感じたらすぐに別の方法を考えろ』という意味です。
 
 『シナリオセンターを終えた』『ここ十年は本を読まなかった』というスレ主さんの言葉からは、なるほど確かに頑張ったんだろうなと思うのですが、スレ主さんには『向いてなかった』んだろうと考えます。

 あきらめる決断をするのが難しいのはよくわかりますが、その決断ができなければいずれ全てが『無駄な努力』になってしまいます。『本を読んだらどのようないいことが起こるのか?』、わかりません。あるのかないのか、あるいはマイナスかも知れませんがやることに意義があります。そしても無駄だった時にはできるだけ早く諦めて次の手を考えましょう。

 ここまで失礼なことを言ったので、他の人に変わって俺が断定します。スレ主さんの努力、ここ十年のうち後半五年くらいはハッキリと無駄な努力です。
 明らかにもっと効率がいい方法がありました。小説家になりたいというなら、五年くらい前にシナリオセンターを諦めて他の手段を択ばなかったあなたのミスです。

 ですが、今からできることはいっぱいあります。主さんの年齢は知りませんが、寿命までの何十年か。これから先で『向いてない方法を切り捨てて別の方法を考える』選択をできるだけ早く・丁寧にやって行けば、必ず実ります。
 
 『努力は必ずしも報われるわけではない』と言いますが、それは希望が高すぎるだけです。『努力は必ず一定数報われていて、遠くを見すぎている人には報われたと思えていない』だけです。ただし、意味のない努力への報酬はそんなに大したものにはなりません。

 サタンさんの例えを借りるなら、『小中高野球部でした!』でも『実は万年ボール拾い』では上達するわけがないです。バッティングセンターに通うなり、部活が終わった後にコーチに話を聞きに行くなり、こうしたネットの現場で有用な方法を聞くなり、手はあります。

 主さんはこの十年で『十年間向いてない方法で頑張っても上手く行かない』ということを知ったはずです。これから十年で『俺どうしたら良いかな』『今の方法でいいかな』と考えて、誰かに聞いてください。例えばこのサイトとか。

 とりあえず俺はあと五年くらいはこのサイトにいる予定なので、何なら聞きに来てください。
 十年後に『十年間本を読み続けてみたけど、まったくストーリーが書けません』と言わないことを祈ります。

毒舌失礼。でも、一度正面から否定しなければいつまでも同じことを繰り返すと思いましたので。

上記の回答(教えてください。の返信の返信)

投稿者 ポコ : 0 投稿日時:

有難う御座います。
聞きまくります。昔からの夢なので、
気長に努力したいです。書いて
書きまくります。楽しいので、続け
られそうです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 教えてください。

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元記事:チェーホフの銃対策

近未来を描いた小説を友人に見せたところ、「分かりにくい」とのことで、より詳しく話し合ってみると、どうやら以下のような原因があると考えられました。

どうでもいいことに関する謎がよく出てきて、本筋に集中できない。──(1)

理想的には、読者が小説に対して特定の種類の謎/空白を抱き、それを解決するための説明に伴いまた空白が生まれ…という流れに伴って話が進行する(その際、伏線やモチーフが多すぎると混乱の元になるので、少ない方が良い)ものだと理解しています。
自分の書いた小説では、まず近未来に特有の価値観の違いや設定(たとえば、未来ならキラキラネームが多いだろうという考えに基づいたネーミング)の方がより目立ってしまい、本筋の内容へ注意が向きにくくなってしまっているのだと感じました。

未来でも異世界でも、この世界と異なる場所であることから来る何かしらの違いは幾つもあって然るべきだとは思うのですが、そのうち1, 2つだけを利用して作品を作るとなると、それ以外の物事への説明(それが面白くなるためには、複数の登場人物による複数の視点から物事を語らなければならないと自分は考えていますが)を削るか、説明が完結するまで脇道に逸れなければならず、いずれも読者に対して少なからぬ「追加の要素」を与えてしまい、モチーフがぼやけたり、どれが伏線なのかが分かりにくくなったりして、読者の「注意の向きが逸れて」しまいます。
また、特に人物の心情に関しては説明をしすぎると演技臭くなってしまったりするという問題もあり、そうした演技臭くなさと「注意の向きの固定」が特に難しいとおもいました。
これらはどのように解決すれば良いでしょうか?

上記の回答(チェーホフの銃対策の返信)

投稿者 読むせん : 0

ハッキリ言って「読んでみないと分からない。」やねー。

あと、すごい残酷な言葉になりますが【あなたは所詮アマチュア】です。

ヒッチコックだのチェーホフレベルの大御所なら、そういう空白に魅力を感じてくれる人も出るし、脈絡の無さを拾い上げ巨像の輪郭をなぞる快感に酔う事もできましょう。

素人が初っ端から難しい事にチャレンジしても、だいたい、おもんないねん(´・ω・`)
【しょせん素人作品】という侮りを超えて最後まで読ませないといけないんです。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: チェーホフの銃対策

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投稿日時:

元記事:ローファン 現実的問題

架空の地球にモンスターが出現したらどうなるだろう。という定番ローファンタジーを考えていたのですが。

例えば、ネオナチが主人公で、ヒーローチックな事をしたらどうなるんだろうと思って、アメコミ感覚で練っていたら。

ラノベを書籍化した友人「現実的に考えてナチスが主人公って絶対、編集に止められるな」

て言われたんですけど、現実問題とは何ら関係ないフィクション前提のローファンタジーとして、何がOKで何がダメってのは出版社? 編集側が決めてるんですか?

人種差別問題やユダヤがどうとかそういう過激な思想や思惑はないです。

最近あった、中国を虫国として罵倒したりした人がいましたけど。そんな事は一切しないです。

ただバットマンとかスーパーマンとかダークヒーロー系のアメコミが好きなだけです。

上記の回答(ローファン 現実的問題の返信)

投稿者 あまくさ : 0

有りか無しかで言えば、無しではないと思います。
ただ、ナチス特有の負の要素を除去したら、そもそも主人公をネオナチに設定する意味が無くならないか気になります。単にヴィランを主人公にするというのなら有りだと思うんですが、それがジョーカーとか死ね死ね団じゃなくてナチスである理由づけと言うか。
そのへん、どんな主人公像をイメージされているのでしょうか?

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: ローファン 現実的問題

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投稿日時:

元記事:意味不明で理解出来ない会話。

最近のアニメ、特にライトノベル原作のものを見ていると、会話シーンの理解にとても苦しみます。

最近の作品は、キャラクターがみんな変人なのが多いからです。
「ナカノヒトゲノム」を例に挙げますと、中でも「アカツキ」は、セリフの半分が意味不明で理解出来ません。状況に合った事を話さない事が多くて、会話が成立していない場面も多いです。
アニメ 第7話冒頭の会話でも、

アンヤ「オメーからも何とか言えよ」
アカツキ「ん?何がですか?」
アンヤ「あの豆女。オレの言う事なんか聞きやしねえ」
アカツキ「2人が仲良くなって良かったです」
アンヤ「なってね~よ!」

という具合です。
もっとも、前述した通り、このアニメのキャラクターはおかしな人間ばかりで、それぞれも余り他人の言う事を聞いていない様ですが……。

「物語シリーズ」は、余談が多いものの会話としては成立しています。しかし、最近ではこのナカノヒトゲノムの様に、意味不明で理解に苦しむ様なセリフや会話が増えていると思います。
ただこの場合、アンヤがアカツキに投げた会話は無意味なものでは無いですし、考え方によるとアカツキの人間性を特徴付ける為という解釈も出来ます。

ですが、最近のラノベ原作アニメでは、セリフや会話に無意味なものが増えたと思うのです。
「何を言っているのか解らないセリフや会話」を見せられても、ユーザーは面白いと感じるものなのでしょうか。
また、そういった「切っても特に問題無い様な、無駄なセリフや会話」というのは、存在に何か理由があるのでしょうか。

応募作のコメントで、会話が毎回低評価なので、どうしたら面白いセリフや会話が表現出来るのか、知りたくて質問してみました。

上記の回答(意味不明で理解出来ない会話。の返信)

投稿者 にわとり : 0

 言語論でいわれる、発話の事実確認的(コンスタティブ)/行為遂行的(パフォーマティブ)側面、って話と対応するのかなと思った。発話は事実確認的(事実について陳述している)だけではなく行為遂行的(その発話をすることによって何ごとかを為している)という理論。

 たとえば電話口で「太郎さんはいらっしゃいますか?」と言われたとする。

・事実確認的側面:「太郎はいるのかいないのか?」
 →ことの真偽が焦点になる。
 →こちらの返答:「います(真)」/「いません(偽)」

・行為遂行的側面:「相手は発話によって"太郎さんがいたら呼んできてほしい"という要求をしている(ことを為している)」
 →行為の適切さが焦点になる。
 →こちらの返答:「太郎を呼んできます(適切な要求と判断)」/「太郎を呼ぶことはできません(不当な要求と判断)」

 この場合、事実確認的側面にだけ注目した返答では用が足りない。文章の内容的には確かに噛み合っているけど、このシチュエーションで「います。以上」とだけ返すことはまず考えられない。
 また、発話の行為遂行的側面に注目した場合でも、現実の場面では上記のように「太郎を呼んできます」「太郎を呼ぶことはできません」などの事実確認的な言い回しは普通しない。「少々お待ち下さい」とか「どちらさまですか?」「太郎にどういったご用件で?」など、またしても行為遂行的に読まないと意味が取れない返答を実際にはするはず。

 というわけで、当該のアニメは観てないので正直なところはわからないけれど、アカツキの台詞はその遂行性に着目して理解されるべきだと思う。アンヤの『豆女』に対する非難の言葉に取り合わないことで、アカツキはどのような意思表示をしているのか、ということに注目したら見えてくるものがあるんじゃないかと。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 意味不明で理解出来ない会話。

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