小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

セロさんの返信一覧。最新の投稿順1ページ目

元記事:ハードSFが書きたいの返信

まずは物語を考えましょう。
最初は「SFらしいテーマを!」といった事は考えなくても良いです。
どんな物語か? 主人公が自分らしさを手に入れる話か? ヒロインと恋をする話か?

で。
その手段を「SFらしいもの」にすれば良い。
自分らしさを手に入れる → 人工知能が決める管理社会から脱する
ヒロインと恋をする → 敵側のトップの女王に一目惚れされて戦争が二人の恋に振り回される → 宇宙間技術を入手したい地球と資源が欲しい王政宇宙航行国家との戦い
みたいな感じ。

そしたら、この作品で書くことは前者なら「人工知能」になるし後者なら「宇宙航行技術」になる。
なので「ソレについて」の資料を入手して勉強する。エピソードを集める。
基本はそんだけ。

量子力学が関係ない話なのにSFっぽいものを勉強しても、それを無理に披露したところで知識の押しつけにしかならず、読者側からは「作者の知識自慢がうざい」と思われかねないでしょう。
なので、書く物語を決めて、そこに必要な知識に集中し、漠然とSFっぽいものを集めたりしないほうが良い。
もちろん、SFっぽいものが好きで普段からニュートンなんかを購読してますってんならそういう趣味は否定しない。でもそれは趣味の領域であると認識すべきと思う。
シュレディンガー方程式をテーマにして何か書きたいのなら、まずは物語を考えて、その手段にシュレディンガー方程式を利用し組み立てる。
ややハードからは薄味になるけど、手段の比喩表現でSF要素を絡めるという手もある。これは比較的簡単。
例えば「シュレディンガー方程式は厳密には導出されたものではないから『発見された』と表現するのが正しい。キミがいま抱えている感情も同じだ。側面から論理的に解決させれば発見できるだろう」みたいな。
薄味にはなるけど、どんなジャンルでも使える手なので試してみると良いかもしれません。
知識は一度アウトプットすると身につきやすいので、勉強のつもりで思えたことをすぐ使ってみるのもいいと思います。

一応。
なぜ最初にSFを考えず物語を作るのかっていうと、SFにしろファンタジーにしろ、架空世界は設定の色が濃いので、これを意識すると世界観設定ばかりが増えていって話が作れないためです。
世界観は、つまり世界の設定ですから、当然のこと宇宙船があったり人工知能があったりロボットがいたり異星人も出てくるかもしれない。
すると、当たり前だけどそれらを「一つのテーマ」で括ることが出来ず、量子力学について勉強したりAIの情報技術について勉強したり、知識をはじめ考えなければならないことが非常に多岐にわたってしまいます。
そしてそれら全てを理解し正しく書こうというのは、正直無理なので、私を含め多くの人はSFは資料集めで挫折するって事が往々にしてあるわけですね。
そうならないために、最初に物語を考えて「書くべきテーマ(SF要素)」は一つに絞り、それに集中するのが良いです。

上記の回答(ハードSFが書きたいの返信の返信)

スレ主 セロ : 0 投稿日時:

ありがとうございます。

やはりテーマを先に決めることが重要ですね。

伴名練みたいな感じになればいいなと思ってます。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: ハードSFが書きたい

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元記事:ハードSFが書きたいの返信

スレ主様が何をやりたいかの説明が抽象的でつかみにくいですが、一番近いのはワイドスクリーンバロックということでいいですか?
……と言ってもこの言葉はSFマニアをかなりこじらせた用語で(笑)、ちゃんとした定義があるのかどうか不明です。

一応。
「ワイドスクリーン」は宇宙的スケール、「バロック(語源は歪んだ真珠)」は「過剰な表現力で受け手を幻惑するような作風」という意味だと考えられますが、そういう解釈でよろしいでしょうか?

『万物理論』は読んだことがないので判りませんが、『2001年宇宙の旅』は「宇宙の遥か彼方から飛来した存在の干渉による人類の進化」というヴィジョンが「ワイドスクリーン」的ということになると思います。ただあの映画は表現が淡々としていて、バロック(歪んだ真珠)の方の要素は薄い気もします。

そういうのって、ラノベでは少ない気もしますね。「セカイ系」というのがちょっと近いかもしれませんが。
アニメなら『エヴァンゲリオン』『キルラキル』『まどマギ』あたりはけっこうワイドスクリーンバロック的だと思います。3作とも表現が派手でエキセントリックなのが特徴。くわえて設定が凝っていて、終盤に人類の歴史や地球生命の進化に関わるヴィジョンが示されたりします。そんなイメージでいいですか?

そういった作品の場合、正確な科学知識は最重要ではありません。
『まどマギ』では魔法少女が生み出す膨大なエネルギーの原理として、「思春期の少女の希望と絶望の相転移」とか言っていましたが(笑)、言葉としてもっともらしく聞こえるだけで科学的に証明できることではないのは明らかでしょう? ただし「相転移」という言葉自体は実際の物理学用語として使われるものなので、ある程度の知識なしに小説の文中に入れるとボロがでてしまい、もっともらしくさえなりません。

なので、書きたいジャンルだけではなく具体的な舞台設定くらいは決めた上で、それを「もっともらしく」演出するために必要な知識は何か? という順序で考えていくことになるかと。

上記の回答(ハードSFが書きたいの返信の返信)

スレ主 セロ : 0 投稿日時:

センスオブワンダー的な部分から具体的な処を埋めていくということですね。
ありがとうございます。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: ハードSFが書きたい

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元記事:ハードSFが書きたいの返信

惑星の生態系ならモンハンやんなさい。モンハンのチームは生態系キチガイが作っていますから。
========================
個人的には「ゾイドワイルド」?とかいう最近やっていたゾイドのアニメにきゃーきゃーしました。

【ゾイド】って言うのが惑星「Z」?に後天的に発生したらしいロボット生命体みたいな存在?なんだけど、「Z」に暮らす人々は、そのゾイドを主に軍事用に使っている設定。
 軍用馬とか、掃討戦に火をつけた牛とか象を籠城中の城壁破壊に使う感じに近いかな?・・・・近代では戦車とか飛行機に変わったけれど、惑星「Z」のゾイドたちは「機械」だから、そのまま足や運搬力、殺傷力としてフル活用されています。

 ゾイドを殺せば食用部位こそないけれど金属や燃料が手に入るっぽいから、エネルギー問題とゾイドが持つ殺傷兵器は十分存在する、
「食料は少ないけれど、殺しあう準備は万端だぜ☆」って世界感。
なんかポスト・アポカリプスという世界感らしい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
で、たしかゾイド・シリーズの4~5作目に当たるのが「ゾイド・ワイルド」なんですが・・・・・ゾイドたちの形状が【群生相】になってきているの。

群生相って・・・要は①仲間が増えすぎてゴハンが足りなくなったから省エネ暮らしをせねば!!②体が小さく弱くなったから仲間と協力して生きねば!!という感じ。
 バッタとかで有名だけれど、群れで暮らす生き物にはこの傾向があるよ。気になったらググって!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もともとアニメ・シリーズの1~2あたりの『ゾイド』では惑星「Z」は①砂漠に近い惑星で、②住民たちの肌には、過剰摂取した重金属か何かが痣(あざ)として発生している感じでした。③緑もほとんどない。
 ④ついでにゾイド達が孤独相で全体的にずうたいがバカでかかった。一体一体が一戸建てとかビルぐらいあんのよ

で5作目くらいの「ゾイド・ワイルド」では、①③砂漠が減って緑が増えていて、さらに②登場人物たちにタトゥーが無くなっていました。④ゾイド達の大きさは車からバイクくらい。

この世代くらいから「Z」の金属が無くなりつつあるんだと思う。(主人公たちの捕獲したゾイドは家くらいあるけどね)金属生命体ゾイドに優しくない環境が進行中。
それもあってか、「Z」の住人たちは旧キャラ達より背が伸びている印象。

恐竜類が鳥とかのコンパク化することを選んだように、ネズミサイズしかなかった哺乳類がだんだん巨大化し始めた時代―———古第三紀くらい?の状態っぽい

だから今世のゾイド達は一体一体がコンパクト。主人公たちは発掘に近いノリで冬眠状態にある旧世代のゾイドを狩って騎獣にしている設定でした。
(この世界のゾイドという生き物はかなり長期間の冬眠?(シャットダウン)に耐える機構らしい)

わりと生態系設定よくできてんじゃーん「ゾイド・ワイルド」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・・・・・・みたいな話をゾイド好き(ミニ四駆よりゾイド派っだったくらい)の兄にびちゃびちゃ語ったらドン引きされたよ。(´・ω・`;){お、おう・・・)

正直、wikiれば「ゾイド」の設定とかゲボ吐くほど練られているし、記載されているぜ・・・・・・地学もミリタリーもそんな興味ないから意味わかんないけど。

そもそも、役に立つうんぬんでSF考えたら、SFじたいが所詮空想だから、根本的にくだらないし、役に立てへんで?

上記の回答(ハードSFが書きたいの返信の返信)

スレ主 セロ : 0 投稿日時:

ありがとうございます。
SF設定に使えそうな知識があまりなくて、そのために手に入れるべき知識は何かないかなと思い質問させていただきました。
その中で、量子力学は喩えや神秘的な部分以外にしか使えないんじゃないかな、ということで、じゃあ何を学んだらいいんだろうという質問をしようと思っていました。

確かに、作ろうと思えばそうした設定から色々な派生を学問ごとに作れるので、いいなと思いました。
ありがとうございます。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: ハードSFが書きたい

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元記事:キャラクターポイントを一言で表すにはの返信の返信

もちろん腕時計や靴などの品物でなくても、キャラの性格を反映した特徴的な行動などでも表現できるでしょうが、いずれにしてもアニメではそういう部分を何気に目立たせる工夫をしていると思います。
演出しても視聴者に見落とされたら無意味ですから。

……まあ、コアな視聴者だけが気が付いて後でネットなどで話題にするという楽しみ方もあるにはあるかもしれませんが、ストーリーの根幹に絡む演出は見落とされるとまずいので。
なので、内容よりもむしろ「何かを気づかせて、何かを予感させる」というテクニックが重要になってくるんじゃないかと。そういう目的で目立たせることを「フラグを立てる」と言ったりします。

上記の回答(キャラクターポイントを一言で表すにはの返信の返信の返信)

スレ主 セロ : 0 投稿日時:

ありがとうございます。言動ですね。ストーリーの伏線というよりは、「ああ、このキャラならこんな感じでも違和感がないな」みたいなものだったのですが、いずれにせよ小説の範疇においては描写できるものには限りがあると思うので、仰っている通りその範囲でやろうと思います。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: キャラクターポイントを一言で表すには

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元記事:キャラクターポイントを一言で表すにはの返信

普通に言動でいいんじゃない?

好きな作家の作品で【金剛寺さんは面倒くさい】ってのがありますが。
男が捨て猫をみつけ「可哀想だから」とエサを与えようとしていた所で、ヒロインがそれを見つけて、こう言う

ヒ「貴様は無責任だ!!」
ヒ「行動には常に責任がともなう!!!」
ヒ「仮に貴様が猫ちゃんにエサを与えたとして、一時的なものでしかない!」
ヒ「だが、それを何の努力もなく与えられてしまった猫ちゃんはどうなる!?」
ヒ「また誰かがエサを恵んでくれることを期待してしまうのではないか?」
ヒ「イヤ期待する!!」
ヒ「生きる努力を何もせず、待ち続けてしまうに決まっているのだ!!」
ヒ「その安い同情の一口が、猫ちゃんの中にある生きる努力をスポイルしてしまうのではないか?」
ヒ「スポイルしてしまう!!」
ヒ「生きる努力の仕方を奪われてしまった猫ちゃんの猫生(じんせい)を、貴様は負えるのか?」
ヒ「責任を負えまい!!」
ヒ「貴様の自己満足に満ちたその一口を、頑張って生きている猫ちゃんに与えるな!!」

という感じ(うろ覚えです)

このセリフからヒロインのキツイ性格が、ばしばし発せられていますし、杓子定規で融通(ゆうずう)の効かなさも、「猫ちゃん」発言から猫好きなのも察せます。

この作者、絵は下手っぽいんですが、セリフ選びがキレキレで好きなんです。

上記の回答(キャラクターポイントを一言で表すにはの返信の返信)

スレ主 セロ : 0 投稿日時:

ありがとうございます。そういうキャラっていいですよね。ちょっとした文章のうちで「何が好きか」「どのようにしてそれを守るか」といったことが分かるので。
ちょっと参考にしようと思いました。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: キャラクターポイントを一言で表すには

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毎回お世話になっております。甘粕です。
最近体調不良が続いている状態でして、画面を長い間注視して執筆するのが難しいです。

ですがその状態でも執筆したいと考えておりまして、何か良い手段はありませんか?

知恵をお貸しください。
よろしくお願い申し上げます。

上記の回答(画面を見ない執筆方法の返信)

投稿者 サタン : 2

原稿用紙にアナログか音声入力くらいしか思いつかないな。
確かラ研のどっかに記事があったような気がするけど、まあ「音声入力 小説 執筆」とかでググれば参考ブログはちらほら出てくる。

個人的には「話を作る」行程と「執筆する」行程を分けて考えて、執筆がキツいときは話を考えまくってネタのストックを作りまくるってのがいいと思うけども。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 画面を見ない執筆方法

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投稿日時:

元記事:描写の特殊なテクニック

小説を読んで地の文の描写や、イメージ描写でちょっと気になるものがあったので質問します。
ちょっと自分でもどう説明すればいいのか分からないのですが、「限られた地の文を用いて、読者がそこから背景や状況をイメージさせる」ものでした。
どういったものかと言うと例をあげるとすると、

①主人公は好きだった同じ会社に勤めている先輩女性に振られる。

②そのせいで主人公は何杯もビールを飲む。向かいの席で他人事のように笑っている同期の親友。

ここの②の部分ですが、主人公が直接居酒屋に行ったという表現は書かれていません。ただ、書いてあった表現、地の文は、
●もう何杯ビールを飲んだかわからない。
●向かいの席で話を聞いた同期が笑っている。
●失恋したことを知った主人公は同期に電話して呼び出した。
●愚痴を吐いている主人公を見て、隣の席で飲んでいるOLが笑っている。

……これくらいですが、自分はこれですぐに主人公は振られたから友達誘って居酒屋でやけ酒しているということが分かりました。
しかし、さっきも言った通り、居酒屋という単語、または居酒屋の類義語は一切使われておりませんでした。なのに、確実に主人公が居酒屋で飲んでいるということは理解出来る。

他の作品でも、学校や教室という表現も使われていないのに、主人公と親友達が学校の教室で会話していることがイメージできる、というものも見ました。

限られた地の文から状況や場所を把握する。
こういうテクニックはどう使えばいいのでしょう?
自分は、主人公がやけ酒している。向かいの席で話を聞いた同期が笑っている……の辺りで、すぐにその場所が居酒屋と分かったので、読者の先入観を利用しているということでしょうか?

上記の回答(描写の特殊なテクニックの返信)

投稿者 あざらし : 3 人気回答!

まずは、おめでとうございます。
着目された事柄を突き詰めて身につけられると、おそらくラノベ系、特に新人さんでは希有な著者さんになられる可能性があると感じます。
私のような読書好きからすれば大歓迎。

のっけから賞賛しましたが、前置きとして如何体かを。
直接的ではありませんが、仰っていること、これは小説に限らず『あらゆる物語の文法』のひとつと申して差し支えないと思います。
形式論理や認知的には『概念メタファー』ちょっと離れますが絵画等で使用される『アレゴリー』も延長線として扱っても良いように感じます。

認知としての話から入ります。
書き込みされています例のシーンですが、もっと情報が少なくとも(面白みは置いといて)成立はしますよね。
1)対面に友人がいてビールを飲んでいる
2)隣の席で飲んでいるOLが笑っている
この2点だけの情報で『さて、どのような場所でしょう?』とクイズにされても答えられますよね。
導き出すヒントは1)対面に友人、これだけでは家かもしれませんし、なんなら終業後の社内でもありえます。
ところが2)に人物名では無くOLという一般名詞があり、ここから”誰かはわからないのだろう”同時に”その状況で不自然では無いのだろう”という推論ができます。
まぁ状況としては移動中の新幹線車内だってありえますが、一般的に多くの人が抱く概念としては居酒屋ですね。

これをかみ砕くと『読者(鑑賞者)が感じ、自ら導き出した答え』です。
これは直接的な表現と比較して、遙かに強烈に印象に残ります。例えは悪いですが『洗脳の基本』『詐欺師手口の基本』なんかもコレです。
ここらは実際、林檎県さんが”気になった”と書いてらっしゃいますね。こうなったのは小説を執筆されている立場だけでもなく、そうなるように著者が読者をコントロールした技でしょう。

冒頭で『あらゆる物語の文法』と書きましたので、使い方については映像作品を例にさせて頂きます。
誤解を恐れずに明言してしまうと、テレビと映画の違いです。
一応書きますが、以下はメディアとしての優劣ではなく、性質だとお考え下さい。
【前置きが長くなります。●マークをつけときますので不要なら飛ばして下さい】


テレビ番組、特に民放の場合は視聴率という宿命が課せられていますよね。
映画の場合は興行収入がこれに当たります。
一見似ていますが、映画は入場料をもらった時点で収益が決定されます。
あくまで極論すれば、ですが『観客にブーイングくらおうと、絶賛を得ようと、入場者が多ければそれで商売になる』という事実です。(極論は、口コミや批評というモロモロをすっ飛ばしている点)
いやらしい話、俳優の人気・広告費なんかで興行収益を予め計算して作り、中身がスカスカでもビジネスとして成り立つ……と、まあ某日本映画の悪口みたいな話。
解りやすい例は、洋画に演技力を無視して芸の無い芸能人を吹き替え声優として起用するケース。映画ファンの間で炎上騒ぎになった【プロメテウス(2012年米英)】なんかが有名ですね。
一方で観客は金を払ってから観るわけですから、映像作品として大冒険もできるという可能性があります。
人によっては退屈と感じられてしまうようなペースで淡々と物語をすすめ、中盤から徐々に盛り上がっていくような物語は映画の方がやりやすい。
好例としては【ディアハンター(1978年米)】でしょうか。冒頭よりありふれた日常生活から結婚式までのシーンがかなり長く30分近くあります。もちろん見終わると重要なシーンで、だからこそ物語が引き立つのですが、小説でこれをやると、かなり高度な筆致が要求、というかプロであっても凡百の著者ではハッキリと無理でしょう。

テレビは簡単ですね。
民放の場合、お金を払うのはスポンサーであって視聴者じゃありません。
全てとは申しませんが『おもしろさで勝負!』『無名俳優でも上手ければ使う』といったドラマ作品は、ゴールデン枠からはずれ、22時以降~深夜帯が指定席になってます。(深夜帯なら面白い、なんて戯れ言は死んでもいいませんが)
極論すれば、テレビ局にとって重要なのはCM。テレビ局の立場にすればCMの間にドラマの放送をやってます。
言い方を変えれば『テレビ離れが進んでる時代、とにかくスポンサーにそっぽ向かれない』が最優先事項かつ至上命題で、視聴者はそのための存在です。
結果として(今が旬の顔を出す&枯れ木も山の賑わい)(チャンネルを変えられない工夫)(家事をしてようが携帯ゲームをやってようが成立する番組作り)(誰でもわかる内容)こういったところに落ち着きがちです。
口悪く言えばバカですら観てくれないと困るのが民放。(テレビ局に恨みはないんですけど。もちろん時間帯による視聴者の集中度合いってのもありますよ)
もっと言えば、ぶっちゃけ『少なくとも稼ぎどころの時間帯では、真剣に観ないとついていけない』という番組作りはやりにくい。
不特定多数、誰がどのような状況で観ようとクエスチョンマークの出ないわかりやすさ。これがテレビドラマの王道になってます。

さて、長々と書きましたがメリット・デメリットがあって故です。
メリットは冒頭でも書きましたが、読者本人が状況から導き出した答えですので、それだけ印象が強くなりますし、ものによってはインパクトさえ与えてくれます。
デメリットの筆頭は、やはり使い方次第で物語を楽しむハードルにも転じます。

実例を交えるために一本映画から。
【黒澤明監督:椿三十郎】レンタルで簡単に視聴できますのでどうぞ。工夫の塊、物語展開のお手本みたいな映画です。
件の映画ですが、冒頭のシーン。主人公の椿三十郎がある村に足を踏み入れます。
ここで人気の見当たらない寂しげな村の奥から一匹の野良犬が歩いてきて、その口には刀で斬首されたとおぼしき人間の手が咥えられています。
時間にして、ほんの数秒ですがこれだけで『その村が置かれている状況の一片』が観衆に理解できる素晴らしいシーンです。
わざわざ書くほどではありませんが、
1)犬が咥えている手の持ち主がいるだろうことから、少なくとも無人では無い
2)斬った相手の存在を推定できることから、最低でも複数。
3)おそらく治安は良くないであろう
こういった事です。

ここまで来ると、観衆の興味は『村にいる人』に注がれますよね。
窓の隙間から主人公をのぞき見る視線、これだけで更に状況説明ができてしまいます。
テンポが素晴らしくよく物語が運んでいく、という訳ですね。
はい、小説でも使えるテクニックです。

同時にこれはテレビには不向きな方法。
『真剣にスクリーン(画面)を見つめている』という大前提でこそ成立します。
一瞬手元の携帯を見たり、そこまでいかずとも”おかずに伸ばした箸の先”に視線を落としただけで見落とすような時間ですし、そうなると物語に置いてけぼりを食らいますよね。
もうひとつのデメリット。
この程度の読解力に頭の良さは不要、並で十二分ですが、やっぱり世の中は広いので、言葉が悪いですが、その、オツムに血の巡りが悪い方にはサッパリになります。
ある意味『読者(観衆)の一部に物語を100%楽しみきれない人が発生する可能性』があります。うん、テレビ的には向きません。

ぶっちゃけ小説も同じです。
結構、小説ってのも二極化してます。
A)『誰でも楽しめるように徹底的にハードルを排除する』
B)『解る人に(より)楽しんで欲しい』
どっちが悪いってことじゃありませんので、これは著者さんのスタンスでしょう。
小説によってB)のハードルは様々です。
極端な代表例はハードSFですね。興味がないひとは無論、下敷きとなる知識がないと読むのが苦痛という話になりかねません。ここらはひとえに分母の大きさ。イーガンの小説が各国語に翻訳されるのはハードSFの熱狂的ファンが存在するから、というような話です。

同時に、物語が面白ければ、B)を楽しめる人はA)も楽しめます。趣味の問題だけ。
A)を楽しめる人にB)も楽しめるようにするのが本題。
ここは『理解できない人にも楽しめる書き方、』そのハードルのさじ加減。

A)をターゲットにしても同じです。
さじ加減を間違って、読者の読解力を徹底的に疑うと極めて読みにくい小説になります。
さすがにここまでになるとプロではなく素人さんの小説になりますが、極端な著者さんになると、個人的にも”もうちょい読者を信用したれよ”という感想を書いたりすることもあります。

なんだかんだいっても、使いどころと見せ方はやっぱりセンスがものをいいます。
抽象的感覚的なこと故、ざーっと流しても長くなっちゃいましたがお許しを。
ではでは執筆がんばってください。
応援いたします。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 描写の特殊なテクニック

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投稿日時:

元記事:書いたプロットから文章を書こうとしても詰まる。書けない。

ごめんなさい。プロットの書き方について教えていただけないでしょうか。
自分はプロットを結構細かく書いたつもりでも、途中であーじゃないこーじゃないといって文字を書いたり消したりの時間がものすごい多いです。そして結局かけません。

多分、詰まる箇所は、心情描写や説明描写、あとは書いたプロットの筋書きと筋書きの間を埋める文章あたりです。自分でも解決策がよくわかりません。この程度の説明じゃわかりにくいかもしれませんが、分かる方いらっしゃいましたら教えていただけませんか。

あと、もう一つなのですが、複数の情報を説明しなければならないとき、どっちを優先したらいいのかわからなくなる時があります。

例:敵につかまってどこかに拘束されているキャラクターが目を覚ますとき
目を覚ます ⇒ ここはどこなのか? ⇒ 動こうとする ⇒ 縛られている

目を覚ます ⇒ 縛られている ⇒ わけがわからない ⇒ ここはどこなのか?

どっちの切り口で話を進めればいいのか分からなくなります。
これもいい方法ありましたら教えていただけないでしょうか。

上記の回答(書いたプロットから文章を書こうとしても詰まる。書けない。の返信)

投稿者 あまくさ : 2

>多分、詰まる箇所は、心情描写や説明描写、あとは書いたプロットの筋書きと筋書きの間を埋める文章あたりです。

「描写」と「筋書きと筋書きの間を埋める文章」は、どちらもプロットには書く必要がありません。そういうのは肉付けといいます。プロットに書くのは骨組みのみ。それに肉付けするのは小説そのものを執筆する段階でやることです。

>例:敵につかまってどこかに拘束されているキャラクターが目を覚ますとき
>目を覚ます ⇒ ここはどこなのか? ⇒ 動こうとする ⇒ 縛られている
>目を覚ます ⇒ 縛られている ⇒ わけがわからない ⇒ ここはどこなのか?
>どっちの切り口で話を進めればいいのか分からなくなります。

ケースバイケースですが、取りあえずCALさん自身が敵につかまって目を覚ましたときの状態を想像してみてください。おそらく目を覚ました瞬間には縛られていると自覚できないだろうと思います。まず動こうとして違和感なり痛みなりを感じ、それによって初めて縛られていると気づくのではないでしょうか?
したがって、捕らわれて目を覚ました時の状態をリアルに描写したければ、

◎目を覚ます ⇒ 意識が朦朧としている ⇒ 動こうとする ⇒ 縛られていることに気づく ⇒ わけがわからない ⇒ ここはどこなのか?

こんな感じが自然なんじゃないかと思います。
ですが、主人公が何かするたびに一々描写しているとストーリーの展開がスローモーになります。なので話をさっさと先に進めたければ、細かい心理の動きは省略して「目を覚ます ⇒ 縛られている」ですませてしまうのも有りです。
そのへんのことを考えて判断するだけの話です。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 書いたプロットから文章を書こうとしても詰まる。書けない。

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