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甘粕さんの返信一覧。最新の投稿順2ページ目

元記事:横やり失礼します。中近東の文化関係資料の追加です。

 ドラコンです。横やり失礼します。
 
 ゾロアスター教については名前を知っている程度ですが、中近東方面の文化に関心があります。ですので、中近東がイスラム化して以降の資料で、イランの資料はありませんが、ご参考までに手元の参考資料をご紹介します。
 
 なお、以前別のスレッドに紹介したものと重複が多いことをご了承ください。また、入手の可否は保証しかねますので、新品が手に入らぬようでしたら、楽天・Amazonで古本を探されるか、図書館を当たられてはいかがでしょうか。
 
 『女ノマド、一人砂漠を生きる』(集英社新書ノンフィクション、常見藤代)
 エジプトの砂漠で、一人で暮らす遊牧民のおばあさんのところにホームステイ(といっても野宿)したルポ。砂漠での暮らしが具体的によく分かる。
 
 『サハラ砂漠 塩の道をゆく』(集英社新書ヴィジュアル版、片平孝)
 西アフリカ・マリの塩を運ぶキャラバンに同行取材したルポ。オールカラーで、キャラバンについて、具体的にイメージができる。
 
 『イスラム建築がおもしろい』(彰国社、深見奈緒子編)
 イスラム建築の入門書。モスク、宮殿、庭園、住宅、バザール(市場)について、基礎的な点を、写真・図解を多用し、分かりやすく解説している。また、おすすめ参考文献の紹介もある。ただ、カラーページが少ないのが玉にキズ(色のイメージがしにくい)。
 
 『増補 モスクが語るイスラム史――建築と政治権力』(ちくま学芸文庫、羽田正)
 買っただけで未読。ファンタジー世界であれば、宗教施設は押さえておいたほうが良いのでは? 軽くページをめくってみたところ、カラー写真は表紙だけだが、図版・写真は豊富。
  
 『浴場から見たイスラーム文化』(山川出版社、杉田英明)
 公衆浴場が一般的なのは、現在では日本とイスラム圏ぐらいとのこと。日本で公衆浴場が重要な社交場であったのと同様、イスラム圏でもハマム(公衆浴場)が重要な社交場であることがよく分かる。浴場の構造、入浴の仕方、浴場の運営について一通り書いてある。ただ、82ページとかなり薄い本であること、カラー図版が表紙だけなのが残念。
 
 『カラー版 メッカ 聖地の素顔』(岩波新書、野町和嘉)
 非イスラム教徒立ち入り厳禁のメッカを取材するため、イスラム教に改宗した日本人カメラマンの本。イスラム教徒にとってのメッカ巡礼や、モスクの神秘性について、オールカラーでよく分かる。
 
 『おいしい中東 オリエントグルメ旅』『イスタンブルで朝食を オリエントグルメ旅』(サラーム海上、双葉文庫)
 トルコ、レバノン、イスラエル、エジプト、イエメン、モロッコの料理エッセイ。日本で作ることを前提にしたレシピ付きで、各国の食習慣が詳しく分かる。ただ、カラー写真は市場の模様中心なので、料理の外見がイメージしにくいのが残念。繰り返し述べているが、作中の文化を明確化するのには、「食」が手っ取り早い一手段。
 
 『食はイスタンブルにあり 君府名物考』(鈴木董、講談社学術文庫)
 まだ未購入。出版社のサイトを見ると、オスマン帝国の、宮廷料理から庶民の料理まで網羅した本のようである。
 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000344717
 
 料理に関しては、中近東各国編のガイドブックを買ってくるのも、一案ですね。
 
 追伸 前に紹介した『暗殺者教国』は、第2刷が2017年と比較的近年なので、確証はありませんが、図書館を当たられなくても、入手が可能かもしれません。

上記の回答(横やり失礼します。中近東の文化関係資料の追加です。の返信)

スレ主 甘粕 : 0 投稿日時:

一応、文化を取り入れた試作的な作品が
こちらになります。

https://novelup.plus/story/374903199

一度図書館で見て、必要に応じて購入を検討したいと思います。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 架空戦記を書きたいのですが

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元記事:横やり失礼します。中近東の文化関係資料の追加です。

 ドラコンです。横やり失礼します。
 
 ゾロアスター教については名前を知っている程度ですが、中近東方面の文化に関心があります。ですので、中近東がイスラム化して以降の資料で、イランの資料はありませんが、ご参考までに手元の参考資料をご紹介します。
 
 なお、以前別のスレッドに紹介したものと重複が多いことをご了承ください。また、入手の可否は保証しかねますので、新品が手に入らぬようでしたら、楽天・Amazonで古本を探されるか、図書館を当たられてはいかがでしょうか。
 
 『女ノマド、一人砂漠を生きる』(集英社新書ノンフィクション、常見藤代)
 エジプトの砂漠で、一人で暮らす遊牧民のおばあさんのところにホームステイ(といっても野宿)したルポ。砂漠での暮らしが具体的によく分かる。
 
 『サハラ砂漠 塩の道をゆく』(集英社新書ヴィジュアル版、片平孝)
 西アフリカ・マリの塩を運ぶキャラバンに同行取材したルポ。オールカラーで、キャラバンについて、具体的にイメージができる。
 
 『イスラム建築がおもしろい』(彰国社、深見奈緒子編)
 イスラム建築の入門書。モスク、宮殿、庭園、住宅、バザール(市場)について、基礎的な点を、写真・図解を多用し、分かりやすく解説している。また、おすすめ参考文献の紹介もある。ただ、カラーページが少ないのが玉にキズ(色のイメージがしにくい)。
 
 『増補 モスクが語るイスラム史――建築と政治権力』(ちくま学芸文庫、羽田正)
 買っただけで未読。ファンタジー世界であれば、宗教施設は押さえておいたほうが良いのでは? 軽くページをめくってみたところ、カラー写真は表紙だけだが、図版・写真は豊富。
  
 『浴場から見たイスラーム文化』(山川出版社、杉田英明)
 公衆浴場が一般的なのは、現在では日本とイスラム圏ぐらいとのこと。日本で公衆浴場が重要な社交場であったのと同様、イスラム圏でもハマム(公衆浴場)が重要な社交場であることがよく分かる。浴場の構造、入浴の仕方、浴場の運営について一通り書いてある。ただ、82ページとかなり薄い本であること、カラー図版が表紙だけなのが残念。
 
 『カラー版 メッカ 聖地の素顔』(岩波新書、野町和嘉)
 非イスラム教徒立ち入り厳禁のメッカを取材するため、イスラム教に改宗した日本人カメラマンの本。イスラム教徒にとってのメッカ巡礼や、モスクの神秘性について、オールカラーでよく分かる。
 
 『おいしい中東 オリエントグルメ旅』『イスタンブルで朝食を オリエントグルメ旅』(サラーム海上、双葉文庫)
 トルコ、レバノン、イスラエル、エジプト、イエメン、モロッコの料理エッセイ。日本で作ることを前提にしたレシピ付きで、各国の食習慣が詳しく分かる。ただ、カラー写真は市場の模様中心なので、料理の外見がイメージしにくいのが残念。繰り返し述べているが、作中の文化を明確化するのには、「食」が手っ取り早い一手段。
 
 『食はイスタンブルにあり 君府名物考』(鈴木董、講談社学術文庫)
 まだ未購入。出版社のサイトを見ると、オスマン帝国の、宮廷料理から庶民の料理まで網羅した本のようである。
 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000344717
 
 料理に関しては、中近東各国編のガイドブックを買ってくるのも、一案ですね。
 
 追伸 前に紹介した『暗殺者教国』は、第2刷が2017年と比較的近年なので、確証はありませんが、図書館を当たられなくても、入手が可能かもしれません。

上記の回答(横やり失礼します。中近東の文化関係資料の追加です。の返信)

スレ主 甘粕 : 0 投稿日時:

ありがとうございます!
メモに残しておきますね

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 架空戦記を書きたいのですが

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元記事:架空戦記を書きたいのですがの返信

ご質問内容にちょっと戸惑う点がありまして、「架空戦記」の意味です。通例は、現実の過去の歴史、あるいは現実からの未来想定でで「もしこうなっていたら」というものではないかと思います。

もしそういうタイプの話を書こうとされているなら、自分は何もできません。が、例として「銀河英雄伝説」を挙げていらっしゃる(「ファイアーエムブレム」はよく知らないものの、同じ趣向らしい)。「銀河英雄伝説」ですと、上記の「架空戦記」に単純には当てはまらないようです。

一応、地球から人類が発祥して宇宙に広がったという背景程度はありますが、現実の歴史とは無縁と言っていいくらいの世界観です。タイプは、架空戦記の雰囲気を持つ、大河小説的なスペースオペラと言ったらいいでしょうか。

もし「銀河英雄伝説」のようなタイプをお考えでしたら、その銀英伝はどのように作られているかについて、多少の私見を申し上げられるかもしれません。舞台は雄大で、多彩な群像劇的な話ですが、見方によっては割とシンプルに作られていますから。

以上、予めお伺いしてみる次第です。

上記の回答(架空戦記を書きたいのですがの返信の返信)

スレ主 甘粕 : 0 投稿日時:

どちらかといえば、ファイアーエムブレム的なものを自分の手で書きたいに近いですね。
参考に銀河英雄伝説がどのようにつくられているか教えてください。
(一応、旧作とノイエ版も視聴していますが、構造的なものは把握していませんので)

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 架空戦記を書きたいのですが

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元記事:架空戦記を書きたいのですがの返信の返信の返信の返信の返信

ゾロアスターですか?!

なんだかゾクゾクしますね。すみません、そのへん現状の私の知識の範囲外なのでただちに適切な意見は述べられそうもありません。

咄嗟の思いつきとしては、そのへんなら参考になりそうなのはアレクサンドロスの東方遠征とかでしょうか?
それと創作物では、これも咄嗟な思いつきですが、ロバート・E・ハワードの「コナン・サーガ」はどうかなと。たしか、あの小説の古い日本語訳が「魔導士」という造語の最初ですよ。

上記の回答(架空戦記を書きたいのですがの返信の返信の返信の返信の返信の返信)

スレ主 甘粕 : 0 投稿日時:

ゾロアスター教の教典を持っていますので、手元に資料があり書きやすいというのがあります。
おすすめの本もありがとうございます!

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 架空戦記を書きたいのですが

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元記事:架空戦記を書きたいのですがの返信の返信の返信

そうなんですね。

質問させていただいたのは、甘粕さんが何をやりたいのかつかめなかったから。なのでもう少しいいですか?

架空戦記というのは史実の一部を改変するタイプでないとすれば、国・文化・社会制度をまるごと作ってしまうような方向に向かいやすいのかなと思いました。
しかし、「興亡史」ではないと。

普通の異世界ファンタジーでも戦乱の背景が描かれることはよくありますよね。そういう世界観の中でキャラクターの活躍に焦点をあて、それを疑似歴史小説みたいな演出で描く感じですか?

それと、よければ世界観に中東風を選んだ意図も教えていただければと。

上記の回答(架空戦記を書きたいのですがの返信の返信の返信の返信)

スレ主 甘粕 : 0 投稿日時:

疑似歴史小説ですね。
中東というか、ゾロアスター教の世界観が非常に描きやすいのと
文化や衣装など好きな要素、こだわりみたいなものでしょうか
それが選んだ理由です。

独自の国や文化、制度を作るのも好きです。

言葉足らずになってしまって、お手数おかけいたします

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 架空戦記を書きたいのですが

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元記事:「名前だけ借りた別物」の是非

近年のラノベではオリジナルのモンスターの登場は避け、ポピュラーなモンスターの使用が編集から求められるとの話を聞いた事があります。

それも踏まえて私は敢えて作中最も多く登場する雑魚敵にゴブリンでもスライムでもなく蛇のモンスターのバジリスクを使用する事にしました。

ただそのバジリスクがヴェロキラプトル風のオリジナルのモンスターに名前だけ借りてきたような状態で、オリジナルにあった毒や石化能力も(スライムやゴブリンのポジションのわらわら出てくるタイプの敵にあったら厄介すぎるとはいえ)オミットしています。
せいぜい爬虫類という事以外原型を留めていない状態に仕上がりました。

本音としては馴染み深いモンスターハンターのランポスやゲネポスをそのまま使いたかった所に適当な爬虫類系モンスターの名前を付けた結果の産物です。

他にも私がポピュラーなモンスターの名前を使うと大抵上述のバジリスク並のアレンジを加えているのですが、これは「ポピュラーなモンスター」を使ったと言えるのでしょうか。

上記の回答(「名前だけ借りた別物」の是非の返信)

投稿者 あざらし : 3 人気回答!

以下は老婆心。
ちょっと本題から逸れますのでバッキーさんがプロを目標にされていなければ全く余計なこと。心の片隅にでもプロを意識されていなければ、下手すれば悪意に受け取られないことを書いています。
嫌みなく、趣味ならばご本人が楽しめるのが最優先。とても素晴らしいことだと本心から思っておりますので、そういった意味で以下はどうか無視して下さい。

とにもかくにも、ご質問を読んで「怖っ!」ってのが第一印象。
ものすげぇ怖いことをしている(しようとしている)という自覚が欲しいです。それがあれば何もいうことはありません。
お断りしますが否定するわけじゃなく「頼むから、ちょっと待って!」というのが本音。
その前に、

>これは「ポピュラーなモンスター」を使ったと言えるのでしょうか。

これは他の方と似通った話しになるので割愛。
端的には『著者がやりたいことで、御作小説で必要なことには思えない。ただ、通しで作品を読むと印象が変わる可能性もぬぐえない。本当に必要ならば既存の名前を借りてこずに名付けからして欲しい』です。
では本題。

>近年のラノベではオリジナルのモンスターの登場は避け、ポピュラーなモンスターの使用が編集から求められるとの話を聞いた事があります。

この言葉そのものには、得心いく部分もあるのです。
ですが、
1)それは誰に向けて発した言葉なのか?
2)それは誰が発した言葉なのか?
ここが怖い。

具体的にはググったらすぐに見つかりましたが、プロ作家個人に向けて発せられた言葉ですよね。個人的にも結構好きな著者さんだったので私なりに作風も理解していますが、大前提として『著者個人に編集者が向けた言葉』です。
もちろん著者さんに罪があるとは毛ほども思いませんし、それどころか面白い読み物になっていましたが、これは読み手が注意した上で咀嚼することが必要だと思うのです。

発したのはプロの編集者、ざっくりとは『自社レーベルで売るということを第一義に、著者個人の作風・作家性を理解した上で要望をいう』こういう方です。バッキーさんの作品を読み、その上で発言した要望ではありません。
もうちょっと突っ込むと、著者さんはベテランです。編集者からすれば売れ筋を考慮して器用に立ち回ってくれるという期待もあるでしょうし、プロですから編集側の要望傾向を一部でも通すために、交渉としてドア・イン・ザ・フェイスの”落としどころ”を計算に入れた上での発言かも知れません。
また編集者だって人間です。著者との相性もあるでしょうし、どんなタイプの作家に合うオールマイティな編集者でない限りは、方向性が合致しない、ということも考えられます。
なにより著者と編集者はビジネスパートナーです。win-winの関係が根底にありますから、時点でのセッションが結果に反映されるまで、これ以外の見えない出来事が山のようにあるはずです。
事実、記事中に『編集者とやりあう』と著者さんが書いていらっしゃいますよね。お互いにプロですから、編集者は著者を納得させるのが責任でしょうし、著者は反意がある限りは編集者を納得させる理由を提示され続けることでしょう。
ってのが1)

2)はもっと単純で、プロの編集者、つまりは大前提として所属している会社、レーベルがありますよね。
編集者の発言は『うちのレーベルでは、”今は”これが売れ筋傾向! だから先生もお願いしますよ!』こういうことです。いうまでもなくレーベルにとって大正義で、もちろん私だって思うことはあっても部外者が口を挟むことではありません。受け手ですから購入するかどうかが返答です。
ですが、編集者自身も他社レーベルの最新データなんて予想の範疇を超えないでしょうし、そもそもラノベ業界全てともいってない、次の大ヒット作は解るはずもなく究極的には蓋を開けてからです。
要するに編集者さんの発言が特定のレーベルカラーに乗っかってます。(無論、二者の関係上、全くもってそれで良いわけですが)
現在、さぁいくつあるかな? という感じですが、ライトノベルレーベルとして分類すると30は下らんでしょう。
出版社一社から複数のラノベに類するレーベルを出しているのは、それぞれにカラーがあるからですね。
あくまでひとつのカラーを持ったレーベル編集者の発言です。

ラノベの傾向として『ポピュラーなモンスターを求める』というのは否定しませんが、

>本音としては馴染み深いモンスターハンターのランポスやゲネポスをそのまま使いたかった

コレを大切にしてほしい。
元ネタがあっても『なぜ使いたかったのか?』を昇華させ、オリジナルにもっていく、そこからサブキャラまで意味のある生物として創作する、場合によっては物語の主題にまで発展させる、ゆくゆくは作家性のひとつとして育てるという可能性もあるはずです。『使いたかった』をストップさせると、そこから先は何も産まれないということです。

実際のろころ、怖さを感じたのは今回のご質問や、その行方ではなく『近年』という過ぎ去った時間、流行という不安定な代物を意識された所にあります。
これはオリジナリティにとっては諸刃の剣です。それを避けるためにもプロの編集者さんが存在しているはずなんです。
同じ注目するなら、著者さんが書いていらっしゃる『編集者とやりあう』という言葉が意味するところであるべきだと思うのですよ。
編集者が予想する、そのさらに上のおもしろさは、編集者の言いなりから産まれるはずがない。だから著者はプロ、それもベテランなんです。

冒頭で『ものすげぇ怖いことをしている(しようとしている)という自覚が欲しいです。それがあれば何もいうことはありません。』というのは、これが本意です。
ここまで書いたのは単に私が小説好きだから。おもしろい小説を書く著者さんが減ると困るからに他なりません。
大なり小なり誰しも個性はもっているものですが、身の置き方次第、ご本人のスタンスにより、誰でもなく自身の手で簡単に削られ摩耗していきます。
なにとぞご留意下さい。

願わくば個性ある面白い小説を期待しております。
執筆頑張って下さい。応援いたします。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 「名前だけ借りた別物」の是非

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投稿日時:

元記事:ゲスな主人公の必要性

最近の風潮として、ラノベやそれを原作とするアニメには、「ゲスな主人公」が増えたと思います。

①モラルに欠ける
わざと相手が傷付いたり、周囲に引かれる様な言葉を平気で吐く。行動にも罪悪感が無い(様に見える)。
②礼儀を欠く
目上や年上、先輩などに対して平気で”タメ口”で話す。「お前」「あんた」「オッサン」「ジジイ」「クソババア」など、時には暴言に近い言葉も飛び出す。
③意味の通じない言葉を使う
いわゆる、2チャン用語やネット用語などの二次元用語、そして”my造語”を多用する。

これらの主人公や登場キャラクターが、総じてユーザーに与える印象は、「不快感」しか無いと思います。
どうして、ユーザーにわざわざ嫌われる必要があるのでしょうか。例を挙げると、

「青春ブタ野郎~」「YU-NO」などの主人公は、意図的にセクハラめいた発言や下品な言葉遣いをします。ただ、作中では、わざと他人に嫌われようとしている節があります。そのせいか、周囲からは狙い通りに嫌われていて、遠巻きにされる事が多いです。彼の本質を知る人物からは概ね好意を持たれていますが、正直彼らの発言や行動は、余り気持ちの良いものではありません。
「このすば」の主人公カズマは、一見すると苦労人の様に描かれていますが、意外と打算的で腹黒い面があったり、「盗み(スティール)」の技術を使って盗品を売り払うといった事もやっています。
「リゼロ~」の主人公スバルは、「エミリアたん」などの発言が、ユーザーから気持ち悪いと言われていて、余り好かれていません。
それと、あくまでも個人的な見解なのですが、「シュタインズゲート」のキャラクターは、いわゆる中二病なので色々とエキセントリックです。私は特に彼らの使う二次元用語に耐えられなくなって、見るのをやめてしまいました。作品自体は面白いのかも知れませんが、余りにネタがしつこ過ぎるとユーザーを選ぶと思います。
「物語シリーズ」では、不思議と不快感を覚えませんでした。せいぜい「こいつ馬鹿だな」くらいにしか感じなかったです。

確かに、おふざけや笑いの要素は必要ですが、この様に、ギャグでもない作品で、わざわざ主人公を必要以上に嫌われる様にしたり、ユーザー自体に嫌われたり不快感を与える様に描く必要があるのかと、私は時々疑問に思うのですが、皆さんの意見をお聞きしたいと思います。

上記の回答(ゲスな主人公の必要性の返信)

投稿者 バッキー : 2

> 総じてユーザーに与える印象は、「不快感」しか無いと思います。
自分はそうでもないです。
私はこういう特徴に当てはまる作品を割と多く読んで来ましたが、割と笑って許しました。

> 目上や年上、先輩などに対して平気で”タメ口”で話す。
特にこれは、申し訳ないのですがそこまで問題視しているのは迷える狼様とごく少数程度しか見た事がありません。
サラリーマンや貴族なら重罪ではあるものの、基本大した問題行動とは世間では思われてないという所作なのか、一応は子供向けの教育番組である平成ライダーやスーパー戦隊の主人公なんかも(明確にそうだったのは「鎧武」や「フォーゼ」「ゴーカイジャー」など)少なからずこういう言葉遣いのキャラはよく目にしますし「ウチの子が真似したらどうすんねん!」というクレームがあったという話もこの御時世でありながら聞きません。

この差異は恐らく、私と迷える狼様とで主人公へのある種のシンクロというか、作中で起きている事をどの程度真剣に捉えるかというボーダーラインの違いである気がします。

世の中には私を含め、ゲームの中での出来事などあくまで他人事と割り切った物事はある程度の非道徳を「笑い」として享受する文化もあり、極論人類の滅亡や地球の破壊といった大惨事さえ「おかしな事」として受け止められている場面もあります。
何を以てその許容範囲に個人差が出るかというと、やはり作品への没入度であるのかもしれません。

個人的には「羨ましい」と感じています。
私は「読者に同一視してもらうタイプ」の主役を書こうとしてはコレジャナイ何かが出来上がり四苦八苦しており、より「答え」に近い所にいる迷える狼様に羨望すら覚えています。

一方で、過去の質問などで仰られ「ご都合主義が嫌い」との発言もあって、迷える狼様の拘りは自分自身の可能性すら縛る「良くない拘り」になりつつあるような気もします。
読者に受け入れてもらえる主人公像の確立には、確かに書き手の倫理観がそこそこ求められるのは確かですが、どうも「その程度の事」さえ許容できないとなると、最早少しのクセも無い=凡庸で印象に残らない人物しか仕上がらないのではという懸念もあります(坂田銀時やダンテなどダメ人間やアウトローなキャラクターを好んでいる私の趣味の押し付けかも分かりませんが)

私として言えるのは「貴方が許容できる主人公像を作ればいい」ということでしょうか。
昨今、品行方正な主役や正統派のヒーローが不人気という訳でも無く、寧ろ近年の出世頭である「鬼滅の刃」の炭治郎などがおります。
自分の思う倫理観を突き詰めるというのもアリではないでしょうか。

カテゴリー : キャラクター スレッド: ゲスな主人公の必要性

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投稿日時:

元記事:主人公を苦戦すらさせずに無双させたい!

 タイトル通り、主人公を苦戦すらさせずに無双させたいのです。
 しかし、それだと『主人公を活躍させる』にしても戦闘描写が短く終わってしまうし(というか相手を瞬殺)、ただただなぜ主人公が無双しているのかという能力的な話しの設定を説明しても、面白くない。
 ラノベは竜頭蛇尾とは言いますが、あまりにもクライマックスが陳腐では、ちょっと。
 ということで、主人公を無双させるには、どんな風に描写すれば良いと考えますか。

 カテゴリーは、『文章・描写』ですが、ストーリーなどの話しでも可です。
 よろしくお願いします❗️

上記の回答(剣豪ものとか、コナン君とか、幼女戦記とか)

投稿者 あまくさ : 1

前の質問に対し主人公無双には注意が必要という意味の考えを書きましたが、今回の他の方への返信を拝見すると、

>設定上、なぜ強いのか、なぜ主人公とヒロインはラブラブなのかという点に説得力を持たせるために、二人には暗い過去が有ったりしますが、

とのこと。
そうであれば基本、問題ないと思いますよ。
俺TUEEEEの魅力そのものは理解できます。主人公に苦戦させるのはストーリーを盛り上げる有効な方法の一つですが、苦戦するシーンが長すぎたり重すぎたりすると逆に読むのが苦痛になってしまう場合もありますからね。

で、ですね。
主人公の苦戦が盛り上げのテクニックだとすれば、逆に言えば他に作品のセールスポイントがあれば苦戦は別に必須ではないということになります。なので強さの理由付けと作品のウリ、この二つを考えればよいと言えます。

パターンはいろいろありますが、時代劇ドラマによく見られる古典的なものとして、

◎主人公が事件の当事者ではない。

というやつがあります。主人公はどこからかフラッとやってきて、事件を解決して、またフラッと去っていくんです。この形なら主人公をメチャクチャ強いヤツにできます。分かりやすい例としては水戸黄門ですが、あれの原型は剣豪もの。主人公は風来坊の謎の素浪人みたいなキャラで、立ち寄った宿場町とかで代官やら豪商やら悪いヤツに苦しめられている無力な善人を助けます。最後に十数人の敵をカッコいい殺陣でバタバタ斬り伏せてしまうのが定番の見せ場ですが、特徴は主人公がドラマの本筋にあまり絡んでいないことです。

主人公がストーリーの本筋にからまない。言うとちょっと変な感じがしますよね? でも、この場合は主人公の強烈なキャラ性と無双の強さそのものに鮮烈な「主人公補正」が効いていることが条件で、それさえあれば立派に主人公なんです。ちなみにこの場合のシナリオ論的な意味でのストーリーは、悪いヤツにいじめられている善良な弱者が担います。

このパターンの原型は剣豪もの。水戸黄門はその筋立ての基本形はそのままで、無双の剣技を印籠に置き換えただけなんですね。黄門様の長いTVシリーズの中で一度だけ印籠を出さない回を作ったらファンの抗議が殺到したとか。それとシリーズを重ねるうちにだんだん印籠の前に部下が大暴れするシーンを入れるようになったけど、あれは余計なんじゃないかと思うんですね。どうせ印籠でカタがつくんなら無益な殺生をさせるなよ、みたいな。でも部下は部下で楽しそうに暴れていたから、何のことはない『オーバーロード』のアインズ軍団と大して変わらない気さえしてしまいます。
「そろそろアレを出しなさい」。弱い者いじめだよねえ(笑

……それはそれとして。
剣豪キャラのままストーリーを凝ったものにしたのが、黒澤明監督の『用心棒』『椿三十郎』。また、考えようによっては『名探偵コナン』『美味しんぼ』など、実はこのパターンなんじゃないかと思ってるんですね。コナン君は武闘ではなく頭脳の俺TUEEEE、山岡士郎は料理技術の俺TUEEEE。二人ともシリーズ通しての最終目的はあるものの、一話ごとの話では事件の当事者ではないことが多いですよね?

ここまで書いたのは、どちらかと言うと古典的な俺TUEEEEストーリー。主人公と物語が分離しているのが大きな特徴で、分離しているからこそ無双できるんです。そして分離していても成立するのは、キャラの魅力を徹底して前面に出しているからだと考えられます。
しかし、他にもパターンはあります。

先の書き込みに、現代日本の学園ものは異世界ファンタジーより主人公無双は難しいと書きました。
戦場ものや、生死にかかわる状況が普通という設定の異世界ものでは、主人公は強くなければむしろダメです。弱かったらすぐに死んじゃいますから。
その手の物語が俺TUEEEEと相性がいいのは、まずは単純にそういう理由だと思います。
くわえて異世界転移ものでは、「強くてニューゲーム」という手法が使えるのが大きいと思うんですね。特にゲーム空間型なら分かりやすくて『オーバーロード』が典型。主人公が隔絶して強いのはゲームの世界に入れ込んでスキルをアップしたためで、「課金アイテムにボーナスをつぎ込んだことがある」とかね(笑)。そもそもチートというのもゲーム用語だし。
そういうのでなくても前世での知識を利用できることをアドバンテージにしている例は多いと思います。

このジャンルで興味深いのが『幼女戦記』です。
主人公が悪役ともちょっと違うけれど、モラルとは無縁の性格。それと転生の理由が神様(存在X)の嫌がらせみたいな感じなのがユニークなんですね。打算的な主人公が、悪意のようにしつこく絡んでくる超越存在にだけは依怙地になって反抗するのがいい感じ。そういう屈折した設定とキャラクターが主人公無双に説得力を与えているという面白い例です。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 主人公を苦戦すらさせずに無双させたい!

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