小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

かろんさんの返信一覧。最新の投稿順2ページ目

元記事:ファンタジーにおけるMP制についての返信

知らん。
ただ言いたいことは分かるつもり

魔法というものに科学概念持ち込んで、インテリゲンチャぶっこいて、ドヤ顔かまして、舐めm9(^Д^)プギャーするわりに、エルフはエルフだし吸血鬼は吸血鬼。
ってかエロフと吸血姫はエロけりゃどうでもいいんじゃヴォケェェェェ!!!臭がすごい。
効率よくモテたい妄想はかどりすぎて失笑。夢というよりご都合主義の男性向け15禁オナ●ー小説だよな。

===================
反論もある

1、スポーツかて体力消費、集中力や瞬発力の消費の概念はあるし、自分でだいたい消耗度合い把握してるし、プロアスリートなら他人からパラメーター振られて管理されているよ?夢のない科学やロマンのない才能が支配する世界よ?
スポーツ科学は存在するし格闘技や軍行なんかは、かなり科学的なアプローチがあるよ?自己輸血は失格案件よ?
肉弾戦にロマン持ち込みすぎやしないかい?

=======================
魔法世界に、科学はなぜ萬栄したのか?

それは科学が【誰もが同じ結果を出すことができるほど解明&体系化されたものだから】だと思います。
みんな魔法使いたいんよ。自分も使うためには誰でも使える理由と体系がいるのよ。

それを押さえられていないものは妖怪、妖精、UFO、UMA、心霊、気功、———超科学【オカルト】と呼びます。

提唱、「MPを消費しない魔法」異能バトル系のライトノベルを「オカルト」異能バトル系ライトノベルにしてはどうでしょうか?

ジョジョの「スタンド」バトルは間違いなくオカルトね。

上記の回答(ファンタジーにおけるMP制についての返信の返信)

スレ主 かろん : 0 投稿日時:

 返信が遅くなり申し訳ございません。
 たしかに、使える人が多いほど科学的に体系づいている感じはしますね。
 そういえば、ジョジョのようにエネルギーを消費しない異能バトルもありますね。あちらはそのかわり使える条件が厳しかったりしますが。
 ジョジョは使える仕組みや起源が僅かながら解明されてると思いますが、それでもその仕組みがバトルに絡んでくることがない。使える人もそれなりにいる。だからこそ、制限というのがあるんだと思いました。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: ファンタジーにおけるMP制について

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元記事:ファンタジーにおけるMP制についての返信

納得がいかないなら、自分で代わりになるものを考えりゃいい。
誰も思いつかないから無いだけではないかな。

魔力だけではないよ。
能力バトルには基本的につきものでしょう。
霊力なり精神力なり、言葉が変わってるだけで基本的に使用するたび何かしらのエネルギーを消費する。
これは人間社会の基本ルールというか常識なので、理解しやすいんですよ。

一方で、「バトル」ではない場合は魔力という概念すら登場しない場合もあります。
例えば――ラノベでパッと思い浮かばないけど、漫画の「フライングウィッチ」など日常系のエブリデイ・マジックなんかは基本魔力を使うという描写はありませんね。
戦闘しない場合、そうしたシビアな設定は必要ないので、設定的にあったとしても書く必要がないのでしょう。

というのも、読んでりゃわかると思うんだけど、「魔力消費」と言うものの、魔力なんてものはあってないようなものなんですよね。
パラメータが見えるわけではないし数値として明確にされてるわけでもないし、主人公は凄い魔法を連発したり消費がでかいとされる魔法を簡単に使ったりする。
単に「今回の魔法は魔力コストが良い」とか言いたいだけ。
あるいは「強力だがコストが大きいから常時使用はできないな」と使用制限をかけたいだけ。
魔力消費するとは言え、その数値が明確でない以上、作者としては好きにできるでしょ。
一発撃てば魔力が空になりそうな魔法を2連発させることだって、別に可能なわけですよ。
ようするに「魔力消費」というのは戦闘を彩るスパイスとしての役目が強いんです。

魔力に変わるアイディアがあれば良いというわけじゃない。
そのアイディアがちゃんと機能するか、という事を考えると「魔力消費」に代わるアイディアはそうそう無いかと思います。
たまに媒介消費タイプのを見かけるけど、例えば魔石を消費して魔法を行使する的な。でもこれだって結局は「消費」でしょ。「魔力」が「魔石」に変わっただけ。本質的には何も変わってない。

ああ、そうだ。一つだけ、設定的にもほぼ「術者の何かを消費してるわけじゃない」という設定のバトルものを思い出しました。
漫画「鋼の錬金術師」です。
あれは確か、知識によって物質変換を行ってるだけで、設定的には地熱エネルギーだか地殻運動だかを利用して術を行使してるんだったっけな?
おや。変ですね。
「術者の何かを消費してるわけじゃない」という設定なのに、かろんさんが言う「専用の神経がある」よりもずっと「科学っぽい」設定じゃないですか。

ぶっちゃけ、「回路」とか「神経」とか「地殻運動」とか、そういう単語が科学を連想させてるだけで、「魔力消費」自体は別に科学ではなく普通だと思いますよ。
異世界でも「お金を支払ってモノを買う」でしょ。
つまり「お金を消費して何かを得る」でしょ。消費して効果を得るシステムは科学じゃなく、文明において普通のシステムじゃないかな。
魔法の仕組みを説明しようとすれば一般読者にも理解できる方法で説明することになるので科学に例える事が多いし、魔法バトルものなら魔法がメインなので魔法について説明せざるをえない場合が多いでしょう。
まあぶっちゃけ説明しなくても成立するんだけど、アマチュアは特に説明しないと気がすまないので、そういう説明がつきもの。
というのが現状でしょうね。

上記の回答(ファンタジーにおけるMP制についての返信の返信)

スレ主 かろん : 0 投稿日時:

 返信が遅れ申し訳ございません。
 どうやら、科学と魔法の差別化を考えるあまり、「魔法にエネルギーなんて必要ない!」というのを何が何でも押し通そうとしていたようです。
 たしかに、何かと何かの交換はどこでも起こり得ますからね。
 ありがとうございます。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: ファンタジーにおけるMP制について

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元記事:ファンタジーにおけるMP制についての返信

 ドラコンと申します。かろんさんのご質問趣旨からは外れるかもしれませんが、私見を申し上げます。

 小説での魔法の発動は、『ドラクエ』のように、「手ぶらで呪文を唱える」よりも、アイテムを用いるほうが、やりやすいかと存じます。イメージとしては、『ドラえもん』のひみつ道具の感じです。

 アイテム制であれば、そもそも手元になければ、魔法は使えません。また、魔法アイテムは使用回数が決まっていて使い捨てだったり、エネルギーが切れたら魔法使いに注入したもらう必要があったりするでしょう。それに、強力な魔法アイテムは値段が高いことが多いです。

「魔法が使い放題だと面白くないので制限が必要」の条件を満たす一案になります。

 それに、魔法アイテムなら、魔法使いでなくても使えます(使用者が魔法使いに限定される場合もあり)。『ドラクエ』から発生した『不思議のダンジョン トルネコの大冒険』の主人公、トルネコは商人なので、魔法は使えません。ですが『トルネコの大冒険』では、呪文と同等の効果を持つ、巻物や杖が出てきます。

 魔法アイテムを用いた作品の例を挙げます。

『レベル99冒険者によるはじめての領地経営』(藤崎、モンスター文庫)
「小説家になろう」発の作品。MP制との併用ではあるが、「魔道具(マジックアイテム)」が出てくる。主人公は最高位の魔法使い。戦闘時には魔導書を用いている。また、2巻では王家から軍役の金納を求められた際、魔道具での物納を認めさせて(主人公が魔道具を作れば材料費だけで済む)、実質金納を半額に値切っている。ちなみに、作中の魔道具は現実世界で数百万円単位するものもザラ。

 魔法の設定については、私もこの掲示板で質問したことがあります。ご参考までに、リンクを張っておきます。

 https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/counsel/novels/thread/956

上記の回答(ファンタジーにおけるMP制についての返信の返信)

スレ主 かろん : 0 投稿日時:

 返信が遅くなり申し訳ございません。
 リンクを拝見しました。リンク先の回答にある、魔法を使えなくする条件に物語を与えるというのは、随分使えそうだと思いました。ありがとうございます。
 そして魔法の道具ですね。例えば、魔法の道具を使えはしても作ることができない人、というのは、それが弱点になり得るので、いい案だと思います。
 剣や槍にも剣術や槍術があるように、武器に相当する魔法を持っていて、その魔法の使い方というのが発展している。そして、使うのに作り方を覚えなくても良い、となると、いざ剣を取られた時に苦労するわけです……こう考えると、ナイスだと思えました。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: ファンタジーにおけるMP制について

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元記事:ファンタジーにおけるMP制についての返信の返信

「代償提示タイプ」に関する補足ですが、重いものはその取引内容だけでひとつのストーリーになることが多く「鋼の錬金術師」「人魚姫」「ベルセルク」等、その作品の中核になっていることが多いです。

そして軽いものを思い出しました。妖精「ブラウニー」なんかは「掃除の報酬」=「一杯のミルク」が妥当とみなしています。なので、特定の好物に弱いキャラクターひとりと繋がりがあって、それをおねだりされる代わりにそのキャラクターができる範囲のことをしてもらう、という召喚タイプに近い関係がほどほどに使いやすいかもしれません。

わかりやすい例で言うと……最近のドラえもんとかかな……。久しぶりに見たら、ときどきドラ焼きのために悪魔に魂を売りそうなくらいの執着見せたりしてるんだもんな……

上記の回答(ファンタジーにおけるMP制についての返信の返信の返信)

スレ主 かろん : 0 投稿日時:

 返信が遅くなり申し訳ございません!
 取引を説明するストーリーは大分面白そうだなと思います。
 そして、特定の好物ですね、大変参考になりました。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: ファンタジーにおけるMP制について

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元記事:接続詞についての返信【意味わかんない】の返信の返信の返信の返信

≫三点リーダや改行を使って文章を構築するのが、いわゆる初心者の書き方

 これ実は読者サイドにも、結構当てはまるんです。
読書なれしていない人が、分からないなりに本文からキーワードや言葉を拾って「あ、こういうこと言いたいんやな」と汲み取ることができるから。

 好きな作者さんで、作中でパワー・ワードという言葉を使うことがあるんですが、
【覆面海パンなら30分だぜ】
【発光する半裸】
【なんで頭が鮭!?】
【「こんにちわ、死ね!!」というより「死ね!!(※こんにちわ)」】
とかは単語としても普通に異様なので、読者が流し読みとかしていても「え!?何事!?いったい何、ヤバいちゃんと知りたい、読み込まねば!」となったりします。

あとは『読者に挑戦する』系の推理小説なんかだと、犯人を当てたい心理から、読者は必要以上に真剣に読みたくなるので、キャラの魅力を読者が拾いやすい。キャラの魅力を押したい作品ほどサスペンス要素やデスゲー(人狼ゲーム)要素があったりします。

そういう工夫や技術で読み飛ばさせない、あるいは読み飛ばし前提で文字を組む、とかは戦略的にありだと思います。
====================
≫反差別のような小説は、差別の当事者か何かでないと、書けないのでしょうか。

 勘違いさせました!!推敲で必要な文章削りすぎた・・・・やっぱ文章は読むに限る。

 伝えたかったテーマは『人気作だからって、誰もが高評価する読者だと思うなよ!?』です。

ただ【人気作を批判したい】とか【理解できないから嫌】とかではなく、一応読んだうえで、こういう理由から好きじゃない。という感じ。同じ男女差別をテーマにした作品だと【乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です (わい/三嶋 与夢)】がすきです(笑)「こっちのが人気作品じゃねーか!?」とか、「いやいやこれ・・・・・・男性蔑視への反発では・・・」とか「これそういう話じゃないからぁ!!?」というツッコミは笑って受け流します。
============================

気のせいなら再びジャンピング土下座案件ですが、文中から「こんなんで人気出るの、おかしくね~?」「この話つまんないよね?俺の書いた物語のがダンゼン面白いよね~?」臭を感知しました。スイマセンm(__)m
その感情がある人に、単に「これ好きじゃない」と伝えると『分かる~駄作だよね~糞だよね~(ディスり仲間)』『はいはいソーダネ(鼻ホジ)』と取られるかなーと思ったので、あんな書き方しました。

上記の回答(接続詞についての返信【意味わかんない】の返信の返信の返信の返信の返信)

スレ主 かろん : 0 投稿日時:

>人気作だからって
こちらこそ、誤解してしまってすみません!
自分は割と好きな部類ですね。ちょっと危険な香りもしますが……。
あと、乙女ゲー世界の本も参考にしておきます。

>こんなんで人気出るの、おかしくね~?
>臭を感知しました。

というか、自分はいつも他人の文章の粗探しをするタチなので、それが出てしまったのかもしれません。
例の小説の文章を、否定はしません。が、自分の目指すものと、方向性が違っていて、もしや、自分の文体は、全くウケないのではと、不安になったのです。

とある純文学の書き方の本に、接続詞は省くもの、というように書いてありました。
しかし、ライトノベルの典型とも言えるこの小説は、そうではない。
そればかりか。
句点まで打って、改行し、目立つようにしてある!
であれば、純文学的な文章と、ライトノベルの文章が、相容れないものであると思わざるを得ず。

普段本など読まないのに、気まぐれで読んで、これまでにないほど気持ちいいと感じたあの文章を、極めてやろう、そして、萌え小説に応用してやろう、という心持ちだった自分には、(少なくとも、なろうの)ライトノベルが速読以外を受け付けないのではという予感は、甚だ不安でしかなく。

純文学など、碌に読んだこともないのに、純文学の文章はこうだ、と決めつけるのはどうかと思いますが。
今から純文学的な文章を勉強しよう、という意気込みをもって望むラノベ作家志望には、充分、考えを思いとどまらせるだけの材料だったわけです。

とはいえ、読むせんさんのおっしゃるような、「パワー・ワード」を使うのは、効果的だと思いましたので、再び勉強の気概も湧いてくるというものです。古典の知識を身につけたり、広辞苑を読んだりするのがいつになるかは分かりませんが……。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 接続詞について

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元記事:女子キャラの設定をどう作れば良いだろうか…

中々異性の設定が上手くいかず、名前はどうにかなるが口調や仕草、女性(女子)が感じる物の感覚がうまく決められません。
皆さんどう言ったように異性のキャラクター設定を作っていますか?

上記の回答(女子キャラの設定をどう作れば良いだろうか…の返信)

投稿者 大野知人 : 1

 A.作るのが難しいものは作らない。

 どうせ、脚本の都合とか、自分のやりたいネタとかそういう問題があるので。
 『作るのが難しい』場合、他の物を作っちゃってから、最後に他の物との兼ね合いで作る。

 『こういうエピソードに登場させたいな』→『主人公がボケだから、ヒロインはツッコミとか常識人ポジにしようかな』→『じゃあ、取り合えず優等生で』
 『終盤で主人公のトラウマに関わるシーン入れよう』→『主人公が立ち直る時、ヒロインの一言がキッカケになるとネタとして美味しいな』→『じゃあ、特定の状況で強気になるキャラにするか』

 みたいに。
 エピソードとか、他キャラとの絡みとかで、割とフレキシブルに決めます。

 口調とかは、面倒な時は適当なラノベからマルパクリすることすらありますが。ラノベそのものの母数が多いので、どうせバレませんよ。
 マルパクリが嫌なら、なん十冊か読んでパターンを学習し、自力で作っても構いませんが……。大体皆似たような口調ですよ。一冊当たり4~5人も女性が登場すれば、4冊に一人くらいは同じ口調のキャラが居ます。そんなもんだ。

 仕草に関しては、町なり学校なりに繰り出して、5~6時間適当にほっつき歩いていればいいでしょう。
 極端に誰かを凝視しなければ、『あ、観光客/お上りさんだな』と勝手に勘違いされるので、そこら辺を徘徊して『女の子ってこういう動き方するんだなぁ』ってのを見なされ。
 それが面倒くさいなら、これも適当なラノベからパクりましょう。台詞パクった元のラノベと一緒だとバレやすくなるので、別のラノベで。

 物の感覚についてですが、要る?
 多分、読んだ感じ男性主人公で書いてるように見えるんですが、恋愛だろうが会話だろうが、『相手の価値観を理解する』事なんてハナから不可能です。
 アキラメロン。

 てな感じでございます。
 何かの参考になれば幸いです。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 女子キャラの設定をどう作れば良いだろうか…

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投稿日時:

元記事:書き出しの良し悪しの判断基準がわからない

 私は、人間が信用できないし、人間が大嫌いだ。
 なぜ人間に生まれてきてしまったのだろうと疑問を抱くほどに。
 できる限り仕事の同僚との付き合いも避けた。人前で本名を名乗ることも避けた。表の社会に顔を出すことも避けて生きてきた。だから、友人と呼べる親しい人はいない。こんな性格になったのには原因がある。
 もともと人付き合いはよかったとはいえない。だが、たまにしゃべるくらいの友達はいた。人数でいえば2、3人くらい。クラスメイトから見た私の印象は、教室の隅で読書をしている地味な女子だったと思う。このころはまだ、人間嫌いというわけではなかった。あの事件が起きるまでは。
 小学2年生の時、義母の家庭内暴力が始まったのだ。
 もともと家は父子家庭だった。父曰く、母は私が生まれてすぐに死んだと言う。父は仕事と育児に追われながらも一人娘である私の遊び相手までしてくれていた。そんなある日、父は家にちょくちょく綺麗な女の人をつれてくるようになった。女の人は父だけでなく私にも優しく接してくれた。そんな様子を見て安心したのだろう。父はその女の人と結婚して女の人は私の義母となった。それが丁度、小学2年生の時だった。
異変は結婚して1ヶ月経ったころだ。義母は父のいないときに暴力を振るいはじめた。理由は、父だけを愛していた。つまり、私が邪魔だったのだ。暴力に耐えかねた私は父に助けを求めた。だが、無駄だった。父は私よりも義母を愛していた。父もまた、義母と同様に私に暴力を振るいはじめた。父にとって私はいつしか邪魔な存在となっていた。そして、私は二人分の暴力を受ける地獄の日々を送ることになった。
当然、誰も気づかないわけがない。学校のクラスメイト、先生、それから近所の人も気づいていた。だけど、みんな見て見ぬふりをした。それはまるで『巻き込まれたくない』といっているように見えた。だけど私は助けを求めた。無駄だったけど。
 家庭内暴力はエスカレートし、皿で頭を殴られたり、包丁で手を刺されたこともあった。次第に痛みも苦しみもなくなり、涙も枯れていった。
 そして私は、小学2年生にして人間不信に陥ってしまった。
 そんな私に転機が訪れたのは小学4年生の時だ。
 なんとなく外の空気を吸いたくて、深夜にこっそりと家から出た。
 向かった先は繁華街。夜の繁華街はがやがやと騒がしくて気を紛らわせるのに丁度良かった。
 ふらふらと一人歩いていると、後ろから口を塞がれた。口を塞いだハンカチから、薬の匂いを感じるのと同時に意識を飛ばした。
 夜の繁華街は、治安があまりよくないのを私は知っていた。
 目を覚ませば真っ暗だった。死んだのかな、と思って手や足や口を動かしてみれば何かで縛られていることに気がついた。
「おーっと、嬢ちゃん。あんまり動くとおじさん痛いことするぞ?」
 ぐいぐいと頬を鉄のような冷たいものを押しつけられた。
 誘拐か。
 理解に至るまでそう時間はかからなかったし、思っていたより恐怖も混乱もないのでむしろ安心した。
 家庭内暴力の成果がここで役立つことになるとは思わなかった。
 抵抗する理由が無かったので取りあえずじっとしておくことにした。

ドゴン!
ガッシャーン!

 何かが壊れる音がした。
「てめぇ、いきなり入ってきやがってなんなんだっ!」
「おい、おめぇらそいつぶっ殺せ!」
 男たちが怒号をあげながら、走って行くのが聞こえる。
「男一人になに手こずってやがる!」
 ものが壊れる音、走る音、銃声らしき破裂音が徐々に減っていく。
「畜生っ!」
 残るのは、一つの銃声と二人の足音。

グハァ────!

 男は殴られたのだろうか、次の瞬間、身動きできない私の身体に物が落ちたような大きな衝撃が床から伝わってきた。
 残った一つの足音がこちらに向かってくるのがわかる。
 足音が近くで止まったのかとおもえば、途端、手足が自由になり、視界がクリアになった。
 目の前には短髪の20代くらいの青年がいた。
「あとは好きにしろ」
 そう言い残し、青年は部屋を出て行った。
 周囲を見渡せば、そこはどこかの事務所のようだった。事務所は荒らされていて、床には横たわり血を流す5人の男。死んでいるようだった。
「待って!」
 気がつけば私は青年を追いかけていた。
 意外にも青年は足を止めてくれた。
「私は殺してくれないの?」
 我ながらとんでもないことを口走ったなと思う。でも、訂正する気なんてさらさらなかった。それは、本心で言ったことだからだ。
 死んだようにただ息だけをして生きていくくらいなら、死んだ方がまだ幸せなんじゃないのかなと思った。
 自殺の選択肢もあったが、ただ自殺するだけじゃつまらない気がして自殺する気が起きなかった。
「‥‥‥金にならない仕事はやらない」
「お金! いくら出せば殺してくれますか?」
「ひとり500万」
「500万‥‥‥そんな‥‥‥」
 高いとは思っていたが、そこまでとは思わなかった。とてもじゃないが、小学生に払える金額じゃない。
「おまえもしかして────」
 青年が私のパジャマをめくりあげた。
「ああ、そういうことか」
 どうやら私の状況を理解したらしい。
 私の身体には無数の傷や内出血の痕があったのだ。
「今日からおまえを俺の弟子にする。一緒に来い」
「ん?」

 ドユコト?
 
 何が何だかわからず、目が点になったまま、言われるがままに青年の車に乗せられ、着いた先は田舎の平屋だった。
「入れ」
「お、お邪魔します」
 予想しなかった展開に驚きつつも、家の中へ入った。
 ちゃぶ台のある部屋に案内され、畳の上に腰を下ろした。
「あの、弟子って?」
 はやく疑問を解決したくて、私は話しを持ち出した。
「俺はおまえと同じだ。だから、俺はおまえを弟子にする」
 青年は、まだ出会ってまもない私に自身の昔話をしてくれた。
※※※
 俺は幼少期に家庭内暴力を受けていた。暴力は物心つく前からだったため、これが当たり前なんだと思っていた。
 だが、小学校に通い始めて外に出る機会が増え、それが違うことに気がついた。
 親子が手を繋いで幸せそうに笑っている。親子が遊んで笑い合っている。ありえないとはじめこそ思ったものの、それが普通であるということに気づき、絶望を知った。
 そして、その普通が羨ましいと思った。だから俺は、はじめて両親にねだった”普通の愛情”を。
 しかし、そんな俺を煩わしく思った両親の暴力は次第にエスカレートしていった。真っ先にこみ上げてきた感情は怒りだった。なぜ自分は愛されないのか、なぜみんなもらっているのに自分はもらえないのか、そうして怒りの矛先はクラスメイトへと向けられ両親にされていた暴力をクラスメイトに加えた。
“みんな俺と同じになればいい”
 そんな想いからの行動だった。
 当然、大問題となり両親を呼び出しての謝罪、そして自宅謹慎となった。
 家にいるのも学校へ行くのも嫌になり、家出をした。
 当然、子供だから雇ってくれるところはなかった。だから、ゴミを漁って食べたり、盗みやスリで、どうにか食いつないでいた。
 そうしているうちに、がらの悪い連中とつるむようになった。
 普通のバイトで稼ぐよりもそういった連中と手を組んだ方が稼ぎが多いし、自分と似たような境遇の奴もいたからだ。
 それからより稼ぎのいい職を求めて転々とするうち、最終的にたどり着いたのが『殺し屋』だった。
 俺は家庭内暴力を受けてきただけに、人を殺すことに対する抵抗も恐怖もなかった。
 痛みにも苦しみにも慣れていたため、俺にとってはまさに天職だった。
 殺し屋という仕事にも慣れ、5年経った今日、ヤクザからの依頼で敵対するヤクザの頭を殺すことになった。事務所に入ってすぐ、ヤクザもついには誘拐にも手を染めたのかと思った。仕事を終えて、気まぐれで人質を解放した。まさか、自分を殺してくれなんて言われると思ってもいなかった。まさかと思って、パジャマをまくり上げれば、痛々しい無数の傷跡、内出血の痕がいくつもあった。見覚えのある光景に、記憶がフラッシュバックした。
 これは────俺だ。
※※※
「俺はおまえを重ねてみた。だから、同情したし、ほっておけなかった」
「だから、あなたの弟子にと?」
「あぁ」
「断ったらどうなりますか?」
「好きにでていけばいい。殺し屋になるならここで面倒みてやるが」
 ある意味脅し。だけど、私には関係のないことだ。悩む必要なんてどこにある? もう、私は決まっている。
「これからよろしくお願いします。師匠」
「師匠はやめてくれ。あと敬語もいい」
「じゃあ、『お兄ちゃん』?」
ボンッと噴火するような勢いで、青年の顔が真っ赤に染まった。
「‥‥‥じゃあ、それで」
 と、ぼそりと呟くように言う青年を見て私はにやりとした。
「お兄ちゃん?」
 と今度は悪戯っぽく呼べば、
「おまえ、わざとだろ?」
 と言われてしまった。
 同情とかじゃなくて案外、ロリコンだから助けてくれたのかな? と思ったりもした。

という内容を冒頭で書いたのですが、いまいちこれが良いのか悪いのかわかりません。ご指導、ご意見、よろしくお願い致します!

上記の回答(書き出しの良し悪しの判断基準がわからないの返信)

投稿者 サタン : 0

「プロローグ相談板」のほうが良いのではないでしょうか。
ここは創作相談板なので感想程度の意見にしておきますが、

あくまで「冒頭は」という意味で言えば、悪くないと思います。
冒頭は「これがどういう物語なのか」を説明する場所で、さしあたってそれが出来ていれば問題ありません。
そして、内容はともかく、御作は「暗殺者の男と弟子の少女の話」という作者が書きたいものの提示と物語の主旨説明が出来ているので、繰り返し「冒頭の役目を果たしているか」という意味で答えれば、悪くはありません。

ただ内容は、技術不足な点が目に付きます。都合の良すぎる展開でセリフも感情が入っていない棒読みのようです。
このあたりは書いてりゃそのうち改善するでしょうから、今は気にすることではないと思うし、いちいち指摘する事でもないでしょうが……ええと、はっきりと結論を言えば、
正直、出来栄えを問われたなら酷評を返しているでしょう。ツッコミどころが多いです。
でも、「冒頭」としては先に書いた通り役目を果たしているし、ちゃんとできてると思います。
技術不足な点に目を瞑って読み続けていれば、次第に面白いと思えるようになる事もあるでしょう。

うーん。
「冒頭の役目は果たしている」という「コレ」に名前がないからなんとも説明しにくいんだけど、
例えるなら御作は、酷い見た目の家だしすっごく住みにくくてやってらんないけど、一応家としての機能は果たしている。という感じ。
えっと、わかるかな……。
見た目も住心地も大事だけど、それらがしっかりしてても家としての機能が果たせてなかったら、そりゃ家じゃないよね。
そういう大事な部分は一応出来てると思うよ。という話です。
もちろん、「この冒頭は」という事であって、「この物語が良い」というわけではありませんが。
物語の良し悪しは全部読まなきゃわからないので。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 書き出しの良し悪しの判断基準がわからない

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投稿日時:

元記事:温度差

こんばんは。
一ヶ月も書けないで居ます。新入部員との温度差を埋める事を考えてもなかなか書けません。駅伝のアニメも始まり参考になるかと思い見てますが私の想像とは違う感じです。諦めて普通に書くのもネタも少なく困ってきてます。何か助言をお願いします。

上記の回答(温度差の返信)

投稿者 サタン : 0

まず、「温度差を埋める」と言う以上、その温度の「差」は書けてるんでしょうか?
書けてなけりゃ埋めようがないので、現状から一手で改善するようなミラクルは起こりえません。
「冷めてる部員」と「真剣な部員」による温度差でしょ?
だったら、「冷めてる部員」のエピソードはちゃんと書けてる?
おそらく「真剣な部員」のほうがメインだと思うけど、「どれほど真剣か」というエピソードは書けてる?
書けてないんだとしたら、そもそも「埋めるような差が物語にない」ので、どうしようもない事はわかりますよね。
「新入部員は真面目に練習しない」などの設定を書いただけになってない?
あるいは作者の中に「そういうイメージがある」だけになってやいないかな?

漠然と「こういう物語」と考えるのは、最初の取っ掛かりとしては重要な事だけど、ソレを一発で形にすることは難しいので、「こういう物語」を「どういう物語」にするのか分解して考える必要があります。
何度も書いてしまうけど、「温度差」ってことは「暖」と「冷」での「差がある」ってことでしょ。
だったら「暖」について書かなきゃいけないし、「冷」について書かなきゃいけないし、これでようやく「差がある」ということが伝わるわけだから、それが出来た後で「どうにかしよう」って物語が書けるんじゃないかな。
つまり「温度差」を書くなら、
「冷めてる部員」についてのエピソードをまず考える必要があって、
「真剣な部員」についてのエピソードを考える必要があって、
この二つの物語があってようやく「それをどうにかする」という温度差の物語を書けます。

また、主人公側、おそらく「真剣な部員」側は、これまでの物語で「主人公が真剣な理由・事情」などが語られてたりするので省略することもできますし、いちいち書いてたらページが嵩むので基本は「真剣な主人公」というエピソードを事前に作っていたりします。
そうすりゃ「冷めてる部員」の描写から始まってそのまま「温度差」のエピソードに入れるからね。
要するに、「温度差」という問題を扱う前にすでに準備が整ってる構成にするのがプロでは普通です。

プロの作品を例に出したのは、「参考にする」という場合に、どうも作品の外面のイメージだけしか見て無くて、こうした構造など骨組みが見えてないんじゃないかと感じたためです。
そんな参考の仕方じゃ、「これから自分が書こうとしてる事」に完全一致するモノでないと「なんか違うなー」って事が続くと思いますよ。
そんで、実際限りなく近いものがあったとしたら、それはそれで「やばい、同じだ、パクリに思われる」とか思っちゃうわけでしょ。
一致してなけりゃ「違う」と思い、一致してたら「パクリになるかも」なんて思って避ける。
そりゃ参考が見つからないのも当然だと思いませんかね……。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 温度差

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投稿日時:

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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