>劣等生でなくても、極論言えば学年主席でも陥る可能性があるもの(この時点で成績関係は除外です)
そういうふうに考えて、「だから、成績関係のピンチ」は無いなと簡単に切り捨ててしまう。そのへんの思考に、アイデアの幅を狭めてしまう原因があるかもしれませんよ。むしろ得意分野で挫折させる方が、そのキャラにとってもショックが大きく、ストーリーとして面白いのではないでしょうか? そう考えると、みすみす宝の山を逃しているかもしれません。
どうして、学年トップの優等生には成績がらみのピンチは有り得ないのですか? 本人の体調や家庭のトラブルなどで一時的に成績が落ちることもあるだろうし、そういうアクシデントが無くてもパラメータの高い人間にはレベルに応じた悩みや挫折もあるでしょう。ベタな展開として、成績優秀でそれをプライドの拠り所にしていたところ、大して頭がよさそうに見えない転校生に上を行かれて愕然とするとか。むしろ陳腐なくらいよくあるパターンです。
パッと考えて「これは無いだろう」と思った時こそ、「いや、少し捻れば何かあるんじゃないか?」と。そういう思考の切り替えができるかどうかが、アイデアを生み出すコツに一つではないでしょうか。