私は別の仕事を持っているので、ここ数年、長編は書いていません。なので、この板での意見は具体的な執筆については以前一番書いていた頃のことを思い出して述べています。
>推敲?をするべきなのでしょうけど……
推敲をするべきかどうか迷う程度まですでに纏まっているのなら、推敲の内容は誤字チェックと、全体を流して読んで、
・違和感のある言い回し
・もたついていると感じる箇所
・分かりにくい文章
を直す程度で良いと思います。あとまあ、
・キャラの性格設定上、ブレた言動をさせている箇所がないか?
・伏線の追加は必要ないか?
などに注意します。伏線追加まで行くと多少大きな書き直しになるので、こういうのはプロット段階で済ませておく方が望ましいですが。
>冷却期間は必要?
私の場合は、初稿を書き終えてから最低2週間は寝かせてから推敲した方が良いと感じていました。そのくらいおかないと自作を客観視できないので、上記のような諸点をチェックするだけでも見落としが出ましたね。もっと後になって読み返して、「え? どうして、こんなことに気が付かなかったんだろう?」と思うことが多々ありました。誤字もですが、キャラの言動に明らかな矛盾があるような点が自分で分からなかったりするんですよ。これは、執筆中は自作に対する脳内補正みたいなことが起こっていて、書き終えた直後から1~2週間はその熱が残っているからだと思います。
>普段どのような環境で自分の作品を読み返して添削しているのか
プリントアウトして赤入れする方が良いという意見もありますが、個人的にはPCオンリーの方がやりやすいですね。紙よりも格段に編集が楽だからです。
* * *
補足。
上にキャラの言動の明らかな矛盾と書いたのは、プロットレベルの根本的な矛盾ではなく、「こういうキャラはこの場面でこんなことは言わないだろうな」というくらいの部分的な修正の効く矛盾のことです。推敲時に気が付けば簡単に修正できたのに、何で気が付かなかったんだろう?と悔やむ類い。
もっと根本的な矛盾はプロット段階で絶滅させておくべきで、書き終えてからそういうミスに気が付いた場合は、かなり修正が困難になります。