ラノベのメインヒロインは、ゼロ年代では、「ゼロの使い魔」のルイズ、「とある魔術の禁書目録」の御坂美琴、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」の高坂桐乃というように、ツンデレヒロインが主流でした。
しかし、 2011年7月に刊行された「魔法科高校の劣等生」が登場したあたりから、ツンデレヒロインがメインヒロインの座から転落し、主人公のことが最初から大好きな全肯定型ヒロインがラノベの主流になったように思えます。
魔法科高校の劣等生は、ヒロインの司波深雪が主人公の兄・司波達也を褒める台詞「さすがはお兄様です」が代名詞となり「さすおに」と呼ばれます。
この「さすがはお兄様です」と、褒められる快感が、承認欲求を求める読者にとって、あまりにも強烈だったため、ツンデレキャラとの逆転現状が起きたと考えます。
ツンデレのツンの部分を読者が求めなくなった。
承認欲求を得る上で、ツンが不安定要素として捉えられるようになった。ということかと思います。